JP2531133C - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、電子写真複写プロセス等で静電潜像担体の表面に形成された静電潜
像を可視像化する現像装置に関するものである。 (従来の技術およびその問題点) 従来、現像方式として、磁気ローラを固定状態に内蔵したアルミニウム等から
なる現像スリ−ブの外周面上に、回転駆動する現像剤攪拌ロ−ラ(例えば、バケ
ットロ−ラまたはスクリューロ−ラ)によって供給された現像剤を保持するとと
もに、該現像剤を静電潜像担体と対向する現像領域に搬送せしめ、前記静電潜像
担体表面に担持された静電潜像を可視像化するようにしたものが提供されている
。 そして、一般に、このような現像装置にあっては、現像スリーブに沿った形状
を有するケーシング内に収容されており、ケーシングと現像スリーブ表面とは一 定の間隙が設けられている。 この間隙が大きすぎると、現像剤攪拌ローラ等の攪拌動作によって機械的スト
レスを受けて粉煙となった現像剤が間隙を通って装置外部に飛散する。一方、こ
の間隙が狭すぎると、現像スリーブとケーシングとの間に現像剤が詰まり、現像
装置から溢れ出たり、現像スリーブの回転トルクが増大する。 このため、現像スリーブとケーシングとの間隙は、現像スリーブ上に保持され
ている現像剤の穂高と略同一高さになるよう、精度良く調整する必要がある。 しかしながら、前記ケーシングは樹脂の一体成型品、あるいは樹脂成型された
複数の部材を貼り合わせたもので構成されているため、ねじれや歪みを有し、前
記間隙が一定にならず、現像剤の飛散、詰まりおよび現像スリーブ回転トルクの
増大を招来する問題点を有していた。 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するためになされたもので、前記現像方式を採用し
た現像装置であって、磁気ローラ外周部に、軸方向に延在するN,S極を周方向
に順次着磁するとともに、隣接する磁極が同極の同極着磁部を少なくとも一箇所
設ける一方、該同極着磁部の少なくとも現像スリーブ回転方向上流側に位置する
磁極を、現像領域から現像スリーブと現像剤撹拌ローラとの対向部に至る間で、
現像装置のケーシングと対向させて設け、前記上流側に位置する磁極によって形
成される現像剤の穂高を現像スリーブとケーシングとの間隙に相当する高さより
も大きく設定し、これにより実際に形成された前記現像剤の穂の先端が前記ケー
シングに規制されるようになしたものである。 (実施例) 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて説明する。 第1図において、(1)は感光体ドラム、(2)は本発明にかかる現像装置を示し
、この現像装置(2)はケ−シング(3)とカバ−(4)とからなる空間内に感光体ド
ラム(1)側から順次後方に現像スリ−ブ(6)、攪拌ロ−ラ(11)、および供給ロ
−ラ(16)が配設されている。 感光体ドラム(1)は表面に有機感光体層を有する円筒体で、図示しない光学系 から表面に光が照射されて静電潜像が形成されるもので、周速150mm/secで
矢印a 方向に回転駆動可能としてある。 現像スリ−ブ(6)は非磁性導電材(例えば、アルミニウム)を円筒形に形成した
もので、表面にはサンドブラスト処理にて微小凹凸が形成され、感光体ドラム(
1)に現像ギャップ:Ds=0.6mmの間隔をもって対向し、矢印b方向に回転数1
43.64rpmで回転駆動可能としてある。 また、現像スリ−ブ(6)は、外周部に磁極を設けた磁気ロ−ラ(7)を内蔵し、
磁気ロ−ラ(7)の磁力によって外周面上に現像剤(通常、キャリアとトナ−との
混合物からなる)を保持し、感光体ドラム(1)と対向する現像領域(A)に搬送し
