JP2533396Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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JP2533396Y2
JP2533396Y2 JP1987139632U JP13963287U JP2533396Y2 JP 2533396 Y2 JP2533396 Y2 JP 2533396Y2 JP 1987139632 U JP1987139632 U JP 1987139632U JP 13963287 U JP13963287 U JP 13963287U JP 2533396 Y2 JP2533396 Y2 JP 2533396Y2
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JP
Japan
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outer case
electrolytic capacitor
elastic rubber
rubber body
capacitor
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JP1987139632U
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JPS6444622U (ja
Inventor
郁夫 萩原
進 安藤
Original Assignee
日本ケミコン 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電解コンデンサの改良にかかり、特に、
電解コンデンサに対する外的ストレスによる電気的特性
の変動を抑制したものに関する。
〔従来の技術〕
通常、電解コンデンサ、特に比較的大きな電解コンデ
ンサは、電極箔と電解紙とを巻回して形成したコンデン
サ素子を、電解液とともに有底筒状の外装ケースに収納
するとともに、コンデンサ素子から導かれたタブを、前
記封口体に固着した外部接続用の端子と電気的に接続し
ている。
このような構造の電解コンデンサでは、本体に振動等
の外的ストレスがかかると、タブと電極箔との接触抵抗
の変動、極間距離の変動等により、その電気的特性を一
定に維持できなくなることがある。特に、スピーカネッ
トワーク周辺もしくは、電子機器内部でのトランス付近
に電解コンデンサを配置する場合、それらの周辺部品か
ら発生する低周波により、僅少な変動ではあるものの所
望の特性を得ることが困難となる場合がある。
従来このような不都合を是正するため、コンデンサ素
子とともに、素子固定剤を外装ケース内部に収納して素
子を強固に固定し、あるいは素子を通常よりも固く巻
き、振動等の外的ストレスの影響を極力低減させようと
している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、素子固定剤をコンデンサ素子とともに外装
ケースに収納する場合、製造工程が煩雑であり、また、
外装ケースの端面に防爆弁を形成した電解コンデンサで
は、その動作能力が損なわれることは免れない。また、
コンデンサ素子から発生する熱を十分に放出することも
困難となり、結果として電解コンデンサの寿命特性に悪
影響を及ぼすことにもなる。
あるいは、外装ケースの径寸法をコンデンサ素子の径
寸法近傍に形成して、外装ケース自体により素子を固定
することも考えられるが、振動自体を抑制するものでは
なく、また、コンデンサ素子から発生する水素ガスに対
応する空間を確保することができないので適当な手段と
はいえない。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、コンデンサ素子1を収納した外装ケース
2の開口端面を封口部材4で密封し、外装ケース2の外
表面を熱収縮性の外装スリーブ6で覆った電解コンデン
サにおいて、外装ケース2端面の外表面に、少なくとも
この外表面を覆う弾性ゴム体8,9を配置し、その一部を
外装ケース2とともに外装スリーブ6で覆ったことを特
徴としている。
〔作用〕
電解コンデンサでは、外装ケースの端面に、絶縁等の
目的で熱収縮性の外装スリーブと同じ塩化ビニール等か
らなる円板を配置することがあるが、この考案では、図
面に示すように、外装ケース2の端面の外表面に弾性ゴ
ム体8、9を設置しているため、絶縁のほかに、低周波
等の外部からの振動を吸収することができるようにな
り、コンデンサ素子1への伝導を抑制することができ
る。
〔実施例〕
以下この考案の実施例を図面にしたがい説明する。第
1図は、この考案の第1の実施例を示す断面図で、コン
デンサ素子1から導出されたタブ5は、図示しない電極
箔と電気的に接続しているとともに、封口体4に予め固
着された外部接続用の端子3と接続している。また、コ
ンデンサ素子1は、端面に溝状の防爆弁7が形成された
外装ケース2に収納され、その開口端部は封口体4で密
封される。
外装ケース2の外表面には塩化ビニール等からなる熱
収縮性の外装スリーブ6が被覆して電解コンデンサを形
成している。
外装ケース2の端面の外表面には、第3図に示したよ
うな、円板状に形成された弾性ゴム体8が当接して防爆
弁7を覆うとともに、前記外装スリーブ6の縁端部によ
って外装ケース2に装着される。
この第1の実施例によれば、外部からの低周波等の振
動は、電解コンデンサの端面に配置された弾性ゴム板か
らなる弾性ゴム体8に吸収され、コンデンサ素子1に対
する影響を抑制することができる。
また、電解コンデンサの内圧が上昇し、防爆弁7が動
作する場合、弾性ゴム体8が押し上げられて膨らみ、更
に一部が外装スリーブ6から剥離して電解コンデンサ内
部の圧力を外部に放出する。そのため、急激な内圧上昇
の場合でも弾性ゴム体8が緩衝となり、電解コンデンサ
の内容物が直接に外部に飛散することがなくなる。
第2図はこの考案の第2の実施例を示した断面図で、
電解コンデンサ自体の構造は、第1図に示した第1の実
施例と同様である。
外装ケース2の端面には、第4図に示したような、有
底筒状の弾性ゴムキャップからなる弾性ゴム体9が、外
装ケース2の端面の全部および側面部の一部を覆うよう
に装着し、外装スリーブ6によって固定される。
第2の実施例の場合、第1の実施例と比較して、弾性
ゴム体9と外装ケース2との接触面が広いため、外部か
らの振動をより多く吸収することができる。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案は、コンデンサ素子を収納した
外装ケースの開口端面を封口部材で密封し、外装ケース
の外表面を熱収縮性の外装スリーブで覆った電解コンデ
ンサにおいて、外装ケース端面の外表面に、少なくとも
この外表面を覆う弾性ゴム体を配置し、その一部を外装
ケースとともに外装スリーブで覆ったことを特徴として
いるので、外部からの振動の多くは、前記弾性ゴム体に
よって吸収され、コンデンサ素子に対する影響を抑制す
ることができる。そのため振動による電気的特性の変動
が減少し、電解コンデンサが配置された環境に影響され
ることなく、一定の特性を維持することが容易となる。
また、外装ケースの端面に防爆弁が形成され、かつこ
の防爆弁が動作した場合は、前記弾性ゴム体が膨れ、更
には一部が外装スリーブより突出して、いわば一部がめ
くれた状態となって内圧を外部に解放する。したがっ
て、この弾性ゴム体が緩衝材となって、電解コンデンサ
の内容物が外部に飛散しなくなる。
また、外装ケースの端面に弾性ゴム体が配置している
ので、外部からの衝撃により外装スリーブ、防爆弁等が
破損することが少なくなる。
以上のようにこの考案は、外装ケースの端面と外装ス
リーブとの間隙に弾性ゴム体を介在させて、振動による
電気的特性の変動を抑制した有益な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す断面図、第2図
は、この考案の第2の実施例を示す断面図である。第3
図および第4図は、この考案の第1およひ第2の実施例
で使用する弾性ゴム体を示す斜視図である。なお、図面
中、共通の部分、部品には共通の符号を用いている。 1…コンデンサ素子、2…外装ケース、3…外部接続端
子、4…封口体、5…タブ、6…外装スリーブ、7…防
爆弁、8,9…弾性ゴム体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサ素子を収納した外装ケースの開
    口端面を封口部材で密封し、外装ケースの外表面を熱収
    縮性の外装スリーブで覆った電解コンデンサにおいて、
    外装ケース端面の外表面に、少なくとも外装ケース端面
    の外表面を覆う弾性ゴム体を配置し、その一部を外装ス
    リーブで覆ったことを特徴とする電解コンデンサ。
JP1987139632U 1987-09-12 1987-09-12 電解コンデンサ Expired - Lifetime JP2533396Y2 (ja)

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JPS6444622U JPS6444622U (ja) 1989-03-16
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JPS59104531U (ja) * 1982-12-29 1984-07-13 日立コンデンサ株式会社 コンデンサ
JPS59146934U (ja) * 1983-03-19 1984-10-01 ソニー株式会社 ケミカルコンデンサ
JPS6218027U (ja) * 1986-05-06 1987-02-03

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