JP4095911B2 - 工具保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工具保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ボルトを六角レンチで締め付けたり緩めたりするに際して、ボルトが六角レンチの入りにくい箇所にあるときに使用するユニバーサルジョイント型のボルト締結工具が知られている(特許文献1参照)。
このボルト締結工具は、駆動アクチュエータ(回転駆動力を出力する作業機械)に取り付けるためのシャンク部と六角レンチを有した部分との二部材間に中間部材としてのシャフトが介設され、シャンク部とシャフトとの連結間と、シャフトと六角レンチを有した部分との連結間との2カ所に、ユニバーサルジョイント(ボールジョイント)が設けられたものである。
【0003】
このボルト締結工具を用いれば、駆動アクチュエータの回転軸心と六角レンチの軸心とを芯ズレさせた状態のまま、駆動アクチュエータにより六角レンチを回転駆動させることができるとされている。
なお、このボルト締結工具で採用されている2カ所のユニバーサルジョイントは、単に連結部分での首振りを許容させるだけでは不十分であり、連結部分での一体回転を常に保持させなければならない。そのため、完全な球面対偶ではなく、太鼓状に中膨れになった断面六角形の玉型突起と、これを外嵌可能な六角形開口の突起受け入れ凹部を有したソケット部との組み合わせになっている。
【0004】
【特許文献1】
実開平6−5830号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のボルト締結工具において、2カ所設けられたユニバーサルジョイントは常に首振り自在な状態になっている。すなわち、シャンク部からシャフトを介し、六角レンチを有した部分に至るまでの全長が、いわゆるグニャグニャに折れ曲がる状態にある。
そのため、締め付けたり緩めたりしようとするボルトが六角レンチの入り易い箇所にあるときにも、このグニャグニャの状態は発現することになる。従って、作業がし難くなることがあった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、回転駆動力を出力する作業機械等の回転軸心(手回しの場合を含む)と工具(この工具で回転させる例えばボルトやナット等)の軸心とが芯ズレする箇所であろうと又は芯ズレしない箇所であろうとに拘わらず、共通の使用ができるものとして、その使用上の汎用性を広げ、もって使用上の面倒さを解消できる(作業性を高めることができる)ようにした工具保持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
第1に、先端に工具7が設けられる作業ヘッド3と、この作業ヘッド3の根本側に連結される支持軸4とを有し、
これら作業ヘッド3と支持軸4との連結部分に対して、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込むとこれら両者を一体回転可能にしつつ軸方向一体に固定させ、作業ヘッド3を支持軸4側から所定量引き出すと両者を一体回転可能にしつつ作業ヘッド3を首振り自在とさせる継ぎ手構造5が設けられた工具保持装置において、
上記継ぎ手構造5は、作業ヘッド3又は支持軸4の一方に設けられた玉型突起10と、作業ヘッド3又は支持軸4の同他方で玉型突起10を外嵌可能にする突起受け入れ凹部21を具備して設けられたソケット部11とを有し、
上記玉型突起10の根本側にはくびれたネック部分14を介して丸形段部13が設けられ、
上記突起受け入れ凹部21の開口端には玉型突起10をソケット部11側へ押し込んだときに丸形段部13をガタツキ無く嵌合可能にする丸形凹部30が設けられ、
上記ソケット部11の突起受け入れ凹部21は、玉型突起10を中心とした球面対偶的な嵌合状態によって首振りを許容させる首振り用ポジションと、玉型突起10をその根本側の丸形段部13をも含めた嵌合状態にして首振り不能にさせるストレート固定用ポジションとの間で玉型突起10を軸移動自在とさせる深さに形成されており、
