JP2532492Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

Info

Publication number
JP2532492Y2
JP2532492Y2 JP11868190U JP11868190U JP2532492Y2 JP 2532492 Y2 JP2532492 Y2 JP 2532492Y2 JP 11868190 U JP11868190 U JP 11868190U JP 11868190 U JP11868190 U JP 11868190U JP 2532492 Y2 JP2532492 Y2 JP 2532492Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
shell
cassette
sheet
tape cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11868190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0476678U (ja
Inventor
正信 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11868190U priority Critical patent/JP2532492Y2/ja
Publication of JPH0476678U publication Critical patent/JPH0476678U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2532492Y2 publication Critical patent/JP2532492Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フランジレステープカセット、例えばディ
ジタルオーディオテープレコーダー(DAT)に使用され
るテープカセットに関する。
〔考案の概要〕
本考案はテープカセットに関し、カセット匣体に配さ
れる上側及び下側滑性シートに突出部を形成し、これら
の間におけるテープの変動許容範囲を0.2〜0.5mmとし、
下側滑性シートの摩擦係数を0.05〜0.3とすることによ
って、簡単な構成でテープの巻き乱れを低減させ、安定
なテープ走行を得るようにするものである。
〔従来の技術〕 例えばディジタルオーディオテープレコーダー(DA
T)に使用されるテープカセットにおいては、テープ走
行に際して動摩擦抵抗を低く保ち、またテープの巻き乱
れを防止することができるように、ハブに巻回されたテ
ープを滑性シートによって上下から挟むように成されて
いる。
従来この種のテープカセットとしては、例えば実開昭
63−109382号公報に開示されるものが提案されている。
すなわちこのものにおいては、上側の滑性シートにすじ
状の突起部が形成されると共に、下側の滑性シートは平
坦面に形成されてロアーシェルの底面に載置されて成
り、テープの巻き面の下面側を均一に受けるようにして
テープの巻き乱れを防止するように構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように構成されるテープカセットにおいては、下
側滑性シートは平坦面であり、テープの巻き面が平面状
に受けられることによって巻き乱れが防止されることに
なる。
しかしながらこの装置においては、テープの巻き面の
下面側全面が滑性シートを介してロアーシェルの底面に
対接されることになるので、テープの回転走行において
滑性シートとの間の摩擦抵抗が大となり、ロストルク増
加するなどの不具合を生じるものであった。
この出願はこのような点に鑑みてなされたもので、簡
単な構成でテープの巻き乱れを低減させ、安定なテープ
走行が得られるようにするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、アッパーシェル(2)とロアーシェル
(3)を合体して成るカセット匣体(1)の上記アッパ
ーシェル及びロアーシェルのそれぞれ内面側に滑性シー
ト(10)(11)を配し、上記カセット匣体の内に収納さ
