JP2534451B2 - 任意高さを直接求めることのできる連通管を利用した水平位置決め方法,水平墨出し方法及び水平墨出し装置 - Google Patents

任意高さを直接求めることのできる連通管を利用した水平位置決め方法,水平墨出し方法及び水平墨出し装置

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JP2534451B2 JP5332279A JP33227993A JP2534451B2 JP 2534451 B2 JP2534451 B2 JP 2534451B2 JP 5332279 A JP5332279 A JP 5332279A JP 33227993 A JP33227993 A JP 33227993A JP 2534451 B2 JP2534451 B2 JP 2534451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意高さを直接求める
ことのできる連通管を利用した水平位置決め方法,水平
墨出し方法及び水平墨出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より建築工事の水平墨出しの基本
は、建築物の躯体壁面や柱に水平基準墨を親墨みとする
陸墨を印すを始めとする。天井、床、サッシ、建具、住
機類などあらゆる物の全ての高さ位置出しは、陸墨を基
準として追出し、水平位置決めの墨出しを行う。一般に
これを子墨と云う。すなわち、陸墨が建築工事の水平の
全ての基準となるため、最も精度を必要とする水平出し
手段としての測量機械の例としては、目盛りを持ったス
タッフとこれを視準する光学式レベルとを組合せたもの
が知られている。この測量機械においてはスタッフの目
盛りの誤読が発生しやすい欠点がある。この水準測量に
おいては、所定距離だけ離してスタッフを設置し前視・
後視でスタッフの目盛りを読取り、予じめ計算された基
準高さの差を加算し、追出し、墨付けを手作業で行な
う。これを繰り返し行なう。この時は測定者の他に手伝
者を必要とする欠点があるだけでなく、測定者自身の誤
読は相変らず避けることはできず、測量機器の精度の確
保、慎重な取扱い、熟練した技能者による墨出し精度の
チェックのため、2度墨出しを行ない、確認するなど充
分な墨出し施工が必要とされる人に頼らずに自動的に誤
りのない読取りが可能な測量機械が要求されている。そ
のため従来の光学式レベルに替えて水平にレーザービー
ムを射出してこれをスタッフ上で検出する装置が提案さ
れている。
【0003】またレーザービームのスタッフ上のスポッ
ト径は大きくなるので測定精度上問題があるだけでな
く、光学式レベル、レーザー式レベルのいずれも目視に
より墨付けを手作業で行なわなければならないため、レ
ベルの精度が悪くなる欠点はある。又、いずれの方法に
おいても、見通し可能な直線ルートの測定しか出来ず、
陥没部や遮蔽物が存在する部の影の部分や、外部屋等に
ついては、レベルを移動し、見通し可能とした上で、影
の部分を測定することとなり、精度を悪くする要因とな
っている。これに対し、一方、レベルが使用出来ないよ
うな狭い部屋等であまり精度が要求されない部分の水平
出し手段としては、連通管の原理により水平を求める簡
易な道具として水盛管が用いられている。水盛管は、叙
上の如く、高価なレベルが使えない職人の場合や小規模
な建築に利用されているのみではあるが、職人が個人レ
ベルで利用すると云う意味では今日でも利用度は大き
い。この水盛管は図9に示される。
【0004】すなわち、水盛管は、透明材からなる管体
1,1′をゴムホース2で連絡させ、封入した各管体
1,1′における水4の水頭3,3′が外部から視認し
得るようにしたものである。水4の水頭3,3′は連通
管の原理、すなわち、連続する液面水位は常に一定であ
ることから、一方の管体1側の水頭3を基準面とすれ
ば、他方の管体1′側の水頭3′は該基準面と同レベル
にあるので、水平出しが出来るという訳である。この安
価な水盛管は、ゴムホース2が届くかぎり、上記の高価
な機器では不可能である影の部分の直接測定が可能であ
るという有利さをもつ。但し、ホース2の両端は開放さ
れているため水4はいずれからも漏れ出すため取扱いに