且つ玉型突起10の断面多角形状とソケット部11の突起受け入れ凹部21の開口多角形状とが互いに対応し玉型突起10とソケット部11とが嵌合状態になることで、玉型突起10とソケット部11とは回り止めされる関係に常時保持されており、
上記玉型突起10の外面には、玉型突起10とソケット部11との連結方向に対する径方向に沿って移動自在で且つ径方向外方へ向けて押出付勢された位置決めボール15が設けられており、ソケット部11の突起受け入れ凹部21内には、玉型突起10がストレート固定用ポジションにあるときに位置決めボール15を係合可能とさせる位置決め凹部25が設けられており、
上記突起受け入れ凹部21の開口寄りの内周面であって突起受け入れ凹部21及び丸形凹部30の開口形状を区画する位置には周溝23が設けられ、
上記玉型突起10を突起受け入れ凹部21へ嵌め込んだ後に、上記周溝23にネック部分14が通過可能な抜け止め部材24が嵌着され、
上記抜け止め部材24は、位置決めボール15を突起受け入れ凹部21の内周面に当接させて玉型突起10を首振り用ポジションに設定した状態で玉型突起10の抜け止めをするものであることを特徴とする。
【0008】
好ましくは、上記玉型突起10及び突起受け入れ凹部21が断面六角形に形成され、上記位置決め凹部25が周溝に形成され、上記抜け止め部材24が止め輪で形成されていることを特徴とする。
第2に、先端に工具7が設けられる作業ヘッド3と、この作業ヘッド3の根本側に連結される支持軸4とを有し、
これら作業ヘッド3と支持軸4との連結部分に対して、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込むとこれら両者を一体回転可能にしつつ軸方向一体に固定させ、作業ヘッド3を支持軸4側から所定量引き出すと両者を一体回転可能にしつつ作業ヘッド3を首振り自在とさせる継ぎ手構造5が設けられた工具保持装置において、
上記継ぎ手構造5は、作業ヘッド3又は支持軸4の一方に設けられた玉型突起10と、作業ヘッド3又は支持軸4の同他方で玉型突起10を外嵌可能にする突起受け入れ凹部21を具備して設けられたソケット部11とを有し、
上記玉型突起10の根本側にはくびれたネック部分14を介して突き当て用肩部32が設けられ、
上記突起受け入れ凹部21の開口端には玉型突起10をソケット部11側へ押し込んだときに突き当て用肩部32と線接触可能となるテーパ孔を呈した当て止め面33が設けられ、
上記ソケット部11の突起受け入れ凹部21は、玉型突起10を中心とした球面対偶的な嵌合状態によって首振りを許容させる首振り用ポジションと、玉型突起10の根本側の突き当て用肩部32と突起受け入れ凹部21の開口端の当て止め面33を線接触した状態にし玉型突起10を嵌合状態にして首振り不能にさせるストレート固定用ポジションとの間で玉型突起10を軸移動自在とさせる深さに形成されており、
且つ玉型突起10の断面多角形状とソケット部11の突起受け入れ凹部21の開口多角形状とが互いに対応し玉型突起10とソケット部11とが嵌合状態になることで、玉型突起10とソケット部11とは回り止めされる関係に常時保持されており、
上記玉型突起10の外面には、玉型突起10とソケット部11との連結方向に対する径方向に沿って移動自在で且つ径方向外方へ向けて押出付勢された位置決めボール15が設けられており、ソケット部11の突起受け入れ凹部21内には、玉型突起10がストレート固定用ポジションにあるときに位置決めボール15を係合可能とさせる位置決め凹部25が設けられており、
上記突起受け入れ凹部21の開口寄りの内周面には周溝23が設けられ、
上記周溝23にネック部分14が通過可能な抜け止め部材24が嵌着され、
上記抜け止め部材24は、位置決めボール15を突起受け入れ凹部21の内周面に当接させて玉型突起10を首振り用ポジションに設定した状態で玉型突起10の抜け止めをするものであることを特徴とする。
【0009】
好ましくは、上記玉型突起10及び突起受け入れ凹部21が断面四角形に形成され、上記位置決め凹部25が周溝に形成され、上記抜け止め部材24が止め輪で形成されていることを特徴とする。
ここにおいて工具7とは、六角レンチだけでなく、ボックスレンチ(箱スパナ)、プラスやマイナスのドライバー、その他のビット、更にこれらドライバーやビット、ドリル等を取替可能にしたチャック等々、多種様々なものを含むものとする。
【0010】
これら作業ヘッド3と支持軸4との連結部分には、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込んだときに、これら両者を一体回転可能で且つ軸方向一体(作業ヘッド3の首振りを阻止した状態を言う)に固定させ、また、作業ヘッド3を支持軸4側から所定量引き出したときには、両者を一体回転可能にしつつ、作業ヘッド3を首振り自在とさせるようにした継ぎ手構造5が設けられている。
従ってこの工具保持装置1では、支持軸4と作業ヘッド3とをそれらの連結方向に沿って押し込んだり引き出したりすることで、作業ヘッド3の首振りを可能にさせたり不可能にさせたり切り替えられるものである。
【0011】
そして、この切り替えにより、回転駆動力を出力する作業機械2等の回転軸心(手回しの場合を含む)と工具7(この工具7で回転させる例えばボルト8やナット等)の軸心とが芯ズレする箇所であろうと又は芯ズレしない箇所であろうとに拘わらず、それらに適合した使い分けができることになる。
このような継ぎ手構造5は、例えば、作業ヘッド3又は支持軸4の一方に設けられた玉型突起10と、作業ヘッド3又は支持軸4の同他方で上記玉型突起10を外嵌可能にする突起受け入れ凹部21を具備して設けられたソケット部11とを有したものとすればよい。
【0012】
この継ぎ手構造5において、作業ヘッド3又は支持軸4の一方には、相手方へ向けて突出する丸形段部13が設けられたものとする。これに対し、作業ヘッド3又は支持軸4の同他方には、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込んだときに、上記丸形段部13をガタツキ無く嵌合可能にする丸形凹部30が設けられているものとする。
このようにすることで、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込んだ状態、即ち、支持軸4と作業ヘッド3とを一体回転可能で且つ軸方向一体に固定させた状態(作業ヘッド3の首振りを阻止した状態)を、確実に保持させることができるようになる。
【0013】
従って、この状態での使用下にあって、支持軸4と作業ヘッド3との連結間が意に反して首振り状態になってしまう(グニャグニャする)ということがなく、使用上の不便を回避できることになる。
なお、この継ぎ手構造5は、作業ヘッド3又は支持軸4の一方に丸形段部13が設けられ、同他方に丸形凹部30が設けられた構造にするのに代えて、次のようにすることもできる。
すなわち、作業ヘッド3又は支持軸4の一方には、相手方へ臨んで突き当て用肩部32が設けられたものとする。これに対し、作業ヘッド3又は支持軸4の同他方には、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込んだときに、上記突き当て用肩部32と線接触可能となる当て止め面33が設けられているものとする。
【0014】
このようにしても、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込んだ状態(作業ヘッド3の首振りを阻止した状態)を確実に保持させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る工具保持装置1の第1実施形態を、回転駆動力を出力する作業機械2(例えば電動ドライバーや電動ドリル等)に取り付けて使用する状況を示したものであり、また図2は同じ工具保持装置1における別の使用状況を示したものである。
この工具保持装置1は、作業ヘッド3と支持軸4とが継ぎ手構造5を介して連結されたものである。
【0016】
作業ヘッド3は、その先端にボックスレンチ等の工具7が設けられる部分である。
この工具7は、作業ヘッド3に対して一体的に設けられるものであっても、別体で設けられるものであってもよい(図例は一体に設けられた場合であり、また六角頭付きボルト8やナット等を締結したり弛緩させるためのボックスレンチとしてある)。
支持軸4は、作業ヘッド3において工具7が設けられるのとは反対側(根本側)で突出するように連結されている。本第1実施形態では、作業機械2に対してこの工具保持装置1を取り付けるためのシャンクとして形成されたものとしてある。
【0017】
この工具保持装置1の継ぎ手構造5は、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込んだときに、これら両者を一体回転可能で且つ軸方向一体に固定でき(図1の状態)、また作業ヘッド3を支持軸4側から所定量引き出したときには、両者を一体回転可能にしつつ、作業ヘッド3を首振り自在にできる(図2の状態)ものとなっている。
図3は図1の状態にあるときの継ぎ手構造5を拡大して示したものであり、また図4は図2の状態にあるときの継ぎ手構造5を拡大して示したものである。
【0018】
これら図3及び図4から明らかなように、継ぎ手構造5は、玉型突起10とソケット部11との嵌合による組み合わせとなっている。
本第1実施形態において、玉型突起10は支持軸4に対して設けられ、ソケット部11は作業ヘッド3に対して設けられたものとしてある。
図5及び図6に示すように、玉型突起10は太鼓状に中膨れになっている。またその断面形状は正六角形を呈したものとなっている。
この玉型突起10の根本には、支持軸4の軸本体12に対してそれより太く形成された丸形段部13が設けられている。この丸形段部13は、支持軸4側から作業ヘッド3側へ向けて突出する状態にある。そして、この丸形段部13から一旦、軸本体12と略同じ程度の太さにくびれたネック部分14が設けられた状態で、このネック部分14の先に上記した玉型突起10が設けられたものとなっている。
【0019】
ネック部分14は、玉型突起10同様、断面六角形に形成されている。
これに対し、丸形段部13は、図5(a)から明らかなように文字通り断面丸形に形成されている。なお、完全な円形とすればよいが、それ以外の丸形(多少の楕円や外周面にセレーションや溝等が施された円形など)としてもよい。
この玉型突起10の外面には、位置決めボール15が設けられている。
図7に示すように、この位置決めボール15は、作業ヘッド3と支持軸4との連結方向(図7の上下方向)に対し、これと直交する径方向に沿って貫通して設けられたボール孔17に移動自在に嵌め込まれている。そして、このボール孔17内にはコイルバネ18が軸方向圧縮状態で詰められ、盲栓19によって後押しされた状態になっている。
【0020】
従って、この位置決めボール15は、玉型突起10の径方向外方(図7左方)へ向けて押出付勢されるようになっている。なお、この位置決めボール15は、玉型突起10をソケット部11へ嵌め込むことで外れないようになる。
一方、ソケット部11は、玉型突起10を外嵌可能とする突起受け入れ凹部21を有している。
図8に示すように、本第1実施形態においてこの突起受け入れ凹部21は六角形の開口形状を有したものとしてある。この突起受け入れ凹部21は、その開口端側から奥方へ向かって、玉型突起10を首振り用ポジション(図4の状態)とストレート固定用ポジション(図3の状態)とに軸移動させることができる深さに形成されている。
【0021】
すなわち、この突起受け入れ凹部21内に玉型突起10が嵌合された状態で、玉型突起10は軸移動自在となっており、このうち引き出し状態として首振り用ポジションとなり、押し込み状態としてストレート固定用ポジションとなるものである。
また、この突起受け入れ凹部21には丸形凹部30が設けられている。この丸形凹部30は、突起受け入れ凹部21の開口端に対応した位置付けとなっている。また、玉型突起10の根本の丸形段部13をガタツキ無く嵌合できる大きさとなっている。
【0022】
従って、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込んだときには、この丸形段部13が丸形凹部30に嵌合する状態となる。
