JP2533688Y2 - 電気部品 - Google Patents

電気部品

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JP2533688Y2
JP2533688Y2 JP1992045126U JP4512692U JP2533688Y2 JP 2533688 Y2 JP2533688 Y2 JP 2533688Y2 JP 1992045126 U JP1992045126 U JP 1992045126U JP 4512692 U JP4512692 U JP 4512692U JP 2533688 Y2 JP2533688 Y2 JP 2533688Y2
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JP
Japan
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cord
case
seal
lead
legs
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JP1992045126U
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JPH0593087U (ja
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義照 中竹
和哉 苅野
一郎 由比
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Honda Lock Manufacturing Co Ltd
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Honda Lock Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コード導出部に防水の
ためのシール部材を備えた電気部品に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の電気部品に使用されるシール部
材は、ケースに形成されたコード導出部の孔内に装着さ
れ、シール部材の外周に形成されたシール部を前記孔の
内周に圧接させることにより、コード導出部の防水が図
られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のシール構造では、コードに外力が作用して
シール部材に曲げ方向または引っ張り方向の力が加わっ
た場合、シール部材が抜けたり、シール部の防水性が悪
くなったりする虞れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、従来技術にお
ける上記のような問題点を解決することを目的とするも
のであり、その手段として、ケースに開口して形成され
たコード導出部を有し、該コード導出部に弾性を有する
筒状のシール部材を備えた電気部品において、シール部
材は、コード外周面に密接する第1のシール部と、前記
コード導出部の内周面に密接する第2のシール部と、そ
の外周に設けられたフランジ部とを有し、該シール部材
は、前記ケースに係合して取り付けられる一対の脚部を
有する保持部材により前記フランジ部が前記ケースのコ
ード導出部端面に圧接されながら係止されてケースに止
着されるようにすると共に、前記電気部品は、さらにコ
ードを所定の導出方向に固定するコードクランパを備
え、該コードクランパに形成された係合脚により前記保
持部材の一対の脚部とケースとの係合部が係止されるよ
うにしたものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案を車両用ホィールセンサに適用
した実施例を図面に基づいて説明する。図1はホィール
センサの側面図、図2はその一部を破断した平面図、図
3はホィールセンサを裏側から見た分解斜視図、図4は
ホィールセンサの縦断面図である。
【0006】図4に示すように、ホィールセンサAは、
ボビン1,ポールピース3等からなるボビンユニットB
と、該ボビンユニットBを車体に取り付けるためのステ
ー13と、該ステー13と前記ボビンユニットBとを一
体的に固定するボディ15とにより構成されている。円
筒状のボビン1には、その軸線に沿って円筒孔2が穿設
されており、該円筒孔2内にはポールピース3が圧入固
定されている。ボビン1には、その端面にターミナル取
付部4が設けられており、該ターミナル取付部4には一
対のオス型のターミナル5,6(6については図示せ
ず)が圧入固定されている。そして、ターミナル5,6
には、前記ボビン1の外周に巻回されたコイル7の両端
がそれぞれ絡げられている。尚、ターミナル5,6に
は、その先端に接続部5a,6aが設けられている。前
記ボビン1の端面には、前記ポールピース3に当接させ
て円盤状のマグネット9及びヨーク10が順次配設され
ている。そして、ボビン1の端面にマグネット9及びヨ
ーク10を配設した後、ターミナル5,6の前記接続部
5a,6aを折曲げ加工することにより、ボビンユニッ
トBが構成されている。ボビンユニットBは、ボビン1
に設けた係合部をステー13に係合させることによって
ステー13に取り付けられている。ボビンユニットBと
ステー13とからなるセンサユニットCの周りには、樹
脂モールドによってボディ15が形成され、これにより
ボビンユニットBはステー13に対して固定された状態
にされている。
【0007】図3,図4に示すように、ボディ15のう
ち前記ステー13の裏面側に位置する部分には、外部と
連通して空洞17が形成されており、該空洞17の奥所
には前記ターミナル5,6の接続部5a,6aが配置さ
れている。そして、空洞17内にジョイント18を挿入
することにより、該ジョイント18の内部に爪部18a
によって固定されると共に出力コード20に接続された
メス型のターミナル19,23が前記ターミナル5,6
に接続される。
【0008】図1ないし図4に示すように、前記出力コ
ード20には、その基端部に筒状のラバーブーツ21の
一端側が取り付けられており、該ラバーブーツ21の他
端側には前記ジョイント18の基端が嵌挿された状態に
されている。ここで、ラバーブーツ21の一端側には、
その内周に第1のシール部21aが形成されており、ラ
バーブーツ21に出力コード20を挿通した際に、該第
1のシール部21aが出力コード20の外周面に密接す
ることにより、ラバーブーツ21の一端側から浸水する
ことがないようにされている。前記ラバーブーツ21の
他端側には、その外周に第2のシール部21bが形成さ
れ、該第2のシール部21bよりも内側に位置してフラ
ンジ部21cが形成されている。また、金属の板材によ
って形成されたラバーホルダー25には、その中央部に
円孔30が形成されており、出力コード20を接続する
前において該ラバーホルダー25はラバーブーツ21に
挿通された状態にされている。このラバーホルダー25
には一対の脚部31,32が設けられており、該脚部3
1,32にはボディ15の両側に形成された係合突起3
3,34(34については図示せず)に係合する係合孔
31a,32aが形成されている。そして、上述のよう
にしてメス型のターミナル19,23をオス型のターミ
ナル5,6に接続する際に、ラバーブーツ21の他端側
が空洞17内に嵌挿されて第2のシール部21bが空洞
17の内周面に密接し、さらに、ラバーホルダー25を
ラバーブーツ21のフランジ部21cに押圧することに
より、ラバーホルダー25の脚部31,32に形成され
た係合孔31a,32aがボディ15に形成された係合
突起33,34に係合してラバーブーツ21の抜け止め
がなされる(図1,図2)。このように、ラバーブーツ
21は、ラバーホルダー25によって抜け止めされた状
態となるので、出力コード20に外力が作用してラバー
ブーツ21に曲げ方向または引っ張り方向の力が加わっ
ても、ラバーブーツ21が空洞17から抜け出したり第
2のシール部21bの防水性が悪くなったりすることは
ない。また、ラバーホルダー25の押圧力によりラバー
ブーツ21のフランジ部21cが空洞17の端面に圧接
された状態となるので(図2,図4)、第2のシール部
21bとフランジ部21cとによる二重防水構造を達成
することができ、その結果、ターミナル5,6とターミ
ナル19,23との接続部への浸水を完全に防止するこ
とができる。
【0009】前記出力コード20は、ボディ15に固定
されるコードクランパ22によって所定の導出方向に固
定されている。このコードクランパ22は、金属製板材
によって形成されており、出力コード20を保持するク
ランプ部35とボディ15に冠着される冠着部36とを
有している。コードクランパ22の冠着部36には、そ
の両側から垂下して一対の係合脚37,38(38につ
いては図示せず)が形成されており、冠着部36をボデ
ィ15に冠着した状態においては該一対の係合脚37,
38が前記ラバーホルダー25の脚部31,32を覆う
ようにされている(図1)。また、ボディ15には、そ
の両側に凹溝39,40(40については図示せず)が
形成されており、コードクランパ22をボディ15に冠
着し、その係合脚37,38を該凹溝39,40にカシ
メ付けることにより、コードクランパ22をボディ15
に確実に固定することができるようにされている。そし
て、このように係合脚37,38をボディ15にカシメ
付けた状態においては、該係合脚37,38がラバーホ
ルダー25の前記脚部31,32を押圧した状態となる
ので(図2)、前記ラバーホルダー25の脚部31,3
2に形成された係合孔31a,32aとボディ15に形
成された係合突起33,34との係合が外れることはな
く、その結果、ラバーホルダー25によるラバーブーツ
21の抜け止めを確実に防止することができる。
【0010】図4に示すように、前記ポールピース3の
