JP2534521Y2 - 乗物用座席におけるテーブルの支持構造 - Google Patents

乗物用座席におけるテーブルの支持構造

Info

Publication number
JP2534521Y2
JP2534521Y2 JP11228790U JP11228790U JP2534521Y2 JP 2534521 Y2 JP2534521 Y2 JP 2534521Y2 JP 11228790 U JP11228790 U JP 11228790U JP 11228790 U JP11228790 U JP 11228790U JP 2534521 Y2 JP2534521 Y2 JP 2534521Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
bracket
side plate
support arm
vehicle seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11228790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0469047U (ja
Inventor
秀計 近松
Original Assignee
天龍工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 天龍工業株式会社 filed Critical 天龍工業株式会社
Priority to JP11228790U priority Critical patent/JP2534521Y2/ja
Publication of JPH0469047U publication Critical patent/JPH0469047U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2534521Y2 publication Critical patent/JP2534521Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は乗物用座席に付設されるテーブルの支持構造
に関するものである。
(従来の技術) バスや列車あるいは船舶等の乗物用座席に対しては、
使用者の便を考慮して種々な機能を有するものを付設す
ることが行われており、その中でもテーブルは重要な付
設部品である。すなわち、例えば夜間走行をも行なう長
距離バス等においては、その座席は乗客が単に着座する
ためにだけ使用されるものではなく、その座席において
読書や食事等をも行わなければならないから、テーブル
は言わば必需品でもある。
ところが、乗物用座席は、乗物内の限られた空間を有
効に利用するために、互いの間隔をつめた状態で設置さ
れるものであるから、常に座席にテーブルがあると、使
用者が席を離れる場合等にこのテーブルがかえって邪魔
になることがある。そこで、従来は、座席を構成してい
る側板内にテーブルの収納凹所を設けて、この中にテー
ブルを引き出し自在に収納していたのである。
しかしながら、このような側板内にテーブルを収納す
るようにした場合には、展開されたテーブルは当該座席
に着座している使用者のひざの上に位置することになっ
て使用するには少し位置が低くならざるを得ないもので
ある。勿論、このテーブルのために、側板を厚さの厚い
ものとして構成しなければならず、そのためにこの側板
の構造自体が複雑になるということもあったのである。
そこで、本考案者等は、使用勝手もよく側板の構成を
複雑にしないようなテーブルとするためにはどうしたら
よいかについて種々検討を重ねてきた結果、本考案を完
成したのである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は以上の経緯に基づいてなされたもので、その
解決しようとする課題は、従来の座席における格納テー
ブルの使用勝手の悪さ、及び側板の複雑化である。
そして、本考案の目的とするところは、側板の構成と
は殆ど無関係に格納及び展開が行えるとともに、展開を
使用者の最適な位置にて行えるテーブルの支持構造を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、本考案の採った手段
は、実施例において使用する符号を付して説明すると、 「乗物用座席(100)を構成する側板(11)のための
側板枠(12)に固定した支持ブラケット(41)と、この
支持ブラケット(41)に対して回動自在に連結される支
持アーム(42)と、この支持アーム(42)の支持ブラケ
ット(41)に対する回動を規制する位置決めスプリング
(43)と、支持アーム(42)の先端に回動自在に連結し
た回動ブラケット(44)と、この回動ブラケット(44)
に回動軸(45)を介して連結され回動ブラケット(44)
の回動方向と直交する方向に回動するテーブル(40)と
を備えて、 このテーブル(40)の側板(11)の外側に対する格納
