JP2533268B2 - 印刷機の版替装置 - Google Patents

印刷機の版替装置

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JP2533268B2
JP2533268B2 JP17836292A JP17836292A JP2533268B2 JP 2533268 B2 JP2533268 B2 JP 2533268B2 JP 17836292 A JP17836292 A JP 17836292A JP 17836292 A JP17836292 A JP 17836292A JP 2533268 B2 JP2533268 B2 JP 2533268B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、版面上に印刷用柄が設
けられた印刷機の版胴を交換するための版替装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】大量の印刷を行う印刷機においては、通
常印刷用の用紙として長尺の原紙が巻き取られた原反が
用いられる。この原反から原紙を引き出しながら、外周
面(版面)に印刷用の凹凸(柄)が設けられかつインク
が版面に供給されつつ回転している版胴とそれを押圧す
るように設けられた圧胴との間を通過させることによっ
て上記原反の片面に印刷が行われる。このようないわゆ
る輪転式の印刷機は、高速で版胴を回転させることによ
り連続的かつ迅速に原反の片面に印刷が行われるため、
大量の印刷物を得る場合の印刷機として適している。
【0003】上記輪転式の印刷機は、原料としての原反
を水平軸周りに送り出し可能に軸支した巻出部、版胴に
原反を巻き出す原反導入部、原反に印刷する複数基の版
胴が直列に配置された印刷ユニット、印刷済の原反を巻
き取る巻取部、およびそれらの装置間に多数設けられた
原反を円滑に移動させるためのローラとから構成されて
いる。上記複数の版胴にそれぞれ異なった色のインクを
塗布することによってカラー印刷が行われる。
【0004】そして、被印刷対象が変更になる毎に上記
版胴は新旧交換される。この交換は、まず旧版胴がまず
印刷機から取り外され、新版胴は車輪が付いた移動可能
な搬送具に搭載されて印刷機まで搬送され、旧版胴が取
り外された印刷機に新版胴が装着されるという一連の作
業によって行われる。従来、これらの作業は主に作業者
の手作業によって行われるのが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記のような手作業による版胴の交換作業においては、
新版胴はその保管場所から印刷機の版胴位置まで搬送具
を用いて移動させなければならずはなはだ面倒である。
また、この搬送具として運転可能な自走式のものが使用
されることもあるが、それでも印刷機の脇で新旧の版胴
の積替え作業を行わなければならない。
【0006】さらに、新版胴については印刷機に対する
周方向の装着位置を適切に設定するいわゆる位置決め操
作を行わなければならない。これが適切に行われなかっ
た場合には印刷の見当づれが起るから、この位置決め操
作は極めて重要であり、正確に行わなければならず、そ
のための操作も人力で行われていたが、細心の注意を要
する作業であり、時間がかかるとともに失敗も多かっ
た。
【0007】以上要すれば、従来の版胴交換作業は、多
くの人手と時間を要し、印刷作業の合理化上のネックと
なっていたのである。
【0008】本発明は、従来の上記のような印刷機の版
胴交換に関する問題点を解決するためになされたもので
あり、迅速、確実にかつ版胴の位置決め操作も完了した
状態で版胴の新旧交換を行うことができる印刷機の版替
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
印刷機の版替装置は、版面に所定の印刷用柄が施された
版胴に対して原反から原紙が連続的に供給され、上記版
胴の回転に従って上記原紙に印刷する印刷機の印刷ユニ
ットにおいて、複数の版胴が直列に配設された版胴列に
沿って高架軌道が設けられ、この高架軌道下部のフロア
には各印刷ユニットに向けて敷設されたフロア軌道が設
けられ、フロア面には上記高架軌道の起点に向かって敷
設された版胴搬送軌道が設けられ、上記版胴搬送軌道に
は版胴を搬出入する版胴搬送車が走行自在に設けられ、
各フロア軌道には版胴を搬出入し新旧の版胴の版替を行
う版替車が走行自在に設けられ、高架軌道には版胴を把
持して上記版胴搬送車上と版替車との間の版胴の受渡し
を行う版胴受渡装置が走行自在に設けられていることを
特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項2記載の印刷機の版替装置
は、請求項1記載の印刷機の版替装置において、版胴搬
送車上または高架軌道の下部であって各フロア軌道の側
部に版胴の版面の位置(位相)を設定する位置決め装置
が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項3記載の印刷機の版替装置
は、版面に所定の印刷用柄が施された版胴に対して原反
から原紙が連続的に供給され、上記版胴の回転に従って
上記原紙に印刷する印刷機の印刷ユニットにおいて、フ
ロア面には複数の版胴が直列に配設された版胴列に沿っ
て敷設された版胴搬送軌道が設けられ、この版胴搬送軌
道と各印刷ユニットとの間にはフロア軌道が敷設され、
上記版胴搬送軌道には版胴を搬出入する版胴搬送車が走
行自在に設けられ、この版胴運搬車には車上軌道と版胴
の版面の位置(位相)を設定する位置決め装置とが設け
られ、上記フロア軌道には版胴を搬出入し新旧の版胴の
版替を行う版替車が走行自在に設けられ、上記車上軌道
には版胴を把持して上記位置決め装置と版替車との間の
版胴の受渡しを行う版胴受渡装置が走行自在に設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項4記載の印刷機の版替装置
は、請求項1、2または3記載の印刷機の版替装置にお
いて、二系列の印刷機の版胴列が互いに平行に並設さ
れ、これら版胴列の間に上記高架軌道または車上軌道が
設けられ、この高架軌道または車上軌道からは上記二系
列の各々の版胴列に向かって上記フロア軌道が高架軌道
または車上軌道を中心として左右対称に設けられている
ことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記請求項1記載の印刷機の版替装置によれ
ば、印刷ユニットに装着されている版胴を新旧交換する
に際しては、新版胴を版胴搬送車によって高架軌道の起
点に搬入し、上記起点に搬入された新版胴をそこから版
胴受渡装置によって版替車上に受け渡し、この版替車を
走行させて印刷機に横付けし、新旧の版胴の交換を行
い、印刷機から取り外された旧版胴は版替車によって高
架軌道下に搬出し、版胴受渡装置で旧版胴を版胴搬送車
に受け渡すように上記各車、各装置を運転することによ
って、人力作業に頼ることなく版胴の新旧交換を行うこ
とができる。
【0014】すなわち、上記各操作は各装置に対するス
イッチ操作のみで実行可能であり、直接的な人力作業は
行わなくてもよく、確実かつ迅速に版替作業を実施する
ことができるのである。
【0015】以上のように版胴の保管場所と印刷機との
間をすべて上記のような所定の装置を運転することによ
って新旧版胴の交換を行うように構成されているため、
各装置を自動的に作動させるように設定することは可能
であり、そうすることによって版替操作の完全自動化を
行うことも可能である。
【0016】上記請求項2記載の印刷機の版替装置によ
れば、版胴搬送車上または高架軌道の下部であって各フ
ロア軌道の側部に版胴の版面の位置(位相、すなわち版
の回転方向の位置)を設定する位置決め装置が設けられ
ているため、それを作動させることによって、印刷ユニ
ットに新版胴が装着されたときは、すでに版胴の位置決
めは完了しており、従来のような新版胴を印刷ユニット
に装着してから行う位置決め操作は不要になる。
【0017】上記請求項3記載の印刷機の版替装置によ
れば、版胴搬送軌道上に走行自在に設けられた版胴搬送
車には、走行自在に設けられている版胴受渡装置と、版
胴の版面の位置(位相)を設定する位置決め装置とが設
けられているため、装置全体を小型化することができる
とともに、版胴受渡装置および位置決め装置はそれぞれ
一基で賄うことができ、経済的に有利である。
【0018】また、版胴搬送車の走行中に版胴の位置決
めを行うことができ、版替操作の迅速化が実現する。
【0019】上記請求項4記載の印刷機の版替装置によ
れば、二系列の印刷機の版胴列が互いに平行に並設さ
れ、これら版胴列の間に上記高架軌道または車上軌道が
設けられ、この高架軌道または車上軌道からは上記二系
列の各々の版胴列に向かって上記フロア軌道が高架軌道
または車上軌道を中心として左右対称に設けられている
ため、版替装置の設置スペースを節約することができ、
スペースの有効利用を図ることができると共に、二系統
分を一系統の版替装置で賄っているため設備費用も安価
にすることができ、経済的に有利である。
【0020】
【実施例】図1は本発明の印刷機の版替が適用される印
刷機の一例を示す側面図である。この図に示すように、
印刷機Pは、印刷用の原紙を巻き取った原反Xを搬入す
るための原反搬入部Aと、搬入された原反Xを次の巻出
部Cに装着する原反自動装着部Bと、原反Xを下流側に
巻き出す上記巻出部Cと、巻き出された原紙Yを下流側
に送り出すための調整を行う原紙導入部Dと、導入され
た原紙Yに実際に印刷を施す第一印刷ユニットE1、第
二印刷ユニットE2および第三印刷ユニットE3からな
