JP2531015B2 - トリマコンデンサ - Google Patents

トリマコンデンサ

Info

Publication number
JP2531015B2
JP2531015B2 JP1147088A JP14708889A JP2531015B2 JP 2531015 B2 JP2531015 B2 JP 2531015B2 JP 1147088 A JP1147088 A JP 1147088A JP 14708889 A JP14708889 A JP 14708889A JP 2531015 B2 JP2531015 B2 JP 2531015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
rotor
driver plate
plate
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1147088A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0311717A (ja
Inventor
健 稲男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1147088A priority Critical patent/JP2531015B2/ja
Publication of JPH0311717A publication Critical patent/JPH0311717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531015B2 publication Critical patent/JP2531015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、トリマコンデンサに関するもので、特
に、ロータを誘電体板に向かって圧接する方向に付勢す
るスプリングの構造の改良に関するものである。
[従来の技術] 第6図には、この発明にとって興味ある従来のトリマ
コンデンサ1が断面図で示されている。
トリマコンデンサ1は、中心軸2を一体に形成したケ
ース3を備える。ケース3は、ステータ側端子4および
ロータ側端子5をインサートした状態で、樹脂成形によ
り得られるものである。
ケース3内には、まず、下方主面にステータ電極6が
部分的に形成された誘電体板7が配置される。誘電体板
7は、ケース3に対して回転しないように維持される。
誘電体板7の上方主面に接触するように、ロータ8が
配置される。ロータ8は、金属からなり、中心軸2のま
わりに回転可能とされる。ロータ8の下面には、誘電体
板7を介してステータ電極6に対向するロータ電極9が
形成される。このように、ステータ電極6とロータ電極
9とが対向することによって、静電容量が形成され、こ
の静電容量は、ロータ8を回転させることにより、可変
とされる。
ロータ8の上面には、係合溝10が形成され、この係合
溝10に係合することによって、ロータ8と一体に回転す
るように、スプリング11およびドライバプレート12から
なるアセンブリ13が配置される。このアセンブリ13は、
単独で、第7図、第8図および第9図に示されている。
第7図は、上面図であり、第8図は、第7図の線VIII−
VIIIに沿う断面図であり、第9図は、下面図である。
スプリング11は、その中央部において、ドライバプレ
ート12の下端部に形成されたかしめ部14により挾みつけ
られることにより、ドライバプレート12と機械的に固定
される。ドライバプレート12は、中心軸2を取り囲むよ
うに配置され、中心軸12のまわりで回転可能とされる。
前述したロータ側端子5から一体に延びる円筒部15
は、中心軸2に被せられ、中心軸2の外表面を構成す
る。アセンブリ13が、ロータ8上に装着された後、中心
軸2の上端面がかしめられることにより、ドライバプレ
ート12は、中心軸2からの抜けが防止された状態とされ
る。ドライバプレート12には、ロータ8を回転させるた
めの回転操作が与えられるドライバ溝16が形成される。
ロータ8は、スプリング11およびドライバプレート12
を介して、ロータ側端子5の円筒部15に電気的に接続さ
れる。
上述したトリマコンデンサ1において、スプリング11
は、係合溝10内においてロータ8に接触することによっ
て、ロータ8を誘電体板7に向かって圧接する方向に付
勢している。したがって、スプリング11は、ロータ電極
9と誘電体板7との間に隙間が生じることを防止しなが
ら、ステータ電極6とロータ電極9との間に形成される
静電容量を調整するためにロータ8が回転されるとき、
その回転に対して適当なトルクを与える作用を果たす。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述したトリマコンデンサ1には、特
にスプリング11に関連して、解決されるべき問題があっ
た。
すなわち、スプリング11は、第6図および第8図によ
く示されているように、断面で見て単にほぼ直線状に延
