JP2592916Y2 - テープカートリッジの収納ケース - Google Patents
テープカートリッジの収納ケースInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、VHS−C型のテー
プカートリッジを収納対象とするブックケース構造の収
納ケースに関する。
プカートリッジを収納対象とするブックケース構造の収
納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の収納ケースは、実開平3−84
787号公報や実公平1−18542号公報に公知であ
る。そこでは、図5に示すように、回り止め突起35を
備えた身36と、身36に対して開閉自在に軸支された
蓋37とで収納ケースを構成している。テープカートリ
ッジCは、前記突起35が供給側のテープリール38に
係合する状態で身36に装填する。
787号公報や実公平1−18542号公報に公知であ
る。そこでは、図5に示すように、回り止め突起35を
備えた身36と、身36に対して開閉自在に軸支された
蓋37とで収納ケースを構成している。テープカートリ
ッジCは、前記突起35が供給側のテープリール38に
係合する状態で身36に装填する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の収納形態では、
テープカートリッジCを特定姿勢にし、さらに回り止め
突起35との位置合わせを行いながら身36に装填する
必要があり、迅速な出し入れを行えない。とくに手さぐ
り状態で収納する際に装填姿勢を取り違えたり、テープ
カートリッジCの前蓋39を身36の後壁40に引っ掛
けてテープを傷付けることがある。さらに、蓋37を下
面側にして身36を開き操作するとき、テープカートリ
ッジCが蓋37に支持されるため、身36の後壁40で
テープカートリッジCが蓋37の前壁側へ押されて移動
すると、それ以上は身36を開くことも閉じることもで
きなくなることがある。
テープカートリッジCを特定姿勢にし、さらに回り止め
突起35との位置合わせを行いながら身36に装填する
必要があり、迅速な出し入れを行えない。とくに手さぐ
り状態で収納する際に装填姿勢を取り違えたり、テープ
カートリッジCの前蓋39を身36の後壁40に引っ掛
けてテープを傷付けることがある。さらに、蓋37を下
面側にして身36を開き操作するとき、テープカートリ
ッジCが蓋37に支持されるため、身36の後壁40で
テープカートリッジCが蓋37の前壁側へ押されて移動
すると、それ以上は身36を開くことも閉じることもで
きなくなることがある。
【0004】現行のテープカートリッジは、不使用にお
ける供給側のテープリール38のリールロックが不十分
であり、テープ弛みを生じやすい。そこで、新たにリー
ルロック機構をケース内に設けることが検討されてお
り、この改良されたテープカートリッジでは上記の回り
止め突起35が不要となる。こうした新機能の追加に対
応し、さらに上記のような現行収納ケースの使用上の不
便を一掃するために、本出願人は収納ケースをブックケ
ース構造とすることを提案している(実願平2−404
383号)。これは回り止め突起がないので前後姿勢や
上下面が反転する状態でも無関係にテープカートリッジ
の出し入れを行える。
ける供給側のテープリール38のリールロックが不十分
であり、テープ弛みを生じやすい。そこで、新たにリー
ルロック機構をケース内に設けることが検討されてお
り、この改良されたテープカートリッジでは上記の回り
止め突起35が不要となる。こうした新機能の追加に対
応し、さらに上記のような現行収納ケースの使用上の不
便を一掃するために、本出願人は収納ケースをブックケ
ース構造とすることを提案している(実願平2−404
383号)。これは回り止め突起がないので前後姿勢や
上下面が反転する状態でも無関係にテープカートリッジ
の出し入れを行える。
【0005】収納ケースをブックケース構造とした場
合、これに現行テープカートリッジを収納する使用形態
が予想されるが、そうした場合に問題を生じる。現行テ
ープカートリッジでは、供給側のテープリールをリール
押えばねでケース底壁に押し付け、リールフランジとケ
ース底壁に設けた係合歯どうしが噛み合うことで、不使
用時のリールロックを行っているが、テープカートリッ
ジを新規ケースに収納すると、リールロックが解除され
てテープ弛みを生じてしまう。テープリールのハブ下端
がケース底壁から外面に突出しており、収納状態におい
てハブ下端がケース底壁と面一状になるようテープリー
ルが突き上げられ、係合歯どうしの噛み合いが解除され
るためである。とくに、VHS−C型のテープカートリ
ッジは主としてカメラ撮り用として携行使用されること
が多く、携行時の外部振動等によって多量のテープが弛
み出ることがある。
合、これに現行テープカートリッジを収納する使用形態
が予想されるが、そうした場合に問題を生じる。現行テ
ープカートリッジでは、供給側のテープリールをリール
押えばねでケース底壁に押し付け、リールフランジとケ
ース底壁に設けた係合歯どうしが噛み合うことで、不使
用時のリールロックを行っているが、テープカートリッ
ジを新規ケースに収納すると、リールロックが解除され
てテープ弛みを生じてしまう。テープリールのハブ下端
がケース底壁から外面に突出しており、収納状態におい
てハブ下端がケース底壁と面一状になるようテープリー
ルが突き上げられ、係合歯どうしの噛み合いが解除され
るためである。とくに、VHS−C型のテープカートリ
ッジは主としてカメラ撮り用として携行使用されること
が多く、携行時の外部振動等によって多量のテープが弛
み出ることがある。
【0006】本考案の目的は、回り止め突起のないブッ
クケース構造の収納ケースにおいて、これに現行カート
リッジが収納された場合に、供給側テープリールのリー
ルロックが解除されることを解消して、機器故障の原因
となる不使用時のテープ弛みを一掃することにある。
クケース構造の収納ケースにおいて、これに現行カート
リッジが収納された場合に、供給側テープリールのリー
ルロックが解除されることを解消して、機器故障の原因
となる不使用時のテープ弛みを一掃することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、VHS−C型
のテープカートリッジCを収納対象とし、周側面のひと
つに出入口22が開口されたブックケース状のケース本
体20と、出入口22を開閉する蓋21とを備えている
テープカートリッジにおいて、ケース本体20の対向す
る主面壁27・27の内面のそれぞれに、テープカート
リッジCのケース底壁10を支持する第1面壁29と、
ケース底壁10から突出するテープリール3のハブ下端
15との接当を避ける第2面壁30とが、両主面壁27
・27の厚み方向に段違い状に形成されていること、第
1面壁29と第2面壁30の段差寸法が、ハブ下端15
のケース底壁10からの突出寸法より大きく設定されて
いることを要件とする。具体的には主面壁27・27の
殆どが第2面壁30で占められており、第1面壁29が
第2面壁30から突出する状態で、ケース内奥から出入
口22にわたって直線リブ状に形成されたものとする。
更には、主面壁27・27の内面に第1面壁29を設
け、ハブ下端15の挿入軌跡と対応する領域に限って、
第1面壁29をケース外面側へ凹ませて第2面壁30と
する。
のテープカートリッジCを収納対象とし、周側面のひと
つに出入口22が開口されたブックケース状のケース本
体20と、出入口22を開閉する蓋21とを備えている
テープカートリッジにおいて、ケース本体20の対向す
る主面壁27・27の内面のそれぞれに、テープカート
リッジCのケース底壁10を支持する第1面壁29と、
ケース底壁10から突出するテープリール3のハブ下端
15との接当を避ける第2面壁30とが、両主面壁27
・27の厚み方向に段違い状に形成されていること、第
1面壁29と第2面壁30の段差寸法が、ハブ下端15
のケース底壁10からの突出寸法より大きく設定されて
いることを要件とする。具体的には主面壁27・27の
殆どが第2面壁30で占められており、第1面壁29が
第2面壁30から突出する状態で、ケース内奥から出入
口22にわたって直線リブ状に形成されたものとする。
更には、主面壁27・27の内面に第1面壁29を設
