JP2533033Y2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2533033Y2
JP2533033Y2 JP1990080201U JP8020190U JP2533033Y2 JP 2533033 Y2 JP2533033 Y2 JP 2533033Y2 JP 1990080201 U JP1990080201 U JP 1990080201U JP 8020190 U JP8020190 U JP 8020190U JP 2533033 Y2 JP2533033 Y2 JP 2533033Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の車体等とされる被搬送体を、その対
向端部に係合して支持するとともに、予め設定された経
路に沿って搬送する搬送装置に関する。
(従来の技術) 車両組立ラインにおいて搬送されていく車体は、搬送
経路に沿って設けられた各種作業ステーションを順次通
過していくものとされて、それら各作業ステーションに
おいて種々の作業が行われるようにされる。従って、車
両組立ラインにおける車体は、各作業ステーションを、
そこでの作業に適した支持状態をとる搬送手段により支
持されて通過していく。例えば、車体に対する塗装を施
す塗装作業ステーション及びそれに続く搬送経路におい
ては、車体に対する塗装が全体に亙ってむら無く施さ
れ、さらに、その後の塗装被膜の乾燥が均一になされる
べく、車体が、その搬送方向における両端部、即ち、前
端部と後端部とに係合して車体全体を回転可能に支持す
る車体支持手段を備えた搬送台車により支持されて、回
転せしめられつつ移動していくものとされる。
このような、車体を、塗装作業ステーションを通過さ
せるとともにそれに続く搬送経路に沿って搬送する搬送
台車は、例えば、特開昭63−258678号公報にも示されて
いる如く、搬送方向に沿って伸び、ガイドレール上を走
行する複数の走行ローラが取り付けられた基体と、基体
の搬送方向における両端部、即ち、前端部及び後端部か
ら夫々立ち上がる一対の支持支柱部材と、これら一対の
支持支柱部材に夫々取り付けられて車体の前端部及び後
端部に係合し、車体全体をその前後方向に伸びる回転中
心軸線をもっての回動を可能として支持する、前方側係
合支持手段及び後方側係合支持手段とを備えて構成され
る。斯かる搬送台車により支持されて搬送される車体
は、支持手段との係合部がその前端部及び後端部のみと
され、しかも、その全体が前後方向に伸びる回転中心軸
線をもって回動し得るものとされるので、塗装が施され
るにあたり、さらには、塗装被膜の乾燥が行われるにあ
たって好都合とされる。
(考案が解決しようとする課題) 上述の如くの、車体をその前端部及び後端部に係合し
て回転可能に支持し、ガイドレール上を走行するものと
して設けられた複数の走行ローラが回転せしめられるも
とで搬送する搬送台車にあっては、複数の走行ローラ
は、基体に一対の支持支柱部材を介して伝達される荷重
を支えるべく、車体の前後方向に伸びる基体の前端部に
近接した位置及び後端部に近接した位置に、前方走行ロ
ーラと後方走行ローラとに分散されて取り付けられる。
そして、搬送台車の基体は、支持される車体の全長を超
える長さを有するものとされるので、前方走行ローラと
後方走行ローラとは比較的大なる相互離隔距離を有する
ものとされる。従って、ガイドレール上を走行する前方
走行ローラ及び後方走行ローラは、搬送経路が屈曲路と
される部分において、ガイドレールが比較的大なる屈率
半径をもって屈曲せしめられたものとされることを要求
することになり、その結果、ガイドレールを含む搬送経
路構成設備が、大なる設置スペースを要する大規模なも
のとなってしまう不都合がある。
斯かる点に鑑み、本考案は、車体等の被搬送体を搬送
方向における両端部に夫々設けられた支持部によって支
持する基体を備え、支持部により支持した被搬送体を、
その基体に取り付けられ、搬送方向を規定して伸びるガ
イドレール上を走行するものとされた複数の走行ローラ
が回転せしめられるもとで搬送するにあたり、被搬送体
による荷重が適正に支えられるようになすとともに、搬
送経路が屈曲路とされる部分においてガイドレールが比
較的小なる曲率半径をもって屈曲せしめられたものとし
て設置され得るようになし、それにより、車両組立ライ
ンにおける車体を、塗装作業ステーションを通過させる
