JP2534631Y2 - 熱可塑性合成樹脂製の液体用容器 - Google Patents
熱可塑性合成樹脂製の液体用容器Info
- Publication number
- JP2534631Y2 JP2534631Y2 JP9272890U JP9272890U JP2534631Y2 JP 2534631 Y2 JP2534631 Y2 JP 2534631Y2 JP 9272890 U JP9272890 U JP 9272890U JP 9272890 U JP9272890 U JP 9272890U JP 2534631 Y2 JP2534631 Y2 JP 2534631Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mouth
- liquid container
- synthetic resin
- sheet
- thermoplastic synthetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Bag Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、熱可塑性合成樹脂で構成された液体用容器
の口部に関する。
の口部に関する。
（従来技術及び本考案が解決しようとする課題） 合成樹脂シートで成形された液体用容器は、強くて軽
く、また耐薬品性、衛生性に優れていることから、洗
剤、現像液、漂白剤などの薬品類、醤油、食酢、日本酒
などの食品類等の容器として多用されている。
く、また耐薬品性、衛生性に優れていることから、洗
剤、現像液、漂白剤などの薬品類、醤油、食酢、日本酒
などの食品類等の容器として多用されている。
そして、これらの液体用容器においては、その口部は
通常はキャップを取り付けて密封する構造が採用されて
いる。
通常はキャップを取り付けて密封する構造が採用されて
いる。
本件考案は、かかる液体用容器において、その口部を
キャップで密封するのに代えて、融着により、すなわち
熱シールで密封するようにした容器に係る。
キャップで密封するのに代えて、融着により、すなわち
熱シールで密封するようにした容器に係る。
しかして、この種の液体用容器の一例を第１図に示
す。この第１図は容器の斜視図である。ここにおいて、
１は液体用容器本体、２は容器成形時の継目、３は口部
で扁平な形状であり、容器本体１から突出している。４
は口部３の開口部である。この液体用容器には、開口部
４より液体を注入し、注入が完了した後、その扁平な口
部３の相対するシート５、６を融着することによって密
封する。
す。この第１図は容器の斜視図である。ここにおいて、
１は液体用容器本体、２は容器成形時の継目、３は口部
で扁平な形状であり、容器本体１から突出している。４
は口部３の開口部である。この液体用容器には、開口部
４より液体を注入し、注入が完了した後、その扁平な口
部３の相対するシート５、６を融着することによって密
封する。
このように扁平状の口部を有する保形性の液体用容器
においては、その口部を熱シールすることに依り密封す
る。そのため、熱シールし易いように口部３の相対する
シート５、６は第３図の断面図に示すように互いに密着
するようにほぼ平行に、ないしは口部の根元部分から口
部の先端にかけて内方向にテーパー付けされていた。し
かしながら、このように、口部のシート５とシート６と
が密着するように成形すると、特に腰のあるシートで構
成した液体容器の場合は、液体を注入すべくシート５と
シート６の接合部７、８を押圧して口部を開口する際に
極めて大きな力を必要とし、或いは、この押圧した際に
シート５とシート６とが重なった状態で同一方向に一緒
に押し曲げられ開口しないことがあり、そのため注入操
作に難渋を来たしていた。
においては、その口部を熱シールすることに依り密封す
る。そのため、熱シールし易いように口部３の相対する
シート５、６は第３図の断面図に示すように互いに密着
するようにほぼ平行に、ないしは口部の根元部分から口
部の先端にかけて内方向にテーパー付けされていた。し
かしながら、このように、口部のシート５とシート６と
が密着するように成形すると、特に腰のあるシートで構
成した液体容器の場合は、液体を注入すべくシート５と
シート６の接合部７、８を押圧して口部を開口する際に
極めて大きな力を必要とし、或いは、この押圧した際に
シート５とシート６とが重なった状態で同一方向に一緒
に押し曲げられ開口しないことがあり、そのため注入操
作に難渋を来たしていた。
本考案は上記の欠点を改良した口部を有する液体用容
器を提供することを目的とする。
器を提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 本考案者は、前記液体用容器の口部の形状について種
々検討した結果、扁平な口部の相対するシートの少なく
とも一方を、口部の根元部分から口部の先端に向かって
外方向に反り返らせることによって前記欠点のない容器
が得られることを知見し、本考案を完成した。
々検討した結果、扁平な口部の相対するシートの少なく
とも一方を、口部の根元部分から口部の先端に向かって
外方向に反り返らせることによって前記欠点のない容器
が得られることを知見し、本考案を完成した。
即ち本考案は、熱可塑性合成樹脂で構成された液体用
容器であって、その口部は扁平形で突出しており、且つ
その扁平形の口部の相対するシートの少なくとも一方は
口部の根元部分から口部の先端にかけて外方向に反り返
っていることを特徴とする液体用容器である。
容器であって、その口部は扁平形で突出しており、且つ
その扁平形の口部の相対するシートの少なくとも一方は
口部の根元部分から口部の先端にかけて外方向に反り返
っていることを特徴とする液体用容器である。
第２図は本考案の液体用容器の一例の断面図を示した
ものである。扁平な口部の相対するシート５、６は、そ
れぞれ口部の根元部分から口部の先端にかけて外方向に
反り返っている。このようにすると、開口部は自然と楕
円形状になり、そのため、液体注入に当っての口部の開
口に大きな押圧力を要することもなく、また押圧した際
にシート５とシート６とが重なったまま同一方向に押し
曲げられてしまうようなこともなく、極めてスムースに
開口することができる。
ものである。扁平な口部の相対するシート５、６は、そ
れぞれ口部の根元部分から口部の先端にかけて外方向に
反り返っている。このようにすると、開口部は自然と楕
円形状になり、そのため、液体注入に当っての口部の開
口に大きな押圧力を要することもなく、また押圧した際
にシート５とシート６とが重なったまま同一方向に押し
曲げられてしまうようなこともなく、極めてスムースに
