JP2532656Y2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2532656Y2
JP2532656Y2 JP1990036653U JP3665390U JP2532656Y2 JP 2532656 Y2 JP2532656 Y2 JP 2532656Y2 JP 1990036653 U JP1990036653 U JP 1990036653U JP 3665390 U JP3665390 U JP 3665390U JP 2532656 Y2 JP2532656 Y2 JP 2532656Y2
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wire
motor pulley
wires
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pulley
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務 小笠原
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ファクシミリ,複写機,プリンタ,プロッ
タなどに適用され、ワイヤを用いて副走査方向に走行体
を移動させる構成の画像読取装置に関する。
(従来の技術) 第6図は画像読取装置の全体構造を示す斜視図であ
り、1は図示しない光源,ミラーなどを備えた第1走行
体、2は第1走行体1に対向して配され、図示しないミ
ラーなどを備えた第2走行体、3は駆動源であるモー
タ、4はモータ3の出力軸3aに固定されたモータプー
リ、5は装置本体の基部6に8個設けられたプーリ、7
は前記第2走行体2の両側に設けられたアイドラプー
リ、8a,8b,9a,9bは2本一対で計4本のワイヤであっ
て、一方の対のワイヤ8a,8bは、各一端がモータプーリ
4に固定され、モータプーリ4に二条螺旋複数巻きされ
て、プーリ5,第1走行体1,アイドラプーリ7を介して、
各他端が基部6に立設された引掛部10にそれぞれ係止さ
れており、また他方の対のワイヤ9a,9bは、各一端がモ
ータプーリ4に固定され、モータプーリ4に前記一方の
対のワイヤ8a,8bと逆方向に二条螺旋複数巻きされ、プ
ーリ5,アイドラプーリ7を介して、各他端がスプリング
11の端部にそれぞれ固定されている。
同図において、原稿読取り時に、モータ3の駆動力を
受けてモータプーリ4が矢印方向に回転すると、一方の
対のワイヤ8a,8bはモータプーリ4に巻き付けられ、第
1走行体1と第2走行体2は速度比2:1で副走査方向に
移動することになり、公知の原稿読取り走査が行われ
る。また他方の対のワイヤ9a,9bはモータプーリ4に巻
き戻される。
次に、原稿読取りが終了し、第1,第2走行体1,2がホ
ームポジション側Hへ移動する時には、モータ3が逆回
転し、二対のワイヤ8a,8b,9a,9bに対して、それぞれ原
稿読取り時とは逆に巻き戻しと巻き付けがなされること
で、第1,第2走行体1,2が定位置まで戻される。
第7図は従来のワイヤの斜視図であり、各ワイヤ8a,8
b,9a,9bは、一端に球状の係止部12が、他端に環状の係
止部13が固定されており、球状の係止部12が後述するよ
うにモータプーリ4に、また環状の係止部13が引掛部1
0、あるいはスプリング11に係止される。各ワイヤ8a,8
b,9a,9bは、長さが異なるため、セット間違いがないよ
うに色分けされている。
第8図は従来のモータプーリとワイヤとの係合関係を
示す斜視図、第9図は第8図の中央断面図であり、13は
モータプーリ4の両端部に形成された拡径部4aの周部に
それぞれ2箇所ずつ、計4箇所に貫通しないように穿設
された止孔、14は各止孔13の中心を横切り、モータプー
リ4の中央部のワイヤ巻回部4bに達する深さに形成され
た止溝である。
第8図,第9図において、4本のワイヤ8a,8b,9a,9b
は、一端の球状の係止部12がそれぞれモータプーリ4の
拡径部4aの止孔13に挿入され、止溝14からワイヤ巻回部
4bに引出され、ワイヤ巻回部4bにそれぞれ巻回される。
すなわち、モータ3と逆側に巻回される一対のワイヤ8
a,8bは、一端が止孔13部分で係止されて、ワイヤ巻回部
4bに二条螺旋状に左回転複数巻きされ、一方のワイヤ8a
がワイヤ巻回部4bの上方から繰り出され、また他方のワ
イヤ8bがワイヤ巻回部4bの下方から繰り出される。さら
にモータ3側に巻回される一対のワイヤ9a,9bは、一端
が止孔13部分で係止されて、ワイヤ巻回部4bに二条螺旋
状に右回転複数巻きされ、一方のワイヤ9aがワイヤ巻回
部4bの上方から繰り出され、また他方のワイヤ9bがワイ
ヤ巻回部4bの下方から繰り出される。そしてワイヤ8a,8
b,9a,9bの各他端は、第6図に基づいて説明したよう
