JP2534098Y2 - チェックバルブの取付構造 - Google Patents
チェックバルブの取付構造Info
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- JP2534098Y2 JP2534098Y2 JP5486591U JP5486591U JP2534098Y2 JP 2534098 Y2 JP2534098 Y2 JP 2534098Y2 JP 5486591 U JP5486591 U JP 5486591U JP 5486591 U JP5486591 U JP 5486591U JP 2534098 Y2 JP2534098 Y2 JP 2534098Y2
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- Japan
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- check valve
- mounting
- clamp member
- clamp
- valve
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、チェックバルブを所定
の取付箇所にクランプ部材を介して取付けるための取付
構造に関し、例えば、四輪自動車のフューエルタンクの
エアー抜き経路に配設されるチェックバルブの取付構造
等に適用して好適なものである。
の取付箇所にクランプ部材を介して取付けるための取付
構造に関し、例えば、四輪自動車のフューエルタンクの
エアー抜き経路に配設されるチェックバルブの取付構造
等に適用して好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】四輪自動車のフューエルタンクには、通
常、その上面にセパレータタンクが取付けられると共
に、このセパレータタンクにチェックバルブ（２ウェイ
チェックバルブ）が取付けられており、フューエルタン
クの上部空間内の圧力が大きくなるとその圧力がセパレ
ータタンク、チェックバルブ及びキャニスタを順次介し
て外部へ放出されるように構成されている。
常、その上面にセパレータタンクが取付けられると共
に、このセパレータタンクにチェックバルブ（２ウェイ
チェックバルブ）が取付けられており、フューエルタン
クの上部空間内の圧力が大きくなるとその圧力がセパレ
ータタンク、チェックバルブ及びキャニスタを順次介し
て外部へ放出されるように構成されている。
【０００３】ところで、上述のチェックバルブはインレ
ットパイプとアウトレットパイプとを具備しており、チ
ェックバルブをセパレータタンクに取付けるに際して
は、チェックバルブを所定の方向に向けて配置する必要
がある。
ットパイプとアウトレットパイプとを具備しており、チ
ェックバルブをセパレータタンクに取付けるに際して
は、チェックバルブを所定の方向に向けて配置する必要
がある。
【０００４】図５及び図６は、従来におけるチェックバ
ルブ（２ウェイチェックバルブ）１の取付構造を示すも
のである。このチェックバルブ１は、円筒状のバルブ本
体２と、このバルブ本体２の両側部に設けられた互いに
幅の異なるフランジ部３，４（幅Ｌ2 ，Ｌ3 ）と、これ
らのフランジ部３，４の側方に延びるインレットパイプ
５及びアウトレットパイプ６とから構成されている。
ルブ（２ウェイチェックバルブ）１の取付構造を示すも
のである。このチェックバルブ１は、円筒状のバルブ本
体２と、このバルブ本体２の両側部に設けられた互いに
幅の異なるフランジ部３，４（幅Ｌ2 ，Ｌ3 ）と、これ
らのフランジ部３，４の側方に延びるインレットパイプ
５及びアウトレットパイプ６とから構成されている。
【０００５】従来、上述のチェックバルブ１をチェック
バルブ取付用ブラケット７に取付けるに際しては、この
ブラケット７の両側に形成された屈曲片８，９にフラン
ジ部３，４を対向させるようにチェックバルブ１をこれ
らの間に挿入配置し、板材から成るクランプ部材１０を
フランジ部３，４間に装着して前記ブラケット７にねじ
止めすることによってチェックバルブ１の、バルブ本体
２をブラケット７とクランプ部材１０との間にクランプ
するようにしている。
バルブ取付用ブラケット７に取付けるに際しては、この
ブラケット７の両側に形成された屈曲片８，９にフラン
ジ部３，４を対向させるようにチェックバルブ１をこれ
らの間に挿入配置し、板材から成るクランプ部材１０を
フランジ部３，４間に装着して前記ブラケット７にねじ
止めすることによってチェックバルブ１の、バルブ本体
２をブラケット７とクランプ部材１０との間にクランプ
するようにしている。
【０００６】この場合、ブラケット７に対するチェック