びる形状しか有しておらず、また、かしめ部14からスプ
リング11の自由端までの長さは、それほど長いものでは
ない。この長さは、或る種のトリマコンデンサにおいて
は、わずか、0.6mmしかない場合がある。
このような構造のスプリング11は、荷重特性が非常に
悪い。すなわち、荷重に対する変位量が小さい。そのた
め、アセンブリ13の組込み精度にばらつきが生じると、
スプリング11がロータ8に及ぼす圧接力が所定の値に達
しなかったり、逆に、この圧接力が大きくなりすぎたり
することがある。スプリング11の圧接力が大きくなりす
ぎる場合には、スプリング11の弾性限界を超え、その一
部に塑性変形を生じ、それによって圧接力が低下するこ
ともある。これらの現象は、ロータ8を回転させるとき
の駆動トルクを不安定なものとする。
それゆえに、この発明の目的は、ローラの回転に対し
て安定した駆動トルクを与えることができる、トリマコ
ンデンサを提供しようとすることである。
[課題を解決するための手段] この発明は、まず、 一方主面にステータ電極が部分的に形成された誘電体
板と、 前記誘電体板の他方主面に対して接触しながら回転可
能に保持されかつ前記誘電体板を介して前記ステータ電
極に対向するロータ電極が形成されたロータと、 前記ロータを回転可能に保持する中心軸と、 前記中心軸まわりに前記ロータとともに回転するもの
であり、前記ロータに接触することによって前記ロータ
を前記誘電体板に向かって圧接する方向に付勢するスプ
リングと、 前記スプリングを保持するとともに、前記中心軸から
の抜けが防止された状態で前記中心軸まわりに前記スプ
リングと一体に回転するものであり、前記ロータを回転
させるための回転操作が与えられるドライバ溝を備える
ドライバプレートと、を備える、トリマコンデンサに向
けられるものであって、上述した技術的課題を解決する
ため、次のような構成が採用されたことを特徴としてい
る。
すなわち、前記スプリングは、前記ドライバプレート
を形成する金属板から複数の帯体が前記ドライバプレー
トの周縁部からさらに前記ドライバプレートの外方へ向
かって放射状に一体に形成されており、該帯体は周縁部
からまず前記ドライバプレートの中心側に向かい、その
後、再び前記ドライバプレートの中心側から周縁部方向
へ向かうよう放射状に屈曲された形状を有している。
[作用] この発明に係るトリマコンデンサでは、ドライバプレ
ートと一体構造とされたスプリングは、ドライバプレー
トの周辺部から中心方向に向かって延び、次いで外方へ
向かって延びる屈曲された形状であり、スプリングの支
持点はドライバプレート17の周縁部にあり、このスプリ
ングがロータに対して圧接力を及ぼすように作用する。
[発明の効果] この発明によれば、スプリングは、ドライバプレート
の周縁部から、まず中心方向へ向かって延び、次いで外
方へ向かって延びるように屈曲された形状を有している
ので、弾性を与える部分の長さを長くとることができ
る。したがって、スプリングの荷重特性を向上させるこ
とができる。すなわち、スプリングの、荷重に対する変
位量を大きくすることができる。その結果、スプリング
を含む部品の組込み精度の不良によって生じ得るロータ
の回転における駆動トルクが不安定になることを防止で
きる。
また、この発明によれば、従来、別々の部品として用
意され、後でかしめにより一体化されていたドライブプ
レートとスプリングとが、一体に形成されるので、部品
点数の削減を図ることができるとともに、ドライバプレ
ートとスプリングとを後で一体化する工程も不要にな
る。そのため、コストダウンを期待することができる。
また、上述したように、従来においては、ドライバプ
レートとスプリングとが、かしめにより一体化されてい
たため、かしめ部を形成する必要性から、ドライバプレ
ートおよびスプリングからなるアセンブリの高さ方向
(中心軸の延びる方向)の寸法をそれほど小さくするこ
とができなかった。しかしながら、この発明によれば、
スプリングがドライバプレートと一体に形成され、した
がって、かしめ部を形成する必要がないので、スプリン
グを形成したドライバプレートの高さ方向の寸法を小さ
くすることができる。このことは、トリマコンデンサの
高さ方向寸法の低減を可能にする。
[実施例] 第1図には、この発明の一実施例が断面図で示されて
いる。
第1図に示したトリマコンデンサ1aは、前述した従来
の第6図に示したトリマコンデンサ1と比較して、実質
的に同じ要素を多く含んでいる。
したがって、第1図に示したトリマコンデンサ1aにおい
て、第6図に示した要素に相当する要素には、第6図で
用いた参照番号に添字“a"を付した参照符号を用いるこ
とにより、重複する説明は省略する。
第1図を参照して、トリマコンデンサ1aは、ロータ8a
の上方に組込まれるドライバプレート17に特徴がある。
このドライバプレート17は、第2図、第3図および第4
図に単独で示されている。第2図は、ドライバプレート
17の上面図であり、第3図は、第2図の線III−IIIに沿
う断面図であり、第4図は、ドライバプレート17の下面
図である。