開口することができる。
また、扁平な口部の相対するシート５とシート６に何
れか一方のみを、口部の根元部分から口部の先端にかけ
て外方向に反り返えさせてもよい。この場合は、開口部
は自然と半楕円形状になり、そのため、液体注入に当っ
ての口部の開口に大きな押圧力を要することもなく、ま
た押圧した際にシート５とシート６とが重なったまま同
一方向に押し曲げられてしまうようなこともなく、極め
てスムースに開口することができる。
れか一方のみを、口部の根元部分から口部の先端にかけ
て外方向に反り返えさせてもよい。この場合は、開口部
は自然と半楕円形状になり、そのため、液体注入に当っ
ての口部の開口に大きな押圧力を要することもなく、ま
た押圧した際にシート５とシート６とが重なったまま同
一方向に押し曲げられてしまうようなこともなく、極め
てスムースに開口することができる。
そしてシート５、６の外方向へ反り返りを極端に大き
くしないかぎり、熱シール操作にも支障を来たすことは
ない。この反り返りの程度は中心面に対し４°以下が好
ましい。それ以上になると、開口は容易になるが、シー
ル時の操作が円滑に行えなくなる。
くしないかぎり、熱シール操作にも支障を来たすことは
ない。この反り返りの程度は中心面に対し４°以下が好
ましい。それ以上になると、開口は容易になるが、シー
ル時の操作が円滑に行えなくなる。
本発明の液体用容器は、低密度ポリエチレン、直鎖状
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプ
ロピレン系樹脂等で構成される。
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプ
ロピレン系樹脂等で構成される。
（考案の効果） 本考案においては、熱可塑性合成樹脂で構成された液
体用容器における扁平で熱シール性の口部について、そ
の扁平の口部の相対するシートの少なくとも一方を、口
部の根元部分から口部の先端にかけて外方向に反り返さ
せたので、その口部は楕円形ないしは半楕円形となり、
そのため液体を注入するにあたり、開口を小さな力で円
滑に行うことができ、また熱シール操作に支障を来たす
ことがない。
体用容器における扁平で熱シール性の口部について、そ
の扁平の口部の相対するシートの少なくとも一方を、口
部の根元部分から口部の先端にかけて外方向に反り返さ
せたので、その口部は楕円形ないしは半楕円形となり、
そのため液体を注入するにあたり、開口を小さな力で円
滑に行うことができ、また熱シール操作に支障を来たす
ことがない。
第１図は本考案の液体用容器の１例の斜視図である。第
２図はその液体用容器のＡ−Ａ線での断面図である。第
３図は従来例の液体用容器の断面図である。 １…液体用容器本体、２…容器の継目部分 ３…口部、４…開口部 ５、６…口部シート、７、８…口部シートの接合部
２図はその液体用容器のＡ−Ａ線での断面図である。第
３図は従来例の液体用容器の断面図である。 １…液体用容器本体、２…容器の継目部分 ３…口部、４…開口部 ５、６…口部シート、７、８…口部シートの接合部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−80248（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭51−133009（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−101441（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−171840（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭38−7667（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭39−28485（ＪＰ，Ｙ１) 実公 平４−47066（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭56−13265（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭62−26375（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】熱可塑性合成樹脂で構成された液体用容器
であって、その口部は扁平形で突出しており、且つその
扁平形の口部の相対するシートの少なくとも一方は口部
の根元部分から口部の先端にかけて外方向に反り返って
いることを特徴とする液体用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9272890U JP2534631Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 熱可塑性合成樹脂製の液体用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9272890U JP2534631Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 熱可塑性合成樹脂製の液体用容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0450634U JPH0450634U (ja) | 1992-04-28 |
| JP2534631Y2 true JP2534631Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=31829412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9272890U Expired - Fee Related JP2534631Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 熱可塑性合成樹脂製の液体用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2534631Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-05 JP JP9272890U patent/JP2534631Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0450634U (ja) | 1992-04-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |