JP2531216Y2 - テープ巻取装置 - Google Patents

テープ巻取装置

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JP2531216Y2
JP2531216Y2 JP6875791U JP6875791U JP2531216Y2 JP 2531216 Y2 JP2531216 Y2 JP 2531216Y2 JP 6875791 U JP6875791 U JP 6875791U JP 6875791 U JP6875791 U JP 6875791U JP 2531216 Y2 JP2531216 Y2 JP 2531216Y2
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hub
support piece
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hub support
tape winding
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JP6875791U
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一郎 田中
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、所定の寸法幅に裁断さ
れた磁気テープなどを原反テープからハブに円盤状に分
巻き取りするテープ巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるテープ巻取装置の従来例に実開昭
62−11874号公報がある。そこでのテープ巻取装
置は大要、図1ないし図3を参酌して説明すると、回転
駆動軸2に取り付けたスリーブ5の外周に、奥拡がりT
字形の取付け溝10を適当ピッチで形成し、この取付け
溝10に奥拡がり形状のハブ支持ピース11を軸心方向
から挿入するとともに、スリーブ5の両側面に取り付け
た側板12でハブ支持ピース11の軸心方向の位置決め
を図り、各取付け溝10内のハブ支持ピース11を半径
方向に出退自在に支持するとともに、内装したバネ14
でハブ支持ピース11を外方に突出付勢し、各ハブ支持
ピース11の外周面の軸心方向両端部に、スリーブ5に
外嵌されたテープ巻取用ハブ7の内周端縁に係合する山
形の凸条15を設けたものとなっている。
【0003】そのうえで従来は、図8および図9に示す
ように、スリーブ5のT形取付け溝10に装着のバネ1
4で外方へ突出付勢されたハブ支持ピース11が、ハブ
7を内周から支持するとともに、ハブ支持ピース11の
外周の左右側端に設けた凸条15・15でハブ7の軸心
方向の位置決めを図っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記構成のテープ巻取
装置においては、ハブ7を軸心方向からスリーブ5上に
外嵌装着する際に、各ハブ支持ピース11がハブ7の内
周縁に当接して取付け溝10内に押し込まれるよう、か
つハブ7の内周縁をガタつきなく支持できるように、各
凸条15の内外側面S1・S2はそれぞれ係止面に形成
しておく必要があり、ハブ支持ピース11の両側端には
該凸条15を形成するに足りるスペースが要求される。
【0005】この場合、ハブ7の横幅W1に対してスリ
ーブ5の全体幅W2が大きいと、ハブ支持ピース11の
幅が大きくなるために、図8および図9に示すように、
必要な形状の凸条15をハブ支持ピース11に形成でき
る。しかし、巻き取るテープが幅狭になると、回転駆動
軸2に並べて装着されるスリーブ5の全体幅W2(テー
プ幅の約2倍)が小さくなってハブ7の横幅W1との差
がなくなり、ハブ支持ピース11の横幅も小さくなる。
その結果、ハブ支持ピース11の両側端に必要な形状の
凸条15が形成困難となる。そこで、このような場合の
対策として図10および図11に示すように、ハブ支持
ピース7における小幅部分(上部分)の両側端面に突出
部16を形成し、その外側面を凸条15の外側傾斜面S
2に連なる係止面にし、かつハブ支持ピース11を両側
から支持する側板12に該突出部16が係入する切欠き