ドライバプレート17は、好ましくは、比較的高い弾性
を有する金属板から構成されるが、その一部にスプリン
グ18を一体に形成する。スプリング18は、ドライバプレ
ート17の周縁部から、まず中心方向へ向かって延び、次
いで外方へ向かって延びる屈曲された形状を有してい
る。すなわち、スプリング18は、“L"字状の断面形状を
有している。
ドライバプレート17には、また、中心軸2aを受入れる
軸受穴19が設けられている。このように、軸受穴19に中
心軸2aを受入れた状態で、中心軸2aの上端面がかしめら
れることにより、ドライバプレート17は、中心軸2aから
の抜けが防止された状態で中心軸2aのまわりに回転可能
な状態とされる。
また、スプリング18は、ロータ8aの上面に形成された
係合溝10aに係合し、それによって、スプリング18すな
わちドライバプレート17は、ロータ8aとともに、中心軸
2aのまわりで回転する。
また、ドライバプレート17には、ロータ8aを回転させ
るための回転操作が与えられるドライバ溝20が形成され
る。
第1図に示すようにトリマコンデンサ1aが組立てられ
たとき、スプリング18は、ロータ8aに接触することによ
って、ロータ8aを誘電体板7aに向かって圧接する方向に
付勢する。これによって、ロータ電極9aが誘電体板7aに
密に接触しながら、誘電体板7aを介して、ステータ電極
6aと対向する状態とされる。このようにして、ステータ
電極6aとロータ電極9aとの間に所定の静電容量が形成さ
れ、この静電容量は、ドライバ溝20に嵌合させたドライ
バ等の工具によってドライバプレート17を回転させ、そ
れによってロータ8aを回転させることによって、可変と
される。このように調整された静電容量は、樹脂からな
るケース3aに保持されたステータ側端子4aおよびロータ
側端子5aによって取出される。すなわち、ステータ側端
子4aは、ステータ電極6aに接触しており、他方、ロータ
側端子5aは、その円筒部15aにおいて、ドライバプレー
ト17と接触しており、ドライバプレート17は、そのスプ
リング18の部分においてロータ8aと接触している。
第1図に示したスプリング18は、第6図に示した従来
のスプリング11に比べて、弾性を与える部分の長さが約
2倍になっており、したがって、同一荷重に対する変形
量も約2倍とすることができる。このことが、第5図に
示されている。
第5図は、荷重に対する変位量を示す図であり、従来
のスプリング11が“11"によって示され、この発明の実
施例によるスプリング18が“18"によって示されてい
る。第5図において、荷重F0が加えられたとき、スプリ
ング11では、U1の変位量を示し、スプリング18では、U2
の変位量を示す。ここで、U2は、U1の約2倍となってい
る。したがって、スプリングの組込み時に生じる位置の
誤差を、±Sとすると、同一荷重F0において発生する変
位量は、第5図に示すように、スプリング11において
は、U1±Sの範囲でばらつき、スプリング18において
は、U2±Sの範囲でばらつく。その結果、このような組
込み誤差による荷重のばらつきは、スプリング11におい
ては、F0±P1で表わされ、スプリング18においては、F0
±P2で表わされる。ここで、P2は、P1の約半分であり、
この発明に係るスプリング18を用いた場合、従来のスプ
リング11に比べて、荷重の変動が約半分に低減されるこ
とがわかる。それゆえに、この発明によれば、スプリン
グの組込み誤差が生じたとしても、それは、ロータを回
転させるための駆動トルクにそれほど影響を与えず、駆
動トルクが比較的安定すると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例のトリマコンデンサ1aを
示す断面図である。第2図は、第1図に示したドライバ
プレート17を示す上面図である。第3図は、第2図の線
III−IIIに沿う断面図である。第4図は、ドライバプレ
ート17の下面図である。 第5図は、この発明に係るスプリング18と従来のスプリ
ング11とのそれぞれにおける荷重に対する変位量の関係
を示す図である。 第6図は、従来のトリマコンデンサ1を示す断面図であ
る。第7図は、第6図に示したスプリング11とドライバ
プレート12とからなるアセンブリ13を示す上面図であ
る。第8図は、第7図の線VIII−VIIIに沿う断面図であ
る。第9図は、アセンブリ13の下面図である。 図において、1aはトリマコンデンサ、2aは中心軸、6aは
ステータ電極、7aは誘電体板、8aはロータ、9aはロータ
電極、17はドライバプレート、18はスプリング、20はド
ライバ溝である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方主面にステータ電極が部分的に形成さ
    れた誘電体板と、 前記誘電体板の他方主面に対して接触しながら回転可能
    に保持されかつ前記誘電体板を介して前記ステータ電極
    に対向するロータ電極が形成されたロータと、 前記ロータを回転可能に保持する中心軸と、 前記中心軸まわりに前記ロータとともに回転するもので