れる左右一対のリールハブ(9a)(9b)に巻回されたテ
ープ(8)の巻き面に摺接するようにして成るテープカ
セットにおいて、上記アッパーシェルの内面側に配され
る上側滑性シートに上記テープの巻き面の上側面に対応
される突出部(12)が形成され、上記ロアーシェルの内
面側に配される下側滑性シートに上記テープの巻き面に
下側面に対応される突出部(13)が形成されると共に、
上記上側及び下側滑性シートに形成される突出部間にお
ける上記テープの変動許容範囲が0.2〜0.5mmとされ、上
記下側滑性シートの摩擦係数が0.05〜0.3とされるよう
にしたことを特徴とするテープカセットである。
〔作用〕
これによれば、カセット匣体に配される上側及び下側
滑性シートに突出部が形成され、これらの間におけるテ
ープの変動許容範囲が0.2〜0.5mmとされ、下側滑性シー
トの摩擦係数が0.05〜0.3とされることによって、簡単
な構成でテープの巻き乱れが低減され、安定なテープ走
行が得られるようにすることができる。
〔実施例〕 第1図及び第2図は例えばディジタルオーディオテー
プレコーダー(DAT)に使用されるテープカセットの例
を示す。この図において、(1)はテープカセット匣体
の全体を示し、このカセット匣体(1)はアッパーシェ
ル(2)とロアーシェル(3)が合体されて形成されて
いる。またこのテープカセットは片面使用であるためロ
アーシェル(3)の底面のみに内面側周縁に段部(4
a1)(4b1)を有するリール軸挿入孔(4a)(4b)が形
成されている。さらにこのロアーシェル(3)には、前
面側に後述するテープ引き出し用の凹部(5)が形成さ
れ、下面側にリール軸挿入孔(4a)(4b)及び凹部
(5)の下面側を開閉するスライダ(6)が前後方向に
摺動可能に備えられている。一方、アッパーシェル
(2)の前面側にはロアーシェル(3)のテープ引き出
し用の凹部(5)の前面側を覆うリッド(7)が上下に
回動して開閉するように備えられている。
なお本例のテープカセットは前述した如くディジタル
オーディオテープレコーダー(DAT)に使用されるテー
プカセットであるため、上述の他にハブロック、プリズ
ム、セーフティタブ等が備えられているが、本願とは直
接的には関係しないのでその説明は省略する。
また、(8)は一対のリールハブ(9a)(9b)間に巻
回されたテープで、このテープ(8)は上下からリール
ハブ(9a)(9b)に対応する一対の軸通孔(10a)(10
b)、(11a)(11b)を形成した上側滑性シート(10)
及び下側滑性シート(11)により挟まれた状態で両シェ
ル(2)(3)間、すなわち合体されたカセット匣体
(1)内に収納される。
さらに、上側滑性シート(10)は適度な弾性を有し透
明な材質により形成されると共に、この上側滑性シート
(10)には軸通孔(10a)(10b)を挟んでテープ(8)
側(下向き)に突出する平行な突出部(12)が形成され
る。また下側滑性シート(11)も適度な弾性を有する材
質により形成されると共に、この下側滑性シート(11)
には軸通孔(11a)(11b)を挟んでテープ(8)側(上
向き)に突出する平行な突出部(13)が形成される。
また本例においては、リールハブ(9a)(9b)は軸筒
部(9a1)(9b1)とテープ巻回部(9a2)(9b2)によっ
て構成され、この軸筒部(9a1)(9b1)の下端部は下方
に延長されて延長部(9a3)(9b3)が形成されると共に
この延長部(9a3)(9b3)の下端面部に複数個の球面上
の延長突部(9a4)(9b4)が形成され、この延長突部
(9a4)(9b4)がロアーシェル(3)のリール軸挿入孔
(4a)(4b)の周縁段部(4a1)(4b1)上に当接される
ように成されている。
そしてこの装置において、上側滑性シート(10)及び
下側滑性シート(11)に形成される突出部(12)(13)
間におけるテープ(8)の変動許容範囲が0.2〜0.5mmと
されると共に、下側滑性シート(11)の摩擦係数が0.05
〜0.3とされる。
すなわち上述の装置において、アッパーシェル
(2)、ロアーシェル(3)間で、突出部(12)(13)
の高さ及びテープ(8)の幅を除いた変動許容範囲が0.
