JP2533610B2 - 異物検査装置 - Google Patents

異物検査装置

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JP2533610B2
JP2533610B2 JP63091302A JP9130288A JP2533610B2 JP 2533610 B2 JP2533610 B2 JP 2533610B2 JP 63091302 A JP63091302 A JP 63091302A JP 9130288 A JP9130288 A JP 9130288A JP 2533610 B2 JP2533610 B2 JP 2533610B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体LSIウエハ製造工程における各種反応
プロセス装置の発塵評価に好適な異物検査装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の半導体素子の超LSI化に伴い、集積度が高くな
って回路パターンの線幅がますます小さくなっている。
この回路パターンの外観不良の大部分が付着異物に起因
しているため、この異物の管理は超LSIを高歩留りで製
造するための最重要課題となる。そこで半導体ウエハ製
造工程の各種プロセス装置の内部で種々の反応が起って
発塵の原因となっているため、ウエハ表面の付着異物を
検査して各種プロセス装置の清浄度を定量的に把握し、
的確に製造工程を管理する必要がある。
従来の異物検査装着としては、例えば特開照54−1013
90号に記載のように、試料上にレーザ照明を行って異物
で発生する散乱光を検出する方法がとられており、検出
した散乱光を電気信号に変換する光電変換素子としては
CCDリニアセンサが一般的で、CCDリニアセンサは1画素
が小さくかつ多数画素で構成されているため画像処理用
検出器として広く用いられている。
第11図(A),(B)は従来の異物検査装置を例示す
る直列型センサの動作説明図で、第11図(A)はCCDリ
ニアセンサで、第11図(B)はCCDリニアセンサ出力を
示す。第11図(A),(B)において、101,102は異
物、103はCCDリニアセンサである。第11図(A)の異物
101,102などの散乱光を2次元画像として検出するため
には、1次元CCDリニアセンサ103の自己走査(矢印方
向)と試料の移動(2線矢印方向)を組み合せる必要が
あり、この試料移動速度はCCDリニアセンサ103の一走査
時間t内の試料移動量TがCCDリニアセンサ103の1画素
の試料上に換算した寸法と等しくなるように決定され
る。CCDリニアセンサ103は受光量蓄積形センサであるた
め、第11図(A)に示すように同一径の異物101,102で
も異物の位置によってその散乱光強度が正確に電気信号
に変換されない欠点を有する。これは1走査時間t内に
異物101,102がCCDリニアセンサ(アレイ)103上を移動
して、異物101,102からの散乱光に比例した電荷が各画
素1〜nに直結したコンデンサ(図示せず)に蓄積し、
さらに走査時間tの終了後に順次に電気信号として出力
されるためである。例えばCCDリニアセンサ103の1走査
時間t内の異物101の移動位置はすべてセンサ103の画素
iの検出視野内にあるため、第11図(B)に示すように
その散乱光はすべて蓄積されて電気信号Siに変換される
が、しかし一方の異物102の移動位置は1走査時間t内
にはセンサ3の画素jの検出視野外にもあるため、その
散乱光が蓄積されて変換された電気信号Sjは信号Siより
も低下する。なおこの欠点を解消するために1走査時間
t内の試料移動量Tを小さくする方法が考えられるが、
この方法は検査時間が長くなる結果を招いて実用的でな
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は蓄積・直列型センサであるCCDリニア
センサの異物の位置と検出信号の依存関係の点について
配慮がされておらず、異物の散乱光強度が正確に電気信
号に変換されないという問題があった。
本発明の目的は異物の散乱光強度を正確に電気信号に
変換して高精度に異物検出することのできる異物検査装
置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、照明光学系により試料に対して複数方向
からレーザ光で斜方照明を行い、試料からの散乱光(反
射光)を検出光学系により集光検出する系に、検出光の
光電変換素子として非蓄積・並列出力型光電変換素子の
センサを用いることにより、第1に該並列出力型光電変
換素子の各画素からの検出信号出力を各演算処理回路に
入力して一定時間間隔毎に各最大値を算出して該算出値
が一定値以上の場合に異物データとして記憶回路に記憶
し、第2に該並列出力型光電変換素子の各画素からの検
出信号出力毎に2値化回路で2値化して該値が設定しき
い値以上の場合の上記検出信号出力のみを加算回路で加
算して該加算値により異物データとして検出し、第3に
該並列出力型光電変換素子の各画素からの検出信号出力
を全て加算回路で加算して該加算値が一定値以上の場合
によごれ等の異物データとして検出するようにした異物
検査装置により達成される。
〔作用〕
上記の異物検査装置は、光電変換素子として非蓄積・
並列出力型光電変換素子のセンサを用いることにより、
受光量を蓄積しないため受光強度を正確に電気信号に変
換できるので高精度な試料上の異物検出が可能となり、
第1に並列出力型光電変換素子の各画素a〜nからの検
出信号出力(a)〜(n)を複数個(a〜n)の各演算
処理回路に入力して適当な時間間隔t毎に各最大値Va〜
Vnを算出したのち該算出値が一定値以上の場合に異物デ
ータとして検出することにより座標分解能が向上し、第
2に並列出力型光電変換素子の各画素a〜nからの検出
信号出力(a)〜(n)のうち2値化した値が予め定め
たしきい値以上の出力のみ加算回路で加算した値が一定
値以上の場合に異物データとして検出することにより演
算処理回路を簡略化でき、第3に並列出力型光電変換素
子の各画素a〜nからの検出信号出力(a)〜(n)の
総和値が一定値以上の場合に異物データとして検出する
ことにより試料上のよごれ等のマクロ異物を検出するこ
とができる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を第1図から第10図により説
明する。
第8図は本発明による異物検査装置の一実施例を示す
成膜上異物検査装置の構成図である。第8図において、
1は異物検査対象試料の半導体ウエハ、2(2a〜2d),3
(3a〜3d)は試料1の表面を複数方向から斜方照明を行
う照明光学系のレーザ、5(5a〜5h)はレーザ2,3の出
力光を集光して照明するレンズである。6は試料1上の
異物や試料成膜上の微小凹凸や試料1上の回路パターン
で発生する散乱光(反射光)を集光検出する検出光学系
の対物レンズ、7は対物レンズ6の検出像を拡大するリ
レーレンズである。8はリレーレンズ7の拡大検出像を
光電変換する非蓄積・並列出力型光電変換素子のセン
サ、9はセンサ8の検出信号出力から試料1の異物と成
膜上微小凹凸の弁別等を行う演算処理回路である。10は
必要に応じて挿脱可能な偏光光学素子の偏光フィルタで
ある。試料1は試料移動機構(図示せず)により移動可
能である。
レーザ2,3はHe−Neレーザ等を利用できるが、半導体
レーザを用いれば装置が小型になるうえ、出力光のON−
OFFが高速かつ容易にできる。またレーザ2(2a〜2d)
は試料1の表面に対して高角度θHで照明し、レーザ3
(3a〜3d)は低角度θLで照明する。ここで例えば高角
度θH30度で、低角度θL=2〜5度に設定し、複数方
向たとえば4方向から斜方照明する。これは異物の形状
が一定でないので、レーザ2,3の照明方向によって発生
する散乱光の光量が異なることに起因する検出感度の不
均一性を防止するためである。つまりレーザ照明が一方
向の場合には異物に照明が当たる方向によって発生する
散乱光の強度が異なるが、複数方向の照明にすることに
より散乱光の強度が異なるのを回避することができる。
試料(ウエハ)1の表面全体を検査するために、ウエハ
1を試料移動機構によりXY走査またはら線状走査する。
このときウエハ1の表面の高さが変動すると、レーザ2,
3による照明位置が変動して異物検出性能が低下するた
め、自動焦点合せ機構(図示せず)が必要である。この
自動焦点合せ機構としては、従来のエアーギャップ式の
もので生じる塵埃付着等の問題を回避するため光学式の
ものを用いる必要があり、これには特開昭58−70540号
に記載のような投影縞パターンコントラスト検出方式の
ものが適当である。対物レンズ6およびリレーレンズ7
から構成される散乱光検出光学系は結像光学系であり、
対物レンズ6で集光した散乱光はリレーレンズ7を通し
てセンサ8の受光面に結像される。したがってセンサ8
の受光面積を小さくすることによってエハ1の表面上の
検出範囲(検出視野)を小さくすることができる。
第9図(A),(B),(C)は第8図の検出視野の
効果説明図で、第9図(A)は検査対象ウエハ表面の模
式図で、第9図(B)は広視野検出信号、第9図(C)
は狭視野検出信号を示す。第9図(A),(B),
(C)において、13は異物、14は成膜上微小凹凸、15は
広い検出視野、16は狭い検出視野である。第9図
(A),(B),(C)により検出範囲(検出視野)を
小さくすることによって生じる効果を説明すれば、第9
図(A)に示すウエハ1の表面上の走査位置(矢印方
向)を第9図(B)のように広い検出視野15で走査する
と、多数の成膜上微小凹凸14からの散乱光を検出するた
め、散乱光の検出信号vのバックグラウンド信号が増加
して異物13の検出信号がその中に埋もれてしまう。しか
し第9図(C)のように狭い検出視野16で走査すると、
同時に検出する検出視野内の微小凹凸14の数が第9図
(B)に比べて少なくなるため、散乱光の検出信号vの
バックグランド信号が低下して異物13の検出信号が埋も
れることなく異物13の検出が可能となる。ここで1μm
以下の異物13とアルミ等の成膜上の微小凹凸14を弁別す
るためには、検出視野16の大きさは3〜5μm角にする
のが最適である。これ以上にすると上記の理由で異物13
の弁別性能が低下し、これ以下にすると弁別性能は向上
するが検査時間が長くなる。このように検出視野の大き
さとウエハ全面の検査時間は密接に関係し、検出視野を
小さくすると単位時間当りの検査面積が小さくなるため
検査時間が増大する。この検出視野を小さくして異物検
出性能を向上させ、かつ検査時間を短縮させるという相
反する条件を満足させるために、第11図の従来装置のセ
ンサ103(第8図のセンサ8に相当)としては小さな画
素1〜nが多数かつ一列に並んだ検出器たとえばCCDリ
ニアイメージセンサを用いている。しかしCCDリニアイ
メージセンサ103は直列出力型であるため高速検査には
限界があり、また上記したように蓄積型であるため異物
散乱強度を正確に電気信号に変換できない欠点を有す
る。これを回避するため本発明の実施例では第8図のセ
ンサ8として非蓄積・並列出力型光電変換素子(セン
サ)である非蓄積・並列出力型ホトダイオードアレイを
用いる。この並列出力型ホトダイオードアレイのセンサ
8として特願昭59−225715号のセンサを用いると高速検
出および微弱光検出が可能となる。
第1図は第8図の並列型センサの演算処理回路図であ
る。第1図において、11(11a〜11n)は増幅回路、12
(12a〜12n)は異物検出処理回路、17(17a〜17n)はピ
ークホールド回路、18(18a〜18n)はサンプルホールド
回路、19(19a〜19n)はADコンバータ、Gはゲート、CP
Uは中央処理装置、33はサンプルクロックである。並列
出力型ホトダイオードアレイ(センサ)8の検出信号は
演算処理回路9の増幅回路11および処理回路12を用いて
各画素a〜n毎に異物検出処理が行われる。各処理回路
12はピークホールド回路17とサンプルホールド回路18と
ADコンバータ19から構成され、各出力の異物データはゲ
ートGを介して中央処理装置CPUに取り込まれて記憶回
路に記憶される。ここでピークホールド回路17がない
と、ADコンバータ19はサンプルクロック33に同期してア
ナログ・デイジタル変換するため、サンプルクロック33
と同期しない時点の検出信号の情報が失なわれてしま
う。したがって並列出力型ホトダイオードアレイ8は蓄
積機能を有しないため、異物情報が確率的にはほとんど
消失してしまうという欠点が生じる。そこでこの異物情
報の消失を回避するため、処理回路12にはピークホール
ド回路17を設置して、サンプルクロック33の期間t1の間
の検出信号最大値をホールドする。
第2図(A),(B)は第1図の異物検出動作説明図
で、第2図(A)は各部動作波形図、第2図(B)は試
料移動図である。第2図(A)は第2図(B)のセンサ
8の画素iの検出信号(i)の処理手順を示しており、
第2図(A)のサンプルクロック33の期間t1の検出信号
(i)の最大値をホールドしたピークホールド回路17の
ピークホールド信号(i)はサンプルクロック33に同期
してサンプルホールド回路18へ移し、同時にピークホー
ルド回路17をリセットする。これによりサンプルクロッ
ク33の期間t1での異物A,B,Dの検出信号(i)の最大値
をサンプルホールドしたサンプルホールド信号(i)の
最大値VA,VB,VDをADコンバータ19により異物データ出
力VA,VB,VDに変換できるので、異物情報消失の欠点が
解消する。こうしてゲートGを介して中央処理装置CPU
に取り込んだ情報から異物・グレイン(微小凹凸)弁別
および散乱強度判定等の処理を行う。この場合に異物B
は不良とならない微小異物であるので、その異物データ
出力VBがゲートGに設定してあるしきい値VTよりも小さ
くなるため中央処理装置CPUに入力されない。もちろん
増幅回路11の出力を単純に2値化して、異物とグレイン
を弁別することも可能である。なお第2図(B)の試料
移動(矢印方向)はサンプルクロック33の期間t1と同期
をとる必要はない。すなわち試料1が高速に移動して
も、サンプルクロック33の期間t1内に試料1がx方向に
移動する距離xt-1内の異物A,B,Dの異物データ出力VA,V
B,VDが検出できる。この場合に異物Cはより大きい異
物Dと同一のサンプルクロック33の期間t1内にあるため
検出されない。この見逃しを避けるためには試料移動速
度を低下させ、サンプルクロック33の期間t1をセンサ8
の幅T1に相当させるようにする必要がある。この場合の
動作を第5図に示す。
第3図(A),(B)は第1図の並列型センサの動作
説明図で、第3図(A)は並列出力型ホトダイオードア
レイ(センサ)で、第3図(B)は並列出力型ホトダイ
オードアレイ(センサ)の検出信号を示す。第3図
(A),(B)において、101〜106は異物である。第3
図(A),(B)のサンプルクロック33の期間tの試料
移動距離xtはセンサ8の幅Tに相当する。この場合に第
3図(A)の異物105は異物104の近傍にあるが、異物10
4,105の画素aの検出信号(a)は第5図(B)の検出
信号(a)のようにサンプルクロック33の期間tで分離
されているので、異物104,105が共に検出できる。さら
に異物101,102は第11図(A)の従来の直列型センサ103
と同一の位置関係にあるが、第3図(B)の検出信号
(i),(j)の第1図の処理による異物データ出力V
101,V102は同一値となって従来の欠点が解決できる。
ここで第3図(B)の検出信号(i),(j)の斜線部
分の面積Si,Sjは第11図(B)の電気信号Si,Sjに相当す
る。
第4図は第1図のシェージング(照度ムラ)補正回路
図である。第8図のように斜方からレーザ照明を行なう
と、レーザの出力ビームは通常ガウス分布状となってい
るため、照明の照度分布が一様にならずにセンサ8の画
素間に異物検出感度の差異(シェージング)が生じるか
ら、これを補正するために第1図の演算処理回路9の増
幅回路11(11a〜11n)と異物検出処理回路12(12a〜12
n)の間に第4図の照度むら補正回路を設けることがで
きる。第4図において、20はマルチプレクサ、21はADコ
ンバータ、22はCPU、23(23a〜23n)はDAコンバータ、2
4(24a〜24n)はラッチ、25(25a〜25n)は乗算回路で
ある。並列型センサ8の各画素a〜nの出力を増幅した
各増幅回路11の出力をマルチプレクサ20を介して順次に
ADコンバータ21でディジタル信号に変換してCPU22に取
り込む。CPU22は取り込んだ試料1の平坦部の検出信号
のディジタル値として記憶し、この値を基に乗算回路25
a〜25nの各画素出力が一定になるように各画素毎の乗算
係数を算出してラッチ24a〜24nにセットする。DAコンバ
ータ23a〜23nはラッチ24a〜24nの内容をアナログ信号に
変換し、乗算回路25a〜25nは増幅回路11a〜11nの出力と
DAコンバータ23a〜23nの出力の乗算を行ない各画素出力