    あり、前記ロータに接触することによって前記ロータを
    前記誘電体板に向かって圧接する方向に付勢するスプリ
    ングと、 前記スプリングを保持するとともに、前記中心軸からの
    抜けが防止された状態で前記中心軸まわりに前記スプリ
    ングと一体に回転するものであり、前記ロータを回転さ
    せるための回転操作が与えられるドライバ溝を備えるド
    ライバプレートと、 を備える、トリマコンデンサにおいて、 前記スプリングは、前記ドライバプレートを形成する金
    属板から複数の帯体が前記ドライバプレートの周縁部か
    らさらに前記ドライバプレートの外方へ向かって放射状
    に一体に形成されており、該帯体は前記ドライバプレー
    トの周縁部からまず前記ドライバプレートの中心側に向
    かい、その後再び前記ドライバプレートの中心側から前
    記ドライバプレートの周縁部方向に向かうように放射状
    に屈曲された形状を有することを特徴とする、トリマコ
    ンデンサ。
JP1147088A 1989-06-09 1989-06-09 トリマコンデンサ Expired - Fee Related JP2531015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1147088A JP2531015B2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 トリマコンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1147088A JP2531015B2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 トリマコンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0311717A JPH0311717A (ja) 1991-01-21
JP2531015B2 true JP2531015B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=15422200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1147088A Expired - Fee Related JP2531015B2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 トリマコンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2531015B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727131Y2 (ja) * 1977-05-11 1982-06-14
JPS60194326U (ja) * 1984-06-01 1985-12-24 株式会社村田製作所 両面調整可能なチツプトリマコンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0311717A (ja) 1991-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2531015B2 (ja) トリマコンデンサ
US4806811A (en) Miniature motor
US6175091B1 (en) Rotary type electronic component and manufacturing method of the same
US4477859A (en) Rotary electric component
US6353527B2 (en) Variable capacitor
JP3379382B2 (ja) 可変コンデンサ
JP3201015B2 (ja) 可変コンデンサ
KR0129119Y1 (ko) 칩형 트리머 콘덴서
JP4158471B2 (ja) 可変コンデンサ
JPH0438483Y2 (ja)
JPH054250Y2 (ja)
JPS5938039Y2 (ja) 可変磁器コンデンサ
JPH054251Y2 (ja)
US4220980A (en) Trimmer capacitor
JP3705517B2 (ja) ポテンショメータ
JPS638115Y2 (ja)
US4253133A (en) Trimmer capacitor
JPH039318Y2 (ja)
JPS6133632Y2 (ja)
JPH0419791Y2 (ja)
JP2574917Y2 (ja) スリップリング装置
KR100396181B1 (ko) 가변 커패시터 및 가변 커패시터용 금속 로터의 제조 방법
JPS603526Y2 (ja) 可変抵抗器
JPS6311712Y2 (ja)
JPH08306587A (ja) 可変磁器コンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees