JP2532357Y2 - ベランダの転落防止用エキスパンション手すり - Google Patents

ベランダの転落防止用エキスパンション手すり

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JP2532357Y2
JP2532357Y2 JP1993029982U JP2998293U JP2532357Y2 JP 2532357 Y2 JP2532357 Y2 JP 2532357Y2 JP 1993029982 U JP1993029982 U JP 1993029982U JP 2998293 U JP2998293 U JP 2998293U JP 2532357 Y2 JP2532357 Y2 JP 2532357Y2
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利和 松岡
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有限会社マツオカコーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ベランダの固定手すり
の開口部に付設する転落防止用エキスパンション手すり
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベランダの固定手すりと建物の間、或い
は隣接する固定手すりの間には、極めて狭い開口部が設
けられる構造となっている。当該狭い構造の開口部は、
とっさ時、或いは緊急時の避難間隔として利用された
り、又は固定手すりのフレクシブル性を付与する構造と
なっている。しかしながら、当該狭い開口部でも幼児等
の転落事故の原因となり危険である。また小物が落下し
て、大変に危険である。尚、一時的に、簡易な閉塞具を
散見されるが、十分な構造及び強度性を備えておらず、
未だ前述の欠点を解決するには至っていないものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の状況から、ベラ
ンダの固定手すりの開口部からの転落事故を防止するた
めには、隣接する固定手すりの間を、別体の手すり(い
わゆる中間手すり)による結合を介して、前記の開口部
を塞ぐ構成とすることが必要となる。更にまたこの結合
に、フレキシブル性のないものであれば、地震などの場
合に固定手すり・ベランダ等の折損・崩壊事故を生じ蓋
然性が高く問題があること、また固定手すり及び中間手
すりの破損が原因で、二次災害の発生も考えられる。
【0004】この考案の目的は、上記のような問題点を
解決するためになされたものであり、開口部をフレキシ
ブルな構造で塞ぎ、転落事故を防ぎかつ折損事故の虞れ
が全くなく、しかも耐震構造の手すりに最適なベランダ
のエキスパンション構造の中間手すりを得ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本考案では、下記の構成を採用した。
【0006】即ち、本考案のベランダの転落防止用エキ
スパンション手すりは、隙間にエキスパンション装置を
設けたベランダに設けられる開口部を有する固定手す
り、及びこの固定手すりの開口部に装置される中間手す
り、並びに前記固定手すりと中間手すりとの連設部に形
成される間隔で構成されるベランダの転落防止用エキス
パンション手すりであって、前記固定手すりの開口部に
ある上下枠に、中間手すりの側枠に設けた入れ子式の挿
入片を挿設し、当該入れ子式の挿入片を介して、前記開
口部の拡縮に対応する構成である。
【0007】また他の構成のベランダの転落防止用エキ
スパンション手すりは、エキスパンション装置を設けた
ベランダと、このベランダにおける隣接固定手すり間に
設けられた開口部と、この開口部の両側に垂直方向に立
設された一対の支柱に設けた嵌合凹部と、この嵌合凹部
に嵌挿される左右一対の側枠、及びこの一対の側枠に設
けられる上下枠、並びに前記一対の側枠と上下枠との間
に垂直方向に設けた複数の立子、前記一対の側枠にそれ
ぞれ設けられかつこの側枠の枠側面より突出した状態で
前記嵌合凹部に当接される係合片、及びこの係合片の出
没を司るスプリングで構成される中間手すりと、前記固
定手すりと中間手すりとの連設部に形成される間隔と、
で構成されている。
【0008】
【作用】以下、本考案の作用(使用)を説明する。先
ず、図1、図2に示す例では、常態使用時には、中間手
すりを嵌合凹部に嵌合させ上より下にスライドさせて装
着する。これにより開口部が塞がれ、中間手すりは弾性
部材により柔軟性をもって結合している。したがって、
開口部をあける場合には、装着した中間手すりをスライ
ドさせて引き上げればよく、大変に簡便かつ容易な操作
にて利用できる。
【0009】また図3に示す入れ子式の挿入片を備えた
中間手すりの場合には、原則として、固定手すりの構築
時に設けられる。即ち、一方側の固定手すりを構築した
後、上下枠の開口部に、中間手すりの一方の挿入片をそ
れぞれ挿設する。そして、この中間手すりの他方の挿入
片を他の固定手すりの上下枠の開口部を挿設して構築す
る。そして、この例では、左右の固定手すりの上下枠
に、挿入片が入れ子式に挿設されているので、固定手す
りの開口部が閉塞されているとともに、地震の際には、
当該固定手すりと中間手すりとの間に、フレクシブル性
が確保されていることから、耐震にも十分に耐え得る構
造となっている。勿論、固定手すりを構築後に、本例に
中間手すりを設けることも当然できる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図に基づいて説明
する。図1〜図3は本考案の一実施例を示し、図1は中
間手すり挿入前の正面図、図2は挿入後の斜視図、図3
は他の中間手すりを示す正面図、図4は固定手すりと中
間手すりとの他の例を示す要部拡大斜視図である。
【0011】そこで、先ず、図1、図2の例を説明する
と、図におけるベランダの転落防止用エキスパンション
手すりは、多数の立子111を有する左右の固定手すり
1の間を開口部2とし、開口部2の両側に一対の支柱3
を立設し、各支柱3に嵌合凹部4をそれぞれ設け(この
嵌合凹部4を設ける部位は、各支柱3の全体又は一部の
何れでも可能である。)、この嵌合凹部4に中間手すり
5を着脱自在に挿入することによって構成される。そし
て、当該各嵌合凹部4と中間手すり5の左右一対の側枠
(後述する)との間には、図2に示す如く、間隔Hを有
する。この間隔Hはベランダのエキスパンションにほぼ
対応する(後述する。)。尚、この間隔Hは固定手すり
1と中間手すり5との連設部における間隔(H)に相当
する(以下同じ)。尚、図示しないが、固定手すり1は
ベースVに対して震動装置が施されている。そして、こ
の中間手すり5は、上枠6、下枠7、左右一対の側枠
8、8、及び上枠6と下枠7の間に垂直方向に設けた複
数の立子9よりなる。
【0012】更に中間手すり5の下枠7に左右一対の弾
性部材10を設ける。各弾性部材10はスプリング11
と係合片12によって構成される(一例である。)。そ
して、この構成の中間手すり5を嵌合凹部4に挿入する
際には、弾性部材10のスプリング11を圧縮し側枠
8、8の枠側面より陥没した状態、即ち、係合片12を
枠側面の内方に位置させた状態にして、左右の側枠8
(一対の側枠8)を嵌合凹部4に嵌入させ、中間手すり
5を上から下に向かって所定位置まで降下させた後に、
スプリング11の作用により側枠8、8の枠側面より突
出した状態で当該係 合片12は嵌合凹部4に当接され
る。これにより中間手すり5が左右の固定手すり1と弾
性的に結合され、ここに、ベランダの転落防止用エキス
パンション手すりが形成される。一方、前記中間手すり
5を取外す場合には、弾性部材10のスプリング11を
圧縮して係合片12の当接状態をゆるめて、中間手すり
5を下から上に向かって移動させる。
【0013】図中13はベランダAに設けたエキスパン
ション装置であり、ベランダ4の隙間14に設けられて
いる。したがって当該エキスパンション装置13は、隙
間14の拡縮に対応する構成であり、いわゆるベランダ
Aの拡縮に対応する。尚、係合片12を係入する係入孔
を支柱3又は側枠8に設ける場合も有り得る。更に図示
しないが、嵌合凹部4を固定手すり1の支柱3に設ける
構造も考えられる。そして、この例では、原則として、
中間手すり5に係合片12を設けるが、固定手すり1の
支柱3に設ける場合も有り得る。また中間手すり5支持
用の突片を、固定手すり1の支柱3に設ける場合もある
(図示せず)。
【0014】次に、図3に示す例を説明すると、固定手
すり1の支柱3及び上下枠112、113に開設した開
口部(図示せず)に、中間手すり5の左右対の側枠8、
8に設けた複数の入れ子式の挿入片81、81、81、
81を挿設する構成であり、通常はベランダの構築時に
設けられるが、場合により構築後に設けられる場合も有
り得る。そして、この入れ子式の挿入片81、81、8
1、81の入れ子寸法の範囲内で、固定手すり1の震動
時の拡縮に対応する構造となっている。尚入れ子式の挿
入片81、81、81、81を出没可能として緊急避難
などに対処することもできる。またこの入れ子式の挿入
片81、81、81、81は、側枠8、8の枠側面より
突出した状態で固定手すり1の支柱8、8に当接され
る。また前記固定手すり1の支柱3と中間手すり5の左
右一対の側枠8、8との連設部にはベランダAのエキス
パンションにほぼ対応する間隔Hが形成されている。
尚、図4は左右一対の側枠8、8に嵌合凹部4’をそれ
ぞれ設けた構成であり(この嵌合凹部4’を設ける部位
は、各側枠8の全体又は一部の何れでも可能であ
る。)、この嵌合凹部4’を固定手すり1の一対の支柱
3に套嵌する。勿論前記各嵌合凹部4’と一対の支柱3
との連設部にはベランダAのエキスパンションにほぼ対
応する間隔(H)が設けられる。その他の構成は前記図
1、図2とほぼ同様である。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案のベランダの転落
防止用エキスパンション手すりは、エキスパンション装
置を設けたベランダに着脱自在でかつ拡縮自在、又は入
れ子式の挿入片等をもって着脱自在でかつ拡縮自在に設
置し、しかも固定手すりと中間手すりとの間に間隔を設
ける構成であるので、震動等の際、ベランダの拡縮に対
応してエキスパンション手すりが拡縮し、当該震動に対
処できる特徴がある。殊に固定手すり・ベランダ等の損
傷・崩壊防止、及び耐震性向上等に役立つ特徴がある。
また常時は転落防止手すりとして作用するとともに、必
要がある場合には速やかに開放して緊急避難等に対処す
ることができる。また固定手すりの耐震装置にも符合で
きる考案である。更に本考案は、固定手すりと中間手す
りとの間に間隔を設けたので、震動中も速やかに、中間
手すりを取外して緊急避難できること、及び仮に固定手
すりが歪んでも中間手すりの取外しが可能であり有益で
あること、等の効果を有する。また本考案は、構造簡単
であり、低コストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の転落防止手すりの中間手す
り開放状態を示す正面図である。
【図2】転落防止手すりの中間手すり挿入状態を示す斜
視図である。
【図3】中間手すりの他の一例を示す正面図である。
【図4】固定手すりと中間手すりとの他の例を示す要部
拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 固定手すり 111 立子 112 上枠 113 下枠 2 開口部 3 支柱 4 嵌合凹部 4’ 嵌合凹部 5 中間手すり 6 上枠 7 下枠 8 側枠 81 挿入片 9 立子 10 弾性部材 11 スプリング 12 係合片 13 エキスパンション装置 14 隙間 A ベランダ H 間隔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隙間にエキスパンション装置を設けたベ
    ランダに設けられる開口部を有する固定手すり、及びこ
    の固定手すりの開口部に装置される中間手すり、並びに
    前記固定手すりと中間手すりとの連設部に形成される間
    隔で構成されるベランダの転落防止用エキスパンション
    手すりであって、 前記固定手すりの開口部にある上下枠に、中間手すりの
    側枠に設けた入れ子式の挿入片を挿設し、当該入れ子式
    の挿入片を介して、前記開口部の拡縮に対応する構成と
    したベランダの転落防止用エキスパンション手すり。
  2. 【請求項2】 エキスパンション装置を設けたベランダ
    と、 このベランダにおける隣接固定手すり間に設けられた開
    口部と、 この開口部の両側に垂直方向に立設された一対の支柱に
    設けた嵌合凹部と、 この嵌合凹部に嵌挿される左右一対の側枠、及びこの一
    対の側枠に設けられる上下枠、並びに前記一対の側枠と
    上下枠との間に垂直方向に設けた複数の立子、前記一対
    の側枠にそれぞれ設けられかつこの側枠の枠側面より突
    出した状態で前記嵌合凹部に当接される係合片、及びこ
    の係合片の出没を司るスプリングで構成される中間手す
    りと、 前記固定手すりと中間手すりとの連設部に形成される間
    隔と、 で構成したベランダの転落防止用エキスパンション手す
    り。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5995361A (ja) * 1982-11-20 1984-06-01 サンデン株式会社 空冷形内蔵シヨ−ケ−ス
JPH04183479A (ja) * 1990-11-20 1992-06-30 Natl House Ind Co Ltd 避難装置

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