JP2533010B2 - 農業用副資材及びその利用方法 - Google Patents
農業用副資材及びその利用方法Info
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- JP2533010B2 JP2533010B2 JP3133174A JP13317491A JP2533010B2 JP 2533010 B2 JP2533010 B2 JP 2533010B2 JP 3133174 A JP3133174 A JP 3133174A JP 13317491 A JP13317491 A JP 13317491A JP 2533010 B2 JP2533010 B2 JP 2533010B2
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- Japan
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農作物全般に対して有効
で、且つ、安定性にすぐれる、土壌安定剤や植物生長促
進剤として有用な農業用副資材及びその利用方法に関す
る。
で、且つ、安定性にすぐれる、土壌安定剤や植物生長促
進剤として有用な農業用副資材及びその利用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】昭和20年代以降、化学肥料の多用によ
り土壌破壊が進行し、農作物の品質が著しく低下すると
共に、病害虫に対する抵抗性が著しく低下している。
り土壌破壊が進行し、農作物の品質が著しく低下すると
共に、病害虫に対する抵抗性が著しく低下している。
【0003】このような農作物の被害をなくすため、従
来、種々の対策が採用されているが、多くは化学農薬を
使用するものである。
来、種々の対策が採用されているが、多くは化学農薬を
使用するものである。
【0004】近年、化学農薬の多用による環境汚染問題
が提議されている。
が提議されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】農作物のほとんどは生
鮮食料品であり、消費者の安全性を考えるとき、化学農
薬の薬剤散布は必要最小限度にとどめる必要がある。
鮮食料品であり、消費者の安全性を考えるとき、化学農
薬の薬剤散布は必要最小限度にとどめる必要がある。
【0006】本発明者らは、かかる事情に鑑みて、土壌
の浄化効果にすぐれ、病害虫に強い健全な農作物とする
と共に、人体に対して有害な影響がなく、安全であっ
て、しかも、低廉な農業用副資材を開発すべく研究した
結果、ある種の有機酸がきわめて有効であることを見い
出して、本発明に至ったものである。
の浄化効果にすぐれ、病害虫に強い健全な農作物とする
と共に、人体に対して有害な影響がなく、安全であっ
て、しかも、低廉な農業用副資材を開発すべく研究した
結果、ある種の有機酸がきわめて有効であることを見い
出して、本発明に至ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、クエ
ン酸とイタコン酸とを有効成分として含有することを特
徴とする農業用副資材である。
ン酸とイタコン酸とを有効成分として含有することを特
徴とする農業用副資材である。
【0008】更に、本発明は、上記有機酸を水にて15
〜600倍(有機酸の重量に対する希釈水の容量比)に
希釈して施用されることを特徴とする農業用副資材の利
用方法である。
〜600倍(有機酸の重量に対する希釈水の容量比)に
希釈して施用されることを特徴とする農業用副資材の利
用方法である。
【0009】本発明において有効成分として用いる上記
有機酸はいずれも、食品添加物としてすでに種々の分野
において用いられているものであって、化学農薬に比
べ、毒性が極めて低く、連続散布によっても人体への薬
害がない。
有機酸はいずれも、食品添加物としてすでに種々の分野
において用いられているものであって、化学農薬に比
べ、毒性が極めて低く、連続散布によっても人体への薬
害がない。
【0010】なお、土壌改良剤として、アニオン系化合
物、ポリアクリル系化合物などの合成高分子系化合物が
知られているが、これらは土壌の団粒構造を助けて通気
性を良くすることによって植物の生育を促すものであっ
て、後述するように本発明品はこれら従来品とは全く異
なった作用効果を発揮するものである。
物、ポリアクリル系化合物などの合成高分子系化合物が
知られているが、これらは土壌の団粒構造を助けて通気
性を良くすることによって植物の生育を促すものであっ
て、後述するように本発明品はこれら従来品とは全く異
なった作用効果を発揮するものである。
【0011】本発明の農業用副資材は、土壌改良(浄
化)剤的作用と植物生長促進剤的作用を発揮し得る。即
ち、通常、本発明の農業用副資材を施用すると、先ず土
壌を浄化し、そして上記有機酸は植物体内に取り込まれ