17を形成する構造が検討された。
【0006】これによれば、所望形状の凸条15を確保
することができる。しかし、切欠き17の形成によって
ハブ支持ピース11はその下部(軸心側部分)のみが側
板12の内面に受け止め支持されることになり、ハブ7
にスラスト荷重が働いた場合に、ハブ支持ピース11の
外周側が大きくぐらつきやすいことを知った。そこで本
考案は、ハブ支持ピースの両側端に、山形の凸条を形成
するための突出部を連設するに際し、スラスト荷重に対
してもハブ支持機能を有効確実に発揮することのできる
テープ巻取装置を得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のテープ巻取装置
は、前記ハブ支持ピース11における小幅部分の両側端
面に、この小幅部分の周方向幅L1より小さい幅L2の
突出部16を形成して、この突出部16の外側面を前記
凸条15の外側傾斜面S2に連なる傾斜面に形成し、か
つ各側板12には該突出部16が係入する略同幅の切欠
き17を形成してあることを要件とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、図5および図6に示すご
とく突出部16の周方向の前後に位置するピース側端面
11aが、側板12に形成された切欠き17の前後箇所
において側板12の内面に当接支持されることになり、
ハブ支持ピース11の軸心方向への位置規制機能が高い
ものとなる。
【0009】
【考案の効果】従って本考案によれば、スリーブ5の全
体幅がハブ7の幅に近い条件においてもハブ支持ピース
11の両側端に所望形状の凸条15を形成して、ハブ7
を円滑に装着して確実に係止でき、しかもスリーブ5に
対してハブ支持ピース11を確実に支持してハブ7をぐ
らつくことなく保持し、もって良好なテープ巻き取りを
行うことができる。
【0010】
【実施例】図1ないし図6は本考案に係るテープ巻取装
置の実施例を示しており、所定寸法幅に裁断された多数
本の磁気テープを巻き取って円盤状のテープ巻回体(パ
ンケーキ)を得るためのものであり、図2に示すごとく
多数のテープ巻取ユニット1が共通の回転駆動軸2上に
装備されている。
【0011】テープ巻取ユニット1は、回転駆動軸2に
外嵌固着された駆動ディスク3と、一対のベアリング4
と、該ベアリング4に外嵌するハブ装着用のスリーブ5
と、巻取トルク制御用のトルクリミッタ6とを含み、該
スリーブ5にフランジレス型のハブ7が外嵌装着され
て、このハブ7にテープTが巻き取られる。トルクリミ
ッタ6は、駆動ディスク3に複数のN・S交番磁界をも
たらす磁石8を環状に配置するとともに、スリーブ5側
に銅板リング9を磁石に対向して配置してなる磁石クラ
ッチを用いており、回転駆動軸2が一定方向に回転する
ことで所定のトルクでスリーブ5を周方向に回転駆動す
る。
【0012】図3において前記スリーブ5の外周には、
側面視で奥拡がりT形の取付け溝10が周方向に等ピッ
チで5個形成されており、ここに奥拡がりT形のハブ支
持ピース11が半径方向に一定範囲内で出退移動自在に
装着されている。ハブ支持ピース11はスリーブ5の両
側面にネジ止めしたリング状の側板12で挟まれて軸心
方向の位置決めが図られている。ハブ支持ピース11の
下面には、図1に示すごとく左右一対の凹穴13が形成
されて、ここに圧縮コイルバネ14が装填されており、
これらバネ14の弾性復元力によってハブ支持ピース1
1が半径方向の外方に突出付勢されている。
【0013】ハブ支持ピース11の周方向小幅部分(上
部分)における外周面は、ハブ7の内周面と同一曲率の
円弧面に形成してあり、この外周面の左右両側端部には
スリーブ5に外嵌装着したハブ7の軸心方向の位置決め
を行う一対の凸条15・15が設けられている。図4お
よび図5において前記凸条15は、その内外側面が傾斜
面の山形に形成され、外側の傾斜面S2が軸心方向から
スリーブ5にハブ7が挿嵌される際にハブ支持ピース1
1をバネ14に抗して押し込む案内面となり、内側の係
止面S1がハブ7の内周端縁を係止する位置決め面とな
っている。
【0014】この各凸条15の外側部分は、ハブ支持ピ
ース11から外側方に連出された突出部16によって形
成されており、図6に示すごとくこの突出部16の周方
