JP2532728Y2 - 回転工具用ビット - Google Patents

回転工具用ビット

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JP2532728Y2
JP2532728Y2 JP1990093276U JP9327690U JP2532728Y2 JP 2532728 Y2 JP2532728 Y2 JP 2532728Y2 JP 1990093276 U JP1990093276 U JP 1990093276U JP 9327690 U JP9327690 U JP 9327690U JP 2532728 Y2 JP2532728 Y2 JP 2532728Y2
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JP
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bit
fitting body
torsion
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head
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JP1990093276U
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JPH0451372U (ja
Inventor
輝雄 田口
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日本捻廻株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電動ドライバー、空気ドライバー等の回転
工具において、ホルダーを介して工具本体に嵌脱自在に
装着されるビットに関するものである。
(従来の技術) 一般に、電動ドライバー、空気ドイラバー等の回転工
具において、工具本体の駆動軸にビットホルダーを介し
て、消耗品としてのビットが嵌脱自在に装着される。
従来、この種ビット20は、第6図に例示するように、
先端の十字頭部21と、ビットホルダー22への嵌着用六角
胴部23を備え、該胴部23に係止溝24が形成されており、
該溝24に前記ホルダー22の係止ボール25が嵌入して係止
保持されるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来例で説明したビットでは、使用中にお
いて、衝撃荷重等の過負荷が生じた場合、先端の十字頭
部に欠損を生じ、消耗品であるとしても非常に寿命が短
いという問題があった。
本考案は、このような実情に鑑み、振動や衝撃荷重等
による過負荷をトーション部によって吸収することで頭
部欠損を防止してビットの耐久性を向上することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的
手段を講じた。
即ち、本考案は、筒状のビットホルダー2への嵌着胴
部5の軸方向両端に、この嵌着胴部5と同軸心状とされ
た先端頭部4,4がそれぞれ一体に設けられ、 前記嵌着胴部5の軸方向中途部でかつ前記各先端頭部
4,4からそれぞれ一定距離だけ離れた二箇所に、前記ボ
ットホルダー2への係止溝7,7が形成され、 前記嵌着胴部5の軸方向中央部でかつ前記各掛止溝7,
7から同じ距離だけ離れた位置に、当該嵌着胴部5より
も小断面とされたトーション部6が形成されていること
を特徴としている。
また、この場合、トーション部6は嵌着胴部5よりも
縮径されかつこの胴部5と同軸心の断面となるよう嵌着
胴部5の軸方向に沿って延設され、 このトーション部6の軸方向両端部に、同トーション
部6の軸方向両端へ向かうに従って漸次径が拡大して前
記嵌着胴部5の外周面に向かってすり付くように形成さ
れたすり付け部6A,6Aが設けられていることが好まし
い。
(作用) 本考案によれば、振動・衝撃等によって過負荷が生じ
た場合、ビット1のトーション部6は嵌着胴部5よりも
小断面とされているので、過負荷によってねじれ、先端
頭部4への過負荷が吸収される。したがって、先端頭部
4に欠損等が生じることなく、該頭部4が保護され、ビ
ットの寿命が伸長される。
一方、本考案のビット1は軸方向両端に頭部4を有す
る双頭タイプであり、しかも、トーション部6が嵌着胴
部5の軸方向中央部でかつ各係止溝7,7から同じ距離だ
け離れた位置に形成されているので、トーション部6に
生じた破断によってビット1が二つの部分に分かれたと
しても、分割されたいずれか一方のビット1をその破断
面側からビットホルダー2に差し込むようにすれば、破
断後のいずれか一方または双方のビット1を工具として
再利用しうる。
また、請求項2に記載の考案では、トーション部6の
軸方向両端部に設けたすり付け部6A,6Aは、嵌着胴部5
の外周面にすり付くように形成されていて、トーション
部6の軸方向両端部で応力集中が生じるのを防止する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、1はビッ
ト、2はビットホルダーで、該ビットホルダー2は電動
ドライバー等の回転工具本体の駆動軸(図示省略)に直
接又は工具装着軸を介して着脱自在に取付けられ、ビッ
ト嵌入孔3を備えている。
前記ビット1は、軸方向両端部に十字孔付ねじに装着
できる十字頭部(先端頭部)4を備えると共に、ビット
ホルダー2のビット嵌入孔3に嵌入される断面形状正六
角形の嵌着胴部5を備えており、該胴部5の軸方向中央
部には、断面が縮径されたトーション部6が形成され、
該トーション部6は前記ビット嵌入孔3に係合しないよ
うになっている。
しかして、第1図に示すように、先端頭部4、嵌着胴
部5及びトーション部6はすべて同軸心状に一体に形成
されており、ビットホルダー2から嵌着胴部5を介して
負荷された過大なトルクが先端頭部4に伝達されないよ
う、先端頭部4や嵌着胴部5よりも断面を縮径してなる
トーション部6が、嵌着胴部5の軸方向中途部にその軸
心方向に沿って延設されている。
また、第1図に示すように、トーション部6の軸方向
両端部にはすり付け部6A,6Aが設けられている。このす
り付け部6A,6Aは、トーション部6の軸方向両端に向か
うに従って漸次径が拡大して嵌着胴部5の外周面にすり
付くように形成されていて、これにより、トーション部
6の軸方向両端部で応力集中が生じるのを防止してい
る。
本実施例では、トーション部6がビット嵌入孔3の先
端よりも前方に突出しており、断面縮径率が40〜50%と
なっている。なお、該トーション部6の長さ及び断面縮
径率は、頭部4の大きさ及びねじ締付トルク等により適
正に設計され、ねじれにより過負荷が効果的に吸収され
るようにしてある。
また、前記嵌着胴部5の軸方向中間部分には、係止溝
7が設けられ、ビットホルダー2に嵌装された係止ボー
ル8が、該係止溝7に嵌入係止されるようになってい
る。
また、本実施例のビット1は嵌着胴部5の軸方向両端
に先端頭部4がそれぞれ形成された双頭タイプのもの
で、このため、前記係止溝7についても、嵌着胴部5の
軸方向両端部でかつその胴部5の先端(先端頭部4)か
ら一定距離だけ離れた位置にそれぞれ形成されている。
そして、本実施例では、嵌着胴部5の軸方向中央部で
かつ各係止溝7,7から同じ距離だけ離れた位置に、当該
嵌着胴部5よりも小断面とされた前記トーション部6が
形成されている。
前記ビットホルダー2は、ビット嵌入孔3が正六角断
面形状とされ、該孔3の一側壁にテーパー状の係止ボー
ル嵌装孔9が設けられ、該孔9に嵌装された係止ボール
8が、ビットホルダー2の外側に嵌着されたC形の板ば
ね10により、常時軸心方向に付勢されている。なおビッ
ト嵌入孔3内には、マグネット受け11に嵌入されたマグ
ネット12が嵌装されている。
上記実施例によれば、ビットホルダー2にビット1を
嵌着して使用中に、該ビット1に振動・衝撃等による過
負荷が生じたとき、該過負荷はトーション部6がねじれ
ることによって吸収され、頭部4に過負荷が作用しな
い。したがって、ビット1の頭部4が欠けることがな
く、頭部4を保護して寿命の伸長を図ることができる。
なお、上記実施例において、繰返し負荷テストを行な
った結果、従来例よりも40〜80%の寿命の伸長を図りう
ることが判明した。
また、上記実施例において、トーション部63の断面形
状は、第2図のような円形に代え、第4図に示すような
正四角形又は第5図に示すような正六角形等とすること
ができる。
本考案は、上記各実施例に限定されるものではなく、
例えば頭部4の形状が一字状或いは楕円・四角又は六角
孔等を備えた回転工具用ビットとすることができ、ビッ
トホルダー2も他の構造のものでよい。
(考案の効果) 本考案によれば、振動・衝撃荷重等による過負荷を吸
収して頭部4の保護を図り、その欠損を防止してビット
1の寿命を伸長させることができる。
また、軸方向両端に先端頭部4を有する双頭タイプの
ビット1において、トーション部6を嵌着胴部5の軸方
向中央部でかつ各係止溝7,7から同じ距離だけ離れた位
置に形成したので、ビット1がトーション部6において
破断しても、破断後のビット1も工具として再利用で
き、ビット1の経済性ないし付加価値を高めることがで
きる。
請求項2に記載の考案によれば、トーション部6の軸
方向両端部に、同トーション部6から軸心方向に離れる
に従って漸次径が拡大して嵌着胴部6の外周面にすり付
くように形成されたすり付け部6A,6Aを設けたので、ト
ーション部6の両端部に応力集中が発生するのが未然に
防止され、当該トーション部6を形成したことに伴うビ
ット1の強度低下を極力抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第1図はビ
ット及びビットホルダーの一部破断側面図、第2図は第
1図のA−A線断面図、第2図は第1図のB−B線断面
図、第4図はトーション部の変形例を示す断面図、第5
図はトーション部の他の変形例を示す断面図、第6図は
従来例を示すビット及びビットホルダーの一部破断側面
図である。 1……ビット、2……ビットホルダー、4……頭部、5
……嵌着胴部、6……トーション部、6A……すり付け
部、7……係止溝。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のビットホルダー(2)への嵌着胴部
    (5)の軸方向両端に、この嵌着胴部(5)と同軸心状
    とされた先端頭部(4)(4)がそれぞれ一体に設けら
    れ、 前記嵌着胴部(5)の軸方向中途部でかつ前記各先端頭
    部(4)(4)からそれぞれ一定距離だけ離れた二箇所
    に、前記ビットホルダー(2)への係止溝(7)(7)
    が形成され、 前記嵌着胴部(5)の軸方向中央部でかつ前記各掛止溝
    (7)(7)から同じ距離だけ離れた位置に、当該嵌着
    胴部(5)よりも小断面とされたトーション部(6)が
    形成されていることを特徴とする回転工具用ビット。
  2. 【請求項2】トーション部(6)は嵌着胴部(5)より
    も縮径されかつこの胴部(5)と同軸心の断面となるよ
    う嵌着胴部(5)の軸方向に沿って延設され、 このトーション部(6)の軸方向両端部に、同トーショ
    ン部(6)の軸方向両端へ向かうに従って漸次径が拡大
    して前記嵌着胴部(5)の外周面に向かってすり付くよ
    うに形成されたすり付け部(6A)(6A)が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の回転工具用ビッ
    ト。
JP1990093276U 1990-09-04 1990-09-04 回転工具用ビット Expired - Lifetime JP2532728Y2 (ja)

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JPH0451372U JPH0451372U (ja) 1992-04-30
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DE102007041574A1 (de) * 2007-09-01 2009-03-05 Wera-Werk Hermann Werner Gmbh & Co. Kg Schraubendreherbit mit beidendseitigem Schraubeingriffsprofil

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