JP2534360Y2 - レジスタ - Google Patents

レジスタ

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JP2534360Y2
JP2534360Y2 JP1991009358U JP935891U JP2534360Y2 JP 2534360 Y2 JP2534360 Y2 JP 2534360Y2 JP 1991009358 U JP1991009358 U JP 1991009358U JP 935891 U JP935891 U JP 935891U JP 2534360 Y2 JP2534360 Y2 JP 2534360Y2
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operation knob
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synthetic resin
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隆 瀬戸口
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば車両のインス
トルメントパネルに組付けられて車室内の空調を行うた
めのレジスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バレル形式のレジスタは、図7と
図8に示すよう、バレル本体1´内の吹出口5´におけ
る一方の対向面間には複数枚の風向調整用ブレード10
´が並設され、前記吹出口5´の他方の対向面間には前
記各ブレード10´の前側に位置し、かつ各ブレード1
0´と直交する方向の複数枚の固定フィン6´が配設さ
れている。前記各風向調整用ブレード10´の上下両端
面には、支軸14´が同一中心線上にそれぞれ突出され
ている。そして、バレル本体1´の上枠2´と下枠3´
とを上下方向に強制的に拡開させながら、前記各風向調
整用ブレード10´が押し込まれることで、前記吹出口
5´の一方の対向面間に各風向調整用ブレード10´
が、その支軸14´を中心としてそれぞれ回動可能に組
付けられる。また、各風向調整用ブレード10´は連動
枠17´によって連結される。さらに、中央部の風向調
整用ブレードは操作ブレード10A´とされ、その操作
ブレード10A´は、両固定フィン6´の間を通してバ
レル本体1´の前側へ突出する操作部12a´をもつ板
状の操作ノブ12´が同操作ブレード10A´を一体に
設けられる。そして操作ノブ12´の操作部12a´に
よって、操作ブレード10A´を支軸14´を中心とし
て回動操作することで、他の全ての風向調整用ブレード
10´がそれぞれの支軸14´を中心として連動され、
空気の吹出方向が調整されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のものにおいて、操作ノブ12´の板面に対し、斜め
方向、例えば図8において斜め下方(図8において矢印
P方向)の荷重が操作ノブ12´の操作部12a´に作
用すると、同操作ノブ12´と一体の操作ブレード10
A´は、バレル本体1´の上枠2´を上面へ撓ませなが
ら傾くことがある。そして図8に示すように、前記上枠
2´の撓み量Lや操作ブレード10A´の傾きによって
下側の支軸14´がバレル本体1´の下枠3´の軸受部
8´から抜出て外れるという問題点があった。この考案
の目的は、上記した従来の問題点に鑑み、操作ノブの板
面に対し斜め方向の荷重が同操作ノブの操作部に作用し
たときでも操作ブレードの傾きや外れを防止することが
できるレジスタを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、請求項1の考案に係るレジスタは、枠体内の吹出口
における一方の対向面間には風向調整用の操作ブレード
が支軸を中心として回動可能に組付けられ、前記操作ブ
レードには、前記枠体の前側へ突出する操作部をもつ板
状の操作ノブが設けられたレジスタであって、 前記操作
ノブの板面に対し斜め方向の荷重が同操作ノブの操作部
に作用したときには同操作ノブが弾性変形して撓むよう
に、前記操作ノブが柔軟性及び可撓性を有する軟質合成
樹脂より形成されていることを特徴とする。 また、請求
項2の考案に係るレジスタは、請求項1に記載のレジス
タにおいて、操作ブレードは、硬質又は半硬質の合成樹
脂より形成されるとともに、操作ノブが設けられる部分
において薄肉板状の結合鍔が同操作ブレードと一体成形
され、前記結合鍔の全周を包囲するようにして軟質合成
樹脂を射出することで操作ノブが形成されていることを
特徴とする
【0005】
【作用】上記したように構成されるレジスタにおいて、
操作ノブの板面に対し斜め方向の荷重が同操作ノブの操
作部に作用したときには、前記操作ノブが軟質合成樹脂
特有の柔軟性及び可撓性に基づいて弾性変形して撓む。
このため、前記操作ノブに作用する前記荷重が操作ブレ
ードに伝達されることが軽減される。また、操作ノブの
操作時には、軟質合成樹脂が有する柔軟性によってソフ
ト感のある操作性が得られる。
【0006】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜図6に従
って説明する。レジスタを斜視図で表した図4、平断面
で表した図5及び側断面で現わした図6において、枠体
としてのバレル本体1は、合成樹脂の射出成形によって
構成され、上枠2と下枠3と左右の両側枠4とを一体に
備えて枠状に形成されている。そしてバレル本体1は、
その枠内を車室に対する空気の吹出口5としている。
【0007】また、バレル本体1の両側枠4の外面中央
部には、取付軸7が突設されており、バレル本体1は、
その取付軸7において、図示しないインストルメントパ
ネルに設けられる取付部に対し回動可能に組付けられ
る。さらに、上枠2及び下枠3の外表面は、前記取付軸
7を中心とする略円弧状に形成されている。
【0008】バレル本体1の吹出口5には、複数枚の風
向調整用ブレード10と複数枚の固定フィン6とが互い
に直交する方向にそれぞれ配置されている。各固定フィ
ン6は、各風向調整用ブレード10の前側に位置しかつ
バレル本体1の両側枠4の対向面間において、上下方向
