JP2533783Y2 - 身体の浮上装置 - Google Patents

身体の浮上装置

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JP2533783Y2
JP2533783Y2 JP1992079835U JP7983592U JP2533783Y2 JP 2533783 Y2 JP2533783 Y2 JP 2533783Y2 JP 1992079835 U JP1992079835 U JP 1992079835U JP 7983592 U JP7983592 U JP 7983592U JP 2533783 Y2 JP2533783 Y2 JP 2533783Y2
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frame
gear
winding
bed
levitation device
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JP1992079835U
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Inventor
貞弘 大日向
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貞弘 大日向
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はベッドに付属して介護用
として使用する身体の浮上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベッドに伏す被介護人を介護のため持ち
上げる発明考案には例えば、実開昭53−28692、
特開昭51−51184がある。これらの発明考案はベ
ッドの両側縁に建てた枠体間に被介護人持ちあげ用の帯
を置いて、帯の両端に取り付けた紐を上記枠体上の巻き
あげ機構によって巻きあげ又は巻き戻すようにしてい
る。これにより被介護人持ちあげの目的を達成するが、
上記枠体の高さが固定されているから、枠体の高さ以上
に持ちあげられなかった。巻きあげ機構の逆転止め機構
をラチエット爪と歯車との係合によるものではそのつど
係合離脱させる手数があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、被介護人の
持ちあげる高さを選択できるようにし、更に、巻きあげ
機構の逆転止めを自動化しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の手段は、前記従
来の持ちあげ機構において、ベッドの両側縁に建てる枠
体をベッドの枠に対して上下自在に固着できるように
し、逆転防止自動化のためには、巻きあげ用の歯車間に
逆転時には巻き込まれ変形する弾性ロールを設けること
により、その目的を達成するものである。
【0005】
【作用】枠体をベッドに対して上下自在に固着できるの
で、被介護人を介護に必要な高さに持ちあげられる。
又、巻きあげ機構では、逆転時に歯車間に弾性ロールが
変形して巻き込まれ歯車相互の回転を停止させる。強制
的に逆転させると弾性ロールは更に変形し噛み込み抵抗
が少なくなってはじき飛ばされる。
【0006】
【実施例】本考案を実施例により説明すると、図1に示
すようにベッドの枠体1の一方、すなわち、手前側縁部
に配設される支持部2は、コの字状の固定具3が固定具
3の上板4と締め板5間に枠体1を上下から挟み、レバ
ー6を操作してネジ軸7を締め上げることにより、枠体
1を挟持して成り、固定具3に張出して固定された受け
部8には所要の間隔で上下から3個の挿通孔を貫設し、
一方、該挿通孔に挿通される所要高さの3本の脚9と脚
9を一体にした水平部10とから成る支持枠11には、
水平部10に係止ピン12を適宜な間隔で取着し、水平
部10より僅かに下方の両端の脚9に固着した受け金1
3に軸受け14を着脱自在に取り付けるとともに、軸受
け14に回転軸15を着脱自在に挿通し、回転軸15に
係止ピン16を前記の間隔で固定するとともに、一端を
クランク状に折曲して端部をハンドル17とし、中央の
脚9には止め金18を外嵌し、止め金18にはネジ孔を
水平に貫設して該ネジ孔に止めネジ19を螺挿し、止め
ネジ19で止め金18を脚9に固着し、止め金18の下
面が受け部8の上面に当接して支持枠11の高さが位置
決めされる。
【0007】他方、すなわち、図1における後方の枠体
1の側部に配設される支持部20は、回転軸15のハン
ドル側軸端のみが異なるだけで、他は前記の支持部2と
同一の構成である。そして、図4に示すように、回転軸
15の一端には脚9に固定されたギヤボックス21内に
軸支された大歯車22が軸着され、減速比1/5で大歯
車22に噛合する小歯車23にクランク状のハンドル2
4が一体化して接合され、小歯車23の大歯車22への
噛合部の空隙部25には、小歯車23と空隙部25の壁
面に内設したクッション26との間に挟持される直径を
有する所要長さの弾性ロール27が収納されている。し
たがって、図4において小歯車23を右回転、すなわ
ち、ハンドル24を右回転すると、弾性ロール27は空
隙部25の上部にはね上げられてスムースに大歯車22
を左回転し、回転軸15を左回転させる。これに反し、
回転軸15を右回転するような外力が作用したときは、
大歯車22が右回転し、小歯車23は左回転することに
なる。しかしながら、小歯車23が僅かに左回転する
と、弾性ロール27は下方へ押送され、大歯車22の右
回転運動とともに、弾性ロール27は空隙部25の狭あ
い部28に噛み込まれ、相互の回転が停止し、逆転が防
止される。
【0008】このようにしてベッドの枠体1の両側部に
配設される支持部2、20に対し、図2、図3に示すよ
うに、ベッドの長手方向に直交する方向に横置きした所
要の幅と長さの柔軟性のある帯体29を、一端を固定的
に、他端を可動的に接続する。すなわち、帯体29の手
前側一端より繰出したエンドレスの紐30の先端部を、
一方の支持枠11の水平部10に固着した2本の係止ピ
ン12に掛け渡し、帯体29の後方側他端より繰出した
エンドレスの紐30の先端部を、他方の支持枠11に軸
支した回転軸15上の2本の係止ピン16に掛け渡して
成る。
【0009】通常の使用に際し、帯体29は所要にベッ
ドメーキングされたシーツの上に載置され、持ちあげ高
さを考慮して支持枠11の高さが選択され、固定具3の
受け部8において、支持枠11が位置決めされ、紐30
の長さも適宜に調整される。
【0010】この状態で帯体29を被介護人の持ちあげ
個所(複数の個所でもよい)に予め配置すれば、ハンド
ル24を回転することにより、帯体29を介して持ちあ
げることができる。持ちあげの頻度の少ない場合は頭部
或いは足部の方から帯体29を身体の下にもぐり込ま
せ、両端の紐30をそれぞれ持ちあげ状態に処理し、ハ
ンドル操作で持ちあげる。この持ちあげ状態でハンドル
24から手を離しても、逆転防止の弾性ロール27によ
ってその状態を保持するが、強制的にハンドル24を逆
回転しようとすると弾性ロール27は小歯車23、大歯
車22のそれぞれの歯部に噛み込まれる部分が弾性変形
し、噛み込み抵抗の少なくなったときに狭あい部28か
らはじき飛ばされ、その瞬間、回転軸15は帯体29の
押し下げ方向に軽く回転し、この動作を繰返してハンド
ル操作により身体を元の位置に戻すことができる。
【0011】更に、一方の支持部のみにおいて、例え
ば、逆転防止機構を有する支持部20で支持部20に近
い側の紐30を支持枠11の水平部10の係止ピン12
に固定し、遠い側の紐30を身体の上面を通って身体を
取巻くようにして回転軸15の係止ピン16に係止し、
ハンドル24を回転させて紐30を巻取ると、図3の仮
想線で示すように、身体を横向きにすることができる。
【0012】本実施例では他方の支持部20のみに逆転
防止機構を有する減速手段を回転軸15に配設した両側
の支持部2、20に設けてよい。
【0013】
【考案の効果】本考案の身体の浮上装置によれば、被介
護人の持ちあげの高さが選択できるので介護の種類によ
って高さが選択され、逆転防止に入手及び気を使うこと
がない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る身体の浮上装置をベッドに装着し
た状態の正面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における右側面図である。
【図4】図1におけるギャボックスの拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 枠体 2 支持部 3 固定具 6 レバー 8 受け部 9 脚 10 水平部 11 支持枠 12 係止ピン 14 軸受け 15 回転軸 16 係止ピン 17 ハンドル 18 止め金 19 止めネジ 20 支持部 21 ギャボックス 22 大歯車 23 小歯車 24 ハンドル 25 空隙部 26 クッション 27 弾性ロール 28 狭あい部 29 帯体 30 紐

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドの両側縁に枠体を対向して建て、
    枠体間に置いた被介護人持ち上げ用の帯の両端に取り付
    けた紐を、上記枠体に取り付けた巻きあげ巻き戻し機構
    によって巻き込み巻きもどしする身体浮上装置におい
    て、上記枠体1の脚9をベッドの両側に突設状に取り付
    けた受け部8に緩く挿通するとともに、脚9を受け部8
    に結締具で固着自在とし、上記巻きあげ巻きもどし機構
    は、枠体1の上部に回転自在に横設した巻きあげ巻きも
    どし用回転軸端の大歯車22と、ハンドル軸端の小歯車
    23とを枠体1に固定したギヤボックス21内で歯合さ
    せるとともにその歯合部の空隙部25に、小歯車23と
    ギヤボックス21内壁間に挟持される直径の弾性変形し
    易い性状の弾性ロール27を収納して成る身体の浮上装
    置。
JP1992079835U 1992-10-23 1992-10-23 身体の浮上装置 Expired - Lifetime JP2533783Y2 (ja)

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JP1992079835U JP2533783Y2 (ja) 1992-10-23 1992-10-23 身体の浮上装置

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JP1992079835U JP2533783Y2 (ja) 1992-10-23 1992-10-23 身体の浮上装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0636630U JPH0636630U (ja) 1994-05-17
JP2533783Y2 true JP2533783Y2 (ja) 1997-04-23

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ID=13701275

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JP1992079835U Expired - Lifetime JP2533783Y2 (ja) 1992-10-23 1992-10-23 身体の浮上装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5151184A (ja) * 1974-10-29 1976-05-06 Kentaro Maruyama Gyogataiyoburifuta
JPS5848633B2 (ja) * 1975-03-26 1983-10-29 旭化成株式会社 電槽電圧監視システム

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JPH0636630U (ja) 1994-05-17

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