注意を要し、かつ、水位の安定に時間がかかる欠点があ
る。
【0005】本出願人は叙上の水盛管、つまり連通管の
原理を利用するも、水漏れや水位の安定に時間を要する
難点を解消した方式、つまり、図10に示すように、ホ
ース5の一端を密閉6したときは、開放端からの水漏れ
は生じなく、かつ、ホース5内の水の流動はなく内部流
動抵抗は発生しないため、水位が大気圧に対しての圧力
差をもつ圧力差としてリニアに出力することを利用した
提案を平成4年特許願第38752号にしている。その
内容は、ホースの一方端を開放すると共に他方端を密閉
し、水等の液体を充填し、当該密閉端の水頭面に圧力セ
ンサーを取り付け、該開放端の水位を基準面とすると前
記の圧力センサーが該基準面と同一の水柱高さにて圧力
がゼロであり、基準面より低いと高さに比例して正圧と
なり、基準面より高いと高さに比例して負圧となること
を利用して、該密閉端レベルの基準面高さに対する高さ
の計測をするとしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】叙上紹介の全ての水平
位置出しでは追い出し墨が伴なう。すなわち、叙上の水
平位置出しでは測量機械のレベルを位置出しし得るので
あって、いま、所定高さレベルの水平位置出しをする場
合に、図11(a)、(b)に示す如く、それが、機器
等の設置若しくは設置可能なレベルと差があると、とり
あえず機器等の設置レベルで水平位置出しをし、次い
で、予じめスケールで計測してある前記の差をhスケー
ルで追い出して墨付けをしなければならない。
【0007】つまり、ほとんどの場合、直接位置出しは
不可能であって、誤差の混入するスケールによる追い出
し墨が伴なう。又、叙上本出願人提案にあっては、実際
の現場における過酷な作業環境等の事情から改善すべき
技術的課題が種々発見された。すなわち、作業現場にあ
っては、風,振動,温度変化,事故による外力の作用等
は避け難たく、これにより連通管内圧はたえず変動し、
開放端の液位の不安定と圧力センサーの不安定脈動出力
とをもたらすため、開放端と圧力センサーでの安定を前
提とする測定が成立し難いという点である。
【0008】本発明は、叙上の事情に鑑み、本出願人が
既に提案の連通管を利用した水平位置決め方法、水平墨
出し方法及び水平墨出し装置を発展させて、任意の基準
高さに直接位置出し可能、かつ、作業現場における外乱
要因から容易に安定化の期し得るとした手段を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の任意高さを直接求めることのできる連通管
を利用した水平位置決め方法は、弾力性,柔軟性に富む
合成樹脂製チューブの一方端を密閉すると共に圧力セン
サーを内装し、他方の開放端には大径,低丈で天板に通
気用垂下筒部又は通気開閉バルブを付設の箱皿よりなる
基準器を接続し、該基準器から漏れのおそれのない程度
にて該チューブにシリコンオイル等の低粘度高分子液若
しくは水を封入し、当該圧力センサーにその電圧出力の
波動の波形の一定サイクル測定で中心範囲を演算決定
し、また、該基準器を任意レベルに載置しておいて該圧
力センサーを任意高さに合わせたときのレベル差に基づ
く差圧を読込み、これを基準値とするようにしたマイコ
ンソフトを組み付け、圧力センサーが当該基準値と同一
レベルにてゼロ、低いと正、高いと負となることを利用
して、この基準値のレベルを計測していくとしたもので
ある。
【0010】本発明の任意高さを直接求めることのでき
る連通管を利用した水平墨出し方法は、上記の水平位置
決め方法における圧力センサーに当該センサーからのO
N,OFF電気信号にて作動するソレノイド若しくはカ
ム式の印字器を接続し、かつ、当該ON,OFF電気信
号を該印字器の刻印レベルと基準値のレベルとが同一で
ON、それ以外でOFFとなるものに設定し、この印字
器と一体の圧力センサーをスタッフプレート上の所定ス
パン移動の自動昇降架台に搭載させて該基準値レベルを
検索させ、基準値レベルにて該印字器を作動させて自動
的に刻印するとしたものである。
【0011】本発明の任意高さを直接求めることのでき
る連通管を利用した水平墨出し装置は、弾力性, 柔軟性
に富む合成樹脂製チューブの一方端を密閉すると共に圧
力センサーを内装し、他方の開放端には大径, 低丈で天
板に通気用垂下筒部又は通気開閉バルブを付設の箱皿よ
りなる基準器を接続し、該基準器から漏れのおそれのな
い程度にて該チューブにシリコンオイル等の低粘度高分
子液若しくは水を封入し、当該圧力センサーにその電圧
出力の波動の波形の一定サイクル測定で中心範囲を演算
決定し、また、該基準器を任意レベルに載置しておいて
該圧力センサーを任意高さに合わせたときのレベル差に
基づく差圧を読込み、これを基準値とするようにしたマ
イコンソフトを組み付け、該圧力センサーに当該センサ
ーからのON,OFF電気信号にて作動するソレノイド
若しくはカム式の印字器を接続し、かつ、当該ON,O
FF電気信号を該印字器の刻印レベルと基準値のレベル
とが同一でON、それ以外でOFFとなるものに設定
し、この印字器と一体の圧力センサーを、スタッフプレ
ート上の所定スパン移動の自動昇降架台に搭載して、自
動刻印式検出器にしたものである。
【0012】基準器のチューブ接続口部に波動エネルギ
ーを消滅させるための消波天板,消波側板を付設すると
良い。該チューブを温度,衝撃等の外乱要因から防護す
るための外筒管で被覆すると良い。
【0013】
【作用】上記のように構成された水平位置決め方法にあ
っては、基準器を適当な任意の位置、例えば床面に置い
て、水平基準墨すなわち陸墨を出そうとするとき、ベン
チマークより計測した水平基準点に自動刻印式検出器を
合わせ基準値として設定すると、チューブの届く範囲に
おいて該基準値レベルすなわち陸墨を直接自動的に刻印
し水平出しを完了する。
【0014】この操作は1人作業であり、墨付けが自動
化され、従来のように追出し墨の必要もないため熟練度
による個人差もなく、正確かつ迅速に水平墨出しの自動
化が可能となった。この作業範囲は、チューブの届く範
囲において、見通しの効かない部分や小部屋、建物外部
など、墨出し部位を選ばない、という従来の測量機器の
水平出し方法では全く考えられない常識を覆えす画期的
な便宜性である。
【0015】また、叙上の如く、精度の良い墨出しが1
人で簡単に任意の基準点を読込み設定し、直接墨出しを
可能とした意義は極めて重要である。従来、水平墨出し
の基本は陸墨を基準とし、この陸墨から子墨を追出し、
あらゆる高さの水平出しを行うとしていた。本発明の自
動刻印式検出器による任意高さの水平出しが簡単、正確
に行えるとしたことにより、天井、床のレベル墨、サッ
シの取付墨などを追墨によることなく、直接行うとした
ことにより、建築精度を飛躍的に向上させる可能性を見
い出し、未熟練者による1人作業で効率良く墨出しコス
トを著しく下げることを可能とした等、従来技術の延長
上の発想では考えられない常識を覆した全く画期的な意
義をもつものである。
【0016】また、水平墨出し方法にあっては、墨出し
は上記の直接位置出しした基準値レベルに自動刻印をし
ていくので、誤差なし、迅速な墨出しとなる。叙上の如
く精度の良い墨出しの意義は重要であり、現状では躯体
が立上がると直ちに現場員又は現場員立合いで、墨出し
専門職により水平、垂直の基準墨出し作業を行う、とさ
れていたが、現場員の不足から墨出し専門職に請け負わ
せてしまうことも、日常化している。ところが、工事の
進捗により、墨が消されることとなるため、再度、墨出
しを行う、一般的には、2〜3回は行われる。
【0017】墨出し作業の質の低下もよく問題となり、
正確であるはずの水平基準墨が数mm程度狂っていること
も珍しいことではなく、サッシの位置が狂う、床のレベ
ルが狂っているなどよく問題とされるところである。こ
の様な、精度のよくない基準墨から、全ての位置決めを
追墨により行う現行システムでは、問題であるが、どう
しようもないと考えられているのが、現状のようであ
る。この様な問題の解決には、最新型レーザープレーナ
ーも役立たないわけで、小回りのきく手段により、職人
レベルで、墨出しが正確に出来る方法が望まれているの
が実情であり、本発明はこの要望に見事に応え得るもの
である。
【0018】本発明にあっては、チューブ壁を介して透
出のおそれのない低粘度高分子液若しくは水を封入して
いるので、封入液の透出損失が無く封入液補充の必要も
なくメンテナンスフリーとしている。また開放端は大
径,低丈に構成されているので、弾性体チューブに外力