に所定間隔をもって平行に配設されるとともに、各固定
フィン6の両端は、両側枠4とそれぞれ一体に結合され
ている。
【0009】各風向調整用ブレード10の上下両端面の
中央には、同ブレードの回動中心をなす上下方向の支軸
14が同一中心線上にそれぞれ突設されている。そし
て、各ブレード10はバレル本体1の上枠2と下枠3と
を上下方向に強制的に拡開させながら押込むことで、そ
の各支軸14が上枠2と下枠3との対向面にそれぞれ形
成された軸受部8にそれぞれ嵌込まれて組付けられる。
【0010】バレル本体1に組付けられる複数枚の風向
調整用ブレード10のうち、中央部のブレードを操作ブ
レード10Aとし、その操作ブレード10Aには、前記
隣接する両固定フィン6の間を通してバレル本体1の前
側へ突出する操作部12aをもつ板状の操作ノブ12が
設けられている。操作ノブ12は軟質合成樹脂のような
柔軟で可撓性を有する材料で形成されており、操作ノブ
12の板面に対し斜め方向の荷重が同操作ノブの操作部
に作用したときには、操作ノブが固定フィンに向けて弾
性変形して撓むようになっている。
【0011】この実施例において、操作ブレード10A
は、硬質又は半硬質の合成樹脂の射出成形によって一体
成形され、そのブレード部の高さ方向中央部には図3に
示すように操作ノブ12に対する薄肉板状の結合鍔11
が同操作ブレード10Aと一体に形成されている。そし
て、前記操作ブレード10Aを操作ノブ12に対応する
成形型内にセットした状態のもとで、操作ブレード10
Aの結合鍔11の全周を包囲するようにして軟質合成樹
脂を射出することで、図2に示すように、操作ブレード
10Aと一体化して操作ノブ12が成形される。
【0012】なお、操作ブレード10A及び他の全ての
風向調整用ブレード10は、その下面にそれぞれ突設さ
れた連結ピン16において連動枠17によって連結され
ている。
【0013】この実施例は上述したように構成される。
従って操作ノブ12の操作部12aによって操作ブレー
ド10Aを所望とする方向に回動操作することで、他の
全ての風向調整用ブレード10が同方向へ連動されて回
動され、これによって吹出口5からの空気の吹出し方向
が調整される。前記操作ノブ12は柔軟性を有するた
め、操作時においてソフト感のある操作性が得られる。
【0014】図1に示すように、操作ノブ12の板面に
対し斜め下方の矢印P方向の荷重が同操作ノブ12の操
作部12aに作用した場合、操作ノブ12は固定フィン
6に向けて弾性変形して撓む。このため、前記操作ノブ
12に作用する荷重が操作ブレード10Aに伝達される
ことが軽減され、操作ブレード10Aの傾きが防止され
る。この結果、バレル本体1に対し操作ブレード10A
は正規の姿勢に保たれ、その支軸14がバレル本体1の
軸受部8から抜け出て外れるという不具合が解消され
る。また、この実施例において、前記操作ノブ12が固
定フィン6に向け弾性変形して撓み、同操作ノブ12が
固定フィン6に当接することで、前記荷重が固定フィン
6に分散して作用するため、バレル本体1に対する操作
ブレード10Aの外れ防止に効果が大きい。
【0015】なお、この考案は前記実施例に限定される
ものではない。例えば、前記実施例においてはバレル形
式のレジスタを例示したが、これに限らず、車両のイン
ストルメントパネルに空気吹出口を構成する枠体を一体
に形成し、その枠体に風向調整用操作ブレードとこれに
直交する固定ブレードとを配設してもよい。さらに、風
向調整用操作ブレードと直交するブレードは枠体に対し
回動可能に組付けてもよく、またブレードがない構造の
ものでもよい。
【0016】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
操作ノブの板面に対し斜め方向の荷重が同操作ノブの操
作部に作用したときには、前記操作ノブが軟質合成樹脂
特有の柔軟性及び可撓性に基づいて弾性変形して撓むこ
とで前記荷重が操作ブレードに伝達されることを軽減す
ることができる。この結果、操作ブレードの傾きや、そ
の傾きによる外れを積極的に防止することができる。
かも、操作ノブの操作時には、軟質合成樹脂が有する柔
軟性によってソフト感のある操作性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レジスタの要部を示す側断面図である。
【図2】操作ブレードに操作ノブを射出成形して一体化
したものを示す斜視図である。
【図3】操作ブレードを示す斜視図である。
【図4】バレル本体に操作ブレードと他の風向調整用ブ
レードとを組付けた状態を示す斜視図である。
【図5】図4のV−V線平断面図である。
【図6】図5のVI−VI線側断面図である。
【図7】従来のレジスタを示す平断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線側断面図である。
【符号の説明】
1 バレル本体(枠体) 5 吹出口 6 固定フイン 10 風向調整用ブレード 10A 操作ブレード 12 操作ノブ 12a 操作部 14 支軸

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体内の吹出口における一方の対向面間
    には風向調整用の操作ブレードが支軸を中心として回動
    可能に組付けられ、前記操作ブレードには、前記枠体の
    前側へ突出する操作部をもつ板状の操作ノブが設けられ
    たレジスタであって、 前記操作ノブの板面に対し斜め方向の荷重が同操作ノブ
    の操作部に作用したときには同操作ノブが弾性変形して
    撓むように、前記操作ノブが柔軟性及び可撓性を有す
    軟質合成樹脂より形成されていることを特徴とするレジ
    スタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレジスタにおいて、操
    作ブレードは、硬質又は半硬質の合成樹脂より形成され
    るとともに、操作ノブが設けられる部分において薄肉板
    状の結合鍔が同操作ブレードと一体成形され、前記結合
    鍔の全周を包囲するようにして軟質合成樹脂を射出する
    ことで操作ノブが形成されていることを特徴とするレジ
    スタ。
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