JP2532606Y2 - 片引窓 - Google Patents

片引窓

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JP2532606Y2
JP2532606Y2 JP1990046968U JP4696890U JP2532606Y2 JP 2532606 Y2 JP2532606 Y2 JP 2532606Y2 JP 1990046968 U JP1990046968 U JP 1990046968U JP 4696890 U JP4696890 U JP 4696890U JP 2532606 Y2 JP2532606 Y2 JP 2532606Y2
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章二 大平
武司 橋川
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アルナ工機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は船舶や車輌の外板等に取付けられる片引窓の
改良に関する。
(従来の技術) 従来例えば、船舶用片引窓の一例として第6図〜第8
図に示すものが知られている。これは船舶の船室外板等
に取付けられる窓枠1を、アルミ押出形材からなる同一
断面形状の上枠1a、下枠1b、戸先側縦枠1c及び戸尻側縦
枠1dにより形成し、該窓枠1に引違い式に嵌め込まれた
一対の窓障子2,3のうち、一方の窓障子2を上記窓枠1
に嵌め殺される固定障子とすると共に、他方の窓障子3
を窓枠1に沿って水密的に摺動自在な可動障子としたも
のである。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の片引窓では、窓障子2,3をガラス破損など
により窓枠1から取外す必要がある場合に、該窓障子2,
3が窓枠に対し水密的に取付けられていることから、い
わゆる検鈍式に取外すことができず、また両縦枠1c,1d
によって、上記窓障子2,3を開閉方向に摺動させて取外
すこともできないので、上記窓枠1を分解したり、該窓
枠1の上下枠1a,1bを、その弾性を利用して、第6図仮
想線に示すように、上下に押し広げるなどして、上記窓
障子2,3を窓枠1から取外しているが、これでは、その
取外し作業にきわめて手間と時間とがかかるという難点
がある。
また、第8図下側に示すように、下枠1bの両側および
中央のガイド枠部4〜6の高さHが同じであるため、室
外側の可動障子用ガイド溝7から上記中央のガイド枠部
5を越えて固定障子用支持溝8に溜まった雨水等が上記
内側のガイド枠部6を越えて室内側へ浸入するおそれが
あった。
本考案は上記従来の問題点に鑑み、窓障子を窓枠から
容易に取出すことができると共に、室内側への雨水等の
浸入を阻止できるようにした片引窓を提供することを目
的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の構成を実施例に対
応する第1図〜第5図を用いて説明すると、本考案の第
1は、窓枠10に引違い式に嵌め込まれた一対の窓障子1
1,12のうち、一方の窓障子11を上記窓枠10に嵌め殺され
る固定障子とすると共に、他方の窓障子12を窓枠10を沿
って水密的に摺動自在な可動障子としてなる片引窓にお
いて、窓枠10を、それぞれ形材からなる上枠10a、下枠1
0b、戸先側縦枠10c及び戸尻側縦枠10dによって形成する
と共に、戸尻側縦枠10dの可動障子12との対向側部分を
除去することによって障子出入口16を形成し、この障子
出入口16から可動障子12を窓枠10に対し取外し可能に嵌
め込んでなる構成を採用するものである。
また本考案の第2は、窓枠10に引違い式に嵌め込まれ
た一対の窓障子11,12のうち、一方の窓障子11を上記窓
枠10に嵌め殺される固定障子とすると共に、他方の窓障
子12を窓枠10に沿って水密的に摺動自在な可動障子とし
てなる片引窓において、窓枠10を、それぞれ形材からな
る上枠10a、下枠10b、戸先側縦枠10c及び戸尻側枠10dに
より形成し、戸尻側縦枠10dの可動障子12との対向側部
分を除去することによって障子出入口16を形成し、この
障子出入口16から可動障子12を窓枠10に対し取外し可能
に嵌め込むと共に、前記窓枠10の中間に中桟20を可動障
子12が摺動可能な状態に設け、この中桟20と上下枠10a,
10b及び戸尻側縦枠10dとからなる固定障子支持枠27に固