け、ハブ下端15の挿入軌跡と対応する領域に限って、
第1面壁29をケース外面側へ凹ませて第2面壁30と
する。
【0008】
【作用】現行のテープカートリッジCを収納ケースに差
し込んだ収納状態において、問題となるテープリール3
のハブ下端15は第2面壁30と対向している。一方、
ケース底壁10は第2面壁30よりケース内方へ突出す
る第1面壁29と対向している。従って、第1面壁29
と第2面壁30の段差寸法をハブ下端15の突出寸法よ
り大きく設定しておけば、テープカートリッジCの収納
姿勢の如何に拘らず、ハブ下端15が収納ケースの内壁
と接触して本体ケース1内へ押し込まれることを防止で
きる。
し込んだ収納状態において、問題となるテープリール3
のハブ下端15は第2面壁30と対向している。一方、
ケース底壁10は第2面壁30よりケース内方へ突出す
る第1面壁29と対向している。従って、第1面壁29
と第2面壁30の段差寸法をハブ下端15の突出寸法よ
り大きく設定しておけば、テープカートリッジCの収納
姿勢の如何に拘らず、ハブ下端15が収納ケースの内壁
と接触して本体ケース1内へ押し込まれることを防止で
きる。
【0009】
【考案の効果】本考案ではテープカートリッジCのケー
ス底壁10と向かい合う主面壁27・27の内面に、ケ
ース底壁10を支持する第1面壁29と、ハブ下端15
との接当を避ける第2面壁30を段違い状に設け、収納
状態においてハブ下端15が主面壁27・27の内面に
接触してケース内へ押し込まれ、供給側テープリール3
のリールロックが解除されることを解消した。従って、
テープリール3の上下動に影響されることなくリールロ
ックが行える、改良されたテープカートリッジに対応す
るブックケース状の収納ケースでありながら、これに現
行テープカートリッジCが収納された場合にでも、供給
側テープリール3のリールロックが解除されることを防
止できる。これにより、ビデオカメラなどの故障を誘発
する不使用時のテープ弛みを一掃し、併わせて従来の収
納ケースにおける使用上の不便を解消して、その取扱性
を向上できる。
ス底壁10と向かい合う主面壁27・27の内面に、ケ
ース底壁10を支持する第1面壁29と、ハブ下端15
との接当を避ける第2面壁30を段違い状に設け、収納
状態においてハブ下端15が主面壁27・27の内面に
接触してケース内へ押し込まれ、供給側テープリール3
のリールロックが解除されることを解消した。従って、
テープリール3の上下動に影響されることなくリールロ
ックが行える、改良されたテープカートリッジに対応す
るブックケース状の収納ケースでありながら、これに現
行テープカートリッジCが収納された場合にでも、供給
側テープリール3のリールロックが解除されることを防
止できる。これにより、ビデオカメラなどの故障を誘発
する不使用時のテープ弛みを一掃し、併わせて従来の収
納ケースにおける使用上の不便を解消して、その取扱性
を向上できる。
【0010】
【実施例】(第1実施例) 図1ないし図3は本考案の第1実施例に係る収納ケース
と、収納対象となる現行テープカートリッジCとを示し
ている。図2および図3において、テープカートリッジ
Cは本体ケース1内の左右にテープ2が巻かれるテープ
リール3・4を配置してあり、図に向かって左側のテー
プリール3から繰り出されたテープ2は、ケース前面の
テープガイド5・5を介して右側のテープリール4で巻
き取られる。テープガイド5・5間にはテープローディ
ング用のポケット6を設けてあり、このポケット6を横
切るテープパスに沿ってテープ保護用の前蓋7が設けら
れており、この前蓋7は本体ケース1に対して上開き揺
動可能に支持されている。
と、収納対象となる現行テープカートリッジCとを示し
ている。図2および図3において、テープカートリッジ
Cは本体ケース1内の左右にテープ2が巻かれるテープ
リール3・4を配置してあり、図に向かって左側のテー
プリール3から繰り出されたテープ2は、ケース前面の
テープガイド5・5を介して右側のテープリール4で巻
き取られる。テープガイド5・5間にはテープローディ
ング用のポケット6を設けてあり、このポケット6を横
切るテープパスに沿ってテープ保護用の前蓋7が設けら
れており、この前蓋7は本体ケース1に対して上開き揺
動可能に支持されている。
【0011】左右のテープリール3・4は、個別に設け
られたリールロック部材で回り止めが図れらている。供
給側のテープリール3では、図3に示すように、テープ
リール3をリール押えばね9でケース底壁10に押し付
け、リールランジ11の下面に周回状に設けた係合歯1
2をケース底壁10で開口する駆動軸挿入穴13の内面
周縁に沿って設けた係合歯14と係合させて、リールロ
ックを行っている。ロック状態において、テープリール
3のハブ下端15はケース底壁10から僅かに突出して
いる。この突出寸法分だけテープリール3がケース内方
へ押し込まれると、係合歯12・14の係合状態は解除
されてしまう。
られたリールロック部材で回り止めが図れらている。供
給側のテープリール3では、図3に示すように、テープ
リール3をリール押えばね9でケース底壁10に押し付
け、リールランジ11の下面に周回状に設けた係合歯1
2をケース底壁10で開口する駆動軸挿入穴13の内面
周縁に沿って設けた係合歯14と係合させて、リールロ
ックを行っている。ロック状態において、テープリール
3のハブ下端15はケース底壁10から僅かに突出して
いる。この突出寸法分だけテープリール3がケース内方
へ押し込まれると、係合歯12・14の係合状態は解除
されてしまう。
【0012】巻取側のテープリール4では、図2に示す
ようにその下側のリールフランジの周面に設けたギヤ歯
16に、本体ケース1の後隅に設けたロック片17が噛
み合うことでリールロックを行っている。ロック片17
は図外のばねで常に押し下げ付勢されている。
ようにその下側のリールフランジの周面に設けたギヤ歯
16に、本体ケース1の後隅に設けたロック片17が噛
み合うことでリールロックを行っている。ロック片17
は図外のばねで常に押し下げ付勢されている。
【0013】図1において、収納ケースはそれぞれ射出
成形法によって有底角筒状に形成されたケース本体20
と蓋21とからなり、長辺部に出入口22が開口された
ケース本体20に対してテープカートリッジCを横長姿
勢で収容したのち、出入口22を蓋21で閉塞するよう
になっている。蓋21はケース本体20の外面に設けた
嵌合筒部23に外嵌して出入口22を塞ぐ。
成形法によって有底角筒状に形成されたケース本体20
と蓋21とからなり、長辺部に出入口22が開口された
ケース本体20に対してテープカートリッジCを横長姿
勢で収容したのち、出入口22を蓋21で閉塞するよう
になっている。蓋21はケース本体20の外面に設けた
嵌合筒部23に外嵌して出入口22を塞ぐ。
【0014】出入口22を開いた状態においても、蓋2
1のケース本体20に対する接続状態を維持できるよう
にするために、蓋21の左右の短辺部に連続して連結腕
24を突設し、その板面に沿ってスライド溝25を形成
する。さらに、ケース本体20の左右の周側壁にガイド
ピン26を突設し、前記スライド溝25をガイドピン2
6に係合している。蓋21は閉じ状態を基準にして、ス
ライド溝25の長さ分だけケース本体20から抜き出す
ことができる。この状態からガイドピン26を中心にし
て蓋21を前後いずれかへ傾倒すると、出入口22を完
全に開放できる。
1のケース本体20に対する接続状態を維持できるよう
にするために、蓋21の左右の短辺部に連続して連結腕
24を突設し、その板面に沿ってスライド溝25を形成
する。さらに、ケース本体20の左右の周側壁にガイド
ピン26を突設し、前記スライド溝25をガイドピン2
6に係合している。蓋21は閉じ状態を基準にして、ス
ライド溝25の長さ分だけケース本体20から抜き出す
ことができる。この状態からガイドピン26を中心にし
て蓋21を前後いずれかへ傾倒すると、出入口22を完
全に開放できる。
【0015】テープカートリッジCをケース本体20内
に収めた状態において、供給側のテープリール3のロッ
ク状態が解除されるのを防ぐために、ケース本体20の
対向する主面壁27・27の内面構造を次のように形成
する。主面壁27・27の内面のそれぞれに、テープカ
ートリッジCのケース底壁10を支持するための第1面
壁29と、ハブ下端15との接当を避ける第2面壁30
とを厚み方向へ段違い状に形成する。第2面壁30は主
面壁27・27の殆どを占めており、その左右幅方向の
中央部付近に第1面壁29が突設している。第1面壁2
9は主面壁27の内奥から出入口22にわたって直線リ
ブ状に形成し、その第2面壁30との段差寸法をハブ下
端15のケース底壁10からの突出寸法より僅かに大き
く設定する(図3参照)。また、ケース内で対向する第
1面壁29・29どうしの間隔は、テープカートリッジ
Cの本体ケース1のケース厚みより僅かに大きく設定す
る。
に収めた状態において、供給側のテープリール3のロッ
ク状態が解除されるのを防ぐために、ケース本体20の
対向する主面壁27・27の内面構造を次のように形成
する。主面壁27・27の内面のそれぞれに、テープカ
ートリッジCのケース底壁10を支持するための第1面
壁29と、ハブ下端15との接当を避ける第2面壁30
とを厚み方向へ段違い状に形成する。第2面壁30は主
面壁27・27の殆どを占めており、その左右幅方向の
中央部付近に第1面壁29が突設している。第1面壁2
9は主面壁27の内奥から出入口22にわたって直線リ
ブ状に形成し、その第2面壁30との段差寸法をハブ下
端15のケース底壁10からの突出寸法より僅かに大き
く設定する(図3参照)。また、ケース内で対向する第
1面壁29・29どうしの間隔は、テープカートリッジ
Cの本体ケース1のケース厚みより僅かに大きく設定す
る。
【0016】図3に示すように、テープカートリッジC
をケース本体20に収めた状態では、第1面壁29が駆
動軸挿入穴13を避けた位置でケース底壁10を支持す
る。しかも第1面壁29は第2面壁30からハブ下端1
5の突出寸法以上に突出している。そのため、ハブ下端
15が第2面壁30と接当することはなく、テープリー
ル3はリールロック状態を維持し続ける。ケース底壁1
0の左右いずれかの側端が第2面壁30に接当してテー
プカートリッジCの全体姿勢が傾いた場合にでも、ハブ
下端15は第2面壁30に接当しない。テープカートリ
ッジCは上下反転姿勢で、あるいは前後逆向きにケース
本体20に収納することもできるが、第1面壁29を主
面壁27・27の左右中央付近に設けてあるので、どの
ような装填姿勢であってもハブ下端15が第2面壁30
に接当することはない。
をケース本体20に収めた状態では、第1面壁29が駆
動軸挿入穴13を避けた位置でケース底壁10を支持す
る。しかも第1面壁29は第2面壁30からハブ下端1
5の突出寸法以上に突出している。そのため、ハブ下端
15が第2面壁30と接当することはなく、テープリー
ル3はリールロック状態を維持し続ける。ケース底壁1
0の左右いずれかの側端が第2面壁30に接当してテー
プカートリッジCの全体姿勢が傾いた場合にでも、ハブ
下端15は第2面壁30に接当しない。テープカートリ
ッジCは上下反転姿勢で、あるいは前後逆向きにケース
本体20に収納することもできるが、第1面壁29を主
面壁27・27の左右中央付近に設けてあるので、どの
ような装填姿勢であってもハブ下端15が第2面壁30
に接当することはない。
【0017】(第2実施例) 図4はケース本体20の内面構造を変更した本考案の第
2実施例を示す。これでは、主面壁27・27の内面の
それぞれに第1面壁29を設け、ハブ下端15のケース
内への挿入軌跡と対応する領域に限って第1面壁29を
凹ませて、この凹みを第2面壁30としたものであり、
主面壁27・27のそれぞれに左右一対ずつ第2面壁3
0を形成した。この場合はケース本体20内でテープカ
ートリッジCが左右方向に大きく傾くことを解消でき
る。上記以外に、ケース本体20の出入口22は主面壁
27の短辺部の側で開口することもできる。蓋21はケ
ース本体20に対して内嵌する形態を採ることもでき、
この場合には第2面壁30の凹みを蓋21の嵌合凹みに
利用できる。さらに、蓋21はケース本体20に対して
揺動開閉自在に支持してもよい。第1実施例で説明した
直線リブ状の第1面壁29は複数個設けることができ
る。
2実施例を示す。これでは、主面壁27・27の内面の
それぞれに第1面壁29を設け、ハブ下端15のケース
内への挿入軌跡と対応する領域に限って第1面壁29を