が加えられたとき、チューブ内圧の乱れとなるが、一気
に波動エネルギーは解放されて内在することが一切ない
ので、チューブ内圧の波動の沈静化が早まる。
【0019】一方、圧力センサーは極めて敏感のため、
僅かなチューブ内圧の微圧波動でも正負反応を繰り返し
てなかなか基準値を表示し得ないが、波形の一定サイク
ル測定で中心を決定するソフトによって波動が静まらな
いうちであっても基準値を表示し得、迅速な測定を可能
とする。これ等の手当ては、高分子液等のため圧力伝播
速度が微妙に遅まり、タイムラグがあり、安定にまで時
間を要すること、作業現場で長尺のチューブを延配しな
ければならないことによって避け得ない外乱要因による
不安定の是正に寄与するものである。基準器内に消波天
板,側板を設けた場合には、外乱要因による波動エネル
ギーの早期消滅が期し得、迅速な液位安定が期し得る。
チューブを外筒管で被覆する場合には、局部的な熱変
化,衝撃等の外乱要因から液封入チューブを物理的に保
護し得るので、外乱要因排除効果が一層高まる。
【0020】
【実施例】実施例について図を参照して説明すると、図
1において、連通管を構成する所定長のウレタン等の弾
力性,柔軟性に富む合成樹脂製チューブ8は、シリコン
オイル等の低粘度高分子液若しくは水9を封入し、その
一方端8aを大径、低丈で天板に通気用垂下筒部10a
を有する箱皿10よりなる基準器7の底10bに接続
し、他方端8bは圧力センサー11で蓋して閉塞してい
る。箱皿10内には漏出のおそれのない所定量の液9が
収容されるようにする。封入液が低粘度で漏出のおそれ
のある場合には通気用垂下筒部10aには不使用時の漏
出を阻止すべく開閉バルブを備えるを良しとする。
【0021】当該圧力センサー11には、その電圧出力
の波動の波形の一定サイクル測定で出力波形の中心範囲
を演算決定し、また、図2に示す如く、基準器7を任意
のレベルに置いて圧力センサー11を位置出しのレベル
Aに合わせたときのレベル差hに基づく差圧を読込み、
これを基準値に設定するマイコンソフト12が組み付け
られている。
【0022】図5に示す如く、基準器7を共通したレベ
ルの床19置いて、天井レベル20若しくは中間レベル
21等の位置出ししたい任意高さに圧力センサー11を
置き、一担、基準値を設定したならば、それ以降は、チ
ューブ8の届く範囲内において、隣部屋22等の影の部
分であっても圧力センサー11を移動させて出力させて
いくことにより、位置出し天井レベル20′、位置出し
中間レベル21′,…を求めていくことができる。
【0023】そして、この全く従来と異なる方式の最大
の特徴は基準側、検出側のいずれにおいても追い出し墨
が全く不要化してしまう点にある。この結果追い出し墨
に伴なう誤差が解消する。叙上構成にあって、箱皿10
は通気用垂下筒部10aの付設により、開放端を形成し
ているも他端閉塞により液9のみだりな漏出はなく、気
化蒸発やチューブ8壁よりの透出のおそれもなく、封入
液9の目減りはない。箱皿10は図4(a)〜(c)に
示す如く、傾倒、横立ち逆立ち姿勢にあっても液漏出は
起こり得ないものとなっているので、持ち運び、移動に
何んら支障がない。連通管の原理を応用する本発明にあ
っては、封入液9の安定が測量の大前提である。
【0024】ところが、実際の作業現場は振動、風,温
度,事故外力等の種々影響を受けざるを得なく、その都
度にチューブ8内圧に波動が生じ伝播され、このエネル
ギーの消滅を待たねばならない。解放端の箱皿10にあ
っては大径で、かつ、低丈であるので、波動圧は直ちに
大気に放散され、迅速な安定化が期し得るものとなって
いる。さらに、図3に示す如く、箱皿10の底10bの
チューブ8接続口10cを覆い囲む態様に消波天板1
3,消波側板14を設けると、接続口10cからチュー
ブ内液体が波動圧より噴出して大部分のエネルギーを消
耗させ得て早まり好適である。一方、圧力センサー11
は圧力に対し極めて鋭敏に反応するので精度上好まし
い。
【0025】しかし、叙上の如く、作業現場には種々の
波動原因が存在しており、たえず波動が生じ、安定は期
待し難たいのが実情である。そこで、本発明では該マイ
クロソフト12に圧力センサー11の電圧出力の波動の
波形の一定サイクルを測定して収斂する中心範囲を演算