及び乗物用座席(100)のシート(20)上での展開とを
可能にしたことを特徴とする乗物用座席(100)におけ
るテーブル(40)の支持構造」 である。
(考案の作用及び使用の態様) 以上のように構成した支持構造における作用を、使用
の態様とともに以下に説明する。
まず、このテーブル(40)の格納状態について説明す
ると、第3図の図示下方の仮想線にて示した状態にある
ものである。つまり、このテーブル(40)は、これを支
持している回動ブラケット(44)が支持アーム(42)に
対して図示した状態にあるのであるが、この状態は回動
ブラケット(44)の回動軸(44b)をフリクション軸受
(44e)が締め付けているとともに、位置決めスプリン
グ(43)が軸受部材(42b)に弾発的に当接しているの
で、その摩擦力によって維持されているのである。勿
論、側板(11)に一体化した支持ブラケット(41)に対
する支持アーム(42)の支持軸(42a)に対してもフリ
クション軸受(42c)による摩擦力が働いているため、
支持アーム(42)は第3図の仮想線にて示した状態で維
持されているのである。
また、この格納状態にあるテーブル(40)は、乗物用
座席(100)の側板(11)の外側である第2図の仮想線
にて示した位置にあるため、乗物用座席(100)の使用
者の出入りに全く支障がないものである。しかも、この
テーブル(40)を使用する必要がある場合には、このテ
ーブル(40)は乗物用座席(100)上の使用者が手を出
せばすぐ届くところに格納されているのであるから、そ
の取り出しは次のように容易に行えるものである。
このテーブル(40)を取り出すには、このテーブル
(40)またはこれを支持している支持アーム(42)を、
使用者が第3図の矢印(イ)のように引き出すことにい
より、まず支持アーム(42)を位置決めスプリング(4
3)及びフリクション軸受(44e)の摩擦力に抗して第3
図の実線にて示した状態にまで引き上げるのである。こ
れにより、第7図に示すように、位置決めスプリング
(43)に設けた突起(43a)が、第9図及び第10図に示
した支持アーム(42)のための軸受部材(42b)に形成
した係合部(42d)に係合するので、この突起(43a)を
押し戻す力が働くまで軸受部材(42b)を支持するので
ある。この軸受部材(42b)と支持アーム(42)とは一
体的であるから、テーブル(40)を支持している支持ア
ーム(42)は第3図の実線にて示した状態に保持される
のである。なお、この場合のテーブル(40)は、第3図
の中程に仮想線で示した状態で傾斜した状態にある。
そこで、使用者はこのテーブル(40)を手で持って、
まず第3図の矢印(ロ)で示したようにこのテーブル
(40)を立ち上がらせるのである。このテーブル(40)
を支持アーム(42)に対して回動自在に連結している回
動ブラケット(44)には、第12図及び第13図に示したよ
うにストッパ(44c)が一体的に形成してあって、この
ストッパ(44c)が支持アーム(42)の上端に設けてあ
る支持部材(44a)の上面に当接するから、テーブル(4
0)は第3図の実線にて示した状態より図示右側へは回
転しない。このテーブル(40)の状態は、第6図の実線
にても示してあるが、このように立ち上げたテーブル
(40)を第6図の矢印(ハ)にて示す方向に使用者が倒
せば、テーブル(40)は、使用に便なように、第6図の
仮想線及び第1図の実線にて示した状態となるのであ
る。
なお、このテーブル(40)の下面には、第6図及び第
11図に示したように、支持部材(44a)の上端に突出形
成した突起(46)に係合する係合穴(46a)が形成して
あって、このテーブル(40)を第6図の仮想線にて示し
たように水平状態にすれば突起(46)が係合穴(46a)
に係合して、テーブル(40)はその動きが規制されるも
のである。また、このテーブル(40)を格納するには、
以上の操作の逆を行えばよいことは当然である。
(実施例) 次に、以上のような作用を有するテーブル(40)の取
付構造の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、第1図には、本考案の取付構造によってテーブ
ル(40)を取付けた乗物用座席(100)の斜視図が示し
てあり、この第1図に示した乗物用座席(100)におい
てはテーブル(40)が展開されているものである。勿
論、この乗物用座席(100)は、第2図においても示す
ように、シートフレーム(10)の左右に側板(11)を有
していて、この側板(11)は側板枠(12)に固定されて
いるものである。また、この乗物用座席(100)は、当
然のことながら、使用者が着座するシート(20)と、背
をもたれかけさせるシートバック(30)とを有している
ものであり、本実施例においては、シートバック(30)
の傾動に連動してシート(20)が側板枠(12)に対して
揺動し得るものとしてある。
以上のような乗物用座席(100)を構成している一方
の側板枠(12)に対して、第2図及び第3図に示したよ