とともに塗装作業ステーションに続く搬送経路に沿って
搬送するに好適な搬送装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく本考案に係る搬送装置は、直
線路とされる部分及び屈曲路とされる部分を含む搬送経
路を設定するガイドレールと、搬送経路により規定され
る搬送方向に沿って伸びる基体と、基体の前端部及び後
端部に対向配置されて設けられ、被搬送体を支持する一
対の支持部と、基体における前端部と後端部との間の中
央部分を挾む位置に夫々取り付けられ、ガイドレール上
を走行して基体を移送させるものとされた前方及び後方
走行ローラ部とを備え、さらに、搬送経路における屈曲
路とされる部分においては設置されず、搬送経路におけ
る直線路とされる部分においてガイドレールに沿って設
置される荷重受けレールと、基体における前端部と前方
走行ローラ部との間の部分、及び、基体における後端部
と後方走行ローラ部との間の部分に夫々取り付けられ、
荷重受けレールに接触して回転する前方及び後方荷重伝
達ローラ部とが設けられて構成される。
(作用) 上述の如くの構成がとられる本考案に係る搬送装置に
おいては、基体に取り付けられた前方及び後方走行ロー
ラ部が、基体の前端部及び後端部に挟まれた中央部寄り
に位置するものとされて相互離隔距離が比較的小なるも
のとされ、しかも、基体における前端部寄りの位置及び
後端部寄りの位置に夫々取り付けられた前方及び後方荷
重伝達ローラ部が接触する荷重受けレールが、搬送経路
における屈曲路とされる部分においては設置されず、搬
送経路における直線路とされる部分においてガイドレー
ルに沿って設置されるものとされることにより、搬送経
路が屈曲路とされる部分においてガイドレールが比較的
小なる曲率半径をもって屈曲せしめられたものとして設
置され得るものとされ、また、搬送経路における直線路
とされる部分においては、基体の前端部及び後端部に一
対の支持部を介して伝達される被搬送体による荷重が、
さらに、基体における前端部寄りの位置及び後端部寄り
の位置に夫々取り付けられた前方及び後方荷重伝達ロー
ラ部により荷重受けレールに伝達されて支えられるもの
とされる。従って、被搬送体による荷重が、基体及び前
方及び後方荷重伝達ローラ部を介して、荷重受けレール
により適正に支えられるものとされ、しかも、ガイドレ
ールを含む搬送経路構成設備が、大なる設置スペースを
要さない比較的小規模なものとされることになる。
(実施例) 第1図,第2図及び第3図は、本考案に係る搬送装置
の一例を示す。
第1図〜第3図に示される例は、それによって車体10
が、駆動チェーン13によって矢印Tにより示される搬送
方向に移送されるものとされており、搬送方向に沿って
伸び、駆動チェーン13に沿って伸びる一対のガイドレー
ル16上を走行する一対の前方走行ローラ15A及び一対の
後方走行ローラ15Bが、夫々、前方ローラ支持部23A及び
後方ローラ支持部23Bを介して取り付けられた基体17を
備えている。基体17における前方走行ローラ15A及び後
方走行ローラ15Bの夫々の取付位置は、基体17における
前端部と後端部との間の中央部分を挾み、前端部側もし
くは後端部側よりは中央部側に寄った位置とされてい
る。基体17の下方側には、基体17に固定された前方ロー
ラ支持部23Aに一端が連結された牽引シャフト25が、駆
動チェーン13に沿う方向に伸びて配されており、牽引シ
ャフト25の他端は、連結部27を介して駆動チェーン13に
係合している。それにより、駆動チェーン13の移動に伴
って、駆動チェーン13に連結部27を介して連結された牽
引シャフト25、及び、牽引シャフト25に前方ローラ支持
部23Aを介して連結された基体17が、一対のガイドレー
ル16によって設定される搬送経路に沿い、所定の速度で
移送される。
牽引シャフト25を駆動チェーン13に連結する連結部27
は、第3図に示される如く、一対のガイドレール16が夫
々設けられた一対の基台16Aの各々に固定されて対向配
置された一対のガイド溝部71に夫々係合するローラ73が
設けられたものとされており、基体17の移送に伴ってロ
ーラ73が一対のガイド溝部71に案内されて回動するもの
とされることによって、一対のガイドレール16の配列方
向の位置規制がなされている。
基体17における前端部に近接した部分の両側部には、
一対のガイドレール16の配列方向に突出するシャフト支