ることになる。
化)剤的作用と植物生長促進剤的作用を発揮し得る。即
ち、通常、本発明の農業用副資材を施用すると、先ず土
壌を浄化し、そして上記有機酸は植物体内に取り込まれ
ることになる。
【0012】本願明細書における土壌浄化とは、特に、
連作や過剰肥料による土壌微生物の変化を調整し、土壌
本来のバランスある微生物群とすることを意味する。ソ
ウカ病、モンパ病など多くの病虫害が土壌pHの高いア
ルカリ側において多発していることが知られており、こ
れらの多発している畑のほか、ネマトーダ、フザリウム
や萎黄病、ツル割病、フラン病、サビベト病などの発生
によって、収穫の減少や市場性の悪い農作物しか出来な
い畑に於いて本発明品を使用することによって、その効
果が認められた。
連作や過剰肥料による土壌微生物の変化を調整し、土壌
本来のバランスある微生物群とすることを意味する。ソ
ウカ病、モンパ病など多くの病虫害が土壌pHの高いア
ルカリ側において多発していることが知られており、こ
れらの多発している畑のほか、ネマトーダ、フザリウム
や萎黄病、ツル割病、フラン病、サビベト病などの発生
によって、収穫の減少や市場性の悪い農作物しか出来な
い畑に於いて本発明品を使用することによって、その効
果が認められた。
【0013】本発明による土壌の浄化効果は、有機酸の
低pH効果に基づくものと見られ、土壌散布によって本
液に接触した微生物は死滅し、土壌が浄化されると考え
る。本発明においては、かかる有機酸として、クエン酸
とイタコン酸とが用いられる。本発明によれば、クエン
酸とイタコン酸とを有効成分とするとき、その理由は必
ずしも明らかではないが、土壌の浄化に高い効果を示
す。
低pH効果に基づくものと見られ、土壌散布によって本
液に接触した微生物は死滅し、土壌が浄化されると考え
る。本発明においては、かかる有機酸として、クエン酸
とイタコン酸とが用いられる。本発明によれば、クエン
酸とイタコン酸とを有効成分とするとき、その理由は必
ずしも明らかではないが、土壌の浄化に高い効果を示
す。
【0014】土壌浄化後の本発明品は、土壌中の有効成
分、例えば、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウ
ム及び鉄などと反応して、pHは上昇し、これらの有効
成分と共に植物の体内に取り込まれるようである。その
理由は必ずしも明らかではないが、上記有機酸の特徴で
あるキレート効果に基づくものと考えられる。
分、例えば、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウ
ム及び鉄などと反応して、pHは上昇し、これらの有効
成分と共に植物の体内に取り込まれるようである。その
理由は必ずしも明らかではないが、上記有機酸の特徴で
あるキレート効果に基づくものと考えられる。
【0015】植物の体内に取り込まれた上記有機酸は、
植物の体内において、トリカルボン酸サイクルとして生
理活性が行われると考えられ、高品質の農作物が収穫さ
れる。
植物の体内において、トリカルボン酸サイクルとして生
理活性が行われると考えられ、高品質の農作物が収穫さ
れる。
【0016】本発明による使用方法は、通常、前記有機
酸を水にて15〜600倍(有機酸の重量に対する希釈
水の容量比)に希釈して施用される。特に好ましい希釈
倍数は、150〜300倍の範囲である。
酸を水にて15〜600倍(有機酸の重量に対する希釈
水の容量比)に希釈して施用される。特に好ましい希釈
倍数は、150〜300倍の範囲である。
【0017】尚、前記有機酸は、上記のように希釈して
単独で施用されてもよいが、糖類、栄養剤、浸透剤、展
着剤等と混合して施用したほうがより効果的である。
単独で施用されてもよいが、糖類、栄養剤、浸透剤、展
着剤等と混合して施用したほうがより効果的である。
【0018】
【実施例】実施例1 クエン酸24%、イタコン酸12%となるように調整し
た原液を20リットル用意し、10a当り、その50倍
液(1000リットル)を灌注機による灌注をした。
た原液を20リットル用意し、10a当り、その50倍
液(1000リットル)を灌注機による灌注をした。
【0019】上記の方法により、リンゴ畑6ケ所、ブド
ウ畑3ケ所、カキ畑3ケ所に施用した結果、初期育成で
の効果は70%が認められ、収穫までの効果について
は、追肥を行った所に於いて100%の効果があった。
ウ畑3ケ所、カキ畑3ケ所に施用した結果、初期育成で
の効果は70%が認められ、収穫までの効果について
は、追肥を行った所に於いて100%の効果があった。
【0020】実施例2 クエン酸24%、イタコン酸12%に調整した原液20
リットルを10a当り50倍液(1000リットル)に
して、雨の降った後、ダイコン畑5ケ所に加圧スプレー
した結果、100%の効果が得られた。
リットルを10a当り50倍液(1000リットル)に
して、雨の降った後、ダイコン畑5ケ所に加圧スプレー
した結果、100%の効果が得られた。
【0021】実施例3 クエン酸24%、イタコン酸12%に調整した原液20
リットルを10a当り50倍液(1000リットル)に
して、連作障害により極端に収量の落ちた馬鈴薯畑7ケ
所に灌注した結果、100%の効果が得られた。
リットルを10a当り50倍液(1000リットル)に
して、連作障害により極端に収量の落ちた馬鈴薯畑7ケ
所に灌注した結果、100%の効果が得られた。
【0022】実施例4 クエン酸24%、イタコン酸12%に調整した原液20
リットルを10a当り50倍液(1000リットル)に
して、ビニールハウス栽培によるイチゴ3ケ所トマト3
ケ所に灌注した結果、60%の効果が得られた。
リットルを10a当り50倍液(1000リットル)に
して、ビニールハウス栽培によるイチゴ3ケ所トマト3
ケ所に灌注した結果、60%の効果が得られた。
【0023】実施例5 クエン酸24%、イタコン酸12%に調整した原液20
リットルを10a当り200倍液(4000リットル)
にして、各1000リットルを7日毎に4回を、ネギ畑
3ケ所、キャベツ畑3ケ所、芝生7ケ所に灌注した結
果、75%の効果が得られた。
リットルを10a当り200倍液(4000リットル)
にして、各1000リットルを7日毎に4回を、ネギ畑
3ケ所、キャベツ畑3ケ所、芝生7ケ所に灌注した結
果、75%の効果が得られた。
【0024】実施例6 クエン酸24%、イタコン酸12%に調整した原液2リ
ットルを10倍液にして、モンパ病により細根のほとん
どなくなったブドウ(マスカットA)の木2本にたいし
て、直径約1m、深さ平均2cmに掘って流し込み、5
ケ月後、根を掘って調査した結果、数ケ所の太根の先端
にびっしりと細根がついており、樹勢は回復した。
ットルを10倍液にして、モンパ病により細根のほとん
どなくなったブドウ(マスカットA)の木2本にたいし
て、直径約1m、深さ平均2cmに掘って流し込み、5
ケ月後、根を掘って調査した結果、数ケ所の太根の先端
にびっしりと細根がついており、樹勢は回復した。
【0025】実施例7 クエン酸24%、イタコン酸12%に調整した原液を使
用して、各種農産物の収量に対する影響を実験した。そ
の結果は表1のとおりであった。
用して、各種農産物の収量に対する影響を実験した。そ
の結果は表1のとおりであった。
【0026】
【表1】
【0027】実施例8 CIAの場合、クエン酸24%、イタコン酸12%の原
液とし、その他クエン酸36%液、リンゴ酸36%液を
つくり、さらにこれを50倍に薄めて、10a当り20
リットルの比率において土壌散布し、pHの変化を実験
した。その結果を表2に示した。
液とし、その他クエン酸36%液、リンゴ酸36%液を
つくり、さらにこれを50倍に薄めて、10a当り20
リットルの比率において土壌散布し、pHの変化を実験
した。その結果を表2に示した。
【0028】
【表2】 使用土壌:磐田原台地の大根畑 pH6.6 なお、各液におけるpHは、いずれも原液で1.1、5
0倍液では2.4である。
0倍液では2.4である。
【0029】実施例9 CIA区(クエン酸24%、イタコン酸12%原液の5
0倍液) クエン酸区(クエン酸36%原液の50倍液) リンゴ酸区(リンゴ酸36%原液の50倍液) 上記各液を使用して、小松菜の発芽実験をした。使用方
法は、10a当り20リットルの比率で各液を散布し、
8日後、小松菜の種をまいた。種まき10日後の発芽数
は下記のとおりであった。 対照区 2 CIA区 45 クエン酸区 39 リンゴ酸区 27 本発明により十分な成長促進作用(及び土壌浄化作用)
が発揮されることが判る。とりわけCIA区はその効果
が顕著であった。
0倍液) クエン酸区(クエン酸36%原液の50倍液) リンゴ酸区(リンゴ酸36%原液の50倍液) 上記各液を使用して、小松菜の発芽実験をした。使用方
法は、10a当り20リットルの比率で各液を散布し、
8日後、小松菜の種をまいた。種まき10日後の発芽数
は下記のとおりであった。 対照区 2 CIA区 45 クエン酸区 39 リンゴ酸区 27 本発明により十分な成長促進作用(及び土壌浄化作用)
が発揮されることが判る。とりわけCIA区はその効果
が顕著であった。
【0030】実施例10 CIA区(クエン酸24%、イタコン酸12%原液の5
0倍液) クエン酸区(クエン酸36%原液の50倍液) リンゴ酸区(リンゴ酸36%原液の50倍液) 上記各液を使用して、白菜の収穫量を実験した。使用方
法は、各液を10a当り50リットルの比率で散布し、
散布10日後、苗を定植し定植65日後に収穫した。下
記の数字は、各区における販売可能な白菜20株の総重
量である。 対照区 43.5kg CIA区 72.4kg クエン酸区 60.2kg リンゴ酸区 56.8kg この結果からも、本発明(特にCIA区)により十分な
成長促進作用(及び土壌浄化作用)が発揮され、高品質
の農作物が得られることが判る。
0倍液) クエン酸区(クエン酸36%原液の50倍液) リンゴ酸区(リンゴ酸36%原液の50倍液) 上記各液を使用して、白菜の収穫量を実験した。使用方
法は、各液を10a当り50リットルの比率で散布し、
散布10日後、苗を定植し定植65日後に収穫した。下
記の数字は、各区における販売可能な白菜20株の総重
量である。 対照区 43.5kg CIA区 72.4kg クエン酸区 60.2kg リンゴ酸区 56.8kg この結果からも、本発明(特にCIA区)により十分な
成長促進作用(及び土壌浄化作用)が発揮され、高品質
の農作物が得られることが判る。
【0031】実施例11 クエン酸とイタコン酸との含有比率の変化による効果を
調査するため、下記のとおりの実験を行った。 〈実験条件〉 1)使用容器 13.5リットル用プランター 2)使用土壌 磐田原土壌(磐田市大久保)と豊田砂土壌(磐田郡豊田
町)の1:1の混合土上に、播種用土として、豊田砂土
を2cm入れた。 3)使用肥料 各プランター1ヶ当りの施肥料として下記を土壌と混合
した。 タネカス 300g 化成肥料 15g (化成肥料は、窒素、リン、カリウムを各8%含有。) 4)使用薬液 プランター表面積に対し、酸度36%液の50倍液が1
000m2 当り1000リットルになるように計算し、
下記のとおり各結晶を投入して調製した。
調査するため、下記のとおりの実験を行った。 〈実験条件〉 1)使用容器 13.5リットル用プランター 2)使用土壌 磐田原土壌(磐田市大久保)と豊田砂土壌(磐田郡豊田
町)の1:1の混合土上に、播種用土として、豊田砂土
を2cm入れた。 3)使用肥料 各プランター1ヶ当りの施肥料として下記を土壌と混合
した。 タネカス 300g 化成肥料 15g (化成肥料は、窒素、リン、カリウムを各8%含有。) 4)使用薬液 プランター表面積に対し、酸度36%液の50倍液が1
000m2 当り1000リットルになるように計算し、
下記のとおり各結晶を投入して調製した。
【0032】
【表3】 5)使用植物 西洋大葉ホウレン草(ビロフレー)の種[(株)トーホ
ク製品]を各プランター30粒。 6)実施経過 土壌への薬液散布後3日目に播種を行った。播種までの
土壌pHは下記のとおりであった。
ク製品]を各プランター30粒。 6)実施経過 土壌への薬液散布後3日目に播種を行った。播種までの
土壌pHは下記のとおりであった。
【0033】
【表4】 〈結果〉 各プランターにつき、播種後37日目(薬液散布後40
日目)の収穫総重量と1本当りの平均重量を求めること
により生育具合を調べた。結果は下記のとおりであっ
た。なお、間引き残数は生育条件や株間距離を考慮して
最大限12本とした。プランターNo.1とNo.5は
発芽数が上記12本よりも少なかったので間引きは行わ
なかった。
日目)の収穫総重量と1本当りの平均重量を求めること
により生育具合を調べた。結果は下記のとおりであっ
た。なお、間引き残数は生育条件や株間距離を考慮して
最大限12本とした。プランターNo.1とNo.5は
発芽数が上記12本よりも少なかったので間引きは行わ
なかった。
【0034】
【表5】 表5に示す結果から、クエン酸とイタコン酸とを併用す
ると特に優れた作用効果が発揮され、より高品質の農作
物が得られることが判る。即ち、クエン酸とイタコン酸
とを併用したプランターNo.2(クエン酸:イタコン
酸=1:2)とNo.3(クエン酸:イタコン酸=2:
1)は、イタコン酸単独(プランターNo.1)やクエ
ン酸単独(プランターNo.4)よりも、収穫総重量、
1本当りの平均重量ともに著しい成長促進効果が認めら
れた。これは併用による相乗効果が発揮されているため
である。
ると特に優れた作用効果が発揮され、より高品質の農作
物が得られることが判る。即ち、クエン酸とイタコン酸
とを併用したプランターNo.2(クエン酸:イタコン
酸=1:2)とNo.3(クエン酸:イタコン酸=2:
1)は、イタコン酸単独(プランターNo.1)やクエ
ン酸単独(プランターNo.4)よりも、収穫総重量、
1本当りの平均重量ともに著しい成長促進効果が認めら
れた。これは併用による相乗効果が発揮されているため
である。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明は、農産物の商品
価値を低減させるような有害な作用は全くなく、既存の
化学農薬に比べて毒性が極めて低く、連続散布によって
も人体への薬害がない。しかも、これら有機酸は、低廉
に容易に入手することができる。そして、従来品にはな
い優れた土壌浄化作用を発揮し、植物の成長を促進する
働きがある。
価値を低減させるような有害な作用は全くなく、既存の
化学農薬に比べて毒性が極めて低く、連続散布によって
も人体への薬害がない。しかも、これら有機酸は、低廉
に容易に入手することができる。そして、従来品にはな
い優れた土壌浄化作用を発揮し、植物の成長を促進する
働きがある。
Claims (3)
- 【請求項1】 クエン酸とイタコン酸とを有効成分とし
て含有することを特徴とする農業用副資材。 - 【請求項2】 農業用副資材が、土壌安定剤又は植物生
長促進剤であることを特徴とする請求項1に記載の農業
用副資材。 - 【請求項3】 請求項1に記載の有機酸を水にて15〜
600倍(有機酸の重量に対する希釈水の容量比)に希
釈して施用されることを特徴とする農業用副資材の利用
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133174A JP2533010B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 農業用副資材及びその利用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133174A JP2533010B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 農業用副資材及びその利用方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04363388A JPH04363388A (ja) | 1992-12-16 |
JP2533010B2 true JP2533010B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=15098408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3133174A Expired - Lifetime JP2533010B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 農業用副資材及びその利用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533010B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000069263A1 (en) * | 1999-05-14 | 2000-11-23 | Ecoval Corporation | Plant growth regulant |
TW200733880A (en) * | 2005-09-09 | 2007-09-16 | Suntory Ltd | Method for low light cultivation and plant growth-promoting agent |
JP4745452B1 (ja) * | 2010-08-18 | 2011-08-10 | 株式会社ヤマダイ | 土壌改良剤の製造方法及び土壌改良剤 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50157167A (ja) * | 1974-06-07 | 1975-12-18 | ||
JPS5527164A (en) * | 1978-08-18 | 1980-02-27 | Rikagaku Kenkyusho | Bactericidal composition for agriculture and horticulture |
JPS6084385A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-13 | Hisashi Miyamoto | 土壌改良剤 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3133174A patent/JP2533010B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50157167A (ja) * | 1974-06-07 | 1975-12-18 | ||
JPS5527164A (en) * | 1978-08-18 | 1980-02-27 | Rikagaku Kenkyusho | Bactericidal composition for agriculture and horticulture |
JPS6084385A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-13 | Hisashi Miyamoto | 土壌改良剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04363388A (ja) | 1992-12-16 |
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