、感光体ドラム(1)に形成された静電潜像を現像するようにしている。 なお、現像スリーブ(6)の下部は、ケーシング(3)とギャップ:D=1.0mmの
間隔が保持されている。 磁気ロ−ラ(7)は、外径24.5mmを有し、外周部に磁極(N1〜N3)、(S1
〜S4)を交互に、かつ、現像領域(A)の背面側で、前記撹拌ローラ(11)と最
も近接する部分の上下には、同極の磁極(S2),(S3)が隣接し、現像剤搬送方
向上流側に位置する磁極(S2)がケーシング(3)と対向するように、前記現像ス
リ−ブ(6)に固定状態に内蔵されている。 なお、前記磁極(N1〜N3)、(S1〜S4)の磁力は第2図に示すようにして
ある。 攪拌ロ−ラ(11)は、支軸(12)に羽根部(13)を備えた撹拌部材を嵌挿した
バケットローラで、外径34mmを有し、現像剤攪拌搬送路(10)(以下、攪拌路
という)に、矢印c 方向に回転数179.55rpmで回転駆動可能に設けてあり、
該攪拌路(10)内の現像剤を羽根部(13)で混合,撹拌しながら図中奥側に搬送
するとともに、その一部をバケット(14)で現像スリ−ブ(6)の表面に供給する
ようにしてある。 供給ローラ(16)は、前記攪拌ロ−ラ(11)の後方に設けた仕切り板(5)によ
って形成された現像剤供給搬送路(15)(以下、供給路という)に設けたスクリュ
ーローラで、図示しないトナ−補給槽から供給されたトナ−と現像剤とを混合,
攪 拌しながら、図中手前方向に搬送するようにしてある。 なお、仕切り板(5)には、図中手前側と奥側に攪拌路(10)と供給路(15)と
を連通する通路が形成されており、攪拌ロ−ラ(11)によって攪拌路(10)奥側
に般送された現像剤は前記通路を通り、供給路(15)に送り込まれ、供給路(1
5)を供給ロ−ラ(16)によって手前側に搬送され、手前側の通路を通り、再び
攪拌路(10)に送り込まれるようにしてある。 また、ケーシング(3)の上部には穂高規制部材(8)が形成されており、この穂
高規制部材(8)は、現像スリ−ブ(6)と穂高規制ギャップ: Db=0.5mm の間
隔をもって対向し、現像スリ−ブ(6)によって搬送される現像剤を穂切りするこ
とによって、現像剤搬送量を規制するようにしてある。 さらに、(9)は粉煙防止マイラで、この粉煙防止マイラ(9)はポリウレタンフ
ィルム(厚さ0.1mm)からなり、ケーシング(3)の感光体ドラム(1)との対向部
上部に取り付けてあり、現像スリ−ブ(6)の回りから発生する粉煙トナ−が上方
に飛散するのを防止するようにしてある。 以上の構成からなる現像装置(2)において、現像剤は図示しないトナ−補給槽
からトナ−が補給されつつ、供給ロ−ラ(16)と撹拌ロ−ラ(11)によって、供
給路(15)、攪拌路(10)を搬送されながら混合,撹拌されることによって、帯
電位の向上したトナーが攪拌ロ−ラ(11)にて現像スリ−ブ(6)表面に供給され
る。 なお、現像スリーブ(6)の表面に磁気吸着されている現像剤は、現像スリーブ
(6)を展開した第3図に示すように、隣接して同極を着磁した同極着磁部(S2,
S3)以外の所では、その磁力に応じた高さの穂高が形成されるが、磁極(S2)
の部分では、他の部分よりも際立って高い現像剤の穂が形成されることが実験に
よって確認された。 このため、第1図に示すように、磁極(S2)をケーシング(3)と対向するよう
に設置した場合、磁極(S2)の部分に形成された現像剤の穂は、ケーシング(3)
によって、現像剤の盛り上がりが規制され、特に、外方に位置する現像剤は密度
が低く、磁気拘束力が弱いため、現像スリーブ(6)とケーシング(3)とのギャッ プ:Dを、あたかもシールするかのごとく側方に広がる。 ここで、現像スリ−ブ(6)における現像剤の授受を第1図に基づいて説明する
。 現像領域(A)を経て現像スリ−ブ(6)表面に残存するトナー含有量の低下した
現像剤は、現像領域(A)の背面側に下方から上方に向って搬送され、磁極(S2)
の部分を通過すると磁力から解放されて、現像スリーブ(6)の表面から離脱する
。 そして、この現像スリーブ(6)から離脱した現像剤は撹拌ローラ(11)側に押
しやられ、攪拌ロ−ラ(11)によって攪拌路(10)内の現像剤に混合される。 一方、攪拌ロ−ラ(11)のバケット(14)によって搬送されてきた現像剤は、
磁気ロ−ラ(7)の磁極(S3)の近傍にて前記現像スリ−ブ(6)上に供給され、現
像スリ−ブ(6)によって矢印(b)方向に搬送されて現像に供される。 なお、現像剤攪拌ローラ(11)の攪拌および搬送作用によって現像剤にストレ
スが加えられ、トナーがキャリアから分離しても、磁極(S2)によって現像スリ
ーブ(6)とケーシング(3)との間の現像剤溜まりによるシール効果で、外部への
飛散が防止される。また、現像剤とケーシング(3)とは磁極(S2)の部分で接触
しているだけであるため、現像剤が現像スリーブ(6)とケーシング(3)との間で
詰まったり、現像スリーブ(6)の回転トルクが増大するようなことはない。 前記実施例では、同極が隣接する同極着磁部(S2,S3)を一箇所設けるもの
としたが、これに限らず、第4図に示すように、磁気ローラ(7)に二つの同極着
磁部(S2,S3),(N2,N3)を設け、これらの上流側に位置する磁極(S2),(
N2)のいずれもがケーシング(3)と対向するようにしてもよい。 この場合、現像スリーブ(6)とケーシング(3)との間に二つの現像剤たまりが
形成されることによって、一層トナーの飛散を少なくすることができる。 (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明にかかる現像装置は、現像スリーブ内に
設けた磁気ローラ外周部に、軸方向に延在するN,S極を周方向に順次着磁する
とともに、同一極性の磁極を隣接した同極着磁部を少なくとも一箇所設ける一方
、該同極着磁部の少なくとも現像スリーブ回転方向上流側に位置する磁極を、現
像領域から現像スリーブと現像剤撹拌ローラとの対向部に至る間で、現像装置の
ケ ーシングと対向させて設け、前記上流側に位置する磁極によって形成される現像
剤の穂高を現像スリーブとケーシングとの間隙に相当する高さよりも大きく設定
し、これにより実際に形成された前記現像剤の穂の先端が前記ケーシングに規制
されるようにした構成としている。 したがって、前記同極着磁部の上流側に位置する磁極によって、現像スリーブ
とケーシングとの間には現像剤溜まりが形成され、これによってケーシング内の
トナーが外部に飛散するのが防止される。 この結果、飛散したトナーが周辺機器を汚したり、静電潜像担体に付着するこ
とによって、複写画像等にカブリ、斑点等が生じるようなことはない。 しかも、機械的な構成に変化を加えることなく、単に磁気ローラに着磁した磁
石の位置を変えるだけでよく、現像装置のコストアップを招来することがない。
像を可視像化する現像装置に関するものである。 (従来の技術およびその問題点) 従来、現像方式として、磁気ローラを固定状態に内蔵したアルミニウム等から
なる現像スリ−ブの外周面上に、回転駆動する現像剤攪拌ロ−ラ(例えば、バケ
ットロ−ラまたはスクリューロ−ラ)によって供給された現像剤を保持するとと
もに、該現像剤を静電潜像担体と対向する現像領域に搬送せしめ、前記静電潜像
担体表面に担持された静電潜像を可視像化するようにしたものが提供されている
。 そして、一般に、このような現像装置にあっては、現像スリーブに沿った形状
を有するケーシング内に収容されており、ケーシングと現像スリーブ表面とは一 定の間隙が設けられている。 この間隙が大きすぎると、現像剤攪拌ローラ等の攪拌動作によって機械的スト
レスを受けて粉煙となった現像剤が間隙を通って装置外部に飛散する。一方、こ