に、引掛部10あるいはスプリング11に固定される。
(考案が解決しようとする課題) 上記の従来装置では、4本のワイヤ8a,8b,9a,9bをモ
ータプーリ4に固定するために、ワイヤ8a,8b,9a,9bの
端部のそれぞれに球状の係止部12を設け、またモータプ
ーリ4には球状の係止部12を受けるための止孔13,止溝1
4を形成する必要があり、加工,製造コストがかかると
いう問題がある。
本考案の目的は、前記ワイヤのモータプーリへの固定
が簡単な構成ででき、組立性の向上,コストダウンが図
れる画像読取装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、副走査方向に
走行体を移動させるためのワイヤと、このワイヤを移動
させるモータと、このモータの出力軸に設けられ、前記
ワイヤの端部が巻回固定されるモータプーリとを備えた
画像読取装置において、前記モータプーリの外周部に係
止孔を形成し、この係止孔に同じ長さの2本のワイヤが
延出する係合体を嵌着させ、前記2本のワイヤを、モー
タプーリに対して同一方向に巻回し、しかもモータプー
リに対して対称でかつ互いに反対側に延出するように、
一方のワイヤを他方のワイヤよりもモータプーリの半周
分多く巻回し、さらに前記係合体とは反対側のワイヤに
おける延出端部の固定位置を、一方のワイヤと他方のワ
イヤにおいて前記モータプーリの半周分の距離差をもた
せて設定したことを特徴とする。
(作用) 上記の手段を採用したため、2本のワイヤが延出する
係合体を、モータプーリの外周に形成された係止孔に嵌
着することで、複数本のワイヤがモータプーリに簡単な
構成で、しかも容易に固定される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の要部を示す斜視図、第2
図は第1図のモータプーリの断面図であり、本実施例の
画像読取装置の基本的構成は、第6図に基づいて説明し
た従来装置と同様な構成であって、本実施例はモータプ
ーリとワイヤとの関連構造に特徴がある。
すなわち、第1図,第2図において、20は駆動源であ
るモータ21の出力軸21aが嵌着される受孔20aを有する円
柱状のモータプーリ、22,23はモータプーリ20の外周部
の両端にそれぞれ穿設された係止孔、24,25は2本一対
のワイヤ26a,26b,27a,27bが延出するように係止孔22,23
に嵌着された円柱状の係合体である。
第3図はワイヤと係合体の斜視図、第4図は係合体の
断面図であり、両係合体共にワイヤの長さが異なる以外
は同じ構成であるので、一方の係合体24について説明す
る。2本一対のワイヤ26a,26bは、1本のワイヤ体26か
らなり、折曲げ部分が係合体24内に挿入され、係合体24
にカシメ固定されている。これらのワイヤ26a,26bは、
同じ長さであり、端部にそれぞれ環状のフック28が固定
されている。
次にワイヤ26a,26b,27a,27bをモータプーリ20に巻回
させる方法について説明する。
前記係合体24,25はそれぞれモータプーリ20の係止孔2
2,23に嵌着され、第1図に示すように、モータ21と反対
側の一対のワイヤ26a,26bは矢印と反対方向へモータプ
ーリ20のワイヤ巻回部20bに複数巻きされる。そしてモ
ータ21に近い側のワイヤ26aは、係止孔23が位置するモ
ータプーリ20の上側になるので、そのまま第6図に示し
たプーリ5,第1走行体1,第2走行体2のアイドラプーリ
7を介して、フック28が基部6に立設された引掛部10に
係止され、また他方のワイヤ26bは、1/2回転余分にワイ
ヤ巻回部20bに巻回され、モータプーリ20の下側から前
記プーリ5,第1走行体1,アイドラプーリ7を介して、フ
ック28が引掛部10に係止される。前記一方のワイヤ26a
より、他方のワイヤ26bの方が、1/2回転だけ多くワイヤ
巻回部20bに巻回されるので、ワイヤ長が短かくなる。
このため他方のワイヤ26bのフック28を係止する引掛部1
0の位置をモータプーリ20の1/2回転分の距離だけずらせ
る。
またモータ21側の一対のワイヤ27a,27bは第1図の矢
印方向へワイヤ巻回部20bに複数巻きされる。この巻き
数は第1走行体1が移動に必要な巻き数に余裕分を加算
した数である。そしてモータ21に近い側のワイヤ27b
は、係止孔22の位置に対して1/2回転分余分にワイヤ巻
回部20bに巻回されて、モータプーリ20の下側から第6
図に示したプーリ5,第2走行体のアイドラプーリ7を介
して、フック28がスプリング11に固定され、また他方の
ワイヤ27aは、モータプーリ20の上側から前記プーリ5,
アイドラプーリ7を介して、フック28がスプリング11に
固定される。このスプリング11と各ワイヤ27a,27bのフ
ック28との固定位置は、一方側でモータプーリ20の1/2
回転分の距離だけずれる。
