JP2534381B2 - 排気管支持装置 - Google Patents

排気管支持装置

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JP2534381B2 JP2164460A JP16446090A JP2534381B2 JP 2534381 B2 JP2534381 B2 JP 2534381B2 JP 2164460 A JP2164460 A JP 2164460A JP 16446090 A JP16446090 A JP 16446090A JP 2534381 B2 JP2534381 B2 JP 2534381B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は排気管支持装置、例えば、車両用内燃機関の
排気管を支持する排気管支持装置に関する。
(従来の技術) 従来の排気管支持装置としては、例えば第8図に示す
ようなものがある。第8図において、1は排気管支持装
置であり、排気管支持装置1は、車両用エンジンの排気
管2を車体に支持固定するものであり、排気管2の外周
を保持する保持ブラケット3と、保持ブラケット3の一
端部を締めつけるボルトナット4を有している。保持ブ
ラケット3の他端部は弾性部材5を介して固定ブラケッ
ト6により車体に固定される。
排気管2を車体に組付ける際、排気管2は排気管2の
エンジン側の端部をエンジンの排気口に連結するととも
に、排気管2を支持する排気管支持装置1により車体に
組付けられる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の排気管支持装置1に
あっては、排気管支持装置1はあらかじめ排気管2に組
付け固定された後、組立工場に運ばれる。組立工場にお
いては、排気管2は、まず、排気管のエンジン側の端部
をエンジンの排気口に連結し、次いで、排気管支持装置
1の固定ブラケット6を車体の所定の位置に固定して組
付けられる。このため、排気管支持装置1の排気管2へ
の組付精度が悪いと、固定ブラケット6と保持ブラケッ
ト3との相対位置がずれ、弾性部材5にこじれ、および
ねじれが発生し、弾性部材5のバネ定数が高くなり、排
気管2の振動例えば、アイドル振動を減衰する振動減衰
率が悪化し、または、こもり音等の騒音も発生するとい
う問題点がある。
そこで、本発明は、このような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、排気管の外周面から離れ、放
射外方に向う2枚の端末部を有し、排気管を軸方向に移
動可能な保持ブラケット、および排気管が加熱・冷却時
にこの端末部に係合可能な係合部を有する係合部材を設
けることにより、排気管を組立て時には、保持ブラケッ
トは排気管をこの軸方向に移動可能に保持して、弾性部
材のこじれおよびねじれを防止し、バネ定数の上昇を防
止でき、また、初めての排気管の加熱および冷却によ
り、係合部材は伸縮し、係合部材の係合部が保持ブラケ
ットの端末部に係合し、端末部は互いに近づき、排気管
を緊締できるように変形し、このため、排気管の振動を
十分に減衰でき、こもり音の発生を防止できる排気管支
持装置を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明による排気管支持装置は上記課題達成のため、
排気管を保持し弾性部材を介して車体に固定する排気管
支持装置において、前記排気管の周方向少なくとも一箇
所に排気管の外周面から離れ放射外方に向かうとともに
互いに対向し、かつ外側に凹形状に湾曲する2枚の端末
部を有し、排気管を軸方向に移動可能に保持する保持部
材と、高熱膨脹部材からなり一端が前記排気管に固定さ
れ他端が前記端末部間に介在し前記保持部材の端末部に
係合可能な係合部を有し、排気管の加熱および冷却によ
り排気管の放射方向に伸長および収縮する係合部材と、
を備え、前記排気管の組立時には排気管を保持部材に対
して可動にし、前記係合部材は排気管が始めて加熱時に
熱膨脹して伸長し前記係合部は前記端末部間から放射外
方に突出し、排気管が冷却時に熱収縮して前記係合部は
前記端末部に係合し、前記端末部は排気管を緊締するよ
うに変形することを特徴としている。
(作用) 本発明では、排気管支持装置は排気管の外周面から離
れ排気管を軸方向に移動可能に保持する保持部材を有し
ているので、車体に排気管を組立てる際、排気管支持装
置の保持部材は排気管に対して軸方向に移動することに
より、車体の所定位置に精度よく取付けることができ
る。
また、排気管支持装置の保持部材の2枚の端末部間に
は、高熱膨脹部材からなり排気管の加熱および冷却によ
り端末部に係合可能な係合部を有する係合部材を設けて
いるので、前述の排気管を車両に精度よく組込んだ後、
初めてのエンジン稼動で排気管が加熱すると、係合部材
は熱膨脹して係合部は端末部間から放射外方に突出し、
冷却時に熱収縮し係合部材の係合部が保持部材の端末部
に係合して、保持部材2枚の端末部が互いに近づき、排
気管を緊締する方向に変形する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1〜4図は本発明に係る排気管支持装置の第1実施
例を示す図であり、車両のエンジン用の排気管に適用し
た例である。
まず、構成について説明する。第1、2図において、
11は排気管支持装置であり、排気管支持装置11はエンジ
ンの排気管(第2〜4図では太い黒線にて示している)
12の外周を保持する保持部材である保持ブラケット13
と、保持ブラケット13の基部13a側を固定するボルトナ
ット15と、保持ブラケット13の基部13a側に接着するブ
ロック状の弾性部材16と、弾性部材16に接着して保持ブ
ラケット13を弾性部材16を介して車体17に固定する固定
ブラケット18と、を有している。
保持ブラケット13は、排気管12の外周の下側を保持す
る下側保持ブラケット13A(代表するときは13という)
および排気管12の外周の上側を保持する上側保持ブラケ
ット13B(代表するときは13という)を有し、排気管12
の周方向1箇所で排気管12の外周面から離れ放射方向外
方に向うとともに互いに対向し、かつ、外側に凹形状に
湾曲する2枚の端末部13bを有し、排気管12を軸方向に
移動可能に保持している。弾性部材16は排気管12の振動
の伝達を防止し、騒音の発生を抑制するようになされて
いる。
20は係合部材であり、係合部材20は板状の高熱膨脹部
材からなり、一端が排気管12に固定された固定部20a、
および固定部20aから排気管12の放射方向外方に延在し
て2枚の端末部13b間に介在する係合部20bを有してい
る。係合部20bは、第2図に示すように、断面二等辺三
角形のくさび状をなし、係合部20bの固定部20a側の係合
部分20cは端末部13bの端末13cに係合可能な断面凹状に
形成されている。係合部材20は、エンジンが稼動され、
排気管12が初めて加熱されると、排気管12の熱は係合部
材20に伝達され、係合部材20は温度が上昇し、排気管12
の放射外方に伸長して係合部20bを保持ブラケット13の
端末部13bの端末13cを超えて、第3図に示すように突出
可能である。また、冷却時には、係合部材20は温度が降
下し冷却されると、係合部材20は熱収縮し係合部20bの
係合部分20cは保持ブラケット13の端末部13bの端末13c
に係合し係合部材20の熱収縮力により凹形状に湾曲した
2枚の端末部13bは、第4図に示すように、互いに近づ
き排気管12を緊締する方向に、塑性変形可能である。
次に、作用について説明する。
本発明の排気管支持装置の保持ブラケット13は排気管
12の外周の下側および上側を下側保持ブラケット13Aお
よび上側保持ブラケット13Bにより保持され、排気管12
の外周面から離れ外側に凹形状に湾曲した端末部12bを
有し、排気管12が軸方向に移動可能に保持しているの
で、排気管12を車体に組付ける際、排気管12の図示して
いないエンジン側の端部をエンジンの排気口に連結した
後、排気管12に対して保持ブラケット13を相対的に軸方
向に移動させながら保持ブラケット13を排気管12の所定
位置に精度よく位置させた後、固定ブラケット18を車体
17に取付けることができる。
また、排気管12を車体に組付ける際、前述の代りに、
排気管支持装置11の固定ブラケット18を車体17の所定の
位置に固定した後、保持ブラケット13に対して排気管12
を軸方向に移動させて、排気管12のエンジン側の端部を
エンジンの排出口に組付けてよいのは勿論である。この
ようにして、排気管12の所定位置に保持ブラケット13を
精度よく位置させることにより、排気管支持装置11を車
体17に精度よく組付けることができる。
また、排気管支持装置11の保持ブラケット13の2枚の
端末部13b間には高熱膨脹部材からなり、排気管12の加
熱・冷却により端末部13bと係合可能な係合部20bを有す
る係合部材20を備えているので、排気管12を排気管支持
装置11により車体に組付けた後、初めてのエンジン試動
により排気管12が加熱されると、係合部材20の固定部20
aを通して係合部材20が加熱される。係合部材20は加熱
膨脹して端末部13b間を放射方向外方に伸長し、第3図
に示すように、基部側13a間から突出する。次いで、エ