の間隙が狭すぎると、現像スリーブとケーシングとの間に現像剤が詰まり、現像
装置から溢れ出たり、現像スリーブの回転トルクが増大する。 このため、現像スリーブとケーシングとの間隙は、現像スリーブ上に保持され
ている現像剤の穂高と略同一高さになるよう、精度良く調整する必要がある。 しかしながら、前記ケーシングは樹脂の一体成型品、あるいは樹脂成型された
複数の部材を貼り合わせたもので構成されているため、ねじれや歪みを有し、前
記間隙が一定にならず、現像剤の飛散、詰まりおよび現像スリーブ回転トルクの
増大を招来する問題点を有していた。 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するためになされたもので、前記現像方式を採用し
た現像装置であって、磁気ローラ外周部に、軸方向に延在するN,S極を周方向
に順次着磁するとともに、隣接する磁極が同極の同極着磁部を少なくとも一箇所
設ける一方、該同極着磁部の少なくとも現像スリーブ回転方向上流側に位置する
磁極を、現像領域から現像スリーブと現像剤撹拌ローラとの対向部に至る間で、
現像装置のケーシングと対向させて設け、前記上流側に位置する磁極によって形
成される現像剤の穂高を現像スリーブとケーシングとの間隙に相当する高さより
も大きく設定し、これにより実際に形成された前記現像剤の穂の先端が前記ケー
シングに規制されるようになしたものである。 (実施例) 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて説明する。 第1図において、(1)は感光体ドラム、(2)は本発明にかかる現像装置を示し
、この現像装置(2)はケ−シング(3)とカバ−(4)とからなる空間内に感光体ド
ラム(1)側から順次後方に現像スリ−ブ(6)、攪拌ロ−ラ(11)、および供給ロ
−ラ(16)が配設されている。 感光体ドラム(1)は表面に有機感光体層を有する円筒体で、図示しない光学系 から表面に光が照射されて静電潜像が形成されるもので、周速150mm/secで
矢印a 方向に回転駆動可能としてある。 現像スリ−ブ(6)は非磁性導電材(例えば、アルミニウム)を円筒形に形成した
もので、表面にはサンドブラスト処理にて微小凹凸が形成され、感光体ドラム(
1)に現像ギャップ:Ds=0.6mmの間隔をもって対向し、矢印b方向に回転数1
43.64rpmで回転駆動可能としてある。 また、現像スリ−ブ(6)は、外周部に磁極を設けた磁気ロ−ラ(7)を内蔵し、
磁気ロ−ラ(7)の磁力によって外周面上に現像剤(通常、キャリアとトナ−との
混合物からなる)を保持し、感光体ドラム(1)と対向する現像領域(A)に搬送し
、感光体ドラム(1)に形成された静電潜像を現像するようにしている。 なお、現像スリーブ(6)の下部は、ケーシング(3)とギャップ:D=1.0mmの
間隔が保持されている。 磁気ロ−ラ(7)は、外径24.5mmを有し、外周部に磁極(N1〜N3)、(S1
〜S4)を交互に、かつ、現像領域(A)の背面側で、前記撹拌ローラ(11)と最
も近接する部分の上下には、同極の磁極(S2),(S3)が隣接し、現像剤搬送方
向上流側に位置する磁極(S2)がケーシング(3)と対向するように、前記現像ス
リ−ブ(6)に固定状態に内蔵されている。 なお、前記磁極(N1〜N3)、(S1〜S4)の磁力は第2図に示すようにして
ある。 攪拌ロ−ラ(11)は、支軸(12)に羽根部(13)を備えた撹拌部材を嵌挿した
バケットローラで、外径34mmを有し、現像剤攪拌搬送路(10)(以下、攪拌路
という)に、矢印c 方向に回転数179.55rpmで回転駆動可能に設けてあり、
該攪拌路(10)内の現像剤を羽根部(13)で混合,撹拌しながら図中奥側に搬送
するとともに、その一部をバケット(14)で現像スリ−ブ(6)の表面に供給する
ようにしてある。 供給ローラ(16)は、前記攪拌ロ−ラ(11)の後方に設けた仕切り板(5)によ