上記の構成のようにモータプーリ20に巻回されたワイ
ヤ26a,26b,27a,27bを第6図の構成の画像読取装置に採
用しても、動作はまったく同じになる。
前記係合体24,25は、係止孔22,23に挿入,嵌着される
ことで、係合体24,25の外壁と係止孔22,23の内壁とが、
ワイヤ26a,26b,27a,27bをワイヤ巻回部20bに巻回する時
に生じる横方向の力によって引掛るようになり、不用意
に抜けることはない。
また前記係止孔22,23部分において、ワイヤ26a,26b,2
7a,27bが係合体24,25の応力集中による切断を生じない
ように、予めモータプーリ20にワイヤ26a,26b,27a,27b
を巻き付けて余裕分をもたせている。通常は一巻き程度
でよい。
また二対のワイヤ26a,26b,27a,27b、あるいはフック2
8、一対の係合体24,25の内の一対、あるいは1個に色を
付けることで、係合体24,25の係止孔22,23への取付け間
違いを防止できる。
第5図はモータプーリの他の例を示す斜視図であり、
モータプーリ30に拡径部30aを形成し、その拡径部30aの
外周部に前記係合体25を嵌着する係止孔23を穿設するよ
うにしてもよい。
なお、上記の実施例では、一対のワイヤ26a,26bと27
a,27bとをそれぞれ1本のワイヤ体26,27で折曲げること
で形成したが、各ワイヤ26a,26b,27a,27bを独立したワ
イヤで構成し、各端部を係合体24,25にカシメ固定して
もよい。さらに係合体24,25の形状は、円柱状でなくと
も、三角柱,多角柱であってもよく、係止孔22,23との
嵌着関係が生ずればよい。
このように、本実施例によれば、4本のワイヤ26a,26
b,27a,27bを固定するために係止孔22,23をモータプーリ
20,30の外周部に形成すればよく、加工が簡単、かつ容
易になり、さらにワイヤ26a,26b,27a,27bは、係合体24,
25に複数本がカシメ固定などで保持されるため、加工
性,取付け作業性が向上する。
(考案の効果) 本考案によれば、同じ長さの2本のワイヤが延出する
係合体をモータプーリの係止孔に嵌着し、ワイヤを巻回
するという簡単な構成により、走行体を移動させるため
の複数本のワイヤを所定部分,位置に容易に固定,設置
することができ、組立性の向上,コストダウンが図れる
画像読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の画像読取装置の一実施例における要部
の斜視図、第2図は本実施例のモータプーリの断面図、
第3図は本実施例のワイヤと係合体の斜視図、第4図は
係合体の断面図、第5図はモータプーリの他の例を示す
斜視図、第6図は画像読取装置の全体構造を示す斜視
図、第7図は従来のワイヤの斜視図、第8図は従来のモ
ータプーリとワイヤとの係合関係を示す斜視図、第9図
は第8図のモータプーリの中央断面図である。 1……第1走行体、2……第2走行体、3,21……モー
タ、3a,21a……出力軸、4,20,30……モータプーリ、22,
23……係止孔、24,25……係合体、26a,26b,27a,27b……
ワイヤ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】副走査方向に走行体を移動させるためのワ
    イヤと、このワイヤを移動させるモータと、このモータ
    の出力軸に設けられ、前記ワイヤの端部が巻回固定され
    るモータプーリとを備えた画像読取装置において、前記
    モータプーリの外周部に係止孔を形成し、この係止孔に
    同じ長さの2本のワイヤが延出する係合体を嵌着させ、
    前記2本のワイヤを、モータプーリに対して同一方向に
    巻回し、しかもモータプーリに対して対称でかつ互いに
    反対側に延出するように、一方のワイヤを他方のワイヤ
    よりもモータプーリの半周分多く巻回し、さらに前記係
    合体とは反対側のワイヤにおける延出端部の固定位置
    を、一方のワイヤと他方のワイヤとにおいて前記モータ
    プーリの半周分の距離差をもたせて設定したことを特徴
    とする画像読取装置。
JP1990036653U 1990-04-06 1990-04-06 画像読取装置 Expired - Lifetime JP2532656Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH023472A (ja) * 1988-06-14 1990-01-09 Nissan Motor Co Ltd 塗料組成物
JPH0235472A (ja) * 1988-07-26 1990-02-06 Canon Inc 原稿走査装置

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