JP2531494Y2 - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JP2531494Y2 JP2531494Y2 JP3025891U JP3025891U JP2531494Y2 JP 2531494 Y2 JP2531494 Y2 JP 2531494Y2 JP 3025891 U JP3025891 U JP 3025891U JP 3025891 U JP3025891 U JP 3025891U JP 2531494 Y2 JP2531494 Y2 JP 2531494Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tab
- locking
- side wall
- tape cassette
- loading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はテープカセットに係り、
詳しくは、テープカセットの自動組立時において、誤消
去防止穴を開閉するイレーサータブ(以下タブと略記す
る)を、カセット本体のタブ収納部内にスムーズに装填
することができるようにした、テープカセットに関す
る。
詳しくは、テープカセットの自動組立時において、誤消
去防止穴を開閉するイレーサータブ(以下タブと略記す
る)を、カセット本体のタブ収納部内にスムーズに装填
することができるようにした、テープカセットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】テープカセットとして、テープ巻取・供
給ハブを回転自在に収納したカセット本体に、誤消去防
止穴と、該誤消去防止穴を開閉するタブをスライド自在
に収納するためのタブ収納部とを設け、且つ上記タブ
に、係止凸部を出没自在に設け、また上記タブ収納部の
側壁に、該係止凸部が係脱自在に係止して上記タブを上
記誤消去防止穴の閉じ位置と開放位置に保持する一対の
係止凹部を設けたものが知られている。
給ハブを回転自在に収納したカセット本体に、誤消去防
止穴と、該誤消去防止穴を開閉するタブをスライド自在
に収納するためのタブ収納部とを設け、且つ上記タブ
に、係止凸部を出没自在に設け、また上記タブ収納部の
側壁に、該係止凸部が係脱自在に係止して上記タブを上
記誤消去防止穴の閉じ位置と開放位置に保持する一対の
係止凹部を設けたものが知られている。
【0003】しかし、このテープカセットは、その組み
立て時において、上記タブの係止凸部を上記一対の係止
凹部のいずれか一方に正確に合致させた状態にしなけれ
ば、上記タブを上記タブ収納部内に装填することができ
ず、組立性が低く(組立作業能率が悪く)、自動組立機
によりテープカセットを組み立てると、タブの装填不良
が多発していた。また、非常に精度の高い自動組立機に
より組み立ててもタブの装填不良を完全に無くすことは
出来なかった。
立て時において、上記タブの係止凸部を上記一対の係止
凹部のいずれか一方に正確に合致させた状態にしなけれ
ば、上記タブを上記タブ収納部内に装填することができ
ず、組立性が低く(組立作業能率が悪く)、自動組立機
によりテープカセットを組み立てると、タブの装填不良
が多発していた。また、非常に精度の高い自動組立機に
より組み立ててもタブの装填不良を完全に無くすことは
出来なかった。
【0004】そこで、本出願人は、上記タブ収納部の側
壁の上記一対の係止凹部間に、上記係止凸部が引っ掛か
らないようにする逃げ凹部を設けてなるテープカセット
を提案した(実願平2−405100号参照)。
壁の上記一対の係止凹部間に、上記係止凸部が引っ掛か
らないようにする逃げ凹部を設けてなるテープカセット
を提案した(実願平2−405100号参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記テ
ープカセットは、上記逃げ凹部を上記側壁の上端から下
端にかけて設けているため、上記タブを上記タブ収納部
内に完全に装填したとき、上記係止凸部には当接するも
のがなく、上記逃げ凹部により上記タブが上記タブ収納
部内において不要に微動し易く、また上記誤消去防止穴
を開閉するために上記タブをスライドさせるとき上記係
止凸部が上記逃げ凹部に引っ掛かり、スムーズにスライ
ドさせ難かった。
ープカセットは、上記逃げ凹部を上記側壁の上端から下
端にかけて設けているため、上記タブを上記タブ収納部
内に完全に装填したとき、上記係止凸部には当接するも
のがなく、上記逃げ凹部により上記タブが上記タブ収納
部内において不要に微動し易く、また上記誤消去防止穴
を開閉するために上記タブをスライドさせるとき上記係
止凸部が上記逃げ凹部に引っ掛かり、スムーズにスライ
ドさせ難かった。
【0006】従って、本考案の目的は、組立作業能率が
良く、自動組立機により自動組立を行ってもタブの装填
不良が発生しない上に、タブの装填後にタブがタブ収納
部内において不要に微動せず且つタブをスムーズにスラ
イドさせることが可能な、テープカセットを提供するこ
とにある。
良く、自動組立機により自動組立を行ってもタブの装填
不良が発生しない上に、タブの装填後にタブがタブ収納
部内において不要に微動せず且つタブをスムーズにスラ
イドさせることが可能な、テープカセットを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、テープ巻取・
供給ハブを回転自在に収納したカセット本体に、誤消去
防止穴と、該誤消去防止穴を開閉するイレーサータブを
スライド自在に収納するためのタブ収納部とを設け、且
つ上記イレーサータブに、係止凸部を出没自在に設け、
また上記タブ収納部の側壁に、上記係止凸部が係脱自在
に係止して上記イレーサータブを上記誤消去防止穴の閉
じ位置と開放位置に保持する一対の係止凹部を設けてな
るテープカセットにおいて、上記タブ収納部の側壁の上
記一対の係止凹部間に、上記タブ収納部への上記イレー
サータブの装填初期時に上記係止凸部が引っ掛からない
ようにする逃げ凹部を設け、且つ該逃げ凹部に、上記イ
レーサータブの装填終了間際に上記係止凸部が上記逃げ
凹部から外れて上記タブ収納部の側壁に当接するように
該係止凸部を案内するテーパー部を設けたことを特徴と
するテープカセットを提供することにより、上記目的を
達成するものである。
供給ハブを回転自在に収納したカセット本体に、誤消去
防止穴と、該誤消去防止穴を開閉するイレーサータブを
スライド自在に収納するためのタブ収納部とを設け、且
つ上記イレーサータブに、係止凸部を出没自在に設け、
また上記タブ収納部の側壁に、上記係止凸部が係脱自在
に係止して上記イレーサータブを上記誤消去防止穴の閉
じ位置と開放位置に保持する一対の係止凹部を設けてな
るテープカセットにおいて、上記タブ収納部の側壁の上
記一対の係止凹部間に、上記タブ収納部への上記イレー
サータブの装填初期時に上記係止凸部が引っ掛からない
ようにする逃げ凹部を設け、且つ該逃げ凹部に、上記イ
レーサータブの装填終了間際に上記係止凸部が上記逃げ
凹部から外れて上記タブ収納部の側壁に当接するように
該係止凸部を案内するテーパー部を設けたことを特徴と
するテープカセットを提供することにより、上記目的を
達成するものである。
【0008】
【作用】本考案のテープカセットによれば、タブのタブ
収納部への装填初期時には、タブの係止凸部をタブ収納
部の一対の係止凹部のいずれか一方に正確に合致させた
状態にしなくても逃げ凹部により、係止凸部がタブ収納
部の側壁に引っ掛からずに済む。そして、タブのタブ収
納部への装填終了間際には、該タブの係止凸部は逃げ凹
部から外れ、テーパー部に案内されてタブ収納部の側壁
(逃げ凹部の無い部分)に当接した状態となる。
収納部への装填初期時には、タブの係止凸部をタブ収納
部の一対の係止凹部のいずれか一方に正確に合致させた
状態にしなくても逃げ凹部により、係止凸部がタブ収納
部の側壁に引っ掛からずに済む。そして、タブのタブ収
納部への装填終了間際には、該タブの係止凸部は逃げ凹
部から外れ、テーパー部に案内されてタブ収納部の側壁
(逃げ凹部の無い部分)に当接した状態となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案のテープカセットの実施例を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0010】なお、図1乃至図7は本考案のテープカセ
ットの一実施例を示しており、図1はカセット本体の下