この突起受け入れ凹部21内の首振り用ポジションは、突起受け入れ凹部21の開口寄りの位置付けであるから、玉型突起10だけが嵌り、丸形段部13は丸形凹部30には嵌合していない状態となる。
そのため、この玉型突起10は、ネック部分14を伴って中膨れ形状となっていることと相まって、この玉型突起10を中心とした球面対偶的な嵌合状態となり、これによって首振りが許容されることになる。
【0023】
また、突起受け入れ凹部21内のストレート固定用ポジションは、突起受け入れ凹部21の奥方寄りの位置付けであるから、丸形段部13が丸形凹部30に嵌合状態となって、この玉型突起10は首振りが不能とされるのである。
なお、上記したように玉型突起10が断面六角形であり、またソケット部11の突起受け入れ凹部21が六角形状の開口を有しているので、これら両者の嵌合状態は、玉型突起10が首振り用ポジションとなっているかストレート固定用ポジションとなっているかに拘わらず、少なくとも周方向六箇所で係合部が形成されることになる。
【0024】
すなわち、玉型突起10とソケット部11とは、常に回り止め関係に保持され、結果として支持軸4と作業ヘッド3とは常に一体回転することになる。
このような突起受け入れ凹部21内において、その奥行き方向で丸形凹部30を区画する位置には周溝23が設けられている。この周溝23には、突起受け入れ凹部21へ玉型突起10を嵌め込んだ後に止め輪等の抜け止め部材24が嵌着されるようになっている。
そのため、突起受け入れ凹部21内において玉型突起10は、ネック部分14が抜け止め部材24内を通過し得る範囲(即ち、ネック部分14の長さ)での軸移動に制限され、突起受け入れ凹部21内から玉型突起10が脱出してしまうことはない。
【0025】
ソケット部11の突起受け入れ凹部21内には、玉型突起10がストレート固定用ポジションにあるときに、この玉型突起10に設けられた位置決めボール15が係合可能となる位置決め凹部25が設けられている。
この位置決め凹部25は、1カ所だけ設けておけばよいものであるが、突起受け入れ凹部21内の周方向に複数設けたり(図4参照)、或いは突起受け入れ凹部21内で周溝として形成させたりしてもよい。
このように玉型突起10に位置決めボール15が設けられ、ソケット部11の突起受け入れ凹部21内に位置決め凹部25が設けられているため、玉型突起10がストレート固定用ポジションにあるときには、位置決めボール15が位置決め凹部25に係合し、この状態がコイルバネ18のバネ力で保持されるようになる。
【0026】
従って、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込んだ状態、即ち、支持軸4と作業ヘッド3とを一体回転可能で且つ軸方向一体に固定させた状態(首振りを阻止した状態)は、意欲的に作業ヘッド3を支持軸4側から引き出すようにしない限り、保持されることになる。
結果、この状態での使用下にあって、支持軸4と作業ヘッド3との連結間が意に反して首振り状態になってしまう(グニャグニャする)と言うことがなく、使用上の不便を回避できることになる。
【0027】
以上説明したところから明らかなように、本発明に係る工具保持装置1では、支持軸4と作業ヘッド3とをそれらの連結方向に沿って押し込んだり引き出したりすることで、作業ヘッド3の首振りを可能にさせたり不可能にさせたり切り替えられるものである。
従って、工具7で回転させるボルト8等の位置付けが、作業機械2の回転軸心と工具7の軸心とを芯ズレさせなければならない箇所にあろうと、又は芯ズレさせなくてもよい箇所にあろうとに拘わらず、それらに適合した使い分けができることになる。
【0028】
図9乃至図12は、本発明に係る工具保持装置1の第2実施形態を示している。
この第2実施形態の工具保持装置1が上記第1実施形態と最も異なるところは、作業ヘッド3又は支持軸4の一方に対して突き当て用肩部32が設けられている点、及び作業ヘッド3又は支持軸4の同他方に対して当て止め面33が設けられている点にある。
本第2実施形態では、支持軸4に突き当て用肩部32が設けられ、作業ヘッド3に当て止め面33が設けられたものとしている。
【0029】
なお、本第2実施形態でも、支持軸4には玉型突起10が設けられ、作業ヘッド3にはソケット部11が設けられたものとしてある。