2〜0.5mmとされる。
なお上述の例では、下側滑性シート(11)に形成され
る突出部(13)の高さが、リールハブ(9a)(9b)の延
長突部(9a4)(9b4)がロアーシェル(3)の周縁段部
(4a1)(4b1)上に当接された状態でテープ巻回部(9a
2)(9b2)の下面とロアーシェル(3)の内面と距離に
略等しくされている。
また本例においては、下側滑性シート(11)を例えば
帯電防止剤が含浸された多孔質構造の超高分子量ピリエ
チレンを使用したシートとする。
従ってこの装置によれば、カセット匣体(1)に配さ
れる上側及び下側滑性シート(10)(11)に突出部(1
2)(13)が形成され、これらの間におけるテープ
(8)の変動許容範囲が0.2〜0.5mmとされ、下側滑性シ
ートの摩擦係数が0.05〜0.3とされることによって、簡
単な構成でテープの巻き乱れが低減され、安定なテープ
走行が得られるようにすることができるものである。
また上述の装置において、下側滑性シート(11)を例
えば帯電防止剤が含浸された多孔質構造の超高分子量ポ
リエチレンを使用したシートとすることによって、テー
プの巻き乱れの低減及び安定なテープ走行をより良好に
実現することができる。なお上側滑性シート(10)につ
いても同様の、例えば超高分子量ポリエチレンを使用し
たシートとしてもよい。
なお上述のテープカセットの形状等は、例示したディ
ジタルオーディオテープレコーダー(DAT)に使用され
るテープカセットに限定されるものではなく、種々のテ
ープカセット、すなわち全てのフランジレステープカセ
ットに適用できるものである。
〔考案の効果〕
この考案によれば、カセット匣体に配される上側及び
下側滑性シートに突出部が形成され、これらの間におけ
るテープの変動許容範囲が0.2〜0.5mmとされ、下側滑性
シートの摩擦係数が0.05〜0.3とされることによって、
簡単な構成でテープの巻き乱れが低減され、安定なテー
プ走行が得られるようにすることができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるテープカセットの一例の要部の断
面図、第2図はその分解斜視図である。 (1)はテープカセット匣体、(2)はアッパーシェ
ル、(3)はロアーシェル、(4a)(4b)はリール軸挿
入孔、(4a1)(4b1)は周縁段部、(5)は凹部、
(6)はスライダ、(7)はリッド、(8)はテープ、
(9a)(9b)はリールハブ、(9a1)(9b1)は軸筒部、
(9a2)(9b2)はテープ巻回部、(9a3)(9b3)は延長
部、(9a4)(9b4)は延長突部、(10)(11)は滑性シ
ート、(10a)(10b)(11a)(11b)は軸通孔、(12)
(13)は突出部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アッパーシェルとロアーシェルを合体して
    成るカセット匣体の上記アッパーシェル及びロアーシェ
    ルのそれぞれ内面側に滑性シートを配し、上記カセット
    匣体の内に収納される左右一対のリールハブに巻回され
    たテープの巻き面に摺接するようにして成るテープカセ
    ットにおいて、 上記アッパーシェルの内面側に配される上側滑性シート
    に上記テープの巻き面の上側面に対応される突出部が形
    成され、 上記ロアーシェルの内面側に配される下側滑性シートに
    上記テープの巻き面の下側面に対応される突出部が形成
    されると共に、 上記上側及び下側滑性シートに形成される突出部間にお
    ける上記テープの変動許容範囲が0.2〜0.5mmとされ、 上記下側滑性シートの摩擦係数が0.05〜0.3とされるよ
    うにしたことを特徴とするテープカセット。
JP11868190U 1990-11-13 1990-11-13 テープカセット Expired - Lifetime JP2532492Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11868190U JP2532492Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 テープカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11868190U JP2532492Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 テープカセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0476678U JPH0476678U (ja) 1992-07-03
JP2532492Y2 true JP2532492Y2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=31866625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11868190U Expired - Lifetime JP2532492Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 テープカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2532492Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0476678U (ja) 1992-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0528621Y2 (ja)
JPS5914948Y2 (ja) カセツト
JP2532492Y2 (ja) テープカセット
JP2565246B2 (ja) テープカセット
JPH0521752Y2 (ja)
JP2508451B2 (ja) テ―プカセット
JPS593418Y2 (ja) テ−プリ−ル
JPS6047182U (ja) 磁気テ−プカセット
JPH082862Y2 (ja) テープカセット用シート
JPH0519791B2 (ja)
JPS6336550Y2 (ja)
JPS6037734Y2 (ja) 手帳形テ−プカセツトケ−ス
KR970000928Y1 (ko) 자기기록테이프 권취용 팬케이크허브
JPH0413808Y2 (ja)
JPS5850546Y2 (ja) カセツトテ−プ
JPH0127189Y2 (ja)
JPS629574Y2 (ja)
JPH02297786A (ja) 磁気テープ用カセット
JPS5834622Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリツジ
JPS6336548Y2 (ja)
JPS6114594B2 (ja)
JPH04101971U (ja) テープカセツト
JPS5919980Y2 (ja) ソリツド化テ−プカセツト
JP2002042438A (ja) テープカセット
JPS5856386U (ja) テ−プカセツト

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term