向幅L2はハブ支持ピース11の小幅部分の周方向幅L
1よりも小さく寸法設定する。ハブ支持ピース11を内
面で受け止め支持する左右の各側板12には、前記突出
部16が半径方向に移動するのを許す状態で係入する切
欠き17を突出部16と略同幅で形成した。
【0015】5個のハブ支持ピース11のうちの1個1
1Aは、図3に示すごとく取付け溝10から斜めに突出
するよう構成されていて、ハブ7の内周面に形成された
ドライブ溝18のひとつに該ハブ支持ピース11Aの突
出端が係合して、スリーブ5に対してスリップすること
なくハブ7を駆動する。
【0016】ハブ支持ピース11の山形の凸条15を以
上のように構成して、その小幅の突出部16を側板12
に形成した小幅の切欠き17に係入するようにしたの
で、ハブ支持ピース11の外周側にスラスト荷重が働い
ても突出部16の前後のピース側端部11aが切欠き1
7の前後の側板12の内面に受け止め支持されることに
なり、ハブ支持ピース11およびこれに支持されたハブ
7の軸心方向の変位を抑えることができる。
【0017】図7はハブ支持ピース11に外嵌保持され
たハブ7に加えられた軸心方向への押圧力とハブ7の変
位との関係を示す。ここで図中のAは本考案の場合、B
は図10および図11の従来例の場合であり、この図か
らも明らかなように本考案は従来例に比べて3倍のハブ
規制性能を発揮した。次の表1は実際にテープTを巻き
取った際のテープ巻き崩れの発生率を本考案のものと、
従来例のものとで対比した結果を示す。
【0018】
【表1】巻き崩れ発生率(%)
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の分解斜視図である。
【図2】一部切欠き側面図である。
【図3】一部切欠き正面図である。
【図4】要部の拡大縦断側面図である。
【図5】要部の斜視図である。
【図6】要部の平面図である。
【図7】本考案と従来例のハブ規制機能を示す線図であ
る。
【図8】従来の一般例を示す要部の拡大縦断側面図であ
る。
【図9】その要部の斜視図である。
【図10】改良された従来例における要部の拡大縦断側
面図である。
【図11】その要部の斜視図である。
【符号の説明】
2 回転駆動軸 5 スリーブ 7 ハブ 10 取付け溝 11 ハブ支持ピース 12 側板 14 バネ 15 凸条 16 突出部 17 切欠き L1 ハブ支持ピース小幅部分の周方向幅 L2 突出部の周方向幅 S2 突出部の外側面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動軸2に取り付けたスリーブ5の
    外周に、奥拡がりT字形の取付け溝10を適当ピッチで
    形成し、 この取付け溝10に軸心方向から挿入される奥拡がり形
    状のハブ支持ピース11を有し、 スリーブ5の両側面には取付け溝10内にあるハブ支持
    ピース11の軸心方向の位置決めを図る側板12を取り
    付けてあり、 各取付け溝10内のハブ支持ピース11を半径方向に出
    退自在に支持するとともに、内装したバネ14でハブ支
    持ピース11を外方に突出付勢してあり、 各ハブ支持ピース11の外周面の軸心方向両端部に、ス
    リーブ5に外嵌されたテープ巻取用ハブ7の内周端縁に
    係合する山形の凸条15を設けてあるテープ巻取装置に
    おいて、 前記ハブ支持ピース11における小幅部分の両側端面
    に、この小幅部分の周方向幅L1より小さい幅L2の突
    出部16を形成してあり、 この突出部16の外側面を前記凸条15の外側傾斜面S
    2に連なる傾斜面に形成してあり、 各側板12には該突出部16が係入する略同幅の切欠き
    17を形成してあるテープ巻取装置。
JP6875791U 1991-08-02 1991-08-02 テープ巻取装置 Expired - Lifetime JP2531216Y2 (ja)

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JPH0514051U JPH0514051U (ja) 1993-02-23
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