持部62L及び62Rが設けられており、シャフト支持部62L
及び62Rを貫通して伸び、シャフト支持部62L及び62Rに
よって支持されたシャフト64の両端に、一対の前方荷重
伝達ローラ63L及び63Rが設けられている。また、基体17
における後端部に近接した部分の両側部には、一対のガ
イドレール16の配列方向に突出するシャフト支持部65L
及び65Rが設けられており、シャフト支持部65L及び65R
を貫通して伸び、シャフト支持部65L及び65Rによって支
持されたシャフト66の両端に、一対の後方荷重伝達ロー
ラ67L及び67Rが設けられている。これら前方荷重伝達ロ
ーラ63L及び63Rと後方荷重伝達ローラ67L及び67Rとは、
一対のガイドレール16を挾んで位置するものとされた一
対の荷重受けレール69L及び69Rに夫々接触して回転する
ものとされている。なお、荷重受けレール69L及び69R
は、搬送経路における直線路とされる部分においてはガ
イドレール16に沿って設置されるが、搬送経路における
屈曲路とされる部分においては設置されない。従って、
一対の前方荷重伝達ローラ63L及び63Rと一対の後方荷重
伝達ローラ67L及び67Rとが荷重受けレール69L及び69Rに
夫々接触して回転するのは、搬送経路における直線路と
される部分においてのみであり、搬送経路における屈曲
路とされる部分においては、一対の前方荷重伝達ローラ
63L及び63Rと一対の後方荷重伝達ローラ67L及び67Rとが
荷重受けレール69L及び69Rに接触する状態は生じない。
一対の前方荷重伝達ローラ63L及び63Rは、例えば、第
4図に示される如くに、同一形状とはされず、前方荷重
伝達ローラ63Rがフランジ部を有さないものとされるの
に対して、前方荷重伝達ローラ63Lがフランジ部68を有
したものとされる。そして、これに対応して、前方荷重
伝達ローラ63Rが接触する荷重受けレール69Rがその断面
が矩形状とされたものとされるのに対して、前方荷重伝
達ローラ63Lが接触する荷重受けレール69Lがその断面が
台形状とされる。このように、断面た台形状とされた荷
重受けレール69Lにフランジ部68を有したものとされた
前方荷重伝達ローラ63Lが接触して回転せしめられるこ
とにより、前方荷重伝達ローラ63L及び63Rが、夫々、荷
重受けレール69L及び69Rに、荷重受けレール69L及び69R
の配列方向における“位置ずれ”を生じることなく、適
正に接触する状態が維持されることになる。
また、斯かる場合には、一対の後方荷重伝達ローラ部
67L及び67Rも、前方荷重伝達ローラ63L及び63Rの場合と
同様に、矩形状の断面形状を有するものとされた荷重受
けレール69Rに接触する後方荷重伝達ローラ部67Rがフラ
ンジ部を有さないものとされるのに対して、台形状の断
面形状を有するものとされた荷重受けレール69Lに接触
する後方荷重伝達ローラ部67Lがフランジ部を有したも
のとされる。
基体17における前端部及び後端部には、夫々上方に向
かって伸びる前方支持ポスト19と後方支持ポスト21とが
基体17と一体的に設けられている。基体17に設けられた
前方支持ポスト19の上端部には、前方車体支持部材29が
駆動チェーン13に沿う方向に伸びる回転軸29aを介して
回転可能に取り付けられており、また、基体17に設けら
れた後方支持ポスト21の上端部には、後方車体支持部材
31が駆動チェーン13に沿う方向に伸びる回転軸31aを介
して回転可能に取り付けられている。前方車体支持部材
29及び後方車体支持部材31には、夫々、塗装が施された
車体10の前端部及び後端部が、例えば、ボルト止めによ
り取り付けられ、塗装が施された車体10が、前方車体支
持部材29及び後方車体支持部材31により、その前後方向
に伸びる回転中心軸線をもって回動し得る状態とされて
支持される。
後方車体支持部材31に備えられた回転軸31aにはベベ
ルギア33が設けられており、ベベルギア33には、後方支
持ポスト21を貫通して伸びる回転シャフト35の上端部に
設けられたベベルギア37が噛合している。回転シャフト
35の下端部にはベベルギア39が設けられており、ベベル
ギア39は、基体17に設けられた後方支持ポスト21の基部
から、一対のガイドレール16の配列方向に突出する一対
のシャフト支持部41L及び41Rにより夫々支持された、一
対のガイドレール16の配列方向に伸びる回転シャフト43
に設けられたベベルギア45に噛合している。回転シャフ