ンジンを停止すると、排気管12は冷却し、係合部材20は
熱収縮して係合部20bの係合部分20cは保持ブラケット13
の端末部13bの端末13cに係合して収縮する。保持ブラケ
ット13の端末部13bは外側に凹形状に湾曲しているの
で、係合部材20の収縮に伴って端末部13bは排気管12の
外周に近づき、端末部13bが互いに近づく方向に塑性変
形して排気管12を緊締する。このため、排気管12は排気
管支持装置11により高い組付け精度により車体に取付け
られる。したがって、弾性部材16はこじれおよびねじれ
等変形の発生もなく、バネ定数が上昇する等の変化を防
止でき、排気管12からの振動の伝達も防止でき、車体内
へのこもり音の発生等も防止できる。
なお、前述の実施例においては、係合部材の係合部
は、くさび形状の場合につき説明したが本発明において
は、係合部は端末部に係合できる係合部材を有するな
ら、全体形状は断面随円形状または円形でもよい。
次に本発明の第2実施例につき説明する。
第5〜7図は本発明に係る排気管支持装置の第2実施
例を示す図であり、第1実施例と同じ構成には同じ符号
をつける。
第2実施例の排気管支持装置31においては、排気管支
持装置31の保持ブラケット33は排気管12の周方向で互い
に角度180゜で相対する2つの位置に、排気管12の外周
面から離れ、放射外方に向かう端末部33を設け、端末部
33b間にそれぞれ排気管12に固定され、高熱膨脹部材か
らなる係合部材20を設けた場合である。
排気管支持装置31は排気管12の周方向2つの位置に保
持部材33の端末部33bを設けることにより、排気管12の
車体への取付けがさらに容易になるとともに、排気管12
の加熱および冷却による保持部材33による排気管12の緊
締がさらに強固になる。
(効果) 以上説明したように、本発明によれば、排気管の外周
面から離れ、放射外方に向かう2枚の端末部を有し、排
気管を軸方向に移動可能な保持ブラケット、および排気
管が加熱・冷却時にこの端末部に係合可能な係合部を有
する係合部材を設けることにより、排気管を組立て時に
は、保持ブラケットは排気管をこの軸方向に移動可能に
保持して、弾性部材のこじれおよびねじれを防止し、バ
ネ定数の上昇を防止でき、また、初めての排気管の加熱
および冷却により、係合部材の係合部が保持ブラケット
の端末部に係合し端末部は互いに近づき排気管を緊締で
きるようにし、このため、排気管の振動を十分に減衰で
き、こもり音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明に係る排気管支持装置の第1実施例
を示す図であり、第1図はその一部斜視図、第2図はそ
の断面図、第3、4図はそれぞれその作用を示す断面図
である。第5〜7図は本発明に係る排気管支持装置の第
2実施例を示す図であり、第5図はその一部概略断面
図、第6、7図はそれぞれその作用を示す概略断面図で
ある。第8図は従来の排気管支持装置を示す斜視図であ
る。 11、31……排気管支持装置、 12……排気管、 13、33……保持ブラケット(保持部材)、 20……係合部材、 20b……係合部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気管を保持し弾性部材を介して車体に固
    定する排気管支持装置において、前記排気管の外周を保
    持し、排気管の周方向少なくとも一箇所に排気管の外周
    面から離れ放射外方に向かうとともに互いに対向し、か
    つ外側に凹形状に湾曲する2枚の端末部を有し、排気管
    を軸方向に移動可能に保持する保持部材と、高熱膨脹部
    材からなり一端が前記排気管に固定され他端が前記端末
    部間に介在し前記保持部材の端末部に係合可能な係合部
    を有し、排気管の加熱および冷却により排気管の放射方
    向に伸長および収縮する係合部材と、を備え、前記排気
    管の組立時には排気管を保持部材に対して可動にし、前
    記係合部材は排気管が始めて加熱時に熱膨脹して伸長し
    前記係合部は前記端末部間から放射外方に突出し、排気
    管が冷却時に熱収縮して前記係合部は前記端末部に係合
    し、前記端末部は排気管を緊締するように変形すること
    を特徴とする排気管支持装置。
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JP4862204B2 (ja) * 2007-12-06 2012-01-25 三洋電機株式会社 固体電解コンデンサ
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