JP2534128B2 - 斜板式可変容量形アキシアルピストンポンプ及びモ―タ - Google Patents
斜板式可変容量形アキシアルピストンポンプ及びモ―タInfo
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- JP2534128B2 JP2534128B2 JP1079940A JP7994089A JP2534128B2 JP 2534128 B2 JP2534128 B2 JP 2534128B2 JP 1079940 A JP1079940 A JP 1079940A JP 7994089 A JP7994089 A JP 7994089A JP 2534128 B2 JP2534128 B2 JP 2534128B2
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- Japan
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- swash plate
- piston
- axis
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- motor
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は斜板式可変容量形アキシアルピストンポンプ
及びモータの斜板に関するものである。
及びモータの斜板に関するものである。
この種のポンプ及びモータにおいては、例えば第4図
及び第5図に示すポンプ及びモータ(実公昭61−28061
号)のように、シリンダブロック51に嵌挿された多数の
ピストン52のストロークを規制する斜板53が、そのピス
トン案内面54よりシリンダブロック51側へ突き出た筒部
55に突設する支軸56,56でケーシング57に傾転可能に取
付けられ、その傾転調節は筒部55に突設した操作片部59
に取付けたアクチュエータ(図示せず)で行つている。
そして、斜板傾転操作をし易くするため、第6図に示す
ように、ピストン52先端部の球中心60(第7図に示すピ
ストン先端部にスリッパ61がある場合も同様)が位置す
る平面62と駆動軸軸線63(シリンダブロック軸線と同軸
線)との交点64から斜板53のピストン案内面54に下した
垂線上もしくはその近傍をピストン合力平均作用線nが
通り、且つ斜板の傾転軸線58が交点64もしくはその近傍
を通るようにしている。このようにすると、ピストン52
による斜板回転モーメントが零となり、操作性が向上す
る。
及び第5図に示すポンプ及びモータ(実公昭61−28061
号)のように、シリンダブロック51に嵌挿された多数の
ピストン52のストロークを規制する斜板53が、そのピス
トン案内面54よりシリンダブロック51側へ突き出た筒部
55に突設する支軸56,56でケーシング57に傾転可能に取
付けられ、その傾転調節は筒部55に突設した操作片部59
に取付けたアクチュエータ(図示せず)で行つている。
そして、斜板傾転操作をし易くするため、第6図に示す
ように、ピストン52先端部の球中心60(第7図に示すピ
ストン先端部にスリッパ61がある場合も同様)が位置す
る平面62と駆動軸軸線63(シリンダブロック軸線と同軸
線)との交点64から斜板53のピストン案内面54に下した
垂線上もしくはその近傍をピストン合力平均作用線nが
通り、且つ斜板の傾転軸線58が交点64もしくはその近傍
を通るようにしている。このようにすると、ピストン52
による斜板回転モーメントが零となり、操作性が向上す
る。
ところが、斜板の傾転軸線58が交点64を通るようにす
るには、筒部55をピストン案内面54からシリンダブロッ
ク51側へ大きく突き出す必要があるため、斜板53が大型
化する不都合がある。又、これによりケーシング57も大
型化するので、この種ポンプ及びモータのコンパクト
化、軽量化及び製作費の低減を図り難い。
るには、筒部55をピストン案内面54からシリンダブロッ
ク51側へ大きく突き出す必要があるため、斜板53が大型
化する不都合がある。又、これによりケーシング57も大
型化するので、この種ポンプ及びモータのコンパクト
化、軽量化及び製作費の低減を図り難い。
本発明の前記の点に鑑みてなされたもので、小型軽量
で且つ操作性の良い斜板を備えた斜板式可変容量形アキ
シアルピストンポンプ及びモータを提供することを目的
とする。
で且つ操作性の良い斜板を備えた斜板式可変容量形アキ
シアルピストンポンプ及びモータを提供することを目的
とする。
この目的を達成するため本発明の斜板式可変容量形ア
キシアルピストンポンプ及びモータにおいては、ピスト
ン案内面18が平面である斜板3の傾転軸線13と駆動軸軸
線11との交点14(斜板の傾転中心)を、斜板3のシリン
ダブロック2の反対側にとり、且つピストン4の軸線15
を駆動軸軸線11に対し傾け斜板最大傾転においてピスト
ン合力平均作用線nが前記交点14(斜板の傾転中心)又