をうる。このようにして本シェージング補正回路がない
場合にはセンサ8の各画素で同一形状で同一寸法の異物
を検出しても照度分布の影響で増幅回路11の各出力が異
なるが、本補正回路を用いて乗算回路25の各出力が等し
くなるように各ラッチ24に乗算係数をそれぞれセットす
ることにより照度分布の影響を除去でき、同一寸法異物
をセンサ8のどの画素で検出しても同一出力となって各
画素間の異物検出感度の不均一を補正できる。
第5図は第8図の並列型センサの他の演算処理回路の
出力処理回路図である。第1図の実施例のようにセンサ
8の各画素a〜nのすべてに異物検出処理回路12a〜12n
を付加した場合には増幅回路11と処理回路12がn組必要
となって回路規模が増大するが、第5図の実施例はピー
クホールド回路を簡素化して回路規模の縮小を図るもの
で、第4図の補正回路の乗算回路25の各画素出力から加
算回路30による出力Aと加算回路31による出力Bを同時
に出力する。第5図において、26(26a〜26n)はアナロ
グコンパレータ、27(27a〜27n)はアナログスイッチ、
28(28a〜28n)は入力抵抗、29はフィードバック抵抗、
30は演算増幅器(加算回路)、31は加算回路で、加算回
路30,31の出力A,Bはそれぞれ第1図の1個ずつの異物検
出処理回路12を介して中央処理装置CPUに接続される。
第5図のアナログコンパレータ26は乗算回路25の画素出
力(検出信号)がしきい値VTより大きい場合に“1"を出
力する。このしきい値VTは試料1の成膜上の微小凹凸の
検出信号より僅かに大きな値VTに設定し、これよりも乗
算回路25の出力が大きい場合には当該画素で異物を検出
したと判断できる。演算増幅器30は入力抵抗28とフィー
ドバック抵抗29により加算回路を構成しており、抵抗28
と抵抗29はすべて同一抵抗値Rであって、各画素出力の
うちの異物検出信号出力が均等に加算される。入力抵抗
28はアナログスイッチ27を介して演算増幅器(加算回
路)30の入力に接続し、アナログスイッチ27はアナログ
コンパレータ26の出力が“1"のときにONとなることによ
り、しきい値VTを越えた画素の異物検出信号出力のみを
加算して出力Aをうることができる。この出力Aは第1
図の異物検出処理回路12の1個に接続して異物データ出
力の処理が行なわれる。また加算回路31は乗算回路25の
全画素出力の総和を求めるもので、この総和出力Bも第
1図の処理回路12の1個に接続して異物データ出力の処
理が行なわれるが、これはウエハ1上のよごれ(くも
り)などのマクロ異物を検出するためである。
第6図(A),(B),(C)は第5図の出力Aの機
能説明図で、第6図(A)はセンサと試料上異物の対応
図、第6図(B)は検出信号図、第6図(C)は出力A
機能図である。第6図(A)のように矢印方向に走査す
るフォトダイオードアレイのセンサ8で試料上の異物13
(13a,13b,13n)および微小凹凸14を検出した場合の各
画素a〜nの検出信号(乗算回路25の出力)(a)〜
(n)は第6図(B)のような波形になる。この場合に
第6図(C)のようにアナログスイッチ27は各検出信号
(a)〜(n)がしきい値VTより大きい場合のみONとな
って加算回路30に入力される。この図では画素aの検出
信号(a)は異物13aを検出した時のみアナログスイッ
チ27aがONして加算回路30に入力されるが、この時に他
の画素では異物が検出されていないので検出信号(a)
のみが加算回路30に入力されて出力Aをうる。ついで画
素b,nの検出信号(b),(n)がそれぞれ異物13b,13n
を同時に検出した時には、アナログスイッチ27b,27nが
同時にONとなるので両方の検出信号(b),(n)のみ
が加算回路30に入力されて加算出力Aをうる。つぎに加
算回路30の出力Aは第1図の異物検査処理回路12のピー
クホールド回路17とサンプルホールド回路18とADコンバ
ータ19の1組を用いて異物データ出力の処理が行われて
中央処理装置CPUに取り込まれる。この加算回路30では
センサ8の検出視野a〜nを一括して異物検出するの
で、検出視野が250μm(5μm画素で50画素並列出力
の場合)となり、第1図の各画素単位の検出処理に比べ
て座標分解能が低下するが実用上差し支えない。つぎに