って形成された現像剤供給搬送路(15)(以下、供給路という)に設けたスクリュ
ーローラで、図示しないトナ−補給槽から供給されたトナ−と現像剤とを混合,
攪 拌しながら、図中手前方向に搬送するようにしてある。 なお、仕切り板(5)には、図中手前側と奥側に攪拌路(10)と供給路(15)と
を連通する通路が形成されており、攪拌ロ−ラ(11)によって攪拌路(10)奥側
に般送された現像剤は前記通路を通り、供給路(15)に送り込まれ、供給路(1
5)を供給ロ−ラ(16)によって手前側に搬送され、手前側の通路を通り、再び
攪拌路(10)に送り込まれるようにしてある。 また、ケーシング(3)の上部には穂高規制部材(8)が形成されており、この穂
高規制部材(8)は、現像スリ−ブ(6)と穂高規制ギャップ: Db=0.5mm の間
隔をもって対向し、現像スリ−ブ(6)によって搬送される現像剤を穂切りするこ
とによって、現像剤搬送量を規制するようにしてある。 さらに、(9)は粉煙防止マイラで、この粉煙防止マイラ(9)はポリウレタンフ
ィルム(厚さ0.1mm)からなり、ケーシング(3)の感光体ドラム(1)との対向部
上部に取り付けてあり、現像スリ−ブ(6)の回りから発生する粉煙トナ−が上方
に飛散するのを防止するようにしてある。 以上の構成からなる現像装置(2)において、現像剤は図示しないトナ−補給槽
からトナ−が補給されつつ、供給ロ−ラ(16)と撹拌ロ−ラ(11)によって、供
給路(15)、攪拌路(10)を搬送されながら混合,撹拌されることによって、帯
電位の向上したトナーが攪拌ロ−ラ(11)にて現像スリ−ブ(6)表面に供給され
る。 なお、現像スリーブ(6)の表面に磁気吸着されている現像剤は、現像スリーブ
(6)を展開した第3図に示すように、隣接して同極を着磁した同極着磁部(S2,
S3)以外の所では、その磁力に応じた高さの穂高が形成されるが、磁極(S2)
の部分では、他の部分よりも際立って高い現像剤の穂が形成されることが実験に
よって確認された。 このため、第1図に示すように、磁極(S2)をケーシング(3)と対向するよう
に設置した場合、磁極(S2)の部分に形成された現像剤の穂は、ケーシング(3)
によって、現像剤の盛り上がりが規制され、特に、外方に位置する現像剤は密度
が低く、磁気拘束力が弱いため、現像スリーブ(6)とケーシング(3)とのギャッ プ:Dを、あたかもシールするかのごとく側方に広がる。 ここで、現像スリ−ブ(6)における現像剤の授受を第1図に基づいて説明する
。 現像領域(A)を経て現像スリ−ブ(6)表面に残存するトナー含有量の低下した
現像剤は、現像領域(A)の背面側に下方から上方に向って搬送され、磁極(S2)
の部分を通過すると磁力から解放されて、現像スリーブ(6)の表面から離脱する
。 そして、この現像スリーブ(6)から離脱した現像剤は撹拌ローラ(11)側に押
しやられ、攪拌ロ−ラ(11)によって攪拌路(10)内の現像剤に混合される。 一方、攪拌ロ−ラ(11)のバケット(14)によって搬送されてきた現像剤は、
磁気ロ−ラ(7)の磁極(S3)の近傍にて前記現像スリ−ブ(6)上に供給され、現
像スリ−ブ(6)によって矢印(b)方向に搬送されて現像に供される。 なお、現像剤攪拌ローラ(11)の攪拌および搬送作用によって現像剤にストレ
スが加えられ、トナーがキャリアから分離しても、磁極(S2)によって現像スリ
ーブ(6)とケーシング(3)との間の現像剤溜まりによるシール効果で、外部への
飛散が防止される。また、現像剤とケーシング(3)とは磁極(S2)の部分で接触
しているだけであるため、現像剤が現像スリーブ(6)とケーシング(3)との間で
詰まったり、現像スリーブ(6)の回転トルクが増大するようなことはない。 前記実施例では、同極が隣接する同極着磁部(S2,S3)を一箇所設けるもの