る印刷ユニットEと、印刷の完了した印刷紙Zを導出す
る印刷紙導出部Fと、導出された印刷紙Zを巻き取る巻
取部Gと、巻き取った巻取製品X’をストックする製品
ストック部Hとが直列に配設されて構成されている。各
部間には多数所定のローラが設けられ、原紙Yの送りを
円滑にしている。
【0021】なお、印刷機は多列式の多色印刷機がほと
んどであり、この図1においては、印刷機Pを構成する
印刷ユニットEは、第一、第二および第三印刷ユニット
E1、E2、E3からなる印刷ユニット三連式のものを
例示しているが、第一印刷機P1を上記のように印刷ユ
ニット三連式とし、第二印刷機P2は印刷ユニット四連
式にして第一印刷機P1と第二印刷機P2とを並設する
など、印刷機Pの並設基数および印刷ユニットの連設基
数は任意に設定可能である。
【0022】各印刷ユニットEには、版面に印刷用のイ
ンクを保持するセルが凹設され版胴1が設けられてお
り、この版胴1の上部にはそれを押圧する圧胴11が設
けられている。巻出部Cから巻き出された印刷用の原紙
Yは、これら版胴1と圧胴11との間に挾持された状態
で版胴1の回転に従って送出されるように構成されてお
り、この間に版胴1の版面に保持されたインクが原紙Y
に移行して印刷が行われる。
【0023】各印刷ユニットE1、E2、E3の版胴1
には異なった色のインク(例えば三原色)が供給される
ようにされいるため、各印刷ユニットE1、E2、E3
を通過した原紙Yは印刷紙Zとなって、巻取部Gにおい
て巻き取られ、巻取製品X’として次工程に移送される
までの間、一時製品ストック部Hにストックされる。
【0024】上記のような印刷機Pにおける印刷ユニッ
トEの版胴列に沿って本発明の版替装置は配設される。
【0025】図2は本発明の印刷機の版替装置を印刷機
Pに平行に配設した状態を例示する平面図であり、図3
は版替装置の側面図である。なお、版替操作の機械化に
関しては、印刷ユニットEの側面が人間が作業するM側
を対象とされる場合と、ギア装置が多数配設されたG側
が対象とされる場合とがあるが、本発明装置はM側およ
びG側のいずれにも適用可能なものである。本実施例で
はM側を対象にしている。
【0026】この例の場合は、図2に示すように、対象
となる印刷機Pとしては、三連式の第一印刷機P1と四
連式の第二印刷機P2とが互いに平行に配設されてい
る。そして、第一印刷機P1としては、第一原反搬入部
A1と、第一原反自動装着部B1と、第一巻出部C1
と、三連第一印刷ユニットE11、三連第二印刷ユニッ
トE12および三連第三印刷ユニットE13からなる三
連印刷ユニットEaとを備えており、第二印刷機P2と
しては、第二原反搬入部A2と、第二原反自動装着部B
2と、第二巻出部C2と、四連第二印刷ユニットE2
1、四連第二印刷ユニットE22、四連第三印刷ユニッ
トE23および四連第四印刷ユニット24からなる四連
印刷ユニットEbとを備えており、これらの第一および
第二印刷機P1、P2の間のフロアに版替装置Kが配置
されている。
【0027】すなわち、上記第一印刷機P1と第二印刷
機P2との間のフロア面には両印刷ユニットEa、Eb
の版胴列に並行に高架軌道4が架設されており、この高
架軌道4下部のフロア面には印刷ユニットE11〜E2
4に装着された各版胴1に向かってそれに横付けするよ
うに敷設された複数のフロア軌道5が設けられている。
【0028】また、上記フロア面には上記高架軌道4の
起点(図3における高架軌道4の左側部)に向かって版
胴搬送軌道2が敷設されており、この版胴搬送軌道2の
左端部には交換前の新版胴1aをストックする新版胴保
管台2aと交換後の旧版胴1bをストックする旧版胴保
管台2bとが版胴搬送軌道2の両側部に設けられてい
る。
【0029】上記高架軌道4の下部であって各フロア軌
道5の左側部には版胴1の版面の位置(位相)を設定す
る位置決め装置3が設けられている。この位置決め装置
3は、その上部に版胴1が載置された状態で、この版胴
1の版面に付与されたマークを回転させつつそのマーク
を探し出し、その位置で回転を中止して版胴1の位置決
めを行う場合と、マークを探し出しその位置で回転を中
止し、そのマーク位置を原点としてさらに印刷初めより
見当が合うように各版胴1を回転させて版胴1の位置決
めを行うように構成されており、以後この姿勢が保持さ
れた状態で版胴1は移送させられる。
【0030】上記版胴搬送軌道2には版胴1を搬出入す
る版胴搬送車20が走行自在に設けられている。この版
胴搬送車20は、図4および図5に示すように、下部に
車輪23を有する台車21とこの台車21上に複数基が
設けられた側面視がV字形状を呈する版胴載置面22と
から構成されている。台車21の内部には駆動モータ2
4が設けられ、版胴搬送車20はこのモータ24の駆動
によって版胴搬送軌道2上を自在に移動するようにされ
ている。
【0031】そして、この版胴搬送車20は新版胴保管