うに、テーブル(40)が支持アーム(42)を介して取付
けられているのである。
支持アーム(42)は、第2図及び第3図に示したよう
に、一方の側板枠(12)の前端上部に一体的に取付けた
支持ブラケット(41)に対して、その支持軸(42a)を
回動可能に連結することにより、側板枠(12)に対して
回動自在に取付けたものであるが、その回動は次のよう
にして一定の摩擦力を生じる状態にしてある。すなわ
ち、この支持アーム(42)の下端には、第9図及び第10
図に示すように、支持軸(42a)を中心とする略半円形
状の軸受部材(42b)が一体的に取付けてあり、この軸
受部材(42b)の外周面には、第7図及び第8図に示す
ように、後述する位置決めスプリング(43)が当接し得
るようにしてある。また、この軸受部材(42b)の側方
には、第8図にて示したように、支持軸(42a)を挟持
してこれに一定の摩擦力を生じるようにしたフリクショ
ン軸受(42c)が配置されるものであり、このフリクシ
ョン軸受(42c)は支持ブラケット(41)側に固定して
ある。
位置決めスプリング(43)は、第7図にて示したよう
に、その両端を支持ブラケット(41)側に固定したもの
で、その略中間には軸受部材(42b)に向けて突出する
突起(43a)が形成してある。この位置決めスプリング
(43)の突起(43a)は、前述したように、軸受部材(4
2b)の外周面に当接して支持アーム(42)の回動に摩擦
力による規制を行うものであるが、支持アーム(42)が
第3図の実線にて示した状態に完全に立ち上がったとき
には、軸受部材(42b)の第9図及び第10図に示した係
合部(42d)に係合するものであり、これにより支持ア
ーム(42)の回動を確実に規制するものである。なお、
この位置決めスプリング(43)は、使用者が支持アーム
(42)に力を入れてこれを元位置(格納位置)に復帰さ
せるようにすれば、その可撓性により撓むものであり、
これによりその突起(43a)と上記の係合部(42d)との
係合は外されるものである。
一方、支持アーム(42)の上端には、第11図〜第13図
に示すように、支持部材(44a)が一体的に取付けてあ
り、この支持部材(44a)によって回動ブラケット(4
4)の回動軸(44b)が回動可能に支持してある。回動ブ
ラケット(44)は、回動軸(44b)と直交する状態でテ
ーブル(40)内に配置した回動軸(45)に回動自在に連
結されるものであり、第12図及び第13図に示した形状の
ものである。すなわち、この回動ブラケット(44)には
その外方に突出するストッパ(44c)が一体的に形成し
てあり、このストッパ(44c)は、支持部材(44a)の上
端面(テーブル(40)を使用する場合)、または支持部
材(44a)の第11図の図示左側に形成した係止部(44d)
(テーブル(40)を格納する場合)にそれぞれ当接し
て、テーブル(40)の支持アーム(42)に対する回動を
一定の範囲内で規制するものである。
また、テーブル(40)を支持している回動ブラケット
(44)の回動軸(44b)は、第11図に示したように、支
持部材(44a)側に設けたフリクション軸受(44e)によ
り挟持されるものであり、これにより回動ブラケット
(44)は支持部材(44a)すなわち支持アーム(42)に
対して一定の摩擦力が生じる状態で回動されるものであ
る。
本実施例において採用したテーブル(40)は、第4図
及び第5図に示したようなものであり、その位置側端縁
内には前述した回動軸(45)が取付けられるものであ
る。また、このテーブル(40)の下面には、第6図に示
したように係合穴(46a)が形成してあり、この係合穴
(46a)は支持部材(44a)の上面に形成した突起(46)
に係合するものである。つまり、これらの突起(46)と
係合穴(46a)とは、これが係合することによって、テ
ーブル(40)が第1図に示したように展開状態となった
ときの安定を維持するものである。
(考案の効果) 以上説明した通り、本考案においては、テーブル(4
0)の支持構造を、乗物用座席(100)を構成する側板
(11)のための側板枠(12)に固定した支持ブラケット
(41)と、この支持ブラケット(41)に対して回動自在
に連結される支持アーム(42)と、この支持アーム(4
2)の支持ブラケット(41)に対する回動を規制する位
置決めスプリング(43)と、支持アーム(42)の先端に
回動自在に連結した回動ブラケット(44)と、この回動
ブラケット(44)に回動軸(45)を介して連結され前記
回動ブラケット(44)の回動方向と直交する方向に回動
するテーブル(40)とを備えたことにその特徴があり、
これにより側板の構成とは殆ど無関係に格納及び展開が
行えるとともに、展開を使用者の最適な位置にて行える
テーブルの支持構造を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る支持構造を採用した乗物用座席の
