JP2531041Y2 - 冷蔵庫の温度調節器 - Google Patents

冷蔵庫の温度調節器

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JP2531041Y2
JP2531041Y2 JP10074690U JP10074690U JP2531041Y2 JP 2531041 Y2 JP2531041 Y2 JP 2531041Y2 JP 10074690 U JP10074690 U JP 10074690U JP 10074690 U JP10074690 U JP 10074690U JP 2531041 Y2 JP2531041 Y2 JP 2531041Y2
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JP10074690U
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幹啓 中山
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松下冷機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、冷蔵庫の温度調節器に関するものである。
従来の技術 従来、かかる技術は実開昭62-176695号公報に示され
ているように、冷蔵庫の温度調節器においては、冷蔵庫
本体に温度調節器を先に取り付け、しかる後にカバーを
取り付ける構造とし、組立易く配慮をしていた。以下、
図面を参照しながら、上述したような従来の冷蔵庫の温
度調節器について説明する。第2図は従来の冷蔵庫の温
度調節器の斜視図、第3図は第2図に示した温度調節器
の断面図である。
同図において、1は冷蔵庫本体、2は感熱パイプ、3
は温度調節器であり、柔軟性のある銅・アルミ製等の感
熱棒4を備える。温度調節器3は、取付板5とビス6に
より冷蔵庫本体1に取り付けられ、感熱棒4を感熱パイ
プ2に差し込み、出口部7をパテ8でシールする。その
後、感熱棒4等を係止するクランプ9を取り付け、カバ
ー10を取り付ける。
以上のようにして構成された冷蔵庫の温度調節器につ
いて、以下組立手順について説明する。
冷蔵庫本体1に温度調節器3を取付板5とビス6によ
りより取り付け、冷蔵庫本体1に予め取り付けた感熱パ
イプ2に感熱棒4を差し込む。次に、出口部7をパテ8
でシールし、クランプ9を取り付け、その後、カバー10
を取り付ける。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、組立作業が、冷
蔵庫本体に対して行われるので、作業を1つずつ順番に
行わねばならず、作業効率が悪い。
また、カバー10取り付け時には、温度調節器3及び感
熱棒4が見えない状態で取り付けることになるので、予
め感熱棒4を係止するためのクランプ9等の部品が必要
になり、部品点数が増えるという課題があった。
本考案は、上記課題に鑑みなされたもので、温度調節
器を取り付け易く、感熱棒の係止ができ、しかも、冷蔵
庫本体への温度調節器の組立作業性の良い冷蔵庫の温度
調節器を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本考案の冷蔵庫の温度調
節器は、冷蔵庫本体と、銅又はアルミなどの柔軟性のあ
る金属製の感熱棒を備えた温度調節器と、前記冷蔵庫本
体に設けられ前記感熱棒を差し込む感熱パイプと、前記
温度調節器を覆い前記冷蔵庫本体に取り付けられたケー
スと、前記ケースの内壁に設けられた前記温度調節器を
保持するツメと、前記ケースの内壁に突出して形成した
リブとを有し、前記感熱棒が、前記リブにより緩やかに
係止されるものである。
作用 本考案は、上記した構成によって、温度調節器をケー
スのツメによって取り付け、また温度調節器の感熱棒を
コイルバネ状に成形し、このコイルバネ状の感熱棒の内
側にケースの内壁に突出して形成したリブを遊挿し、感
熱棒をリブにより係止することができるので、感熱棒
が、温度調節器やケースに噛み込んだ状態で取り付けら
れ、損傷を受けることを防止できる。
しかも、冷蔵庫本体へ温度調節器を取り付ける前に、
温度調節器をケースへ取り付け、しかる後ケースを冷蔵
庫本体に取り付けることにより、温度調節器を冷蔵庫本
体へ取り付けることができるので、冷蔵庫本体の組立作
業とは別に、ケース側の組立作業を行うことができ、組
立作業性を向上できる。
実施例 以下、本考案の一実施例について、第1図を参考にし
て説明する。なお、従来例の構成と同一の構成には同一
の符号を付してその詳細な説明を省略する。
同図において、11はケースであり、冷蔵庫本体1の背
壁に取り付けられており、内部に温度調節器3を格納し
ている。12はツメであり、ケース11の内壁に設けられ、
温度調節器3を保持している。13はリブであり、ケース
11の内壁に突出して形成されている。
以上のように構成された冷蔵庫の温度調節器の組立作
業は、まず、温度調節器3の感熱棒4の中間部を予めコ
イルバネ状に成形する。そして、温度調節器3をツメ12
によりケース11に固定する。
次に、感熱棒4の先端を感熱パイプ2に差し込み、出
口部7をパテ8でシールする。また、感熱部4の中間部
のコイルバネ状部にリブ13を遊挿した後、ケース11を冷
蔵庫本体1に取り付ける。
従って、ケース11に温度調節器3をツメ12を利用して
取り付け、感熱棒4をコイルバネ状に成形する作業を予
め行っておき、冷蔵庫本体1への取付とは独立した工程
とすることができ、作業効率がよい。
また、ケース11の取り付け時には、感熱棒4をケース
11のリブ13で係止することができるので、取付板,クラ
ンプ等の別部品を必要とせず部品点数の増加がない。
考案の効果 以上のように本考案は、感熱棒を予めコイルバネ状に
成形しケースに取り付け、冷蔵庫本体の組立と独立した
工程とすることができ、冷蔵庫本体への取り付け作業が
簡素化でき、作業の効率化が図れる。
また、感熱棒の係止用のクランプ等の別部品を必要と
しないので、部品点数の増加も起こらない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における冷蔵庫の温度調節器
の断面図、第2図は従来の冷蔵庫の温度調節器の斜視
図、第3図は同温度調節器の断面図である。 1……冷蔵庫本体、2……感熱パイプ、3……温度調節
器、4……感熱棒、11……ケース、12……ツメ、13……
リブ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵庫本体1と、銅又はアルミなどの柔軟
    性のある金属製の感熱棒4を備えた温度調節器3と、前
    記冷蔵庫本体1に設けられ前記感熱棒4を差し込む感熱
    パイプ2と、前記温度調節器3を覆い前記冷蔵庫本体1
    に取り付けられたケース11と、前記ケース11の内壁に設
    けられ前記温度調節器3を保持するツメ12と、前記ケー
    ス11の内壁に突出して形成したリブ13とを有し、前記感
    熱棒4が、前記リブ13により緩やかに係止されることを
    特徴とした冷蔵庫の温度調節器。
JP10074690U 1990-09-25 1990-09-25 冷蔵庫の温度調節器 Expired - Lifetime JP2531041Y2 (ja)

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JPH0457192U JPH0457192U (ja) 1992-05-15
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