台2a上の新版胴1aを受けとって高架軌道4の左側部
下部まで移送し、後述する版胴受渡装置40に引き渡す
とともに、版胴受渡装置40から引き渡された旧版胴1
bを旧版胴保管台2bまで運び出す役割を果たすもので
ある。新版胴1aの版胴搬送車20への積み込み、およ
び旧版胴1bの版胴搬送車20からの積み降ろしについ
ては、図5の版胴載置面22を受けているベース22’
全体を移動させる図外のローラコンベアの駆動によって
行われる。
【0032】高架軌道4には版胴1を把持して上記版胴
搬送車20上と位置決め装置3と版替車50との間の版
胴1の受渡しを行う版胴受渡装置40が走行自在に設け
られている。この版胴受渡装置40は、図4および図5
に示すように、高架軌道4上に配置された平板上の走行
台車41と、この走行台車41から垂下して設けられた
版胴ハンガー43とから構成されている。
【0033】また、版胴ハンガー43は走行台車41の
上面に立設されたシリンダ44から下方に突出して設け
られたロッド45の先端に連結され、さらに一対の走行
台車41を上下方向に貫通して設けられたガイド棒42
とも接続されている。従って、シリンダ44を作動させ
てロッド45を上下動させると、版胴ハンガー43は、
ガイド棒42に案内された状態で上下動する。
【0034】さらに、版胴ハンガー43の下面にはそこ
から垂下した一対のハンガー腕47が設けられている。
このハンガー腕47の先端には、一対のハンガー爪47
aが設けられており、この一対のハンガー爪47aで版
胴1の下方の両側縁部を引掛けることによって版胴1は
その長手方向が版胴搬送軌道2を横断した状態で版胴ハ
ンガー43に保持される。
【0035】このような一対のハンガー腕47の腕間の
距離は、版胴ハンガー43の上面に設けられた幅設定モ
ータ48を駆動させることによって適宜変更することが
できるようにされている。従って、幅設定モータ48を
駆動させて上記腕間の距離を互いに離接させることによ
って版胴1を各装置の中心にセットする版のセンタリン
グを行うとともに、ハンガー腕47、47間に保持され
ている版胴1を離したり、ハンガー腕47、47間に版
胴1を保持させたりすることができる。
【0036】そして、上記のような走行台車41の上面
には、走行用のサーボモータ46が設けられており、こ
のサーボモータ46の回転は一対のプーリを介して高架
軌道4の軌道面4a上に置かれた走行台車41を走行さ
せる走行車輪46aに伝達されるように構成されてい
る。従って、上記サーボモータ46を駆動させることに
よって、版胴受渡装置40を高架軌道4上で自在に移動
させることができる。
【0037】図6は位置決め装置3の一部切欠き正面図
であり、図7はその側面図である。これらの図に示すよ
うに、位置決め装置3はフロアに立設された架台31
と、架台31の上部に設けられた版胴1を支持する一対
の支持ローラ32、32と、版胴1の位置決めのための
検知を行う架台31に図6の左右方向に移動可能に設け
られた単軸ロボット33とから構成されている。
【0038】上記支持ローラ32の一方には、タイミン
グベルトまたはギヤーを介して、モータ34の回転が伝
達されるようにされている。従って、このモータ34を
駆動させることによって、一対の支持ローラ32、32
の上に載置された版胴1は支持ローラ32を介して設定
された方向に正逆任意に回転する。
【0039】一方、上記単軸ロボット33は、架台31
に図6の左右方向に伸びるように設けられたガイド3a
と、このガイド3a上を左右方向に摺動するエアシリン
ダ35と、このエアシリンダ35から上部に突出して設
けられたロッド35’と、このロッド35’の先端に設
けられたレーザー式の光電スイッチ36と、上記エアシ
リンダ35から分岐して上方に突出するように設けられ
た先端にローラを有する触手アーム37とから構成され
ている。
【0040】そして、この単軸ロボット33の内部には
図示していないモータおよびエンコーダが組み込まれて
おり、上記エアシリンダ35はガイド3aに案内されな
がら図6の左右方向に移動可能とされているとともに、
光電スイッチ36はエアシリンダ35の作動によって上
下動可能に構成され、これらの作動機構によって単軸ロ
ボット33は各種の大きさの版胴1に対応することがで
きるようになっている。なお、エアシリンダ35は版胴
1の版径の大小に対応するためのものであり、ガイド3
aは版胴1の長さに対応するためのものである。
【0041】上記光電スイッチ36は、版胴1の外周面
(版面よりも側部寄りの部分)に付設されたマーク12
を読み取るためのものである。このマーク12は、版胴
1の位置決めを行う基準となる印であり、このマーク1
2を光電スイッチ36が検出した状態で、その位置が版
胴1の設定されるべき位置になるように版胴1の外周面
に付設されている。
【0042】また、上記触手アーム37は光電スイッチ
36と支持ローラ32に載置された版胴1の版面との間
の距離を一定にするためのものであり、版胴1を支持ロ
ーラ32の上に載置した状態で、エアシリンダ35のロ
ッド35’を上方に突出させれば、触手アーム37の先
端のローラが版胴1の外周面に当止してそれ以上のロッ
ド35’の突出は阻止されるため、ロッド35’の先端
に設けられた光電スイッチ36と版胴1の外周面との距
離は予め設定された通りに確定する。
【0043】そして、上記光電スイッチ36がマーク1
2を検出した状態で、駆動しているモータ34を停止さ
せるように光電スイッチ36とモータ34とは連絡され
ているため、支持ローラ32の上に新版胴1aを載置
し、モータ34を駆動させ回転させることによって、自
動的に新版胴1aの位置決めが行われる。
【0044】さらに、支持ローラ32の回転軸にはエン
コーダ39が同軸で設けられており、このエンコーダ3
9によって常に支持ローラ32の回転変位が検出され
る。このエンコーダ39は、前述の版胴1の版面に設け
られたマーク12の位置が単軸ロボット33の光電スイ
ッチ36によって探し出され、その位置で版胴1の回転
が中止された際に、その位置を原点としてさらに印刷初
めより見当が合うように版胴1を回転させる、いわゆる
版胴1の初期見当合わせを行うための指令をモータ34
に与える役目をしている。
【0045】各フロア軌道5には版胴1を搬出入し新旧
の版胴の版替を行う版替車50が走行自在に設けられて
いる。図8ないし図12はこの版替車50の作動の状態
を説明するための側面視の説明図である。
【0046】なお、先に図2によって説明したように、
本実施例においてはフロア軌道5は、三連式印刷ユニッ
トEaに向かう第一フロア軌道51と、四連式印刷ユニ
ットEbに向かう第二フロア軌道52とが並設されてお
り、版替車50はそれらのいずれの印刷ユニットEにも
共用して使用できるように配置されている。ただし、印
刷ユニットE24に向かう版替車50のみは第二印刷ユ
ニットEb専用とされている。
【0047】図8ないし図12に示すように、版替車5
0はその要部が枠体53の内部に収容されており、この
枠体53の上部には旧版受取台54が設けられている。
そして、上記枠体53の内部には新版受取台55と、こ
の新版受取台55を前後進させるシリンダ56と、上記
旧版受取台54を前後動および上下動させる前後モータ
54aおよび上下モータ54bと、版替車50を走行さ
せる走行モータ57と、新版受取台55を上下動させる
上下モータ55aとが設けられている。
【0048】なお、上記新版受取台55は、基盤55b
の上にリンク55cを介して上下動自在に設けられてお
り、このリンク55cを操作することによって新版受取
台55を上下動させることができる。上記上下モータ5
5aはこのリンク55cに接続されている。
【0049】図8は、位置決め装置3の上に載置されて
いる新版胴1aを版替車50上に引き渡す状態を示して
いる。すなわち、まず版胴受渡装置40のハンガー腕4
7は新版胴1aを保持して右向き矢印で示すように移動
して停止する。この状態で位置決め装置3の側部に横付
けされた版替車50の新版受取台55は、上下モータ5
5aの駆動によってリンク55cを介して上方に移動し
て新版胴1aの底部に当止する。そしてこの状態でハン
ガー腕47の新版胴1aの保持は解除される。
【0050】しかる後、上下モータ55aの作動によっ
てリンク55cを介して新版受取台55は下向き矢印で
示すように下降させられ、その上の新版胴1aは枠体5
3の内部に収容される。この状態で走行モータ57が駆
動させられ、版替車50は印刷ユニットEに向けて走行
する。
【0051】図9は版替車50が印刷ユニットEの旧版
胴1bに横付けされた状態を示す説明図であり、図10
ないし図11は新版胴1aと旧版胴1bとの交換過程を
示す説明図である。
【0052】すなわち、新版胴1aを搭載した版替車5
0は、図9に示す印刷ユニットEの横の位置で待機して
いる。そして、印刷ユニットEの旧版胴1bによる印刷
作業が終了した時点で、ただちに版胴1の新旧交換作業
が行われる。
【0053】まず図10に示すように、枠体53内の前
後モータ54aと上下モータ54bとが適切に作動させ
られ、旧版受取台54は印刷ユニットEに装着されてい
る状態の旧版胴1bの下部に位置し、それに旧版胴1b
が載置された状態にされる。一方、シリンダ56は新版
受取台55を突出させるように作動し、新版胴1aは旧
版胴1bの真下に位置させられる。
【0054】この状態で、印刷ユニットEに装着されて
いる旧版胴1bは装着が解除され、図11に示すよう
に、前後モータ54aと上下モータ54bとの協調作動
によって旧版受取台54は引き戻され、旧版胴1bは版
替車50上に収容される。この操作と並行して、上下モ
ータ55aの作動によって新版受取台55はリンク55