凹ませて、この凹みを第2面壁30としたものであり、
主面壁27・27のそれぞれに左右一対ずつ第2面壁3
0を形成した。この場合はケース本体20内でテープカ
ートリッジCが左右方向に大きく傾くことを解消でき
る。上記以外に、ケース本体20の出入口22は主面壁
27の短辺部の側で開口することもできる。蓋21はケ
ース本体20に対して内嵌する形態を採ることもでき、
この場合には第2面壁30の凹みを蓋21の嵌合凹みに
利用できる。さらに、蓋21はケース本体20に対して
揺動開閉自在に支持してもよい。第1実施例で説明した
直線リブ状の第1面壁29は複数個設けることができ
る。
【図1】収納ケースの蓋を開いた状態の斜視図である。
【図2】収納時におけるテープカートリッジと収納ケー
スとの関係を示す横断平面図である。
スとの関係を示す横断平面図である。
【図3】収納時におけるテープカートリッジと収納ケー
スとの関係を示す縦断面図である。
スとの関係を示す縦断面図である。
【図4】本考案に係る第2実施例を示すケース本体のみ
の斜視図である。
の斜視図である。
【図5】従来の収納ケースを示す縦断側面図である。
3 テープリール 10 ケース底壁 15 ハブ下端 20 ケース本体 21 蓋 22 出入口 27 主面壁 29 第1面壁 30 第2面壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 85/575
Claims (2)
- 【請求項1】 VHS−C型のテープカートリッジCを
収納対象とし、周側面のひとつだけを開口してテープカ
ートリッジ挿抜用の出入口22としたブックケース状の
ケース本体20と、出入口22を開閉する蓋21とを備
えているテープカートリッジの収納ケースにおいて、 ケース本体20の対向する主面壁27・27の内面のそ
れぞれに、テープカートリッジCのケース底壁10を支
持する第1面壁29と、ケース底壁10から突出するテ
ープリール3のハブ下端15との接当を避ける第2面壁
30とが、両主面壁27・27の厚み方向に段違い状に
形成されており、 第1面壁29と第2面壁30の段差寸法が、ハブ下端1
5のケース底壁10からの突出寸法より大きく設定され
ており、 主面壁27・27の殆どが第2面壁30で占められてお
り、第1面壁29が第2面壁30から突出する状態で、
ケース内奥から出入口22にわたって直線リブ状に形成
されている テープカートリッジの収納ケース。 - 【請求項2】 VHS−C型のテープカートリッジCを
収納対象とし、周側面のひとつだけを開口してテープカ
ートリッジ挿抜用の出入口22としたブックケース状の
ケース本体20と、出入口22を開閉する蓋21とを備
えているテープカートリッジの収納ケースにおいて、 ケース本体20の対向する主面壁27・27の内面のそ
れぞれに、テープカートリッジCのケース底壁10を支
持する第1面壁29と、ケース底壁10から突出するテ
ープリール3のハブ下端15との接当を避ける第2面壁
30とが、両主面壁27・27の厚み方向に段違い状に
形成されており、 第1面壁29と第2面壁30の段差寸法が、ハブ下端1
5のケース底壁10からの突出寸法より大きく設定され
ており、 ハブ下端15の挿入軌跡と対応する領域に限って、第1
面壁29をケース外面側へ凹ませて第2面壁30とした
テープカートリッジの収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991111795U JP2592916Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | テープカートリッジの収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991111795U JP2592916Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | テープカートリッジの収納ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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