ハーフ部分の内面を示す平面図、図2は図1に示す下ハ
ーフのタブ収納部の部分拡大平面図、図3はタブ収納部
内に装填されるタブ全体の斜視図、図4はタブ収納部の
側壁部分を示す部分拡大斜視図、図5タブをタブ収納部
に装填する過程を説明するための部分拡大断面図、図6
はタブをタブ収納部に装填した後の状態を説明するため
の部分拡大断面図、図7はテープカセット全体の斜視図
である。
ットの一実施例を示しており、図1はカセット本体の下
ハーフ部分の内面を示す平面図、図2は図1に示す下ハ
ーフのタブ収納部の部分拡大平面図、図3はタブ収納部
内に装填されるタブ全体の斜視図、図4はタブ収納部の
側壁部分を示す部分拡大斜視図、図5タブをタブ収納部
に装填する過程を説明するための部分拡大断面図、図6
はタブをタブ収納部に装填した後の状態を説明するため
の部分拡大断面図、図7はテープカセット全体の斜視図
である。
【0011】本実施例のテープカセットは、図1に示す
ように磁気テープ3のテープ巻取・供給ハブ4(図7参
照)を回転自在に収納したカセット本体1の下ハーフ2
の後部一端側(図1の右下側)に、誤消去防止穴5と、
該誤消去防止穴5を開閉するタブ6(図2及び図3参
照)をスライド自在に収納するためのタブ収納部7を設
け、且つ上記タブ6に、係止凸部6a(図3参照)を出
没自在に設け、上記タブ収納部7の側壁7aに、該係止
凸部6aが係脱自在に係止して上記タブ6を上記誤消去
防止穴5の閉じ位置と開放位置に保持する一対の係止凹
部7b、7cを設け、また上記側壁7aの該一対の係止
凹部7b、7c間であって、該側壁7aの上半分の部分
(側壁7aの上端から中間高さ位置までの部分)に、肉
盗み部としての逃げ凹部7d(図4参照)を設けてなる
もので、該逃げ凹部7dは、三角柱形状の5面体を横に
した形状をしており、5面のうちの一つの4角形面部を
後述の如くテーパー部7d1として配してある。
ように磁気テープ3のテープ巻取・供給ハブ4(図7参
照)を回転自在に収納したカセット本体1の下ハーフ2
の後部一端側(図1の右下側)に、誤消去防止穴5と、
該誤消去防止穴5を開閉するタブ6(図2及び図3参
照)をスライド自在に収納するためのタブ収納部7を設
け、且つ上記タブ6に、係止凸部6a(図3参照)を出
没自在に設け、上記タブ収納部7の側壁7aに、該係止
凸部6aが係脱自在に係止して上記タブ6を上記誤消去
防止穴5の閉じ位置と開放位置に保持する一対の係止凹
部7b、7cを設け、また上記側壁7aの該一対の係止
凹部7b、7c間であって、該側壁7aの上半分の部分
(側壁7aの上端から中間高さ位置までの部分)に、肉
盗み部としての逃げ凹部7d(図4参照)を設けてなる
もので、該逃げ凹部7dは、三角柱形状の5面体を横に
した形状をしており、5面のうちの一つの4角形面部を
後述の如くテーパー部7d1として配してある。
【0012】上記逃げ凹部7dは、上記タブ6の上記タ
ブ収納部7への装填初期時において、上記係止凸部6a
を上記一対の係止凹部7b、7cのいずれか一方に正確
に合致させた状態にしなくても、上記係止凸部6aが上
記側壁7aに引っ掛からないように逃がすものである。
この逃げ凹部7dは、上記係止凸部6aよりも大きけれ
ばよいが、あまり大きくすると上記タブ6のスライドに
支障を生じるようになるので、その長手方向(上記タブ
6のスライド方向)における長さは大体1mm〜3mmの範
囲内に設定し、またその深さ(上記タブ6の装填方向に
おける深さ)は上記タブ6の装填を終了した際には、該
タブ6が上記逃げ凹部7dから外れて上記タブ収納部7
の側壁7d(逃げ凹部の無い部分)に当接するように設
定してある。
ブ収納部7への装填初期時において、上記係止凸部6a
を上記一対の係止凹部7b、7cのいずれか一方に正確
に合致させた状態にしなくても、上記係止凸部6aが上
記側壁7aに引っ掛からないように逃がすものである。
この逃げ凹部7dは、上記係止凸部6aよりも大きけれ
ばよいが、あまり大きくすると上記タブ6のスライドに
支障を生じるようになるので、その長手方向(上記タブ
6のスライド方向)における長さは大体1mm〜3mmの範
囲内に設定し、またその深さ(上記タブ6の装填方向に
おける深さ)は上記タブ6の装填を終了した際には、該
タブ6が上記逃げ凹部7dから外れて上記タブ収納部7
の側壁7d(逃げ凹部の無い部分)に当接するように設
定してある。
【0013】上記逃げ凹部7dには、テーパー部7d1が
設けてあり、上記タブ6の上記タブ収納部7内への装填
終了間際において(タブ6が、図5に示す状態から図6
に示す状態に移行する際に)、上記係止凸部6aが上記
逃げ凹部7dから外れて上記タブ収納部7の底面寄りの
側壁7aにスムーズに移行して該側壁7aに当接するよ
うになしてある。即ち、上記テーパー部7d1は、上記係
止凸部6aを上記タブ6側に押圧しつつ、逃げ凹部7d
の無い上記側壁7a部分に案内するようになしてある。
設けてあり、上記タブ6の上記タブ収納部7内への装填
終了間際において(タブ6が、図5に示す状態から図6
に示す状態に移行する際に)、上記係止凸部6aが上記
逃げ凹部7dから外れて上記タブ収納部7の底面寄りの
側壁7aにスムーズに移行して該側壁7aに当接するよ
うになしてある。即ち、上記テーパー部7d1は、上記係
止凸部6aを上記タブ6側に押圧しつつ、逃げ凹部7d
の無い上記側壁7a部分に案内するようになしてある。
【0014】尚、上記タブ6は、図3に示すように、上
記誤消去防止穴5を閉じる下面板部6bと、該板面板部
6bと対向するように配設された上面板部6cと、該下
面板部6bと該上面板部6cとの間に配置された背面板
部6d、側面板部6eとを具備して略ボックス状に構成
されている。そして、上記側面板部6eの上記下面板部
6b寄り高さ位置には、上記タブ6のスライド方向に沿
って延びる係止アーム6fを該タブ6内に撓み可能に一
体的に形成しており、該係止アーム6fの自由端外面に
は、上記係止凸部6aを一体的に形成してある。上記係
止凸部6aを上記一方の係止凹部7bに係止して上記タ
ブ6を上記タブ収納部7内の一端部位置に保持すると、
該タブ6により上記誤消去防止穴5は閉じられ(図2参
照)、上記テープカセットは書き込み可能状態になる。
また、上記係止凸部6aを上記一方の係止凹部7bから
外して、上記他方の係止凹部7cに係止して上記タブ6
を上記タブ収納部7内の他端部位置に保持すると、該タ
ブ6により上記誤消去防止穴5は開かれ、上記テープカ
セットは書き込み不可能状態になる。また、上記カセッ
ト本体1の一端部寄りの後端面には、上記タブ収納部7
に連通して上記タブ6を上記カセット本体1の外部から
スライド操作するための操作穴8が設けられている。上
記テープカセットは、この操作穴8から上記タブ6の上
記背面板部6dに設けられた引っ掛け部6gに爪を引っ
掛ける等して上記タブ6をスライド操作できるようにし
てある。図7中符号9は上記カセット本体1を構成する
一方の部材としての上ハーフである。
記誤消去防止穴5を閉じる下面板部6bと、該板面板部
6bと対向するように配設された上面板部6cと、該下
面板部6bと該上面板部6cとの間に配置された背面板
部6d、側面板部6eとを具備して略ボックス状に構成
されている。そして、上記側面板部6eの上記下面板部
6b寄り高さ位置には、上記タブ6のスライド方向に沿
って延びる係止アーム6fを該タブ6内に撓み可能に一
体的に形成しており、該係止アーム6fの自由端外面に
は、上記係止凸部6aを一体的に形成してある。上記係
止凸部6aを上記一方の係止凹部7bに係止して上記タ
ブ6を上記タブ収納部7内の一端部位置に保持すると、
該タブ6により上記誤消去防止穴5は閉じられ(図2参
照)、上記テープカセットは書き込み可能状態になる。
また、上記係止凸部6aを上記一方の係止凹部7bから
外して、上記他方の係止凹部7cに係止して上記タブ6
を上記タブ収納部7内の他端部位置に保持すると、該タ
ブ6により上記誤消去防止穴5は開かれ、上記テープカ
セットは書き込み不可能状態になる。また、上記カセッ
ト本体1の一端部寄りの後端面には、上記タブ収納部7
に連通して上記タブ6を上記カセット本体1の外部から
スライド操作するための操作穴8が設けられている。上
記テープカセットは、この操作穴8から上記タブ6の上
記背面板部6dに設けられた引っ掛け部6gに爪を引っ
掛ける等して上記タブ6をスライド操作できるようにし
てある。図7中符号9は上記カセット本体1を構成する
一方の部材としての上ハーフである。
【0015】以上のように構成された本実施例のテープ
カセットによれば、側壁7aの一対の係止凹部7b、7
c間に係止凸部6aよりも大きい逃げ凹部7dを設けて
あるので、タブ6のタブ収納部7への装填初期におい
て、係止凸部6aを係止凹部7b、7cのいずれか一方
に正確に合致させた状態にしなくても側壁7aの上記逃
げ凹部7dに位置させておけば、上記係止凸部6aが上
記側壁7aに引っ掛かることなく、タブ6をタブ収納部
7内に装填することができる。このこめ、タブ6のタブ
収納部7への装填が容易になり、テープカセットの組立
性が向上し(テープカセット組立作業能率が向上し)、
自動組立機によるテープカセット自動組立に際し、タブ
装填不良が殆ど発生しなくなる。
カセットによれば、側壁7aの一対の係止凹部7b、7
c間に係止凸部6aよりも大きい逃げ凹部7dを設けて
あるので、タブ6のタブ収納部7への装填初期におい
て、係止凸部6aを係止凹部7b、7cのいずれか一方
に正確に合致させた状態にしなくても側壁7aの上記逃
げ凹部7dに位置させておけば、上記係止凸部6aが上
記側壁7aに引っ掛かることなく、タブ6をタブ収納部
7内に装填することができる。このこめ、タブ6のタブ
収納部7への装填が容易になり、テープカセットの組立
性が向上し(テープカセット組立作業能率が向上し)、
自動組立機によるテープカセット自動組立に際し、タブ
装填不良が殆ど発生しなくなる。
【0016】また、タブ6のタブ収納部7への装填終了
間際においては、タブ6の係止凸部6aはテーパー部7
d1によってタブ6側に押圧されつつ案内されてタブ収納
部7の底面寄りの側壁7aにスムーズに移行する。そし
て、タブ6のタブ収納部7への装填終了後は、図6に示
すように、係止凸部6aが側壁7aに圧接した状態でタ
ブ6がタブ収納部7内に装填されるため、タブ6はタブ
収納部7内で不要に微動するおそれがなく、またタブ6
をスライドさせる際、係止凸部6aが逃げ凹部7dに引
っ掛かるおそれはない。
間際においては、タブ6の係止凸部6aはテーパー部7
d1によってタブ6側に押圧されつつ案内されてタブ収納
部7の底面寄りの側壁7aにスムーズに移行する。そし
て、タブ6のタブ収納部7への装填終了後は、図6に示
すように、係止凸部6aが側壁7aに圧接した状態でタ
ブ6がタブ収納部7内に装填されるため、タブ6はタブ
収納部7内で不要に微動するおそれがなく、またタブ6
をスライドさせる際、係止凸部6aが逃げ凹部7dに引
っ掛かるおそれはない。
【0017】また、図8は本考案の別の実施例の図4に
相当する要部を示す部分拡大斜視図で、この実施例は、
図1〜7に示す実施例とは逃げ凹部7dの形状を異にす
るもので、逃げ凹部7dの形状以外は図1〜7に示す実
施例と同様に構成してある。即ち、この実施例において
は、逃げ凹部7dは半円柱形状をしており、テーパー部
7d1はタブ収納部7の底面寄りに設けてあり、テーパー
部7d1の上方は垂直壁7d2となしてある。そして、この
逃げ凹部7dも図1〜7に示す実施例における逃げ凹部
7dと同様な作用効果を奏する。
相当する要部を示す部分拡大斜視図で、この実施例は、
図1〜7に示す実施例とは逃げ凹部7dの形状を異にす
るもので、逃げ凹部7dの形状以外は図1〜7に示す実
施例と同様に構成してある。即ち、この実施例において
は、逃げ凹部7dは半円柱形状をしており、テーパー部
7d1はタブ収納部7の底面寄りに設けてあり、テーパー
部7d1の上方は垂直壁7d2となしてある。そして、この
逃げ凹部7dも図1〜7に示す実施例における逃げ凹部
7dと同様な作用効果を奏する。
【0018】尚、本考案のテープカセットは、上記実施
例に示すものに限定されず、要はタブ6のタブ収納部7
dへの装填初期段階で、逃げ凹部7dにより係止凸部6
aが側壁7aに引っ掛からないようにし、装填終了間際
に、係止凸部6aが逃げ凹部7dからスムーズに外れて
側壁7aに移行して該側壁7aに圧接するように、逃げ
凹部7dを設けてあればよい。
例に示すものに限定されず、要はタブ6のタブ収納部7
dへの装填初期段階で、逃げ凹部7dにより係止凸部6
aが側壁7aに引っ掛からないようにし、装填終了間際
に、係止凸部6aが逃げ凹部7dからスムーズに外れて
側壁7aに移行して該側壁7aに圧接するように、逃げ
凹部7dを設けてあればよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案のテープカセ
ットは、組立作業能率が良く、自動組立機により自動組
立を行ってもタブの装填不良が発生しない上に、タブの
装填後にタブがタブ収納部内において不要に微動せず且
つタブをスムーズにスライドさせることが可能である。
ットは、組立作業能率が良く、自動組立機により自動組
立を行ってもタブの装填不良が発生しない上に、タブの
装填後にタブがタブ収納部内において不要に微動せず且
つタブをスムーズにスライドさせることが可能である。
【図1】カセット本体の下ハーフ部分の内面を示す平面
図である。
図である。
【図2】図1に示す下ハーフのタブ収納部の部分拡大平
面図である。
面図である。
【図3】タブ収納部内に装填されるタブ全体の斜視図で
ある。
ある。
【図4】タブ収納部の側壁部分を示す部分拡大斜視図で
ある。
ある。
【図5】タブをタブ収納部に装填する過程を説明するた
めの部分拡大断面図である。
めの部分拡大断面図である。
【図6】タブのタブ収納部への装填終了後の状態を説明
するための部分拡大断面図である。
するための部分拡大断面図である。
【図7】テープカセット全体の斜視図である。
【図8】図8は本考案の別の実施例の要部を示すもので
図4に相当する部分拡大斜視図である。
図4に相当する部分拡大斜視図である。
1 カセット本体 2 下ハーフ 3 磁気テープ 4 テープ巻取・供給ハブ 5 誤消去防止穴 6 タブ 6a 係止凸部 7 タブ収納部 7a 側壁 7b、7c 係止凹部 7d 逃げ凹部 7d1 テーパー部
Claims (1)
- 【請求項1】 テープ巻取・供給ハブを回転自在に収納
したカセット本体に、誤消去防止穴と、該誤消去防止穴
を開閉するイレーサータブをスライド自在に収納するた
めのタブ収納部とを設け、且つ上記イレーサータブに、
係止凸部を出没自在に設け、また上記タブ収納部の側壁
に、上記係止凸部が係脱自在に係止して上記イレーサー
タブを上記誤消去防止穴の閉じ位置と開放位置に保持す
る一対の係止凹部を設けてなるテープカセットにおい
て、上記タブ収納部の側壁の上記一対の係止凹部間に、
上記タブ収納部への上記イレーサータブの装填初期時に
上記係止凸部が引っ掛からないようにする逃げ凹部を設
け、且つ該逃げ凹部に、上記イレーサータブの装填終了
間際に上記係止凸部が上記逃げ凹部から外れて上記タブ
収納部の側壁に当接するように該係止凸部を案内するテ
ーパー部を設けたことを特徴とするテープカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3025891U JP2531494Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3025891U JP2531494Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | テープカセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04126374U JPH04126374U (ja) | 1992-11-18 |
JP2531494Y2 true JP2531494Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31913902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3025891U Expired - Lifetime JP2531494Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531494Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP3025891U patent/JP2531494Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04126374U (ja) | 1992-11-18 |
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