cを介して上昇させられるため、その上に載置されてい
る新版胴1aは旧版胴1bと入れ替わって印刷ユニット
Eの版胴装着部位に位置する。この状態で、新版胴1a
はすでに図8を基に説明したようにその位置決めは完了
しているため、そのまま印刷ユニットEに装着され、印
刷の用に供される。
【0055】そして、図12に示すように、版替車50
はその旧版受取台54に旧版胴1bを搭載して印刷ユニ
ットEから版替装置Kの方向に走行し、高架軌道4の直
下で停止して、旧版胴1bは版胴受渡装置40のハンガ
ー腕47に引き渡される。その後、ハンガー腕47の移
動によって旧版胴1bは版胴搬送車20の上の版胴載置
面22に移される。この版胴搬送車20は図2および図
3に示す版胴搬送軌道2を走行してその左端で停止し、
搭載されている旧版胴1bは旧版胴保管台2bの上に移
し替えられ、一連の版胴1の新旧交換は終了する。
【0056】本発明の実施例に係る上記の印刷機の版替
装置は、以上説明したように並列して設けられた二列の
第一印刷機P1と第二印刷機P2との間に、版胴搬送軌
道2および高架軌道4が配設され、また、高架軌道4の
直下からその両側部にある各印刷ユニットEに向かって
フロア軌道5が配設され、それぞれに新旧の版胴1の交
換に用いられる版胴搬送車20、版胴受渡装置40およ
び版替車50が走行自在に設けられると共に、高架軌道
4の直下には新版胴1aの版面の位置を設定する位置決
め装置3が設けられている。
【0057】従って、新版胴は版胴搬送車20によって
高架軌道の起点に搬入され、版胴受渡装置40によって
位置決め装置3に受け渡され、この位置決め装置3で所
定の位置が設定され、再度版胴受渡装置40によって版
替車50上に受け渡され、この版替車によって印刷ユニ
ットEに横付け搬入された状態で新旧の版胴が交換さ
れ、印刷ユニットEから取り外された旧版胴1bは版替
車50によって高架軌道4下に搬出され、版胴受渡装置
40によって版胴搬送車20に受け渡され、版胴搬出車
20によって高架軌道4の起点から旧版胴保管台2bに
むかって搬出されるという一連の版胴1の新旧交換操作
を、単にスイッチング操作を行うのみでほとんど人力を
介在させることなく実行することができる。
【0058】また、上記版胴搬送車20、版胴受渡装置
40、位置決め装置3および版替車50の走行並びに版
胴1の新旧交換に要する上記各種の操作について、予め
操作プログラムを作成しており、このプログラムをいわ
ゆるコンピュータからなる制御装置に入力しておき、こ
の制御装置が上記プログラムに基づいて発信する指示信
号を基に、上記上記版胴搬送車20、版胴受渡装置4
0、位置決め装置3および版替車50が所定の走行並び
に所定の版胴1の新旧交換操作を行うようにしておけ
ば、従来多くの人手と時間がかかった印刷機の版替操作
をほぼ完全に自動化することができ、印刷作業の合理化
上極めて好都合である。
【0059】以上の実施例においては、位置決め装置3
を高架軌道4下の各フロア軌道5に沿って複数基を配置
しているが、本発明は位置決め装置3を上記の位置に配
置することに限定されるものではなく、例えば、本発明
の第二の例として図13に例示するように位置決め装置
3’と版胴搬送車20とを合体し、位置決め装置3’を
版胴搬送車20の移動に同伴して移動するように構成す
ることもできる。
【0060】すなわち図13は上記位置決め装置3’を
採用した場合の版替装置の側面視全体図であり、この図
に示すように、版胴搬送軌道2はフロア軌道5にクロス
させて高架軌道4の下部フロアに敷設されている。そし
て、版胴搬送車20の右側端には位置決め装置3’が版
胴搬送車20に一体に取り付けられている。この位置決
め装置3’には、先に説明した位置決め装置3としての
機能はすべて備えられている。
【0061】従って、版胴1を新旧取り替えるに際して
は、版胴搬送車20を所定の版替車50に横付けするま
で版胴搬送軌道2上を移動させ、移動中に位置決め装置
3’上で所定の位置決め操作を行うようにし、位置決め
の完了した版胴1を即座に版替車50に積替えるように
することもできから、位置決め装置3の台数を一台にす
ることができ、さらに位置決め操作も迅速に行うことが
できるようになるなど有効である。
【0062】つぎに、本発明の第三の例について、図1
4および図15を基に説明する。図14は本発明の第三
の例に係る版替装置が配設された状態を示す平面図であ
り、図15は同例に係る版胴受渡装置および版胴搬送車
の正面図である。これらの図に示すように、この例の場
合は、版胴搬送車20’に車上軌道4’および位置決め
装置3が搭載されている。車上軌道4’上には版胴受渡
装置40が走行自在に設けられている。また、版胴搬送
軌道2にクロスしてフロア軌道5が敷設されており、こ
のフロア軌道5には第一印刷機P1と第二印刷機P1と
に共用される版替車50が配置されている。なお、第一