決定させるとしている。これにより、波動の安定を長時
間まち続ける必要がなくなり、高感度センサーも実用的
となる。墨出しは目視手作業によるよりも自動機械化が
精度上好ましい。
【0026】本発明では、図6に示す如く、自動墨出し
のためには、圧力センサー11に当該センサー11から
のON,OFF電気信号にて刻印,待機作動するところ
のソレノイド若しくはカム式の印字器15を接続する。
当該圧力センサー11、印字器15はスタッフプレート
16上に設置されて一体的にまとめられているを良しと
する。
【0027】該ON,OFF電気信号は、印字器15の
刻印17レベルと前記の基準点とが一致するところでO
N,それ以外ではOFFであるように設定される。つま
り、刻印17と基準点との間にレベル差Lが存在する場
合には、当該L分の高さの補正を施した報知圧数値でも
ってONを設定する。しかして、単にチューブ8のスタ
ッフプレート16側を壁面等に沿って昇降移動させれば
瞬時に自動的に刻印され、墨出しがなされることとな
る。これにより、墨付けの個人差を無くし、総合的に精
度を確保するとともに、1人作業できわめて合理的に短
時間で作業を行うことが可能になる。
【0028】叙上のスタッフプレート16に圧力センサ
ー11、印字器15等が組付けされる所謂検出器24に
あっては、スタッフプレート16上に配設のモーター2
5で駆動のウォームネジ26に組付けの所定スパン移動
の自動昇降架台27に圧力センサー11を一体設の印字
器15を取り付けている。しかして、検出器24を壁面
等の位置出ししたい部位に押し当てて、圧力センサー1
1を昇降させる自動検索を行なうと、基準値のレベルに
自動的に刻印17をする。
【0029】実機としては、例えば約40mmに設定の昇
降範囲内に検出器24が存在しないときは、圧力センサ
ー11からの出力で上方若しくは下方に移動させるとす
る表示をし、該範囲内に収ったときはO・Kサインを出
させ、そこで検索作動を行なわせるとすると良い。ま
た、図7に示す如く、本発明装置は基準器7を正姿勢に
格納し得るチューブ8収納ケース28に、検出器24も
収容とするならば、持ち運び、作業性、保守上好適とな
る。
【0030】チューブ8への温度変化、衝撃等の外乱要
因付加はたえず封入液9に波動を生じさせるので、好ま
しくない。そこで、この外乱要因からチューブ8を保護
すべく、図8に示す如く、チューブ8に外筒管18を被
覆するとした。両者は途中完全に縁切りされるを良しと
する。実験によると著しく保護効果が奏された。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。従
来の常識を打破して、1人作業により任意高さの直接の
水平位置決め、水平墨出しの自動マーキングを可能と
し、かつ、追い出し墨の誤差混入を完全に解消したた
め、信じ難い程迅速・簡易で高精度の位置出しが可能に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明原理の説明図である。
【図2】本発明における基準値設定要領説明図である。
【図3】本発明における基準器を展開して解説した説明
図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明における基準器の各種
姿勢での液漏出阻止態様説明図である。
【図5】本発明における位置出し要領説明図である。
【図6】本発明の自動墨出し説明図である。
【図7】本発明の装置構成説明図である。
【図8】本発明装置におけるチューブの外筒管保護説明
図である。
【図9】従来の水盛管の説明図である。
【図10】本発明の先行出願発明の原理説明図である。
【図11】(a)、(b)は従来の追い出し墨付けの説
明図である。
【符号の説明】
1,1′ 管体 2 ゴムホース 3,3′ 水頭 4 水 5 ホース 6 密閉 7 基準器 8 合成樹脂製チューブ 8a 一方端 8b 他方端 9 高分子液 10 箱皿 10a 通気用垂下筒部 10b 底10 10c 接続口 11 圧力センサー 12 マイコンソフト 13 消波天板 14 消波側板 15 印字器 16 スタッフプレート 17 刻印 18 外筒管 19 床 20 天井レベル 20′ 位置出し天井レベル 21 中間レベル 21′ 位置出し中間レベル 22 隣部屋 24 自動刻印式検出器 25 モーター 26 ウォームネジ 27 自動昇降架台 28 収納ケース
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−262914(JP,A) 特開 昭62−237312(JP,A) 実開 平5−223566(JP,U) 実開 平4−21909(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性, 柔軟性に富む合成樹脂製チュー
    ブの一方端を密閉すると共に圧力センサーを内装し、他
    方の開放端には大径, 低丈で天板に通気用垂下筒部又は
    通気開閉バルブを付設の箱皿よりなる基準器を接続し、
    該基準器から漏れのおそれのない程度にて該チューブに
    シリコンオイル等の低粘度高分子液若しくは水を封入
    し、当該圧力センサーにその電圧出力の波動の波形の一
    定サイクル測定で中心範囲を演算決定し、また、該基準
    器を任意レベルに載置しておいて該圧力センサーを任意
    高さに合わせたときのレベル差に基づく差圧を読込み、
    これを基準値とするようにしたマイコンソフトを組み付
    け、圧力センサーが当該基準値と同一レベルにてゼロ,
    低いと正、高いと負となることを利用して、この基準値
    のレベルを計測していくとしたことを特徴とする任意高
    さを直接求めることのできる連通管を利用した水平位置
    決め方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水平位置決め方法におけ
    る圧力センサーに当該センサーからのON,OFF電気
    信号にて作動するソレノイド若しくはカム式の印字器を
    接続し、かつ、当該ON,OFF電気信号を該印字器の
    刻印レベルと基準値のレベルとが同一でON、それ以外
    でOFFとなるものに設定し、この印字器と一体の圧力
    センサーをスタッフプレート上の所定スパン移動の自動
    昇降架台に搭載させて該基準値レベルを検索させ、基準
    値レベルにて該印字器を作動させて自動的に刻印すると
    したことを特徴とする任意高さを直接求めることのでき
    る連通管を利用した水平墨出し方法。
  3. 【請求項3】 弾力性、柔軟性に富む合成樹脂製チュー
    ブの一方端を密閉すると共に圧力センサーを内装し、他
    方の開放端には大径、低丈で天板に通気用垂下筒部又は
    通気開閉バルブを付設の箱皿よりなる基準器を接続し、
    該基準器から漏れのおそれのない程度にて該チューブに
    シリコンオイル等の低粘度高分子液若しくは水を封入
    し、当該圧力センサーにその電圧出力の波動の波形の一
    定サイクル測定で中心範囲を演算決定し、また、該基準
    器を任意レベルに載置しておいて該圧力センサーを任意
    高さに合わせたときのレベル差に基づく差圧を読込み、
    これを基準値とするようにしたマイコンソフトを組み付
    け、該圧力センサーに当該センサーからのON,OFF
    電気信号にて作動するソレノイド若しくはカム式の印字
    器を接続し、かつ、当該ON,OFF電気信号を該印字
    器の刻印レベルと基準値のレベルとが同一でON,それ
    以外でOFFとなるものに設定し、この印字器と一体の
    圧力センサーを、スタッフプレート上の所定スパン移動
    の自動昇降架台に搭載して、自動刻印式検出器にしたこ
    とを特徴とする任意高さを直接求めることのできる連通
    管を利用した水平墨出し装置。
  4. 【請求項4】 基準器のチューブ接続口部に波動エネル
    ギーを消滅させるための消波天板、消波側板を付設した
    請求項3記載の任意高さを直接求めることのできる連通
    管を利用した水平墨出し装置。
  5. 【請求項5】 チューブを温度,衝撃等の外乱要因から
    防護するための外筒管で被覆するとした請求項3記載の
    任意高さを直接求めることのできる連通管を利用した水
    平墨出し装置。
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