バルブ１の取付けの方向づけは、ブラケット７の両端部
に設けられる一対のねじ挿通孔１１，１２を屈曲片８，
９間のセンターラインＣ1 から距離ａだけ外れたライン
Ｃ2 上に形成すると共に、クランプ部材１０の両端部に
設けられる一対のねじ挿通孔１３，１４をクランプ部材
１０の幅方向のセンターラインＣ3 上に形成することに
より行なうようにしている。
バルブ１の取付けの方向づけは、ブラケット７の両端部
に設けられる一対のねじ挿通孔１１，１２を屈曲片８，
９間のセンターラインＣ1 から距離ａだけ外れたライン
Ｃ2 上に形成すると共に、クランプ部材１０の両端部に
設けられる一対のねじ挿通孔１３，１４をクランプ部材
１０の幅方向のセンターラインＣ3 上に形成することに
より行なうようにしている。
【０００７】すなわち、チェックバルブ１ひいてはイン
レットパイプ５及びアウトレットパイプ６がブラケット
７に対して所定方向に向けられて配置されている場合に
は、ブラケット７上に載置されたチェックバルブ１にク
ランプ部材１０を装着すると、ブラケット７のねじ挿通
孔１１，１２にクランプ部材１０のねじ挿通孔１３，１
４が合致される。従って、互いに合致されたねじ挿通孔
１１及び１３と、１２及び１４にねじ１５，１６を挿入
してねじ止めすることができ、これによりチェックバル
ブ１をブラケット７に対して所定の方向性をもって固定
できる。
レットパイプ５及びアウトレットパイプ６がブラケット
７に対して所定方向に向けられて配置されている場合に
は、ブラケット７上に載置されたチェックバルブ１にク
ランプ部材１０を装着すると、ブラケット７のねじ挿通
孔１１，１２にクランプ部材１０のねじ挿通孔１３，１
４が合致される。従って、互いに合致されたねじ挿通孔
１１及び１３と、１２及び１４にねじ１５，１６を挿入
してねじ止めすることができ、これによりチェックバル
ブ１をブラケット７に対して所定の方向性をもって固定
できる。
【０００８】一方、チェックバルブ１がブラケット７に
対して所定の配置方向とは逆向きに装着された場合に
は、クランプ部材１０のねじ挿通孔１３，１４がブラケ
ット７のねじ挿通孔１１，１２に対して距離ａだけずれ
てしまうことになるため、ねじ１５，１６の締付けを行
なうことができず、従ってチェックバルブ１の逆取付け
が防止される。
対して所定の配置方向とは逆向きに装着された場合に
は、クランプ部材１０のねじ挿通孔１３，１４がブラケ
ット７のねじ挿通孔１１，１２に対して距離ａだけずれ
てしまうことになるため、ねじ１５，１６の締付けを行
なうことができず、従ってチェックバルブ１の逆取付け
が防止される。
【０００９】
【考案が解決しようとする課題】上述のような構成にて
チェックバルブ１の配置に方向性をもたせるようにした
場合には、専用の大型のブラケット７及びクランプ部材
１０の２部品が必要である上に、２本の取付ねじ１５，
１６の締付け作業を行なう必要がある。このため、チェ
ックバルブ１の取付構造が大型になると共に、チェック
バルブの取付作業にも手間を要し、コスト高になるとい
う不具合があった。
チェックバルブ１の配置に方向性をもたせるようにした
場合には、専用の大型のブラケット７及びクランプ部材
１０の２部品が必要である上に、２本の取付ねじ１５，
１６の締付け作業を行なう必要がある。このため、チェ
ックバルブ１の取付構造が大型になると共に、チェック
バルブの取付作業にも手間を要し、コスト高になるとい
う不具合があった。
【００１０】本考案は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、チェックバルブの取付方
向を確実に規制できるばかりでなく、チェックバルブ取
付用ブラケットの小型化及び簡素化或いは他用途のブラ
ケットを利用して専用ブラケットの省略化を図り得て、
省スペース化及び軽量化を図ることができ、しかも、取
付ねじを１本にすることが可能で取付作業性の向上並び
にコストダウンを図ることができるようなチェックバル
ブの取付構造を提供することにある。
たものであって、その目的は、チェックバルブの取付方
向を確実に規制できるばかりでなく、チェックバルブ取
付用ブラケットの小型化及び簡素化或いは他用途のブラ
ケットを利用して専用ブラケットの省略化を図り得て、
省スペース化及び軽量化を図ることができ、しかも、取
付ねじを１本にすることが可能で取付作業性の向上並び
にコストダウンを図ることができるようなチェックバル
ブの取付構造を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案では、互いに幅の異なる一対のフランジ部
をバルブ本体の両側部に備えて成るチェックバルブを、
クランプ部材にて所定の取付部に所定の方向に向けた状
態で取り付けるようにしたチェックバルブの取付構造に
おいて、前記クランプ部材を、 （ａ） 環状に成形されたクランプ本体と、 （ｂ） 前記クランプ本体の一側部に配設された舌片部
と、 （ｃ） 前記クランプ本体と舌片部との間に形成された
切欠き部と、 （ｄ） 前記クランプ本体から延設された取付板部と、 （ｅ） 前記取付板部に形成されたねじ挿通孔と、 （ｆ） 前記取付板部に対して所定方向に屈曲された切
起し片部と、にて構成すると共に、前記切欠き部の幅を
前記一対のフランジ部のうちの幅狭のフランジ部のみが
挿入され得るように設定し、前記バルブ本体を前記クラ
ンプ本体に嵌着せしめかつ前記幅狭のフランジ部を前記
切欠き部に挿嵌せしめることにより前記クランプ部材に
対する前記チェックバルブの取付方向を定めると共に、
前記切起し片部にて所定の取付部に対する前記クランプ
部材の取付方向を定めた状態の下で、前記ねじ挿通孔に
取付ねじを挿入して前記クランプ部材及びチェックバル
ブを所定の取付部にねじ止めするようにしている。
めに、本考案では、互いに幅の異なる一対のフランジ部
をバルブ本体の両側部に備えて成るチェックバルブを、
クランプ部材にて所定の取付部に所定の方向に向けた状
態で取り付けるようにしたチェックバルブの取付構造に
おいて、前記クランプ部材を、 （ａ） 環状に成形されたクランプ本体と、 （ｂ） 前記クランプ本体の一側部に配設された舌片部
と、 （ｃ） 前記クランプ本体と舌片部との間に形成された
切欠き部と、 （ｄ） 前記クランプ本体から延設された取付板部と、 （ｅ） 前記取付板部に形成されたねじ挿通孔と、 （ｆ） 前記取付板部に対して所定方向に屈曲された切
起し片部と、にて構成すると共に、前記切欠き部の幅を
前記一対のフランジ部のうちの幅狭のフランジ部のみが
挿入され得るように設定し、前記バルブ本体を前記クラ
ンプ本体に嵌着せしめかつ前記幅狭のフランジ部を前記
切欠き部に挿嵌せしめることにより前記クランプ部材に
対する前記チェックバルブの取付方向を定めると共に、
前記切起し片部にて所定の取付部に対する前記クランプ
部材の取付方向を定めた状態の下で、前記ねじ挿通孔に
取付ねじを挿入して前記クランプ部材及びチェックバル
ブを所定の取付部にねじ止めするようにしている。
【００１２】
【実施例】以下、本考案の一実施例に付き、図１〜図４
を参照して説明する。なお、図１〜図４において、図５
及び図６と同一の部分には同一の符号を付してその詳細
な説明を省略する。
を参照して説明する。なお、図１〜図４において、図５
及び図６と同一の部分には同一の符号を付してその詳細
な説明を省略する。
【００１３】図１は四輪自動車に備え付けられるフュー
エルタンク２０を示すものである。このフューエルタン
ク２０の上面２０ａ上にはセパレータタンク２１が取付
けられており、さらに、このセパレータタンク２１には
チェックバルブ１が取付けられている。
エルタンク２０を示すものである。このフューエルタン
ク２０の上面２０ａ上にはセパレータタンク２１が取付
けられており、さらに、このセパレータタンク２１には
チェックバルブ１が取付けられている。
【００１４】そして、フューエルタンク２０内の上部空
間にあるガソリン蒸気を含んだエアーが連結パイプ２２
を通してセパレータタンク２１に導入され、さらに連結
パイプ２３、チェックバルブ１及びキャニスタパイプ２
４を順次通して図外のキャニスタに供給されるように構
成されている。
間にあるガソリン蒸気を含んだエアーが連結パイプ２２
を通してセパレータタンク２１に導入され、さらに連結
パイプ２３、チェックバルブ１及びキャニスタパイプ２
４を順次通して図外のキャニスタに供給されるように構
成されている。
【００１５】上述のチェックバルブ１は、フューエルタ
ンク２０内の上部空間の圧力が所定値以上に上昇した場
合にのみ開弁状態となって前記上部空間のエアー抜きを
行なう役目を果すものである。かくして、このチェック
バルブ１の取付けには方向性をもたせる必要があり、そ
のために本例においては、図２に示す如き構造のチェッ
クバルブ取付用クランプ部材２５が用いられている。
ンク２０内の上部空間の圧力が所定値以上に上昇した場
合にのみ開弁状態となって前記上部空間のエアー抜きを
行なう役目を果すものである。かくして、このチェック
バルブ１の取付けには方向性をもたせる必要があり、そ
のために本例においては、図２に示す如き構造のチェッ
クバルブ取付用クランプ部材２５が用いられている。
【００１６】このクランプ部材２５は図２に示すように
一枚の板状部材を屈曲成形して成るものであって、一端
側に形成された環状のクランプ本体（バンド部）２６
と、このクランプ本体２６の側方に延設されかつねじ挿
通孔２７が設けられた取付板部２８と、この取付板部２
８から延出されかつ前記クランプ本体２６の側面２６ａ
に対向する舌片部２９と、前記側面２６ａ及び舌片部２
９の間に形成された切欠き部３０と、前記取付板部２８
の他端に所定方向に屈曲された切起し片部３１とから構
成されている。
一枚の板状部材を屈曲成形して成るものであって、一端
側に形成された環状のクランプ本体（バンド部）２６
と、このクランプ本体２６の側方に延設されかつねじ挿
通孔２７が設けられた取付板部２８と、この取付板部２
８から延出されかつ前記クランプ本体２６の側面２６ａ
に対向する舌片部２９と、前記側面２６ａ及び舌片部２
９の間に形成された切欠き部３０と、前記取付板部２８
の他端に所定方向に屈曲された切起し片部３１とから構
成されている。
【００１７】なお、環状のクランプ本体２６の内径はチ
ェックバルブ１のバルブ本体２の外径にほぼ等しく成形
されている。そして、図３に示すように、切欠き部３０
の幅Ｌ1 は、チェックバルブ１の一対のフランジ部３，
４のうちの幅狭のフランジ部３の幅Ｌ2 よりも大きく、
かつ、幅広のフランジ部４の幅Ｌ3 よりも小さく成形さ
れている。従って、前記切欠き部３０には一方の幅狭の
フランジ部３のみが挿嵌され得るように構成されてい
る。
ェックバルブ１のバルブ本体２の外径にほぼ等しく成形
されている。そして、図３に示すように、切欠き部３０
の幅Ｌ1 は、チェックバルブ１の一対のフランジ部３，
４のうちの幅狭のフランジ部３の幅Ｌ2 よりも大きく、
かつ、幅広のフランジ部４の幅Ｌ3 よりも小さく成形さ
れている。従って、前記切欠き部３０には一方の幅狭の
フランジ部３のみが挿嵌され得るように構成されてい
る。
【００１８】次に、上述のクランプ部材２５を用いてチ
ェックバルブ１をセパレータタンク２１に取付ける際の
手順に付き述べる。
ェックバルブ１をセパレータタンク２１に取付ける際の
手順に付き述べる。
【００１９】まず、チェックバルブ１のバルブ本体２部
分をクランプ部材２５のクランプ本体２６内に嵌着する
と共に、チェックバルブ１の幅狭のフランジ部３をクラ
ンプ部材２５の切欠き部３０内に挿嵌する。これによ
り、チェックバルブ１は、図３に示すようにクランプ部
材２５に対して相対的に所定方向に向けられた状態の下
でクランプされる。なお、チェックバルブ１をクランプ
部材２５に対して図３に示す方向とは逆方向に向けてク
ランプ部材２５に装着しようとしても、チェックバルブ
１の幅広のフランジ部４はその幅Ｌ3 がクランプ部材２
５の切欠き部３０の幅Ｌ1よりも大きいので、このフラ
ンジ部４を切欠き部３０内に挿嵌できない。そのため、
チェックバルブ１が逆向きにクランプされてしまうよう
な誤装着は確実に防止される。
分をクランプ部材２５のクランプ本体２６内に嵌着する
と共に、チェックバルブ１の幅狭のフランジ部３をクラ
ンプ部材２５の切欠き部３０内に挿嵌する。これによ
り、チェックバルブ１は、図３に示すようにクランプ部
材２５に対して相対的に所定方向に向けられた状態の下
でクランプされる。なお、チェックバルブ１をクランプ
部材２５に対して図３に示す方向とは逆方向に向けてク
ランプ部材２５に装着しようとしても、チェックバルブ
１の幅広のフランジ部４はその幅Ｌ3 がクランプ部材２
５の切欠き部３０の幅Ｌ1よりも大きいので、このフラ
ンジ部４を切欠き部３０内に挿嵌できない。そのため、
チェックバルブ１が逆向きにクランプされてしまうよう
な誤装着は確実に防止される。
【００２０】このようにして、チェックバルブ１をクラ
ンプ部材２５に装着した後、クランプ部材２５の取付板
部２８の片面、すなわち切起し片部３１とは反対側の面
２８ａ（図２及び図４参照）をセパレータタンク２１の
突片部２１ａに当てがい、ねじ挿通孔２７を利用して前
記取付板部２８を図２に示す如く一本の取付ねじ３３に
て前記突片部２１ａ及びセパレータタンク取付用ブラケ
ット３４にねじ止め、（共締め固定）する。なお、この
際、突片部２１ａに対する取付板部２８の当接面を逆に
した場合には、前記切起し片部３１が突片部２１ａにぶ
つかるため、クランプ部材２５の逆向きの取付けが防止
される。
ンプ部材２５に装着した後、クランプ部材２５の取付板
部２８の片面、すなわち切起し片部３１とは反対側の面
２８ａ（図２及び図４参照）をセパレータタンク２１の
突片部２１ａに当てがい、ねじ挿通孔２７を利用して前
記取付板部２８を図２に示す如く一本の取付ねじ３３に
て前記突片部２１ａ及びセパレータタンク取付用ブラケ
ット３４にねじ止め、（共締め固定）する。なお、この
際、突片部２１ａに対する取付板部２８の当接面を逆に
した場合には、前記切起し片部３１が突片部２１ａにぶ
つかるため、クランプ部材２５の逆向きの取付けが防止
される。
【００２１】かくして、セパレータタンク２１に対する
クランプ部材２５の取付け、並びに、クランプ部材２５
に対するチェックバルブ１の取付けが所定の方向性をも
って行われ、ひいては、セパレータタンク２１に対して
チェックバルブ１のインレットパイプ５及びアウトレッ
トパイプ６が所定方向に向けられて配置される。そし
て、このようにして配置されたこれらのパイプ５，６に
パイプ２３，２４をそれぞれ接続し、チェックバルブ１
の取付け及び配管接続作業を完了する。
クランプ部材２５の取付け、並びに、クランプ部材２５
に対するチェックバルブ１の取付けが所定の方向性をも
って行われ、ひいては、セパレータタンク２１に対して
チェックバルブ１のインレットパイプ５及びアウトレッ
トパイプ６が所定方向に向けられて配置される。そし
て、このようにして配置されたこれらのパイプ５，６に
パイプ２３，２４をそれぞれ接続し、チェックバルブ１
の取付け及び配管接続作業を完了する。
【００２２】上述の如きチェックバルブ１の取付構造に
よれば、簡単な構成のクランプ部材２５にて、チェック
バルブ１を簡単な作業にて所定の方向性をもたせてセパ
レータタンク２１に取付けることができる。また、セパ
レータタンク取付用ブラケット３４に突片部２１ａを介
してクランプ部材２５を共締め固定するようにしている
ので、専用の取付ブラケットを用いる必要がなく、しか
もねじ３３は１本で済むため、部品点数が少なくて安価
な取付構造にすることができると共に省スペース化及び
軽量化を図ることが可能となる。
よれば、簡単な構成のクランプ部材２５にて、チェック
バルブ１を簡単な作業にて所定の方向性をもたせてセパ
レータタンク２１に取付けることができる。また、セパ
レータタンク取付用ブラケット３４に突片部２１ａを介
してクランプ部材２５を共締め固定するようにしている
ので、専用の取付ブラケットを用いる必要がなく、しか
もねじ３３は１本で済むため、部品点数が少なくて安価
な取付構造にすることができると共に省スペース化及び
軽量化を図ることが可能となる。
【００２３】以上、本考案の一実施例に付き述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能で
ある。例えば、クランプ部材２５の取付箇所は、セパレ
ータタンク取付用ブラケットに限らず、その他の簡素な
ブラケット等にねじ止めするようにしてもよい。また、
本考案は、セパレータタンクに取付けられるチェックバ
ルブに限らず、方向性をもつ各種型式及び用途のチェッ
クバルブの取付構造に適用し得ることは言う迄もない。
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能で
ある。例えば、クランプ部材２５の取付箇所は、セパレ
ータタンク取付用ブラケットに限らず、その他の簡素な
ブラケット等にねじ止めするようにしてもよい。また、
本考案は、セパレータタンクに取付けられるチェックバ
ルブに限らず、方向性をもつ各種型式及び用途のチェッ
クバルブの取付構造に適用し得ることは言う迄もない。
【００２４】
【考案の効果】以上の如く本考案は、チェックバルブの
クランプ部材に、バルブ本体をクランプする環状のクラ
ンプ本体と、互いに幅の異なるチェックバルブの一対の
フランジ部のうちの一方のみが挿嵌可能な切欠き部と、
取付方向の規制用の切起し片部を有する取付板部とをそ
れぞれ有するクランプ部材を用いてチェックバルブの取
付けを行なうようにしたものであるから、チェックバル
ブの取付方向を容易にしかも誤りなく決めることができ
ると共に、専用のブラケットを用いることなく簡単な作
業にてチェックバルブの取付けを行なうことができる。
また、１本のねじにてクランプ部材を他のブラケットに
共締めできるため、部品点数の削減、取付作業性の向
上、軽量化並びに省スペース化を図ることができる。
クランプ部材に、バルブ本体をクランプする環状のクラ
ンプ本体と、互いに幅の異なるチェックバルブの一対の
フランジ部のうちの一方のみが挿嵌可能な切欠き部と、
取付方向の規制用の切起し片部を有する取付板部とをそ
れぞれ有するクランプ部材を用いてチェックバルブの取
付けを行なうようにしたものであるから、チェックバル
ブの取付方向を容易にしかも誤りなく決めることができ
ると共に、専用のブラケットを用いることなく簡単な作
業にてチェックバルブの取付けを行なうことができる。
また、１本のねじにてクランプ部材を他のブラケットに
共締めできるため、部品点数の削減、取付作業性の向
上、軽量化並びに省スペース化を図ることができる。
【図１】四輪自動車のフューエルタンク及びセパレータ
タンクの平面図である。
タンクの平面図である。