斜視図、第2図は同側面図、第3図は本考案の支持構造
によって支持されたテーブルの動きを説明するための拡
大側面図、第4図はテーブルの平面図、第5図は同正面
図、第6図は立ち上げたテーブルを使用状態にする状態
を示した部分正面図、第7図は第3図のI−I線部の部
分拡大側面図、第8図は第3図のII−II線に沿ってみた
拡大部分平面図、第9図は支持アームの下端部を示す部
分拡大斜視図、第10図は同側面図、第11図は第3図のII
I−III線部の部分拡大側面図、第12図は回動ブラケット
の拡大正面図、第13図は同側面図である。 符号の説明 100…乗物用座席、10…シートフレーム、11…側板、12
…側板枠、20…シート、30…シートバック、40…テーブ
ル、41…支持ブラケット、42…支持アーム、42a…支持
軸、43…位置決めスプリング、44…回動ブラケット、44
a…支持部材、44b…回動軸、45…回動軸。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗物用座席を構成する側板のための側板枠
    に固定した支持ブラケットと、この支持ブラケットに対
    して回動自在に連結される支持アームと、この支持アー
    ムの前記支持ブラケットに対する回動を規制する位置決
    めスプリングと、前記支持アームの先端に回動自在に連
    結した回動ブラケットと、この回動ブラケットに回動軸
    を介して連結され前記回動ブラケットの回動方向と直交
    する方向に回動するテーブルとを備えて、 このテーブルの前記側板の外側に対する格納及び前記乗
    物用座席のシート上での展開とを可能にしたことを特徴
    とする乗物用座席におけるテーブルの支持構造。
JP11228790U 1990-10-25 1990-10-25 乗物用座席におけるテーブルの支持構造 Expired - Lifetime JP2534521Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11228790U JP2534521Y2 (ja) 1990-10-25 1990-10-25 乗物用座席におけるテーブルの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11228790U JP2534521Y2 (ja) 1990-10-25 1990-10-25 乗物用座席におけるテーブルの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0469047U JPH0469047U (ja) 1992-06-18
JP2534521Y2 true JP2534521Y2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=31859784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11228790U Expired - Lifetime JP2534521Y2 (ja) 1990-10-25 1990-10-25 乗物用座席におけるテーブルの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2534521Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0469047U (ja) 1992-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6074010A (en) Headrest apparatus for vehicle seat
JP2534521Y2 (ja) 乗物用座席におけるテーブルの支持構造
JPS6325148A (ja) 引出し式テ−ブル装置
JPH0143317Y2 (ja)
JP2543660Y2 (ja) 乗物用座席におけるテレビジョン受像機の支持構造
JPH0444136Y2 (ja)
JPH0755150Y2 (ja) 簡易テーブル
JP3317235B2 (ja) チルトキャブの支持ステー
JPH10338062A (ja) シートの回転構造
JP2824568B2 (ja) 椅 子
JP2824565B2 (ja) 椅 子
JPH0444137Y2 (ja)
JPH0338558Y2 (ja)
JPS5843259Y2 (ja) 把手装置
JPH0622282Y2 (ja) アームレスト取付構造
JPH0523103Y2 (ja)
JP2536203Y2 (ja) 机の足載装置
JPH0558067U (ja) 自動車用シートのアームレスト
JPS6124424Y2 (ja)
JPH0121868Y2 (ja)
JPH0513238Y2 (ja)
JPS6313046Y2 (ja)
JPH0446610Y2 (ja)
JP2534519Y2 (ja) 乗り物用座席の回転装置
JPH05317139A (ja) アームレストの取付装置