そのため、突き当て用肩部32は、支持軸4側であって玉型突起10の根本に設けられていることになる。そして、この玉型突起10よりも径大化されている。
図例では、玉型突起10に対して短円柱形をした基部35が設けられ、この基部35における玉型突起10寄りの周縁が突き当て用肩部32とされている。
【0030】
一方、当て止め面33は、作業ヘッド3側であってソケット部11における突起受け入れ凹部21の開口端に設けられていることになる。そして、作業ヘッド3を支持軸4側へ押し込んだときに、上記玉型突起10の突き当て用肩部32と線接触可能となっている。
図例においてこの当て止め面33では、突起受け入れ凹部21の奥方へ向けて徐々に径小となるテーパ孔を呈したものとしてある。従って、玉型突起10の突き当て用肩部32と全周的な線接触状態が得られる。
【0031】
ただ、このように全周的な線接触状態が得られるようにすることは限定されるものではなく、点線的な線接触状態でもよいものとする。
なお、図例の玉型突起10は、断面四角形状となっており、従って当然に、ソケット部11における突起受け入れ凹部21の開口形状も四角形状となっている。
また本第2実施形態において、支持軸4は、基部35に設けた圧入孔50へ軸本体12を圧入する構造としてあるが、これをねじ込み構造としたり、或いは基部35と軸本体12とを一体構造としたりすることも可能である。
【0032】
図13に示すように、支持軸4において、丸形段部13から玉型突起10へ向けて一旦くびれるようになっているネック部分14は、この丸形段部13と同様に、断面丸形(円形等)に形成することも可能である。
図14に示すように、支持軸4において、玉型突起10の外面に位置決めボール15を設けるために形成するボール孔17は、作業ヘッド3と支持軸4との連結方向(図14の上下方向)と直交する径方向に沿って貫通しない盲孔として形成することも可能である。
【0033】
なお、位置決めボール15がボール孔17から脱出してしまうのを防止するために、ボール孔17の開口縁部における1箇所又は複数箇所にカシメ処理(矢符Pで示す部分をボール孔17内へ向けて膨らませる)を施すようにしてもよい。これは、図7に示した構造を採用する場合も同様である。
ところで、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、玉型突起10が作業ヘッド3に設けられ、ソケット部11が支持軸4に設けられたものとすることもできる。
【0034】
玉型突起10は、断面六角形を成す六つの稜部において、それぞれ、ある程度の面取りを施しておくことも可能である。
また、玉型突起10の断面形状やソケット部11における突起受け入れ凹部21の開口形状は、六角形以外にも四角形等をはじめとする各種形状(回転体以外の形状)とすることができる。
作業ヘッド3は、工具7を一体に備えるものでも別体で着脱自在とするものでもよいことは既に説明した。また図例ではこの作業ヘッド3を中空として軽量化を図る等してあるが、中実にしてもよい。
【0035】
この工具保持装置1を使用する作業機械2についても、何ら限定されるものではない。例えば、製造ライン中に設置されるような作業ロボットなどでもよいし、手回しする器具類でもよい。従って、それらの事情に応じて、支持軸4における軸本体12の形状や構造等も適宜変更可能である。
位置決めボール15は球形に限らない。
ソケット部11と玉型突起10との嵌合関係(いずれが作業ヘッド3側であるか支持軸4側であるかは問わない)にあって、ソケット部11には必ずしも抜け止め部材24を設ける必要はない。即ち、この抜け止め部材24を設けないものでもよい。
【0036】
この場合、支持軸4から作業ヘッド3を強く引き出すとこれら支持軸4と作業ヘッド3とを分離させることもできるようになり、いずれか一方を新品のもの又は用途違いのものに交換するといったことが可能になる。