先端3aはボディ15から露出した状態にされており、
この先端3aによって外部の磁力線の変化を捉えること
ができるようにされている。そして、ポールピース3の
先端3aによって捉えられた磁力線の変化は、ボビン1
に巻回された前記コイル7によって電気的な信号に変換
され、前記出力線20を介して図示しない測定装置に送
出される。
【0011】尚、上記実施例においては、回転センサで
あるホィールセンサを例に採って説明したが、この種の
電気部品に限定されるものではなく、コード導出部に防
水のためのシール部材を備えた構造のものであれば適用
可能である。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案では、ケースに開口
して形成されたコード導出部を有し、該コード導出部に
弾性を有する筒状のシール部材を備えた電気部品におい
て、シール部材は、コード外周面に密接する第1のシー
ル部と、前記コード導出部の内周面に密接する第2のシ
ール部と、その外周に設けられたフランジ部とを有し、
該シール部材は、前記ケースに係合して取り付けられる
一対の脚部を有する保持部材により前記フランジ部が
記ケースのコード導出部端面に圧接されながら係止され
てケースに止着されるようにすると共に、前記電気部品
は、さらにコードを所定の導出方向に固定するコードク
ランパを備え、該コードクランパに形成された係合脚に
より前記保持部材の一対の脚部とケースとの係合部が係
止されるようにしたので、シール部材は保持部材によっ
て抜け止めされた状態となるので、コードに外力が作用
してもシール部材に曲げ方向または引っ張り方向の力が
加わっても、シール部材が抜け出したりシール部の防水
性が悪くなったりすることはない。また、第2のシール
部とフランジ部とによる二重防水構造を達成することが
できるので、コード導出部内への浸水を完全に防止する
ことができる。さらに、保持部材が組立性の良い形状を
有するのに伴い、コードクランパをケースに冠着したと
きに自動的に保持部材の一対の脚部とケースとの係合部
の外れ止めができ、外れ止めのための新たな部材を必要
とせずに保持部材によるシール部材の抜け止めを確実に
防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホィールセンサの側面図である。
【図2】ホィールセンサの一部を破断した平面図であ
る。
【図3】ホィールセンサを裏側から見た分解斜視図であ
る。
【図4】ホィールセンサの縦断面図である。
【符号の説明】
A ホィールセンサ 15 ボディ 17 空洞 20 出力コード 21 ラバーブーツ 21a 第1のシール部 21b 第2のシール部 21c フランジ部 22 コードクランパ 25 ラバーホルダー 31 脚部 31a 係合孔 32 脚部 32a 係合孔 33 係合突起 37 係合脚
フロントページの続き (72)考案者 由比 一郎 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下那珂字和田 山3,70 0番地 株式会社本田ロック 内 (56)参考文献 実開 平1−176982(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに開口して形成されたコード導出
    部を有し、該コード導出部に弾性を有する筒状のシール
    部材を備えた電気部品において、シール部材は、コード
    外周面に密接する第1のシール部と、前記コード導出部
    の内周面に密接する第2のシール部と、その外周に設け
    られたフランジ部とを有し、該シール部材は、前記ケー
    スに係合して取り付けられる一対の脚部を有する保持部
    材により前記フランジ部が前記ケースのコード導出部端
    面に圧接されながら係止されてケースに止着されるよう
    すると共に、前記電気部品は、さらにコードを所定の
    導出方向に固定するコードクランパを備え、該コードク
    ランパに形成された係合脚により前記保持部材の一対の
    脚部とケースとの係合部が係止されるようにしたことを
    特徴とする電気部品。
JP1992045126U 1992-05-19 1992-05-19 電気部品 Expired - Lifetime JP2533688Y2 (ja)

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JPH0593087U JPH0593087U (ja) 1993-12-17
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JPH06856Y2 (ja) * 1988-06-06 1994-01-05 山武ハネウエル株式会社 電気機器のケーブル引出し装置

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