第7図(A),(B),(C)は第5図の出力Bの機能
説明図で、第7図(A)はセンサと試料上マクロ異物の
対応図、第7図(B)は検出信号図、第7図(C)は出
力B機能図である。第7図(A)のように矢印方向に走
査するフォトダイオードアレイのセンサ8でウエハ1上
の薬液残渣や指紋などによるよごれ(くもり)のように
各画素毎では微小凹凸と弁別できないような微小検出信
号を有するマクロ異物130および微小凹凸14を検出した
場合の各画素a〜nの検出信号(乗算回路25の出力)
(a)〜(n)は第7図(B)のようになり、各画素a
〜n毎に検出信号(a)〜(n)を処理する場合には画
素jの検出信号(j)のようにマクロ異物130の検出信
号がしきい値VT以下のためマクロ異物130の検出ができ
ないが、第7図(C)のように各乗算回路25a〜25nの出
力を加算回路31で総和した総和出力(波形)Bによりマ
クロ異物130が検出できる。
上記した実施例ではウエハ1の成膜上の異物検査機能
を中心に説明したが、この機能の他に特願54−106610号
と特願58−087686号でパターン付ウエハの場合には偏光
低傾斜角度照明と偏光光学素子(偏光フィルタほか)と
の組合せが最適であって鏡面試料の場合には高傾斜角度
照明が最適であると記載されており、このようなパター
ン付ウエハと鏡面ウエハ上の異物検出機能も下記のよう
にして第8図の構成の異物検査装置で付加できる。すな
わち第8図の実施例でレーザ2,3はすべてS偏光(レー
ザの振動面(電界ベクトル)がウエハ1表面に平行とす
る照明)であってかつ単独にON/OFFでき、偏光フィルタ
10は光路上から出し入れ可能であるので、レーザ2,3を
選択してONしかつ偏光フィルタ10も適宜に出し入れする
ことにより、上記の3種類のウエハの異物を検出するこ
とが可能となる。例えば第1に鏡面ウエハの場合には微
小凹凸が存在しないのでサブミクロンの微小異物を高S/
Nで検出できるが、この場合にはすべてのレーザ2,3をON
にして偏光フィルタ10は除去する。第2に平滑成膜ウエ
ハの場合には成膜上の微小凹凸の形状と大きさが成膜の
種類によって異なるので、微小凹凸に偏光特性がない場
合には低角度レーザ3a〜3dをONして偏光フィルタは除去
し、微小凹凸に偏光特性がある場合には対向するレーザ
2a,3a,2c,3cをONして偏光フィルタ10を挿入する(この
場合に散乱光のS偏光成分を遮光するように偏光フィル
タ10を設置する)等の組合せを任意に選択する。第3に
パターン付ウエハの場合には偏光特性を利用して異物と
パターンを弁別できる(特開昭54−101390号参照)。第
10図は第8図のパターン付ウエハの場合の異物検査装置
の補足構成図である。第8図の構成でパターン付ウエハ
の場合には第10図のように対向する低角度レーザ3a,3c
のみをONとして偏向フィルタ10を挿入し、レンズ5b,5e
を介してS偏光レーザを低角度でパターン付ウエハ1に
照明すると、ウエハ1のパターンからの散乱光はほとん
どがS偏光であって偏向フィルタ10で遮光でき、ウエハ
1の異物からの散乱光に含まれるP偏光成分は偏光フィ
ルタ10を通過するのでセンサ8で検出可能となる。
以上の実施例によれば、成膜されたウエハ上の微小異
物を高感度で検出することができ、かつ鏡面ウエハやパ
ターン付ウエハの異物検出にも適用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、鏡面ウエハだけでなく成膜されたウ
エハでも異物検査を高感度かつ高精度で行なうことがで
きるので、半導体製造工程のプロセス装置を実際に動作
させた状態での発塵を評価して歩留りを向上できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による異物検査装置の一実施例を示す並
列型センサの演算処理回路図、第2図(A),(B)は
第1図の異物検出動作説明図、第3図(A),(B)は
第1図の並列型センサ動作説明図、第4図は第1図の照
度むら補正回路図、第5図は第1図の並列型センサの他
の演算処理回路図、第6図(A),(B),(C)は第
5図の出力A機能説明図、第7図(A),(B),
(C)は第5図の出力B機能説明図、第8図は第1図の
成膜上異物検査装置の構成図、第9図(A),(B),
(C)は第8図の検出視野効果説明図、第10図は第8図
のパターン付ウエハの異物検査装置の補足構成図、第11
図(A),(B)は従来の異物検査装置を例示する直列
型センサの動作説明図である。 1……ウエハ(試料)、2,3……レーザ(照明光学
系)、6……対物レンズ(検出光学系)、7……リレー
レンズ、8……非蓄積・並列出力型センサ、9……演算
処理装置、10……偏光フィルタ、11……増幅回路、12…
…異物検出処理回路、17……ピークホールド回路、18…
…サンプルホールド回路、19……ADコンバータ、20……
マルチプレクサ、21……ADコンバータ、22……CPU、23
……DAコンバータ、24……ラッチ、25……乗算回路、26
……アナログコンパレータ、27……アナログスイッチ、
30,31……加算回路。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料に対して複数方向からレーザ光で斜方
    照明を行う照明光学系と、試料を移動する移動機構手段
    と、上記照明光学系の照明によって試料から反射する散
    乱光を集光検出する検出光学系と、該検出光学系の検出
    光を電気信号に変換する複数の画素を有する並列出力型
    光電変換素子手段と、該並列出力型光電変換素子手段の
    各画素からの検出信号出力の最大値を一定時間間隔ごと
    に算出して該算出した値が一定値以上の場合に異物デー
    タとして検出する演算処理回路手段とを備えたことを特
    徴とする異物検査装置。
  2. 【請求項2】上記演算処理回路手段は、サンプルクロッ
    ク発生回路部と、上記並列出力型光電変換素子手段の各
    画素からの検出信号出力に対応する各ピークホールド回
    路部とサンプルホールド回路部とADコンバータ部とを有
    することを特徴とする請求項1記載の異物検査装置。
  3. 【請求項3】試料に対して複数方向からレーザ光で斜方
    照明を行う照明光学系と、試料を移動する移動機構手段
    と、上記照明光学系の照明によって試料から反射する散
    乱光を集光検出する検出光学系と、該検出光学系の検出
    光を電気信号に変換する複数の画素を有する並列出力型
    光電変換素子手段と、該並列出力型光電変換素子手段の
    各画素からの検出信号出力毎に2値化して該値が一定値
    以上の場合の上記検出信号出力のみを加算して該加算値
    により異物データを検出する演算処理回路手段とを備え
    たことを特徴とする異物検査装置。
  4. 【請求項4】試料に対して複数方向からレーザ光で斜方
    照明を行う照明光学系と、試料を移動する移動機構手段
    と、上記照明光学系の照明によって試料から反射する散
    乱光を集光検出する検出光学系と、該検出光学系の検出
    光を電気信号に変換する複数の画素を有する並列出力型
    光電変換素子手段と、該並列出力型光電変換素子手段の
    各画素からの検出信号出力を全て加算して該加算値によ
    り試料上のよごれ等の異物データを検出する演算処理回
    路手段とを備えたことを特徴とする異物検査装置。
  5. 【請求項5】上記演算処理回路手段は、該演算処理回路
    手段に入力する上記並列出力型光電変換素子手段の各画
    素からの検出信号出力に対してレーザ光の照度が試料上
    でガウス分布状であることに起因する検出視野内の照度
    分布の不均一による不均一性を補正する補正部を有する
    ことを特徴とする請求項1、3または4の何れかに記載
    の異物検査装置。
  6. 【請求項6】上記照明光学系は、上記レーザ光を所望の
    組合せの使用で選択して照明し、かつ上記検出光学系は
    光路上に偏光光学素子を挿入あるいは除去することによ
    り、平滑鏡面試料、平滑成膜試料、パターン付試料等上
    の異物を各試料に最適な条件で検出できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1、3または4の何れかに記載の
    異物検査装置。
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