JP2533132Y2 - 離脱防止管継手 - Google Patents

離脱防止管継手

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JP2533132Y2
JP2533132Y2 JP528691U JP528691U JP2533132Y2 JP 2533132 Y2 JP2533132 Y2 JP 2533132Y2 JP 528691 U JP528691 U JP 528691U JP 528691 U JP528691 U JP 528691U JP 2533132 Y2 JP2533132 Y2 JP 2533132Y2
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佳裕 山村
陽 永井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は離脱防止管継手に関し、
特に共同溝や隧道内での露出配管における屈曲部等に好
適に適用できる離脱防止管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、地震時に受口、挿口間で一定
量の抜き差し動作を許容しながら最終的な離脱は防止す
るようにした耐震機能を備えた離脱防止管継手は知られ
ている。
【0003】ところで、埋設管路においては、管路の屈
曲部において水圧や水流による動圧のために抜け出し力
が作用しても周囲の土壌にて支持されるため、管路の屈
曲部に対してこのような耐震機能を備えた離脱防止管継
手をそのまま適用することができるが、図7に示すよう
な共同溝30内における露出配管31や隧道内の露出配
管では、水圧による不平均力や抜け出し力を支持するた
めに、共同溝や隧道の壁面に固定したアンカーブロック
34等に配管31の屈曲部32を固定する必要があっ
た。尚、図7中、33は配管31を支持する可動管受台
である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、配管31の
屈曲部32を共同溝30の壁面等に固定していると、共
同溝30に抜け出し力が作用して好ましくなく、かつ地
震等によって地盤変動が発生して共同溝30等の接合部
が大きく移動すると、配管31の屈曲部32がそれと共
に移動して配管自体の耐震機能が損なわれてしまい、そ
れ以上に移動すると、離脱防止部に過大な力が作用して
抜け出してしまう危険性があるという問題があった。
【0005】本考案は上記問題を解決するもので、通常
は水圧による抜け出し力に耐え、地震時には耐震機能を
発揮する離脱防止管継手を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本考案は、受口の開口端部内周と挿口外周の間にシー
ル材を介装し、このシール材を受口奥側に向かって押圧
する押輪を設け、かつ受口内周に装着したロックリング
に挿口の先端部外周に突設した突部を係合させて離脱を
防止した離脱防止管継手において、押輪の内周にリング
溝を形成し、このリング溝に周方向に複数分割された係
止リングを装着するとともにこの係止リングの外周に係
合する押しボルトを押輪の外周から螺合し、係止リング
は、リング溝内で管軸方向に揺動可能でかつ内周部が受
口から遠去かる方向に揺動すると内周の尖突部が挿口外
周に食い込むような断面形状に形成したものである。
【0007】
【作用】上記構成の離脱防止管継手を管路の屈曲部に適
用すると、常時作用する水圧によって受口から挿口が抜
け出そうとすると、係止リングの内周部が受口から遠去
かる方向に揺動してその内周の尖突部が挿口の外周に食
い込むために、挿口は係止リング、押輪を介して受口に
て支持され、受口と挿口の抜け出しが防止される。一
方、地震時等に大きな外力が作用すると、係止リングの
内周の尖突部に過大な力が作用して係止不能となり、受
口と挿口がロックリングと突部が係合する位置まで管軸
方向に相対移動可能となり、耐震機能を発揮する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図6を参照
しながら説明する。図1〜図3において、1は受口、2
は受口1内に挿入された挿口であり、受口1の内周面の
開口端部にはシール材3が圧入配置されるテーパ状シー
ル面4が形成され、その奥部にロックリング溝5が形成
されている。このロックリング溝5には受口1の内周面
と挿口2の外周面の間の隙間を通して挿入可能でかつ拡
径付勢力を有する1箇所割りのロックリング6が装着さ
れている。挿口2の先端部外周には、ロックリング6に
管軸方向に係合可能な環状の突部7が溶接にて固着され
ている。8は、シール材3とロックリング6の間に介装
されたバックアップリングであり、このバックアップリ
ング8とロックリング6の係合面がテーパ面に形成され
てロックリング6の縮径によるロックリング溝5からの
離脱を防止するように構成されている。9は、受口1の
開口端面に対向して配置された押輪であり、図2に示す
ように、受口1の開口フランジ1aと締結ボルト10に
て締結されることによってシール材3を受口1の奥部に
向かって押圧する。なお、押輪9は、突部7を溶接して
取付ける前にその外周に嵌合されている。
【0009】以上の基本構成の離脱防止管継手におい
て、本実施例では図1、図2に示すように、押輪9の内
周部が厚肉に形成されており、この内周部に径方向内側
に開口するリング溝11が形成されている。このリング
溝11内には周方向に複数分割(図示例では3分割)さ
れた係止リング12が装着されている。また、図1に示
すように、係止リング12の外周に当接してこの係止リ
ング12を挿口2の外周に押し付ける押しボルト13が
