JP2532217B2 - コンクリ−ト管体の製造方法 - Google Patents

コンクリ−ト管体の製造方法

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JP2532217B2
JP2532217B2 JP61212767A JP21276786A JP2532217B2 JP 2532217 B2 JP2532217 B2 JP 2532217B2 JP 61212767 A JP61212767 A JP 61212767A JP 21276786 A JP21276786 A JP 21276786A JP 2532217 B2 JP2532217 B2 JP 2532217B2
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直 岡本
孝一 蓮尾
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主としてコンクリート柱やコンクリート梁
を構築するためのコンクリート打込み型枠として適した
コンクリート管体の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、コンクリート管体の製造方法として、例えばヒ
ューム管のように遠心力成型用型枠を用いてコンクリー
ト管体を製造する遠心力成型法が知られている。また、
特開昭53−64221号公報には芯金にモルタルを螺旋状に
巻き付けモルタル管を製造することが提案されており、
更に特開昭57−205108号公報或いは特開昭57−205109号
公報には、鋼管等の管を一様な厚さでモルタル被覆する
ために押出し成形により押し出したモルタルシートを管
に巻付けることが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の遠心力成型法の場合、遠心
力成型用型枠へのコンクリート打込量から、経験的に完
成時の管体の壁厚を予測してコンクリート管体を製造し
ているので、正確な所定壁厚で正確な内径を備えたコン
クリート管体の成型が難しい欠点がある。芯金や鋼管に
モルタルを巻き付ければ内径は正確になるが、管内が平
滑になるので、打ち込み型枠としては適しない。即ち、
打込み型枠は打設したコンクリートと一体になるべきも
のであるが、管内面の平滑なコンクリート管体を打込み
型枠として使用すると打設したコンクリートとの間に直
線的な界面が形成され、該型枠と打設コンクリートとの
一体性が欠如する。
本発明は、壁厚と内径が正確でコンクリート打込み型
枠として適したコンクリート管体の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明では、押出機から押し出した帯状コンクリート
を型付け部材に巻付けて管状に形成し、その後該帯状コ
ンクリートを硬化させるコンクリート管体の製造方法に
於いて、該押出機からの押し出し時に、帯状コンクリー
トの該型付け部材に当接する面にその押し出し方向に延
びる凹溝又は凸条を形成して該管体の内面に螺旋溝を形
成することにより、上記の目的を達成するようにした。
(作用) 回転する型付け部材に押出機かや押し出した帯状コン
クリートを螺旋状に巻き付け、これを硬化させたのち該
型付け部材からの管状のコンクリートを抜き出すとコン
クリート管体が製造されるが、帯状コンクリートの該型
付け部材と当接する面にその押し出し方向に延びる凹溝
又は凸条を付けて押し出すことにより、内面に螺旋溝を
有するコンクリート管体が得られる。該螺旋溝は該管体
を打込み型枠として使用したとき、打設したコンクリー
トと咬み合い、これとの一体性が良好になる。
(実施例) 本発明の実施例を添付図面に付き説明すると、第1図
に於いて符号1は押出機を示し、コンクリート投入口2
より投入されたコンクリート3をダイス4のダイス口5
から帯状コンクリート6として押出す。該帯状コンクリ
ート6は円筒状の型付け部材7に巻き付けられて円筒管
状に形成され、これをその後硬化させるとコンクリート
管体が製造されるが、該帯状コンクリート6に、ダイス
4から押し出す際に第2図又は第3図に示すように、該
型付け部材7と当接する面にその押し出し方向に延びる
凹溝9又は凸条10を形成しておくことにより、円筒管状
に形成したときその管内面に該凹溝9自体或いは凸条1
0、10間で螺旋溝が形成される。
コンクリート6として芳香族ポリアミド繊維や炭素繊
維等の補強短繊維を配合したものを用いたり、或いは帯
状コンクリート6の押し出し製造時に該帯状コンクリー
ト6内にその押し出し方向に沿わせて芳香族ポリアミド
繊維や炭素繊維等の補強長繊維、鉄線等を埋設させるこ
とによって、製造されるコンクリート管体を補強するよ
うにしてもよい。
図示の実施例では、帯状コンクリート6は回転しなが
らその回転軸線方向に移動する円筒状の型付け部材7に
巻き付けることによって管状に形成し、該帯状コンクリ
ート6の硬化後は該型付け部材7を前記と逆方向に回転
させながらその回転軸線方向に前記と逆方向に移動し
て、該管状に形成された帯状コンクリート6を型付け部
材7から取り外すようにした。
また、型付け部材7として前記円形断面のものに代え
て方形等、種々の断面のものを用いれば、種々の筒形の
コンクリート管体を製造することができる。
帯状コンクリート6は、第2図、第3図から明らかな
ように、その長手方向、即ち押し出し方向の両端縁8、
8を互いに噛み合う段状に形成し、これを型付け部材7
に捲回した際に帯状コンクリート6の各端縁8が互いに
ぴったりと連接するようにした。コンクリート管体の
径、特に内径は型付け部材7の外径によって正確に決定
し得、また管壁の厚さも帯状コンクリート6の厚み通り
に正確に形成される。
本発明により製造されたコンクリート管体は、管内面
に螺旋溝を有するので、これをコンクリート柱やコンク
リート梁を構築するための打込み型枠として使用すれ
ば、管内に打設されたコンクリートは該螺旋溝内に侵入
し、その固化後は該管体と打設コンクリートとが一体に
なり、その軸方向に力が加わっても該管体と打設コンク
リートとが遊離しにくくなる。尚、凸条10を形成した場
合には、管内面に螺旋状に凸条が続き、これがフープ補
強の作用を営む。
(発明の効果) このように、本発明のコンクリート管体の製造方法に
よれば、押出機からの押し出し時に、帯状コンクリート
の型付け部材に当接する面にその押し出し方向に延びる
凹溝又は凸条を形成して管体の内面に螺旋溝を形成する
ようにしたので、打設コンクリートとの一体性が良好で
コンクリート柱やコンクリート梁を構築する打込み型枠
として好都合なコンクリート管体を簡単に製造でき、管
径や管壁の厚みが正確で長さを任意に調節できしかも大
口径のものを簡単に製造できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のコンクリート管体の製造方法の1実
施例の斜視図、第2図は第1図のII−II線拡大切断面
図、第3図は帯状コンクリートの変形例の第2図に相当
する切断面図である。 1……押出機、6……帯状コンクリート、7……型付け
部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出機から押し出した帯状コンクリートを
    型付け部材に巻付けて管状に形成し、その後該帯状コン
    クリートを硬化させるコンクリート管体の製造方法に於
    いて、該押出機からの押し出し時に、帯状コンクリート
    の該型付け部材に当接する面にその押し出し方向に延び
    る凹溝又は凸条を形成して該管体の内面に螺旋溝を形成
    することを特徴とするコンクリート管体の製造方法。
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JPS57205109A (en) * 1981-06-15 1982-12-16 Asahi Chemical Ind Manufacture of pipe coated with mortar
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