JP2531234Y2 - フラックスゲート型磁気測定器の検出部 - Google Patents

フラックスゲート型磁気測定器の検出部

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JP2531234Y2
JP2531234Y2 JP1988026533U JP2653388U JP2531234Y2 JP 2531234 Y2 JP2531234 Y2 JP 2531234Y2 JP 1988026533 U JP1988026533 U JP 1988026533U JP 2653388 U JP2653388 U JP 2653388U JP 2531234 Y2 JP2531234 Y2 JP 2531234Y2
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Japan
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coil
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ring core
feedback
detection unit
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健二 飯島
友次 ▲吉▼川
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、フラックスゲート型磁気測定器、特に検
出部の各コイルの構造及び配置に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、フラックスゲート型磁気測定器は、第3図に
示すように、検出部として、励振コイル1、検出コイル
2及び帰還コイル3を備え、2f0発振器4の出力を1/2分
周器5でf0に分周して、励振器6で励振コイル1を励振
し、一方検出部に入る外部磁気を検出コイル2で検出
し、交流増幅器7、同期整流器8及び直流増幅器9を経
て出力するとともに、直流増幅器9の出力を帰還抵抗Rf
を通して、帰還コイル3に帰還し、帰還コイル3により
発生する磁界により、外部磁界を打消し、交流増幅器7
への入力が0となるように動作するように構成されてい
る。この種のフラックスゲート型磁気測定器の検出部の
構造は、各コイルの巻易さを考慮して、第4図(A)、
第4図(B)に示すように、先ずリングコア1aに励振コ
イル1を巻回する一方、直方体状のコイルボビン10に、
検出コイル2、帰還コイル3が積層して巻回されてい
る。検出コイル2は、感度を上げるために、なるべくリ
ングコア1aの近傍に設置される。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 上記従来のフラックスゲート型磁気測定器の検出部
は、検出コイル、帰還コイルとも、直方体状にリングコ
アの周辺に巻回されている。今、第4図(B)に示すリ
ングコア1aのA1、A2部分に対する帰還コイルにより発生
する入力磁界を打ち消す磁界が、左右等しければ、オフ
セットは発生しない。しかし、帰還コイルとリングコア
は接近しているため、微少な位置関係の変化でも、オフ
セットが発生する。従って、温度変化により、帰還コイ
ルとリングコアの相対的な位置関係が変化すると、出力
電圧が変化してしまう。つまり、温度ドリフトが大きく
なるという問題があった。
この考案は、上記問題点に着目してなされたものであ
って、温度ドリフトの少ない高精度なフラックスゲート
型磁気測定器の検出部を提供することを目的としてい
る。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この考案のフラックスゲート型磁気測定器の検出部
は、リングコアに巻回された励振コイルの近傍に、この
励振コイルを包む態様で検出コイルを設けるとともに、
前記帰還コイルを円筒形とし、この円筒形の帰還コイル
の中央部に前記検出コイルを配置し、検出コイル内に前
記励振コイルを配置し、前記帰還コイルを前記リングコ
アより距離を離している。
この検出部では、帰還コイルが円筒状であり、その中
央部に検出コイルが配置され、検出コイル内に励振コイ
ルが配置され、帰還コイルをリングコアより距離を離し
ているので、両者間の距離が遠くなり、帰還コイルとリ
ングコアの位置関係の変化による出力電圧のズレが小さ
くなる。つまり、温度ドリフトが小さくなる。
(ホ)実施例 以下実施例により、この考案をさらに詳細に説明す
る。
第1図(A)、第1図(B)は、この考案の一実施例
を示すフラックスゲート型磁気測定器の検出部の斜視図
及び平面図である。この検出部は、リングコア11に励振
コイル12が巻回され、このリングコア11に巻回された励
振コイル12が、直方体状のボビン13内に収容され、この
直方体状のボビン13の周囲に検出コイル14が巻回され、
この検出コイル14を円筒状のボビン15の中央部に配置
し、さらに、この円筒状のボビン15の側周に帰還コイル
16を巻回している。この実施例検出部では、リングコア
11と円筒状のボビン15の周囲に巻回される帰還コイル16
とは距離が離れて配置されるため、微少な位置の変化で
はオフセットが発生しない。そのため、温度変化によっ
て、相対的な位置関係が変化しても、出力電圧はほとん
ど変化しない、つまり温度ドリフトが軽減される。
第2図(A)、第2図(B)及び第2図(C)に、他
の実施例の検出部を示している。この実施例検出部は、
第2図(A)に示すように、円筒状のボビン15に帰還コ
イル16が巻回され、その円筒状ボビン15の中央部に励振
コイル12及び検出コイル14が配置されている点で、第1
図に示した検出部と同様である。もっとも、この実施例
検出部では、第1図の場合と相違して、第2図(B)に
示すように、リングコア11に励振コイル12と検出コイル
14が積層形成されており、その点で、第1図の励振コイ
ル及び検出コイルの巻回構造と相違し、この実施例検出
部の方がより小型、コンパクトに形成できる。もっと
も、この実施例検出部の励振コイル12と検出コイル14
は、積層形成されるため、単純に励振コイル12上に、検
出コイル14を巻回したのでは、巻方がばらばらになり、
かつ巻回が困難であるため、この実施例では、先ず第2
図(B)に示すように、内ボビン17にテープ状のリング
コア11を巻付け、このリングコア11付きの内ボビン17の
リング部に励振コイル12を巻回し、第2図(C)に示す
ボビンに巻かれた励振コイル12を得、この励振コイルの
周囲に断面コ字状のリング状の外ボビン18を嵌め込み、
この嵌め込まれた外ボビン18に対し、検出コイル14を巻
回している。このような構造とすることにより、励振コ
イル12と検出コイル14を二層形成するにも関わらず、整
然とかつ容易に巻付けを行うことができる。
また、この実施例検出部の外ボビン18は、断面コ字状
である必要はなく、小径と大径の2個の筒体であっても
よい。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、円筒状のボビンに帰還コイルを巻
回し、この円筒状の帰還コイルの中央部に検出コイルを
配置し、検出コイル内にリングコアに巻回された励振コ
イルを配置したので、帰還コイルとリングコア間の距離
が比較的遠くなり、つまり、間に空間を持たせることに
より、両者、つまりリングコアと帰還コイルの微少な位
置の変化では、オフセットは発生しない。したがって、
温度変化により、多少位置の変化が生じても、出力電圧
が変化しない、つまり、温度ドリフトが生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は、この考案の一実施例を示すフラックス
ゲート型磁気測定器の検出部の斜視図、第1図(B)
は、同検出部の平面図、第2図(A)は、他の実施例を
示す検出部の平面図、第2図(B)は、同検出部の励振
コイル及び検出コイルを巻回した状態の断面図、第2図
(C)は、リングコアに励振コイル12を巻回したものを
外ボビンに装着する場合の説明図、第3図は、一般的な
フラックスゲート型磁気測定器の回路ブロック図、第4
図(A)は、従来のフラックスゲート型磁気測定器の検
出部の斜視図、第4図(B)は、同従来の検出部の平面
図である。 11:リングコア、12:励振コイル、14:検出コイル、16:帰
還コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−147086(JP,A) 実開 昭57−192482(JP,U) 特公 昭51−472(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リングコアに巻回された励振コイル、検出
    コイル及び帰還コイルを備えるフラックスゲート型磁気
    測定器の検出部において、 前記帰還コイルを円筒形とし、この円筒形の帰還コイル
    の中央部に前記検出コイルを配置し、検出コイル内に前
    記励振コイルを配置し、前記帰還コイルを前記リングコ
    アより距離を離したことを特徴とするフラックスゲート
    型磁気測定器の検出部。
JP1988026533U 1988-02-29 1988-02-29 フラックスゲート型磁気測定器の検出部 Expired - Lifetime JP2531234Y2 (ja)

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JPS56147086A (en) * 1980-04-16 1981-11-14 Nec Corp Flux gate type magnetic sensor
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