ト43の一端部は、シャフト支持部41Lからその外側に突
出しており、変速機46Lを介在させてスプロケット47Lが
取り付けられたものとされており、また、回転シャフト
43の他端部は、シャフト支持部41Rからその外側に突出
しており、変速機46Rを介在させてスプロケット47Rが取
り付けられたものとされている。
スプロケット47L及び47Rは、例えば、第1図に示され
る如くに、スプロケット47Rが、駆動チェーン13に平行
に伸びるものとされて設置された、係合駆動チェーン51
に噛合するものとされ、あるいは、スプロケット47L
が、第1図に示される、駆動チェーン13に平行に伸びる
ものとされて設置された、係合駆動チェーン52に噛合す
るものとされる。そして、駆動チェーン13による基体17
の移送に伴って、係合駆動チェーン51もしくは係合駆動
チェーン52が移動せしめられることにより、スプロケッ
ト47Rもしくはスプロケット47Lが回転駆動される。スプ
ロケット47Lもしくはスプロケット47Rが回転駆動される
と、スプロケット47Lもしくはスプロケット47Rの回転が
変速機46Lもしくは変速機46Rにより減速されて回転シャ
フト43に伝達され、回転シャフト43がスプロケット47L
もしくはスプロケット47Rの回転速度に応じた回転速度
をもって回転せしめられる状態とされる。そして、回転
シャフト43の回転が、回転シャフト43に設けられたベベ
ルギア45及びそれに噛合するベベルギア39を通じて回転
シャフト35に伝達され、回転シャフト35がスプロケット
47Lもしくはスプロケット47Rの回転速度に応じた回転速
度をもって回転せしめられる。さらに、回転シャフト35
の回転が、回転シャフト35の上端部に設けられたベベル
ギア37及びそれに噛合するベベルギア33を通じて後方車
体支持部材31に伝達され、後方車体支持部材31が、回転
シャフト35により回転駆動される状態とされ、回転軸31
aを回転中心にしてスプロケット47Lもしくはスプロケッ
ト47Rの回転速度に応じた回転速度をもって回転せしめ
られる。その結果、前方車体支持部材29及び後方車体支
持部材31によって回転可能に支持された車体10が、回転
シャフト35により回転駆動される後方車体支持部材31に
伴い、その前後方向に伸びる回転中心軸線をもって、ス
プロケット47Lもしくはスプロケット47Rの回転速度に応
じた回転速度をもって回転せしめられる。
上述の如くの本考案に係る搬送装置の一例において
は、基体17に取り付けられて一対のガイドレール16上を
走行するものとされる一対の前方走行ローラ15A及び一
対の後方走行ローラ15Bが、夫々、基体17における前端
部と後端部との間の中央部分を挾み、前端部側もしくは
後端部側よりは中央部側に寄った位置をとるものとされ
て、相互離隔距離が比較的小なるものとされ、しかも、
基体17における前端部寄りの位置及び後端部寄りの位置
に夫々取り付けられた前方荷重伝達ローラ63L及び後方
荷重伝達ローラ67Lが接触する荷重受けレール69L、及
び、基体17における前端部寄りの位置及び後端部寄りの
位置に夫々取り付けられた前方荷重伝達ローラ63R及び
後方荷重伝達ローラ67Rが接触する荷重受けレール69R
が、搬送経路における屈曲路とされる部分においては設
置されず、搬送経路における直線路とされる部分におい
てガイドレール16に沿って設置されるものとされている
ので、搬送経路の屈曲路とされる部分においてガイドレ
ール16が比較的小なる曲率半径をもって屈曲せしめられ
たものとして設置されても、走行に支障を生じないこと
になる。従って、ガイドレール16が比較的小なる曲率半
径をもって屈曲せしめられて設置され得るものとされる
ことにより、ガイドレール16を含む搬送経路構成設備
が、大なる設置スペースを要さない比較的小規模なもの
とされることになる。また、搬送経路の屈曲路とされる
部分以外の部分においては、前方支持ポスト19及び後方
支持ポスト21を介して基体17の前端部及び後端部に夫々
伝達される、前方車体支持部材29及び後方車体支持部材
31により支持された車体10による荷重が、基体17の前端
部に近接した部分に設けられた前方荷重伝達ローラ63L
及び63Rと基体17の後端部に近接した部分に設けられた
後方荷重伝達ローラ67L及び67Rとによって一対の荷重受
けレール69L及び69Rに伝達されて支えられるので、車体