はその近傍を通るようにしたことを特徴とするものであ
る。
キシアルピストンポンプ及びモータにおいては、ピスト
ン案内面18が平面である斜板3の傾転軸線13と駆動軸軸
線11との交点14(斜板の傾転中心)を、斜板3のシリン
ダブロック2の反対側にとり、且つピストン4の軸線15
を駆動軸軸線11に対し傾け斜板最大傾転においてピスト
ン合力平均作用線nが前記交点14(斜板の傾転中心)又
はその近傍を通るようにしたことを特徴とするものであ
る。
斜板3の傾転角が零のとき斜板3のピストン案内面18
が駆動軸軸線11と直角か又は略直角では、ピストン合力
平均作用線nは駆動軸軸線11上に位置するか、又はわず
かな角度で駆動軸軸線1と交叉する。斜板3が最大傾転
角をとるとき、ピストン合力平均作用線nは駆動軸軸線
11に対して最大限傾き、第3図に示すように、斜板3の
傾転中心14(交点14)又はその近傍を通る。このため、
斜板の傾転中心14からピストン合力平均作用線nに下し
た垂線の長さがごく短く、斜板操作を妨げるようなモー
メントは発生しない。また、斜板の傾転中心14は斜板3
のシリンダブロック2の反対側にとつているので、斜板
の小型・軽量化を図ることができる。
が駆動軸軸線11と直角か又は略直角では、ピストン合力
平均作用線nは駆動軸軸線11上に位置するか、又はわず
かな角度で駆動軸軸線1と交叉する。斜板3が最大傾転
角をとるとき、ピストン合力平均作用線nは駆動軸軸線
11に対して最大限傾き、第3図に示すように、斜板3の
傾転中心14(交点14)又はその近傍を通る。このため、
斜板の傾転中心14からピストン合力平均作用線nに下し
た垂線の長さがごく短く、斜板操作を妨げるようなモー
メントは発生しない。また、斜板の傾転中心14は斜板3
のシリンダブロック2の反対側にとつているので、斜板
の小型・軽量化を図ることができる。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1図及
び第2図において、1は駆動軸、2は駆動軸1にスプラ
イン連結されたシリンダブロック、3は斜板、4はシリ
ンダブロック2に進退可能に嵌挿されたピストンで、シ
リンダブロック2が回転すると斜板3の平面であるピス
トン案内板5で案内されて往復動して弁板(図示せず)
の吸入側ポートから作動液を吸入し吐出側ポートから作
動液を吐出するものである。
び第2図において、1は駆動軸、2は駆動軸1にスプラ
イン連結されたシリンダブロック、3は斜板、4はシリ
ンダブロック2に進退可能に嵌挿されたピストンで、シ
リンダブロック2が回転すると斜板3の平面であるピス
トン案内板5で案内されて往復動して弁板(図示せず)
の吸入側ポートから作動液を吸入し吐出側ポートから作
動液を吐出するものである。
斜板3はその背面部(ピストン案内板5のない側)と
これに対向するケーシング部分7aとの間に介装された一
対の鋼球8,8によって傾転可能に支持され、斜板3の側
壁に軸着した偏心軸10は、ケーシング7に回転可能に設
けた操作軸9の回転によつて斜板傾転角度が変わるよう
に、操作軸9に取付けられている。一方、ピストン4は
その軸線15を駆動軸軸線11に対して所定角度傾けてい
る。斜板3に当接する多数のピストン4の合力平均作用
線nは、斜板3の最大傾転において、斜板3の鋼球8,8
の中心12,12を通る斜板傾転軸線13と駆動軸軸線11(シ
リンダブロック軸線と同軸線となる)との交点である斜
板傾転中心14又はその近傍を通るように、斜板4の最大
傾転角、可能な範囲で斜板3の背面側(ケーシング部分
7aに対向する側)に配置する斜板の傾転中心14の位置、
ピストン傾き角度θ、ピストン先端部の球中心16からピ
ストン案内面18への垂線の長さ等を適宜調整して選定し
ている。
これに対向するケーシング部分7aとの間に介装された一
対の鋼球8,8によって傾転可能に支持され、斜板3の側
壁に軸着した偏心軸10は、ケーシング7に回転可能に設
けた操作軸9の回転によつて斜板傾転角度が変わるよう
に、操作軸9に取付けられている。一方、ピストン4は
その軸線15を駆動軸軸線11に対して所定角度傾けてい
る。斜板3に当接する多数のピストン4の合力平均作用
線nは、斜板3の最大傾転において、斜板3の鋼球8,8
の中心12,12を通る斜板傾転軸線13と駆動軸軸線11(シ
リンダブロック軸線と同軸線となる)との交点である斜
板傾転中心14又はその近傍を通るように、斜板4の最大
傾転角、可能な範囲で斜板3の背面側(ケーシング部分
7aに対向する側)に配置する斜板の傾転中心14の位置、
ピストン傾き角度θ、ピストン先端部の球中心16からピ
ストン案内面18への垂線の長さ等を適宜調整して選定し
ている。
本実施例では第1図〜第3図に示すように、斜板3の
傾転軸線13を斜板の背面側にとることにより、ピストン
案内面18からの突出部(第5図の筒部55)が不要とな
り、また、斜板3の最大傾転においてもピストン合力平
均作用線nは図において斜板3の傾転中心14の近傍を通
るので、斜板操作反力は著しく軽減される。。
傾転軸線13を斜板の背面側にとることにより、ピストン
案内面18からの突出部(第5図の筒部55)が不要とな
り、また、斜板3の最大傾転においてもピストン合力平
均作用線nは図において斜板3の傾転中心14の近傍を通
るので、斜板操作反力は著しく軽減される。。
尚、斜板3の傾転支持構造として一対の鋼球8,8に代
えて例えば第5図に示すような支軸56,56を用いてもよ
い。
えて例えば第5図に示すような支軸56,56を用いてもよ
い。
以上説明したように本発明によれば、平面であるピス
トン案内面を有する斜板のシリンダブロックの反対側に
斜板の傾転中心をとつているので、斜板の厚みを大幅に
薄くすることができ、斜板及びケーシングの小型・軽量
化を図ることができる。しかも、斜板最大傾転時のピス
トン合力平均作用線が斜板の傾転中心又はその近傍を通
るようにしているので、斜板操作反力が著しく軽減さ
れ、斜板の操作性が向上する。
トン案内面を有する斜板のシリンダブロックの反対側に
斜板の傾転中心をとつているので、斜板の厚みを大幅に
薄くすることができ、斜板及びケーシングの小型・軽量
化を図ることができる。しかも、斜板最大傾転時のピス
トン合力平均作用線が斜板の傾転中心又はその近傍を通
るようにしているので、斜板操作反力が著しく軽減さ
れ、斜板の操作性が向上する。
第1図は本発明の実施例の縦断面図、第2図は同横断面
図、第3図は本発明の最大傾転時における斜板回転モー
メント説明図、第4図は従来品の縦断面図、第5図は第
4図のA−A線断面図、第6図は従来品の最大傾転時に
おける斜板回転モーメント説明図、第7図はピストンの
斜板押当て部の例示図である。 2……シリンダブロック、3……斜板、4……ピスト
ン、11……駆動軸軸線、13……傾転軸線、14……斜板傾
転中心、15……ピストン軸線、16……球中心、17……平
面、n……ピストン合力平均作用線。
図、第3図は本発明の最大傾転時における斜板回転モー
メント説明図、第4図は従来品の縦断面図、第5図は第
4図のA−A線断面図、第6図は従来品の最大傾転時に
おける斜板回転モーメント説明図、第7図はピストンの
斜板押当て部の例示図である。 2……シリンダブロック、3……斜板、4……ピスト
ン、11……駆動軸軸線、13……傾転軸線、14……斜板傾
転中心、15……ピストン軸線、16……球中心、17……平
面、n……ピストン合力平均作用線。
Claims (1)
- 【請求項1】ピストン案内面(18)が平面である斜板
(3)の傾転軸線(13)と駆動軸軸線(11)との交点
(14)を、斜板(3)のシリンダブロック(2)の反対
側にとり、且つピストン(4)の軸線(15)を駆動軸軸
線(11)に対し傾け斜板最大傾転においてピストン合力
平均作用線(n)が前記交点(14)又はその近傍を通る
ようにしたことを特徴とする斜板式可変容量形アキシア
ルピストンポンプ及びモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1079940A JP2534128B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | 斜板式可変容量形アキシアルピストンポンプ及びモ―タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1079940A JP2534128B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | 斜板式可変容量形アキシアルピストンポンプ及びモ―タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02256887A JPH02256887A (ja) | 1990-10-17 |
JP2534128B2 true JP2534128B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=13704319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1079940A Expired - Fee Related JP2534128B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | 斜板式可変容量形アキシアルピストンポンプ及びモ―タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534128B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-29 JP JP1079940A patent/JP2534128B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02256887A (ja) | 1990-10-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |