JP2532158Y2 - 湯水混合栓 - Google Patents
湯水混合栓Info
- Publication number
- JP2532158Y2 JP2532158Y2 JP1989054631U JP5463189U JP2532158Y2 JP 2532158 Y2 JP2532158 Y2 JP 2532158Y2 JP 1989054631 U JP1989054631 U JP 1989054631U JP 5463189 U JP5463189 U JP 5463189U JP 2532158 Y2 JP2532158 Y2 JP 2532158Y2
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- JP
- Japan
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- water
- faucet
- hole
- valve mechanism
- stopper
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は洗面台上に取付られる湯水混合栓（以下、単
に「混合栓」という）の改良に関する。
に「混合栓」という）の改良に関する。
台所や浴室に設けられる所謂壁付型の混合栓では、そ
の構造上蛇口先端の吐水口位置が混合栓の止水位置より
低いため、湯水の流出を止めた後でも混合栓内の残留水
は自然に蛇口より流出するものであった。
の構造上蛇口先端の吐水口位置が混合栓の止水位置より
低いため、湯水の流出を止めた後でも混合栓内の残留水
は自然に蛇口より流出するものであった。
従って、この種壁付型の混合栓では寒冷地における冬
季の凍結防止のために別途水抜機構を設ける必要がなか
ったのである。
季の凍結防止のために別途水抜機構を設ける必要がなか
ったのである。
しかしながら、第２図に示したような洗面台（ｓ）上
に取付けられる通常の混合栓では、その蛇口（イ）を栓
箱（ロ）の前面に突成する必要があり、しかも栓箱内部
に可動ディスク（ハ）および固定ディスク（ニ）を備え
た混合弁機構（ホ）を組込む構造であったため、該混合
弁機構（ホ）によって混合された湯水の導水孔（ヘ）は
栓箱（ロ）の下部に設けられることとなる。而して、一
般にこの種混合栓の上記導水孔（ヘ）は混合弁機構
（ホ）の止水位置（ト）よりも下位に設けられるが、該
導入孔（ヘ）と連通して突成される蛇口（イ）について
は、JIS規格（JISB2061給水栓）で上記蛇口の吐水口
（チ）と洗面台（ｓ）の上面との吐水空間（ｈ）が25mm
以上と規定されていることから、蛇口（イ）を栓箱前面
から水平に突設したのでは上記吐水空間（ｈ）が25mm以
下となる。そこで、蛇口（イ）を一定角度上方へ傾斜さ
せることを余儀なくされていた。このため、従来のこの
種洗面台用の混合栓では蛇口の吐水口（チ）が上記止水
位置（ト）よりも高くなり、その結果、止水後の蛇口
（イ）の基端部分から導水孔（ヘ）にかけて湯水が残留
するため、寒冷地などでは栓箱（ロの適所に別途水抜機
構（リ）を装置して毎晩混合栓内の溜水を排出しなけれ
ばならないという欠点があった。
に取付けられる通常の混合栓では、その蛇口（イ）を栓
箱（ロ）の前面に突成する必要があり、しかも栓箱内部
に可動ディスク（ハ）および固定ディスク（ニ）を備え
た混合弁機構（ホ）を組込む構造であったため、該混合
弁機構（ホ）によって混合された湯水の導水孔（ヘ）は
栓箱（ロ）の下部に設けられることとなる。而して、一
般にこの種混合栓の上記導水孔（ヘ）は混合弁機構
（ホ）の止水位置（ト）よりも下位に設けられるが、該
導入孔（ヘ）と連通して突成される蛇口（イ）について
は、JIS規格（JISB2061給水栓）で上記蛇口の吐水口
（チ）と洗面台（ｓ）の上面との吐水空間（ｈ）が25mm
以上と規定されていることから、蛇口（イ）を栓箱前面
から水平に突設したのでは上記吐水空間（ｈ）が25mm以
下となる。そこで、蛇口（イ）を一定角度上方へ傾斜さ
せることを余儀なくされていた。このため、従来のこの
種洗面台用の混合栓では蛇口の吐水口（チ）が上記止水
位置（ト）よりも高くなり、その結果、止水後の蛇口
（イ）の基端部分から導水孔（ヘ）にかけて湯水が残留
するため、寒冷地などでは栓箱（ロの適所に別途水抜機
構（リ）を装置して毎晩混合栓内の溜水を排出しなけれ
ばならないという欠点があった。
又、従来のこの種混合栓の栓筐形状は、各部が曲面構
成であった他、上述したように蛇口に傾斜が付されてい
たことなどから、栓箱の鋳造並びにその仕上げに多大の
手間を要するという課題もあった。
成であった他、上述したように蛇口に傾斜が付されてい
たことなどから、栓箱の鋳造並びにその仕上げに多大の
手間を要するという課題もあった。
上記課題を解決するため本考案は、洗面台上に取付け
られる混合栓において、一定高さを有する栓筐の上面に
該栓筐とは別体の混合弁機構を取付け、上記栓筐の前面
上部に近接してほぼ水平な蛇口を突成するとともに、一
方が栓筐の上面に開口して上記混合弁機構の固定ディス
クにおける混合水排出側の透孔と連通可能とし、他方が
上記蛇口の吐水口に通ずる導水孔を内設するという手段
を用いた。
られる混合栓において、一定高さを有する栓筐の上面に
該栓筐とは別体の混合弁機構を取付け、上記栓筐の前面
上部に近接してほぼ水平な蛇口を突成するとともに、一
方が栓筐の上面に開口して上記混合弁機構の固定ディス
クにおける混合水排出側の透孔と連通可能とし、他方が
上記蛇口の吐水口に通ずる導水孔を内設するという手段
を用いた。
本考案は混合弁機構を一定の高さを有する栓筐の上面
に設けることで、その導水孔を、栓筐の前面上部にほぼ
水平に突成される蛇口の吐水口よりも高位に維持できる
と共に、その吐水口位置が洗面台上で必要且つ充分な高
さを確保できるという格別の作用を奏する。
に設けることで、その導水孔を、栓筐の前面上部にほぼ
水平に突成される蛇口の吐水口よりも高位に維持できる
と共に、その吐水口位置が洗面台上で必要且つ充分な高
さを確保できるという格別の作用を奏する。
以下、本考案の構成を一本のハンドルによって冷温水
の混合量の調節と弁の開閉を行う所謂シングルレバー式
の混合栓に適用した場合の実施例について述べると、第
１図において１は洗面台（ｓ）上に固定された一定高さ
の栓筐、２は該栓筐の前面上部にほぼ水平に突成された
蛇口であって、先端の吐水口2aと洗面台（ｓ）の上面と
の吐水空間（ｈ）を25mm以上としたものである。又、３
は上記栓筐の上面1aにビス４によって固定された混合弁
機構を示し、冷水用及び熱水用の二つの透孔（ａ）
（ａ）〔但し、奥側の透孔（ａ）は手前の透孔に隠れて
図に現れない〕と混合水排出用の透孔（ｂ）を設けた固
定ディスク５と、上記各透孔（ａ）（ｂ）と連通可能な
通孔（ｃ）を有する可動ディスク６を備え、該可動ディ
スク６は混合室（ｄ）を介してレバーハンドル７によっ
て固定ディスク５上を回転或いは摺動自在にされたもの
である。又、８は栓筐１を上下に貫通して設けられた二
本の通水孔8a・8a（但し、奥側の通水孔8aは手前の通水
孔に隠れて図に現れない）にそれぞれ接続して上記固定
ディスク５の透孔（ａ）（ａ）に冷水および熱水を各別
に給送可能とした供給管、更に９は栓筐１内に設けられ
た導水孔であって、該導水孔９の一方端が栓筐上面1aに
開口して固定ディスク５の透孔（ｂ）に連通可能とし、
他方端が蛇口２内を通って吐水口2aに連通して上記混合
室（ｄ）から可動ディスク６の通孔（ｃ），固定ディス
ク５の透孔（ｂ）を経て吐水口２に混合水を導水可能と
したものである。
の混合量の調節と弁の開閉を行う所謂シングルレバー式
の混合栓に適用した場合の実施例について述べると、第
１図において１は洗面台（ｓ）上に固定された一定高さ
の栓筐、２は該栓筐の前面上部にほぼ水平に突成された
蛇口であって、先端の吐水口2aと洗面台（ｓ）の上面と
の吐水空間（ｈ）を25mm以上としたものである。又、３
は上記栓筐の上面1aにビス４によって固定された混合弁
機構を示し、冷水用及び熱水用の二つの透孔（ａ）
（ａ）〔但し、奥側の透孔（ａ）は手前の透孔に隠れて
図に現れない〕と混合水排出用の透孔（ｂ）を設けた固
定ディスク５と、上記各透孔（ａ）（ｂ）と連通可能な
通孔（ｃ）を有する可動ディスク６を備え、該可動ディ
スク６は混合室（ｄ）を介してレバーハンドル７によっ
て固定ディスク５上を回転或いは摺動自在にされたもの
である。又、８は栓筐１を上下に貫通して設けられた二
本の通水孔8a・8a（但し、奥側の通水孔8aは手前の通水
孔に隠れて図に現れない）にそれぞれ接続して上記固定
ディスク５の透孔（ａ）（ａ）に冷水および熱水を各別
に給送可能とした供給管、更に９は栓筐１内に設けられ
た導水孔であって、該導水孔９の一方端が栓筐上面1aに
開口して固定ディスク５の透孔（ｂ）に連通可能とし、
他方端が蛇口２内を通って吐水口2aに連通して上記混合
室（ｄ）から可動ディスク６の通孔（ｃ），固定ディス
ク５の透孔（ｂ）を経て吐水口２に混合水を導水可能と
したものである。
尚、図中10a、10bは混合弁機構３およびレバーハンド
ル７の下部を囲繞して設けられたキャップ、また11は栓
筐１の背部に装着されるカバーを示す。
ル７の下部を囲繞して設けられたキャップ、また11は栓
筐１の背部に装着されるカバーを示す。
而して、上記構成の本考案の混合栓は、２本の供給管
８によって給送される冷水および熱水が混合弁機構３で
混合された後、導水孔９を経て蛇口の吐水口2aより流出
されることは、猶従前のこの種シングルレバー式混合栓
と同様である。
８によって給送される冷水および熱水が混合弁機構３で
混合された後、導水孔９を経て蛇口の吐水口2aより流出
されることは、猶従前のこの種シングルレバー式混合栓
と同様である。
以上述べた本考案の混合栓は、一定の高さを有する栓
筐の前面上部から前方にほぼ水平な蛇口を突成し、該栓