10による荷重が、基体17、及び、前方荷重伝達ローラ63
L及び63Rと後方荷重伝達ローラ67L及び67Rとを介して、
一対の荷重受けレール69L及び69Rにより適正に支えられ
るものとされることになる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案に係る搬送装置
においては、車体等の被搬送体を搬送方向における前端
部及び後端部に夫々設けられた支持部によって支持する
基体を備え、支持部により支持した被搬送体を、その基
体に取り付けられ、搬送方向を規定する搬送経路を設定
するガイドレール上を走行するものとされた複数の走行
ローラが回転せしめられるもとで搬送するにあたり、基
体に取り付けられた前方及び後方走行ローラ部が、夫
々、基体の前端部もしくは後端部より、それら前端部及
び後端部の間の中央部分寄りに位置するものとされて相
互離隔距離が比較的小なるものとされ、しかも、基体に
おける前端部寄りの位置及び後端部寄りの位置に夫々取
り付けられた前方及び後方荷重伝達ローラ部が接触する
荷重受けレールが、搬送経路における屈曲路とされる部
分においては設置されず、搬送経路における直線路とさ
れる部分においてガイドレールに沿って設置されるもの
とされることにより、搬送経路が屈曲路とされる部分に
おいてガイドレールが比較的小なる曲率半径をもって屈
曲せしめられたものとして設置され得るものとされ、ま
た、搬送経路における直線路とされる部分においては、
基体の前端部及び後端部に一対の支持部を介して伝達さ
れる被搬送体による荷重が、さらに、基体における前方
及び後方走行ローラ部の夫々より前端部寄りの位置及び
後端部寄りの位置に各々取り付けられた前方及び後方荷
重伝達ローラ部により、荷重受けレールに伝達されて支
えられるものとされる。従って、本考案に係る搬送装置
は、被搬送体による荷重を基体及び前方及び後方荷重伝
達ローラ部を介して、荷重受けレールにより適正に支え
られるものとなすことができ、しかも、ガイドレールを
含む搬送経路構成設備を、大なる設置スペースを要さな
い比較的小規模なものとすることができるものとなり、
車両組立ラインにおける車体を、塗装作業ステーション
を通過させるとともに塗装作業ステーションに続く搬送
経路に沿って搬送する塗装装置として用いるに好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図及び第3図は、夫々、本考案に係る搬送
装置の一例を示す平面図,側面図及び断面図、第4図は
本考案に係る搬送装置の一例における荷重伝達ローラ部
を示す部分断面図である。 図中、10は車体、13は駆動チェーン、15Aは前方走行ロ
ーラ、15Bは後方走行ローラ、16はガイドレール、17は
基体、19は前方支持ポスト、21は後方支持ポスト、29は
前方車体支持部材、31は後方車支持部材、35及び43は回
転シャフト、47L及び47Rはスプロケット、62L,62R,65L
及び65Rはシャフト支持部、63L及び63Rは前方荷重伝達
ローラ、64及び66はシャフト、67L及び67Rは後方荷重伝
達ローラ、69L及び69Rは荷重受けレールである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線路とされる部分及び屈曲路とされる部
    分を含む搬送経路を設定するガイドレールと、 上記搬送経路により規定される搬送方向に沿って伸びる
    基体と、 該基体の前端部及び後端部に対向配置されて設けられ、
    被搬送体を支持する一対の支持部と、 上記基体における上記前端部と後端部との間の中央部分
    を挟む位置に夫々取り付けられ、上記ガイドレール上を
    走行して上記基体を移送させる前方及び後方走行ローラ
    部と、 上記搬送経路における屈曲路とされる部分においては設
    置されず、上記搬送経路における直線路とされる部分に
    おいて上記ガイドレールに沿って設置される荷重受けレ
    ールと、 上記基体における上記前端部と上記前方走行ローラ部と
    の間の部分、及び、上記基体における上記後端部と上記
    後方走行ローラ部との間の部分に夫々取り付けられ、上
    記荷重受けレールに接触して回転する前方及び後方荷重
    伝達ローラ部と、を備えて構成される搬送装置。
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