【図２】セパレータタンクへのクランプ部材の取付状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図３】クランプ部材へのチェックバルブの装着状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図４】クランプ部材へのチェックバルブの装着状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図５】従来におけるチェックバルブの取付構造を示す
平面図である。
平面図である。
【図６】従来におけるチェックバルブの取付構造を示す
正面図である。
正面図である。
１ チェックバルブ（２ウェイチェックバルブ） ２ バルブ本体 ３，４ フランジ部 ５ インレットパイプ ６ アウトレットパイプ ２１ セパレータパイプ ２１ａ 突片部 ２５ チェックバルブ取付用クランプ部材 ２６ 環状のクランプ本体（バンド部） ２６ａ 側面 ２７ ねじ挿通孔 ２８ 取付板部 ２９ 舌片部 ３０ 切欠き部 ３１ 切起し片部 ３３ 取付ねじ ３４ セパレータタンク取付用ブラケット
Claims (1)
- 【請求項１】 互いに幅の異なる一対のフランジ部をバ
ルブ本体の両側部に備えて成るチェックバルブを、クラ
ンプ部材にて所定の取付部に所定の方向に向けた状態で
取り付けるようにしたチェックバルブの取付構造におい
て、前記クランプ部材を、 （ａ） 環状に成形されたクランプ本体と、 （ｂ） 前記クランプ本体の一側部に配設された舌片部
と、 （ｃ） 前記クランプ本体と舌片部との間に形成された
切欠き部と、 （ｄ） 前記クランプ本体から延設された取付板部と、 （ｅ） 前記取付板部に形成されたねじ挿通孔と、 （ｆ） 前記取付板部に対して所定方向に屈曲された切
起し片部と、 にて構成すると共に、前記切欠き部の幅を前記一対のフ
ランジ部のうちの幅狭のフランジ部のみが挿入され得る
ように設定し、前記バルブ本体を前記クランプ本体に嵌
着せしめかつ前記幅狭のフランジ部を前記切欠き部に挿
嵌せしめることにより前記クランプ部材に対する前記チ
ェックバルブの取付方向を定めると共に、前記切起し片
部にて所定の取付部に対する前記クランプ部材の取付方
向を定めた状態の下で、前記ねじ挿通孔に取付ねじを挿
入して前記クランプ部材及びチェックバルブを所定の取
付部にねじ止めするようにしたことを特徴とするチェッ
クバルブの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5486591U JP2534098Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | チェックバルブの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5486591U JP2534098Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | チェックバルブの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04137917U JPH04137917U (ja) | 1992-12-22 |
| JP2534098Y2 true JP2534098Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=31929690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5486591U Expired - Lifetime JP2534098Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | チェックバルブの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2534098Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5975383B2 (ja) * | 2012-05-11 | 2016-08-23 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | エプロン受け駒の取付構造 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP5486591U patent/JP2534098Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04137917U (ja) | 1992-12-22 |
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