JP2534621Y2 - 湯水混合水栓におけるディスク弁の接続構造 - Google Patents

湯水混合水栓におけるディスク弁の接続構造

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JP2534621Y2 JP1990048010U JP4801090U JP2534621Y2 JP 2534621 Y2 JP2534621 Y2 JP 2534621Y2 JP 1990048010 U JP1990048010 U JP 1990048010U JP 4801090 U JP4801090 U JP 4801090U JP 2534621 Y2 JP2534621 Y2 JP 2534621Y2
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兼太郎 増岡
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、操作ハンドルが一つのシングルレバー式の
湯水混合水栓に備えたデイスク弁の接続構造に関するも
のである。
【従来の技術】
従来、シングルレバー式の湯水混合水栓1は、第6図
の部分断面した正面図及び第7図の部分断面した右側面
図に示す如く、底板2とカバー3とより成る基部外殻体
4の中央部に水栓本体5を配設し、水栓本体5をビス固
定9,9してある。水栓本体5の中央の外周面には、吐水
口部材10を回動自在に外嵌装着してある。一方、水栓本
体6の上部側の外周面には、キヤツプ11を螺子込み等に
より外嵌装着してある。また水栓本体5の上面側には、
デイスク弁12を付設してある。このデイスク弁12は、水
栓本体5の上面に座板27を介して載置した固定デイスク
板13と、固定デイスク板13の上面に水密摺動自在に重ね
た可動デイスク板14と、固定デイスク板13及び可動デイ
スク板14を収納するケース19と、ケース19の上部側に回
動自在に内嵌装着した軸支部材20と、軸支部材20に揺動
自在に軸支21したレバー22と、レバー22に連結され且つ
前記キヤツプ11の上端部を覆うハンドル24と、ケース19
の上端に載置した当板23とからなる。このデイスク弁12
は、ビス26の複数本で水栓本体5に接合してある。固定
デイスク板13は、湯流入路16,水流入路17及び混合湯水
流出路18が穿設され、これら流路16,17,18を水栓本体5
に穿設した対応する湯流入路6,水流入路7及び混合湯水
流出路8に接続してある。固定デイスク板13の各流路1
6,17,18の接続口部には、パツキン収納段部16b,17b,18b
が凹設され、パツキン25a,25b,25cを内嵌してある。こ
れらパツキン25a,25b,25cは、前記ビス26の締付け力で
挟圧され、各上下端面がパツキン収納段部16b,17b,18b
の上面と水栓本体5の上面5aに圧着する。 上述の如く構成した湯水混合水栓1は、ハンドル24で
可動デイスク板14を操作し、可動デイスク板14の混合凹
部14aで固定デイスク板13の湯流入路16及び水流入路17
を混合湯水流出路18に連通させると、操作量に応じた混
合割合の湯水が水栓本体5の混合湯水流出路8に流出
し、吐水口部材10の吐水口10aから吐出する。
【考案が解決しようとする課題】
従来の湯水混合水栓1は、デイスク弁12の固定デイス
ク板13と水栓本体5との間に介設したパツキン25a,25b,
25cを前記ビス26(第8図参照)の締付け力で挟圧して
ある。そのため、従来の湯水混合水栓1は、ビス26の締
付け力が弱いときにはパツキン25a,25b,25cの挟圧不足
で漏水の原因となり、逆にビス26の締付け力が強いとき
には固定デイスク板13に摺動自在に重ねた可動デイスク
板14の摺動抵抗が増大し、ハンドル24の操作が重くなる
欠点があつた。 本考案は、上記欠点を解決するために、水栓本体にデ
イスク弁の固定デイスク板を押し当てる力に関係なく完
全なシールができるデイスク弁の接続構造の提供を目的
とする。
【課題を解決するための手段】
本考案に係る湯水混合水栓におけるデイスク弁の接続
構造(以下、「本案構造」という)が採用した手段は、
摺動自在に重ね合した固定デイスク板と可動デイスク板
とからなるデイスク弁を湯水混合水栓本体に付設し、水
栓本体の流路と固定デイスク板の流路とを接合した湯水
混合水栓におけるデイスク弁の接続構造において、前記
水栓本体の流路の接続口部と固定デイスク板の流路の接
続口部とを凹凸嵌合させることにより、凸状の接続口部
の外周面と凹状の接続口部の内周面との間にパツキン保
持空間を形成し、該パツキン保持空間に、前記流路から
の水圧を受けることにより該外周面及び内周面に水密状
に圧着するパツキンを嵌着したことである。
【作用】
パツキン保持空間に嵌着したパツキンは、水圧を受け
ると、パツキン保持空間を形成する内外周面に圧着して
シール機能を発揮する。従って、パツキンは、水栓本体
に固定デイスク板を押し当てる力に関係なく完全なシー
ル機能を発揮する。
【実施例】
以下、本案構造を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。 (第1実施例) 第1図乃至第4図は、第1実施例の本案構造を備えた
湯水混合水栓31を示すものである。 本実施例における本案構造の改良した箇所は、水栓本
体35の湯流入路36,水流入路37及び混合湯水流出路38の
凸状に形成した各接続口部36a,37a,38aと固定デイスク
板43の湯流入路46,水流入路47及び混合湯水流出路48の
凹状に形成した各接続口部46a,47a,48aとを凹凸嵌合さ
せ、凸状の接続口部36a,37a,38aの外周面36a−1,37a−
1,38a−1と凹状の接続口部46a,47a,48aの内周面46a−
1,47a−1,48a−1との間に夫々形成したパツキン保持空
間49,50,51にU字状等のパツキン45a,45b,45cを内圧シ
ール状に嵌着した点である。本実施例の湯水混合水栓31
における上記改良箇所以外は、前記湯水混合水栓1と同
一である。 湯流入路36,46からパツキン保持空間49に流入した湯
は、その水圧によりパツキン45aを押圧して、パツキン
保持空間49を形成する接続口部36aの外周面36a−1及び
接続口部46aの内周面46a−1にパツキン45aを水密状態
に圧着シールするため漏水することがない。パツキン保
持空間50(51)に嵌着したパツキン45b(45c)について
も同様にシールするため、水(混合湯水)を漏水するこ
とがない。 本案構造にあつては、デイスク弁42を水栓本体35に接
合するビス26(第3図参照)の締付け力と無関係に、パ
ツキン45a,45b,45cのシール状態を確保することができ
る。そのため、ビス26は、固定デイスク板43と可動デイ
スク板14との摺動抵抗が最適状態となるように、その締
付け力を調整することができる。 (第2実施例) 第5図は第2実施例の本案構造の要部を示す断面図で
ある。 本実施例における本案構造の改良した箇所は、水栓本
体65の湯流入路66及び水流入路67の凹状に形成した各接
続口部66a,67aと固定デイスク板73の湯流入路76及び水
流入路77の凸状に形成した各接続口部76a,77aとを凹凸
嵌合させ、凹状の接続口部66a,67aの内周面66a−1,67a
−1と凸状の接続口部76a,77aの外周面76a−1,77a−1,
との間に夫々形成したパツキン保持空間79,80にU字状
等のパツキン75a,75bを内圧シール状に嵌着した点であ
る。なお、本実施例における本案構造は、図示は省略し
たが、水栓本体65の混合湯水流出路と固定デイスク板73
の混合湯水流出路との接続においても、水栓本体65の混
合湯水流出路の接続口部を凹状に形成する共に固定デイ
スク板73の混合湯水流出路の接続口部を凸状に形成し、
両接続口部を凹凸嵌合し、凹状の接続口部の内周面と凸
状の接続口部の外周面との間に形成したパツキン保持空
間にU字状等のパツキンを内圧シール状に嵌着する。本
実施例の湯水混合水栓61における上記改良箇所以外は、
前記湯水混合水栓1と同一である。 湯流入路66,67からパツキン保持空間79に流入した湯
は、その水圧によりパツキン75aを押圧して、パツキン
保持空間79を形成する内周面66a−1及び外周面76a−1
にパツキン75aを水密状態に圧着シールするため漏水す
ることがない。パツキン保持空間80に嵌着したパツキン
75bについても同様にシールするため、水を漏水するこ
とがない。更に、水栓本体65の混合湯水流出路と固定デ
イスク板73の混合湯水流出路との接続部のパツキン保持
空間に嵌着したパツキンについても同様にシールするた
め、混合湯水を漏水することがない。
【考案の効果】
以上詳述した如く、本案構造は、以下の如き実用的効
果を有する。 パツキン保持空間に嵌着したパツキンが水圧,湯圧又
は混合湯水圧を受けると、パツキン保持空間を形成する
内外周面に圧着するため、水栓本体に固定デイスク板を
押し当てる力に関係なく完全なシール機能を発揮する。
従って、本案構造は、漏水が無く且つハンドル操作の軽
い湯水混合水栓を提供できる。 パツキン保持空間に多少の寸法誤差があったとして
も、パツキン保持空間を形成する内外周面にパツキンが
水圧により圧着するため、確実にシールされて漏水する
ことはない。 パツキン保持空間の水圧により、固定デイスク板が可
動デイスク板に向かって押し上げられるので、両デイス
ク板間の水密性が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本案構造の第1実施例を示すもので
あつて、第1図は部分断面した正面図、第2図は要部を
拡大断面した正面図、第3図は部分断面した右側面図、
第4図は要部を拡大断面した右側面図である。 第5図は本案構造の第2実施例の要部を拡大断面した正
面図である。 第6図は従来構造を示す部分断面した正面図、第7図は
同上の部分断面した右側面図である。 14…可動デイスク板 35(65)…水栓本体 42…デイスク弁 43(73)…固定デイスク板 45a,45b,45c(75a,75b)…パツキン 49,50,51(79,80)…パツキン保持空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】摺動自在に重ね合した固定デイスク板と可
    動デイスク板とからなるデイスク弁を湯水混合水栓本体
    に付設し、水栓本体の流路と固定デイスク板の流路とを
    接合した湯水混合水栓におけるデイスク弁の接続構造に
    おいて、前記水栓本体の流路の接続口部と固定デイスク
    板の流路の接続口部とを凹凸嵌合させることにより、凸
    状の接続口部の外周面と凹状の接続口部の内周面との間
    にパツキン保持空間を形成し、該パツキン保持空間に、
    前記流路からの水圧を受けることにより該外周面及び内
    周面に水密状に圧着するパツキンを嵌着したことを特徴
    とする湯水混合水栓におけるデイスク弁の接続構造。
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