すなわち、作業ヘッド3や支持軸4は、別々に市場を流通するものとして取り扱われる。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る工具保持装置では、回転駆動力を出力する作業機械等の回転軸心(手回しの場合を含む)と工具(この工具で回転させる例えばボルトやナット等)の軸心とが芯ズレする箇所であろうと又は芯ズレしない箇所であろうとに拘わらず、共通した使用ができるものとなっており、その使用上の汎用性が広がっている。
そのため、使用上の面倒さを解消することができる(作業性を高めることができる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る工具保持装置の第1実施形態について作業機械に取り付けて使用する状況(芯ズレしない状況下)を示した一部破砕側面図である。
【図2】 図1に示した工具保持装置による別の使用状況(芯ズレした状況下)を示した一部破砕側面図である。
【図3】 図1の状態にあるときの継ぎ手構造を拡大して示した側断面図である。
【図4】 図2の状態にあるときの継ぎ手構造を拡大して示した側断面図である。
【図5】 支持軸をその側面と軸方向両側からとの三方から見た状態で示した図である。
【図6】 図5のC−C線矢視図である。
【図7】 支持軸に設けられた位置決めボールの取付構造を示した拡大断面図である。
【図8】 図1のD−D線矢視図である。
【図9】 本発明に係る工具保持装置の第2実施形態についてその主要部を示した一部破砕側面図である。
【図10】 第2実施形態で用いられた玉型突起を示した側面図である。
【図11】 図10のE−E線矢視図である。
【図12】 図11のF−F線矢視方向において図10と同じように示した一部破砕側面図である。
【図13】 支持軸の別実施形態を示した側面図である。
【図14】 支持軸に対して位置決めボールを取り付けるための別構造例を示した側断面図である。
【符号の説明】
1 工具保持装置
2 作業機械
3 作業ヘッド
4 支持軸
5 継ぎ手構造
7 工具
13 丸形段部
21 突起受け入れ凹部
30 丸形凹部
32 突き当て用肩部
33 当て止め面
Claims (4)
- 先端に工具(7)が設けられる作業ヘッド(3)と、この作業ヘッド(3)の根本側に連結される支持軸(4)とを有し、
これら作業ヘッド(3)と支持軸(4)との連結部分に対して、作業ヘッド(3)を支持軸(4)側へ押し込むとこれら両者を一体回転可能にしつつ軸方向一体に固定させ、作業ヘッド(3)を支持軸(4)側から所定量引き出すと両者を一体回転可能にしつつ作業ヘッド(3)を首振り自在とさせる継ぎ手構造(5)が設けられた工具保持装置において、
上記継ぎ手構造(5)は、作業ヘッド(3)又は支持軸(4)の一方に設けられた玉型突起(10)と、作業ヘッド(3)又は支持軸(4)の同他方で玉型突起(10)を外嵌可能にする突起受け入れ凹部(21)を具備して設けられたソケット部(11)とを有し、
上記玉型突起(10)の根本側にはくびれたネック部分(14)を介して丸形段部(13)が設けられ、
上記突起受け入れ凹部(21)の開口端には玉型突起(10)をソケット部(11)側へ押し込んだときに丸形段部(13)をガタツキ無く嵌合可能にする丸形凹部(30)が設けられ、
上記ソケット部(11)の突起受け入れ凹部(21)は、玉型突起(10)を中心とした球面対偶的な嵌合状態によって首振りを許容させる首振り用ポジションと、玉型突起(10)をその根本側の丸形段部(13)をも含めた嵌合状態にして首振り不能にさせるストレート固定用ポジションとの間で玉型突起(10)を軸移動自在とさせる深さに形成されており、
且つ玉型突起(10)の断面多角形状とソケット部(11)の突起受け入れ凹部(21)の開口多角形状とが互いに対応し玉型突起(10)とソケット部(11)とが嵌合状態になることで、玉型突起(10)とソケット部(11)とは回り止めされる関係に常時保持されており、
上記玉型突起(10)の外面には、玉型突起(10)とソケット部(11)との連結方向に対する径方向に沿って移動自在で且つ径方向外方へ向けて押出付勢された位置決めボール(15)が設けられており、ソケット部(11)の突起受け入れ凹部(21)内には、玉型突起(10)がストレート固定用ポジションにあるときに位置決めボール(15)を係合可能とさせる位置決め凹部(25)が設けられており、