定障子11を嵌め入れてその内外一側面を前記支持枠27で
係止し、他側面を押えゴム14で係止してなる構成を採用
するものである。
さらに本考案の第3は、請求項1または2において、
前記前記窓枠10の上枠10aに可動障子12が窓枠10から抜
け出るのを阻止するためのストッパ部材18が取外し可能
に取付けられてなる構成を採用するものである。
またさらに本考案の第4は、上記窓枠10の下枠10b
に、該下枠10bに嵌め込まれる押えゴム24を利用して、
室内側へ雨水等が浸入するのを阻止するための防水堰板
25を取付けてなる構成を採用するものである。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例たる船舶用片引窓を示すも
のであって、その窓枠10は、第2図〜第4図から明らか
なように、同一断面形状のアルミ押出形材からなる上枠
10a,下枠10bおよび戸先側縦枠10cと、基本的な断面形状
は上記上枠10a等と同じであるが、第5図に示すよう
に、可動障子12(後述する)に対向する可動障子縦枠部
分を除去して障子出入口16を形成したアルミ押出形材か
らなる戸尻側縦枠10dとからなり、該各枠10a〜10dの対
向端部を互いに溶接することによって、剛体構造の窓枠
10を形成している。
また上記窓枠10の室外側に形成したガイド溝15には可
動障子12が水密的に摺動自在に嵌め込まれると共に、上
枠10a側のガイド溝15の戸尻側にストッパ部材18がビス1
9により固定されている(第3図参照)。なお下枠10b側
にもストッパ部材を設けることが考えられるが、ストッ
パ部材を設けるとガイド溝を通って排水される雨水がス
トッパ部材に阻止されて排水が円滑に行われない恐れが
あるので、下枠10b側には積極的にストッパ部材を設け
ない。従って、第1図実線に示す窓閉鎖状態から可動障
子12を開放方向に摺動させて窓を開放すると、該可動障
子12の戸尻が上記ストッパ部材18に当たって、その可動
障子12が窓枠10から不測に抜け出るのが防止される。そ
して上記可動障子12をガラス破損などにより取換える必
要がある場合には、上記ストッパ部材18を取外した後、
可動障子12を開放方向へ摺動させるだけで、第1図およ
び第2図に仮想線で示すように、その可動障子12を障子
出入口16から窓枠10外へ容易に取外すことができる。な
お上記ガイド溝15には植毛ビニル等の摺動材15aを設け
ている。
さらに上記窓枠10の室内側に鳩尾状の支持溝13を形成
すると共に、その室内側の側縁に内鍔部21を一体形成し
て該内鍔部21と上記支持溝13との間に段部26を形成し、
さらに第2図に示すように、窓枠10の中間の室内側に中
桟20を設け、該中桟20と前記上下枠10a,10bおよび戸尻
側縦桟10dとで固定障子支持枠27を形成している。上記
中桟20もアルミ押出形材からなり、その上下端部が前記
上下枠10a,10bに溶接されて窓枠10の中間部分を強固に
補強している。また該中桟20の支持枠側の側面には、窓
枠10と同じように、支持溝20a、内鍔部20bおよび段部20
cが形成されており、これによって前記支持枠27の段部2
6,20cに嵌め込まれた固定障子11を上記内鍔部21,20bと
支持溝13,20cに嵌合させた押えゴム14とによって係止
し、その固定障子11を窓枠10に嵌め殺している。従っ
て、上記固定障子11をガラス破損などにより取換える必
要がある場合には、上記押えゴム14を取り除くだけで、
その固定障子11を室外側へ簡単に取り外すことができ
る。
またさらに第4図下側に示すように、内鍔部21の高さ
h1を下枠10bの上面の高さh2より高くしてあることに加
えて、該内鍔部21から前記支持溝13にかけて嵌め込んだ
押えゴム24により、前記中桟20と戸先側縦桟10cとの間
に防水堰板25を取付けているので、前記ガイド溝15に溜
まった雨水等が室内側へ浸入するおそれがない。
なお第1図の28は可動障子12を水密的に施錠するため
の錠であり、この錠は可動障子を摺動させるための取手
を兼ねている。
上記実施例では、船舶用片引窓を例に挙げて説明した
が、大形バス等の車輌の片引窓にも適用することができ
る。
(考案の効果) 本考案の第1によれば、窓枠をそれぞれ形材からなる
上枠、下枠、戸先側縦枠及び戸尻側縦枠によって形成す
ると共に、戸尻側縦枠の可動障子との対向側部分を除去
することにより障子出入口を形成して、この障子出入口
から可動障子を窓枠に対し取外し可能に嵌め込むように
しているので、上記可動障子をガラス破損などにより取