筐の上面に上記構成の混合弁機構を固定したものである
から、上記蛇口の吐水口位置が可動ディスクと固定ディ
スクとで締め切られる止水位置よりも充分低位となるた
め、給湯を停止しても上記蛇口および導水孔の底面に僅
かな湯水が残存するのみで、蛇口内が湯水で閉塞される
ようなことがないのである。従って、冬季の寒冷地にお
いて別途水抜機構を設けてその都度蛇口部分又は導水孔
内の残留水を排出する必要が全くないという格別の利点
を有するものである。
筐の前面上部から前方にほぼ水平な蛇口を突成し、該栓
筐の上面に上記構成の混合弁機構を固定したものである
から、上記蛇口の吐水口位置が可動ディスクと固定ディ
スクとで締め切られる止水位置よりも充分低位となるた
め、給湯を停止しても上記蛇口および導水孔の底面に僅
かな湯水が残存するのみで、蛇口内が湯水で閉塞される
ようなことがないのである。従って、冬季の寒冷地にお
いて別途水抜機構を設けてその都度蛇口部分又は導水孔
内の残留水を排出する必要が全くないという格別の利点
を有するものである。
更に、本発明の栓筐では、その上面と蛇口上面とが同
一平面乃至はほぼ一平面になるように形成できるから、
栓筐の鋳造や仕上げが大幅に簡素化され、これが上述し
た水抜機構の省略化と相俟って、この種の混合栓を安価
に生産し得るなど、種々の優れた実用的利点が認められ
るものである。
一平面乃至はほぼ一平面になるように形成できるから、
栓筐の鋳造や仕上げが大幅に簡素化され、これが上述し
た水抜機構の省略化と相俟って、この種の混合栓を安価
に生産し得るなど、種々の優れた実用的利点が認められ
るものである。
第１図は本考案の混合栓の要部断面図、第２図は従来例
を示す部分断面図である。 尚、図中１……栓筐、２……蛇口、３……混合弁機構。
を示す部分断面図である。 尚、図中１……栓筐、２……蛇口、３……混合弁機構。
Claims (1)
- 【請求項１】一定の高さを有する栓筐１の前面上部に近
接してほぼ水平に蛇口を突成し、内部に一方が上面1aに
開口し、他方が蛇口２の吐水孔2aに連通する導水孔９を
形成してなる上記栓筐上に、混合弁機構３を固設し、該
混合弁機構の固定ディスク５の透孔（ｂ）と上記導水孔
が連通可能であるようにすることで、蛇口の吐水孔2aが
導水孔９よりも低く位置するようにしたことを特徴とす
る湯水混合栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989054631U JP2532158Y2 (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 湯水混合栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989054631U JP2532158Y2 (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 湯水混合栓 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02144065U JPH02144065U (ja) | 1990-12-06 |
| JP2532158Y2 true JP2532158Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=31576863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989054631U Expired - Lifetime JP2532158Y2 (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 湯水混合栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2532158Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002336144A (ja) * | 2001-05-16 | 2002-11-26 | Sumitomo Forestry Crest Co Ltd | 手洗いセット及び手洗いユニットの設置構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5639683U (ja) * | 1979-09-03 | 1981-04-13 | ||
| JPS5720683U (ja) * | 1980-07-11 | 1982-02-02 |
-
1989
- 1989-05-11 JP JP1989054631U patent/JP2532158Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02144065U (ja) | 1990-12-06 |
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