上記突起受け入れ凹部(21)の開口寄りの内周面であって突起受け入れ凹部(21)及び丸形凹部(30)の開口形状を区画する位置には周溝(23)が設けられ、
上記玉型突起(10)を突起受け入れ凹部(21)へ嵌め込んだ後に、上記周溝(23)にネック部分(14)が通過可能な抜け止め部材(24)が嵌着され、
上記抜け止め部材(24)は、位置決めボール(15)を突起受け入れ凹部(21)の内周面に当接させて玉型突起(10)を首振り用ポジションに設定した状態で玉型突起(10)の抜け止めをするものであることを特徴とする工具保持装置。 - 上記玉型突起(10)及び突起受け入れ凹部(21)が断面六角形に形成され、上記位置決め凹部(25)が周溝に形成され、上記抜け止め部材(24)が止め輪で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の工具保持装置。
- 先端に工具(7)が設けられる作業ヘッド(3)と、この作業ヘッド(3)の根本側に連結される支持軸(4)とを有し、
これら作業ヘッド(3)と支持軸(4)との連結部分に対して、作業ヘッド(3)を支持軸(4)側へ押し込むとこれら両者を一体回転可能にしつつ軸方向一体に固定させ、作業ヘッド(3)を支持軸(4)側から所定量引き出すと両者を一体回転可能にしつつ作業ヘッド(3)を首振り自在とさせる継ぎ手構造(5)が設けられた工具保持装置において、
上記継ぎ手構造(5)は、作業ヘッド(3)又は支持軸(4)の一方に設けられた玉型突起(10)と、作業ヘッド(3)又は支持軸(4)の同他方で玉型突起(10)を外嵌可能にする突起受け入れ凹部(21)を具備して設けられたソケット部(11)とを有し、
上記玉型突起(10)の根本側にはくびれたネック部分(14)を介して突き当て用肩部(32)が設けられ、
上記突起受け入れ凹部(21)の開口端には玉型突起(10)をソケット部(11)側へ押し込んだときに突き当て用肩部(32)と線接触可能となるテーパ孔を呈した当て止め面(33)が設けられ、
上記ソケット部(11)の突起受け入れ凹部(21)は、玉型突起(10)を中心とした球面対偶的な嵌合状態によって首振りを許容させる首振り用ポジションと、玉型突起(10)の根本側の突き当て用肩部(32)と突起受け入れ凹部(21)の開口端の当て止め面(33)を線接触した状態にし玉型突起(10)を嵌合状態にして首振り不能にさせるストレート固定用ポジションとの間で玉型突起(10)を軸移動自在とさせる深さに形成されており、
且つ玉型突起(10)の断面多角形状とソケット部(11)の突起受け入れ凹部(21)の開口多角形状とが互いに対応し玉型突起(10)とソケット部(11)とが嵌合状態になることで、玉型突起(10)とソケット部(11)とは回り止めされる関係に常時保持されており、
上記玉型突起(10)の外面には、玉型突起(10)とソケット部(11)との連結方向に対する径方向に沿って移動自在で且つ径方向外方へ向けて押出付勢された位置決めボール(15)が設けられており、ソケット部(11)の突起受け入れ凹部(21)内には、玉型突起(10)がストレート固定用ポジションにあるときに位置決めボール(15)を係合可能とさせる位置決め凹部(25)が設けられており、
上記突起受け入れ凹部(21)の開口寄りの内周面には周溝(23)が設けられ、
上記周溝(23)にネック部分(14)が通過可能な抜け止め部材(24)が嵌着され、
上記抜け止め部材(24)は、位置決めボール(15)を突起受け入れ凹部(21)の内周面に当接させて玉型突起(10)を首振り用ポジションに設定した状態で玉型突起(10)の抜け止めをするものであることを特徴とする工具保持装置。 - 上記玉型突起(10)及び突起受け入れ凹部(21)が断面四角形に形成され、上記位置決め凹部(25)が周溝に形成され、上記抜け止め部材(24)が止め輪で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の工具保持装置。
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