換える必要がある場合には、その可動障子を開放方向へ
摺動させるだけで、該可動障子を窓枠から容易に取外す
ことができる。また、窓枠の製作にあたって障子出入口
を形成するには、戸尻側縦枠を可動障子との対向側部分
だけ切除すればよく、しかも戸尻側縦枠は形材よりなる
単一部材であるから、その切除作業が簡単で、障子出入
口の形成が容易となり、したがってまた窓枠の製作が容
易となる。
また本考案の第2によれば、上記の効果に加え、固定
障子支持枠に嵌め入れた固定障子の内外側面を、該支持
枠と押えゴムとで係止するようにしているので、上記固
定障子をガラス破損などにより取換える必要がある場合
には、上記押えゴムを取り除くだけで、その固定障子を
窓枠から簡単に取外すことができると共に、上記固定障
子支持枠の一部を形成する中桟の上下端部を窓枠に溶接
することが可能となるため、窓枠全体の剛性も向上す
る。
さらに本考案の第3によれば、前記窓枠の上枠にスト
ッパ部材を取外し可能に取付けているので、前記可動障
子が窓枠の開放端側から不測に脱落するおそれがないと
共に、下枠には積極的にストッパ部材を設けないため、
該ストッパ部材によって排水が阻害されることがない。
さらにまた本考案の第4によれば、防水堰板によっ
て、雨水等の室内側への浸入を確実に阻止することがで
きると共に、該防水堰板を下枠にガラス押えパッキンを
利用して取付けるようにしているので、上記下枠に何ら
加工を施すことなく、その防水堰板を簡単且つ確実に取
付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例たる船舶用片引窓の正面図、
第2図は第1図のII-II矢視図、第3図は第1図のIII-I
II矢視図、第4図は第1図のIV-IV矢視図、第5図は同
窓の要部の斜視図、第6図は従来の片引窓の正面図、第
7図は第6図のVII-VII矢視図、第8図は第6図のVIII-
VIII矢視図である。 10……窓枠、10a……上枠、10b……下枠、10c……戸先
側縦枠、10d……戸尻側縦枠、11……固定障子、12……
可動障子、14,24……押えゴム、16……障子出入口、18
……ストッパ部材、20……中桟、25……防水堰板、27…
…固定障子支持枠。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠に引違い式に嵌め込まれた一対の窓障
    子のうち、一方の窓障子を上記窓枠に嵌め殺される固定
    障子とすると共に、他方の窓障子を窓枠に沿って水密的
    に摺動自在な可動障子としてなる片引窓において、窓枠
    を、それぞれ形材からなる上枠、下枠、戸先側縦枠及び
    戸尻側縦枠によって形成すると共に、戸尻側縦枠の可動
    障子との対向側部分を除去することによって障子出入口
    を形成し、この障子出入口から可動障子を窓枠に対し取
    外し可能に嵌め込んでなる片引窓。
  2. 【請求項2】窓枠に引違い式に嵌め込まれた一対の窓障
    子のうち、一方の窓障子を上記窓枠に嵌め殺される固定
    障子とすると共に、他方の窓障子を窓枠に沿って水密的
    に摺動自在な可動障子としてなる片引窓において、窓枠
    を、それぞれ形材からなる上枠、下枠、戸先側縦枠及び
    戸尻側縦枠によって形成し、その戸尻側縦枠の可動障子
    との対向側部分を除去することによって障子出入口を形
    成し、この障子出入口から可動障子を窓枠に対し取外し
    可能に嵌め込むと共に、前記窓枠の中間に中桟を可動障
    子の摺動が可能な状態に設け、この中桟と上下枠及び戸
    尻側縦枠とからなる固定障子支持枠に固定障子を嵌め入
    れてその内外一側面を前記支持枠で係止し、他側面を押
    えゴムで係止してなる片引窓。
  3. 【請求項3】前記窓枠の上枠に可動障子が窓枠から抜け
    出るのを阻止するためのストッパ部材が取外し可能に取
    付けられてなる請求項1または2に記載の片引窓。
  4. 【請求項4】窓枠に引違い式に嵌め込まれた一対の窓障
    子のうち、一方の窓障子を上記窓枠に嵌め殺される固定
    障子とすると共に、他方の窓障子を窓枠に沿って水密的
    に摺動自在な可動障子としてなる片引窓において、上記
    窓枠の下枠に、該下枠に嵌め込まれる押えゴムを利用し
    て、室内側へ雨水等が浸入するのを阻止するための防水
    堰板を取付けてなる片引窓。
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