印刷機P1用および第二印刷機P2用の版替車50を別
々にフロア軌道5上に配置してもよい。
【0063】また、走行台車41に設けられたシリンダ
44のロッド45に吊設されている版胴ハンガー43
は、版胴搬送車20’の枠体から両幅方向に突出するよ
うに設けられたスクリューシャフト49に螺着されてお
り、このスクリューシャフト49を回転させることによ
って、版胴搬送車20’の枠体から外方にはみ出し可能
にされている。但し、版胴受渡装置40に設けられる版
胴1吊り下げ用のシリンダ44およびそれに関連した版
胴ハンガー43、ハンガー腕47などは一基のみとされ
ている。
【0064】そして、上記版胴ハンガー43の幅方向の
移動の他は、版胴受渡装置40の作動は先に図4を基に
説明したのと同じであり、また、位置決め装置3の作動
についても先に図6および図7を基に説明したのと同じ
である。
【0065】従って、この第三の例の場合は、版胴搬送
車20’が新版胴保管台2aで受け取った新版胴1a
は、それが印刷機Pに向かって走行している間に版胴受
渡装置40によって位置決め装置3に引き渡され、この
位置決め装置3で所定の一決めが実行され、所定の印刷
ユニットEの前で停止して、この版胴搬送車20’の横
に停止している版替車50にスクリューシャフト49を
駆動させることによって引き渡される。
【0066】このような操作が、例えば三連第一印刷ユ
ニットE11、三連第二印刷ユニットE12、および三
連第三印刷ユニットE13を対象として順次繰り返さ
れ、新版胴1aの版替車50への受渡しが行われる。ま
た、旧版胴1bの引き取りについても、各版替車50か
ら順次版胴搬送車20’に行われる。
【0067】このように、第三の例においては、版胴搬
送車20’に車上軌道4’が搭載され、その上に版胴受
渡装置40が配置され、さらに、位置決め装置3をも版
胴搬送車20’上に搭載されて構成されているため、車
上軌道4’を小規模に縮小し、シリンダ44および版胴
ハンガー43を一基のみにすることができるとともに、
位置決め装置3は一基のみの配置でよく、全体的に設備
投資を少なくすることができ、経済的に都合がよい。
【0068】以上本発明に係る印刷機の版替装置に関
し、まず図2〜図12を基に第一の例について説明し、
また図13を基に第二の例について説明し、さらに図1
4〜図15を基に第三の例について説明したが、本発明
はこれらの例に限定されるものではなく、各単位装置の
組合せおよび組替えは任意であり、適用場所の条件に合
わせて任意にレイアウトすることが可能であり、この面
からも優れている。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の印刷機の版
替装置は、複数の版胴が直列に配設された版胴列に沿っ
て高架軌道が設けられ、この高架軌道下部のフロアには
各印刷ユニットに向けて敷設されたフロア軌道が設けら
れ、フロア面には上記高架軌道の起点に向かって敷設さ
れた版胴搬送軌道が設けられ、上記版胴搬送軌道には版
胴を搬出入する版胴搬送車が走行自在に設けられ、各フ
ロア軌道には版胴を搬出入し新旧の版胴の版替を行う版
替車が走行自在に設けられ、高架軌道には版胴を把持し
て上記版胴搬送車上と版替車との間の版胴の受渡しを行
う版胴受渡装置が走行自在に設けられているため、新版
胴を版胴搬送車によって高架軌道の起点に搬入し、そこ
から版胴受渡し装置によって版替車上に受け渡し、この
版替車によって印刷機に横付け搬入された状態で新旧の
版胴の交換を行い、印刷機から取り外された旧版胴は版
替車によって高架軌道下に搬出し、版胴受渡し装置によ
って高架軌道の起点から搬出するように各装置を運転操
作することができる。
【0070】従って、上記各操作は各装置に対するスイ
ッチ操作のみで実行可能であり、直接的な人力作業は行
わなくてもよく、確実かつ迅速に版替作業を実施するこ
とができ、作業の合理化上好都合である。
【0071】以上のように版胴の保管場所と印刷機との
間をすべて上記のような所定の装置を運転することによ
って新旧版胴の交換を行うように構成されているため、
各装置を自動的に作動させるように設定することは可能
であり、そうすることによって版替操作の完全自動化を
行うことも可能であり、全般的な作業の合理化上極めて
好都合である。
【0072】また、版胴搬送車上または高架軌道の下部
であって各フロア軌道の側部に版胴の版面の位置を設定
する位置決め装置を設けておけば、それを作動させるこ
とによって、印刷ユニットに新版胴が装着されたとき
は、すでに版胴の位置決めは完了しており、従来のよう
な新版胴を印刷ユニットに装着してから行う位置決め操
作は不要になるから、迅速な版替作業を行う上で極めて
有効である。
【0073】さらに、二系列の印刷機の版胴列が互いに
平行に並設されている場合、これら版胴列の間に上記高
架軌道を設け、この高架軌道から上記二系列の各々の版
胴列に向かって上記フロア軌道を高架軌道を中心として
左右対称に設ければ、版替装置の設置スペースを節約す
ることができ、スペースの有効利用を図ることができる
と共に、二系統分を一系統の版替装置で賄っているため
設備費用も安価にすることができ、経済的に有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る版替装置が適用される印刷機Pの
概要を例示する側面図である
【図2】本発明の第一の例に係る版替装置が配設された
状態を示す平面図である。
【図3】第一の例に係る版替装置の側面視の全体図であ
る。
【図4】第一の例に係る版胴受渡装置および版胴搬送車
の正面図である。
【図5】第一の例に係る版胴受渡装置および版胴搬送車
の側面図である。
【図6】第一の例に係る位置決め装置の正面図である。
【図7】第一の例に係る位置決め装置の側面図である。
【図8】新版胴が版胴受渡装置から版替車に受け渡され
る状態を示す側面図である。
【図9】新版胴を搭載した版替車が印刷ユニットに横付
けされた状態を示す側面図である。
【図10】印刷ユニットの側部で版胴の新旧交換が行わ
れている状況を示す側面図であり、交換操作の初期の状
態を示している。
【図11】印刷ユニットの側部で版胴の新旧交換が行わ
れている状況を示す側面図であり、交換操作が完了した
状態を示している。
【図12】旧版胴の搭載された版替車が高架軌道の直下
に到着した状態を示す側面図である。
【図13】本発明の第二の例に係る版替装置の側面視全
体図である。
【図14】本発明の第三の例に係る版替装置が配設され
た状態を示す平面図である。
【図15】本発明の第三の例に係る版胴搬送車の正面図
である。
【符号の説明】
1 版胴 1a 新版胴 1b 旧版胴 2 版胴搬送軌道 20 版胴搬送車 3 位置決め装置 4 高架軌道 40 版胴受渡装置 5 フロア軌道 50 版替車 E 印刷ユニット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版面に所定の印刷用柄が施された版胴に
    対して原反から原紙が連続的に供給され、上記版胴の回
    転に従って上記原紙に印刷する印刷機の印刷ユニットに
    おいて、複数の版胴が直列に配設された版胴列に沿って
    高架軌道が設けられ、この高架軌道下部のフロアには各
    印刷ユニットに向けて敷設されたフロア軌道が設けら
    れ、フロア面には上記高架軌道の起点に向かって敷設さ
    れた版胴搬送軌道が設けられ、上記版胴搬送軌道には版
    胴を搬出入する版胴搬送車が走行自在に設けられ、各フ
    ロア軌道には版胴を搬出入し新旧の版胴の版替を行う版
    替車が走行自在に設けられ、高架軌道には版胴を把持し
    て上記版胴搬送車上と版替車との間の版胴の受渡しを行
    う版胴受渡装置が走行自在に設けられていることを特徴
    とする印刷機の版替装置。
  2. 【請求項2】 上記高架軌道の下部であって各フロア軌
    道の側部に版胴の版面の位置を設定する位置決め装置が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の印刷機
    の版替装置。
  3. 【請求項3】 版面に所定の印刷用柄が施された版胴に
    対して原反から原紙が連続的に供給され、上記版胴の回
    転に従って上記原紙に印刷する印刷機の印刷ユニットに
    おいて、フロア面には複数の版胴が直列に配設された版
    胴列に沿って敷設された版胴搬送軌道が設けられ、この
    版胴搬送軌道と各印刷ユニットとの間にはフロア軌道が
    敷設され、上記版胴搬送軌道には版胴を搬出入する版胴
    搬送車が走行自在に設けられ、この版胴運搬車には車上
    軌道と版胴の版面の位置を設定する位置決め装置とが設
    けられ、上記フロア軌道には版胴を搬出入し新旧の版胴
    の版替を行う版替車が走行自在に設けられ、上記車上軌
    道には版胴を把持して上記位置決め装置と版替車との間
    の版胴の受渡しを行う版胴受渡装置が走行自在に設けら
    れていることを特徴とする印刷機の版替装置。
  4. 【請求項4】 二系列の印刷機の版胴列が互いに平行に
    並設され、これら版胴列の間に上記高架軌道または車上
    軌道が設けられ、この高架軌道または車上軌道からは上
    記二系列の各々の版胴列に向かって上記フロア軌道が高
    架軌道または車上軌道を中心として左右対称に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1、2または3記載の印
    刷機の版替装置。
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