押輪9の外周から螺合されている。この押しボルト13
は、図3に示すように、押輪9を受口1に締結する締結
ボルト10のボルト穴14、14の間に配置され、その
部分では押輪9の肉厚が径方向の全幅にわたって厚く形
成されている。係止リング12は、リング溝11内で管
軸方向に揺動可能でかつその内周部が受口1から遠去か
る方向に揺動すると内周の尖突部15が挿口2の外周に
食い込むような断面形状に形成されている。
【0010】以上の構成の離脱防止管継手によると、挿
口2の先端部の突部7がロックリング6と受口1の内奥
端1bの両方に対して中間に位置している状態で、押輪
9の押しボルト13にて係止リング12を挿口2の外周
に押し付けておく。すると、管内の水圧によって受口1
から挿口2が抜け出そうとすると、図4に示すように、
挿口2の移動に伴って係止リング12の内周部が係止リ
ング12の外周の押しボルト13先端との接触点を支点
として受口1から遠去かる方向に揺動し、その結果係止
リング12の内周の尖突部15が挿口2の外周に食い込
んで係止するために、挿口2は係止リング12、押輪9
を介して受口1にて支持され、受口1と挿口2の抜け出
しが防止される。この係止リング12による係止力は、
水圧による抜け出し力に十分に耐えるように設定されて
いる。一方、地震時等に大きな外力が作用すると、係止
リング12の内周の尖突部15に過大な力が作用して係
止不能となり、受口1と挿口2がロックリング6と突部
7が係合する位置まで管軸方向に相対移動可能となり、
耐震機能を発揮する。
【0011】かくして、以上の構成の離脱防止管継手
を、図6に示すような共同溝30内の露出配管31に適
用すると、屈曲部32を含めて配管31全体を可動式管
受台33上に配管することができ、アンカーブロック等
を設けて固定する必要はない。
【0012】図1では離脱防止管継手の基本構成とし
て、口径が450mm以下の比較的小径の管路に適用され
るものを例示したが、図5に示すように、大口径の管路
に適用される離脱防止管継手にも同様に適用できる。
【0013】尚、図5においては、受口1に対するロッ
クリング26の係合保持力を高めるため、受口1の内周
面に深いロックリング溝25が形成されるとともに縮径
付勢力を有する1箇所割りのロックリング26が用いら
れており、それに伴ってバックアップリング28は断面
形状矩形のものが用いられている。又、図示は省略した
が、押輪9を受口1に締結する締結ボルトは受口1の開
口端面に植立されている。
【0014】図5の例においても図1〜図4の場合と同
様の作用を奏することは説明するまでもない。 本考案
は、上記実施例以外にも請求の範囲の記載の範囲内で種
々に改変した状態で実施することができる。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案の離脱防止管継手
によれば、常時作用する水圧によって挿口が受口から抜
け出そうとすると、係止リングの内周部が受口から遠去
かる方向に揺動してその内周の尖突部が挿口の外周に食
い込むために、挿口は係止リング、押輪を介して受口に
て支持され、受口と挿口の抜け出しが防止され、一方地
震時等に大きな外力が作用すると、係止リングの内周の
尖突部に過大な力が作用して係止不能となり、受口と挿
口がロックリングと突部が係合する位置まで管軸方向に
相対移動可能となり、所定の耐震機能を発揮するため、
露出配管の屈曲部に効果的に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における離脱防止管継手の断
面図である。
【図2】同離脱防止管継手の図1とは周方向に異なった
位置での断面図である。
【図3】同離脱防止管継手の押輪の部分断面正面図であ
る。
【図4】同離脱防止管継手の動作状態における要部断面
図である。
【図5】同実施例を他の種類の管継手に適用した変形例
の断面図である。
【図6】各実施例の離脱防止管継手を用いた露出配管状
態を示す平面図である。
【図7】従来例の露出配管状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 受口 2 挿口 3 シール材 6 ロックリング 7 突部 9 押輪 11 リング溝 12 係止リング 13 押しボルト 15 尖突部 26 ロックリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 永井 陽 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)考案者 兼子 啓太 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地株式会 社クボタ武庫川製造所内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口の開口端部内周と挿口外周の間にシ
    ール材を介装し、このシール材を受口奥側に向かって押
    圧する押輪を設け、かつ受口内周に装着したロックリン
    グに挿口の先端部外周に突設した突部を係合させて離脱
    を防止した離脱防止管継手において、押輪の内周にリン
    グ溝を形成し、このリング溝に周方向に複数分割された
    係止リングを装着するとともにこの係止リングの外周に
    係合する押しボルトを押輪の外周から螺合し、係止リン
    グは、リング溝内で管軸方向に揺動可能でかつ内周部が
    受口から遠去かる方向に揺動すると内周の尖突部が挿口
    外周に食い込むような断面形状に形成したことを特徴と
    する離脱防止管継手。
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