としたが、これに限らず、第4図に示すように、磁気ローラ(7)に二つの同極着
磁部(S2,S3),(N2,N3)を設け、これらの上流側に位置する磁極(S2),(
N2)のいずれもがケーシング(3)と対向するようにしてもよい。 この場合、現像スリーブ(6)とケーシング(3)との間に二つの現像剤たまりが
形成されることによって、一層トナーの飛散を少なくすることができる。 (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明にかかる現像装置は、現像スリーブ内に
設けた磁気ローラ外周部に、軸方向に延在するN,S極を周方向に順次着磁する
とともに、同一極性の磁極を隣接した同極着磁部を少なくとも一箇所設ける一方
、該同極着磁部の少なくとも現像スリーブ回転方向上流側に位置する磁極を、現
像領域から現像スリーブと現像剤撹拌ローラとの対向部に至る間で、現像装置の
ケ ーシングと対向させて設け、前記上流側に位置する磁極によって形成される現像
剤の穂高を現像スリーブとケーシングとの間隙に相当する高さよりも大きく設定
し、これにより実際に形成された前記現像剤の穂の先端が前記ケーシングに規制
されるようにした構成としている。 したがって、前記同極着磁部の上流側に位置する磁極によって、現像スリーブ
とケーシングとの間には現像剤溜まりが形成され、これによってケーシング内の
トナーが外部に飛散するのが防止される。 この結果、飛散したトナーが周辺機器を汚したり、静電潜像担体に付着するこ
とによって、複写画像等にカブリ、斑点等が生じるようなことはない。 しかも、機械的な構成に変化を加えることなく、単に磁気ローラに着磁した磁
石の位置を変えるだけでよく、現像装置のコストアップを招来することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる現像装置の一実施例を示す断面図、第2図は磁気ロ−
ラに設けた磁極の磁力を示す図、第3図は現像スリーブ上における現像剤の保持
状態を示す図、第4図はその他の実施例を示す断面図である。 1…感光体ドラム、 2…現像装置、 3…ケ−シング、 4…カバ−、 5…仕切り板、 6…現像スリ−ブ、 7…磁気ロ−ラ、 8…穂高規制部材、 11…攪拌ロ−ラ、 16…供給ロ−ラ。
ラに設けた磁極の磁力を示す図、第3図は現像スリーブ上における現像剤の保持
状態を示す図、第4図はその他の実施例を示す断面図である。 1…感光体ドラム、 2…現像装置、 3…ケ−シング、 4…カバ−、 5…仕切り板、 6…現像スリ−ブ、 7…磁気ロ−ラ、 8…穂高規制部材、 11…攪拌ロ−ラ、 16…供給ロ−ラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1) 磁気ローラを固定状態に内蔵した現像スリーブに、現像剤撹拌ローラに
よって供給された現像剤を保持するとともに、該現像剤を静電潜像担体と対向す
る現像領域に搬送せしめ、前記静電潜像担体表面に担持された静電潜像を可視像
化するようにした現像装置であって、前記磁気ローラ外周部に、軸方向に延在す
るN、S極を周方向に順次着磁するとともに、同一極性の磁極を隣接した同極着
磁部を少なくとも一箇所設ける一方、該同極着磁部の少なくとも現像スリーブ回
転方向上流側に位置する磁極を、現像領域から現像スリーブと現像剤撹拌ローラ
との対向部に至る間で、現像装置のケーシングと対向させて設け、前記上流側に
位置する磁極によって形成される現像剤の穂高を現像スリーブとケーシングとの
間隙に相当する高さよりも大きく設定し、これにより実際に形成された前記現像
剤の穂の先端が前記ケーシングに規制されるようになしたことを特徴とする現像
装置。
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