JP2530949B2 - 紙の指標検出方法及びその装置 - Google Patents

紙の指標検出方法及びその装置

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JP2530949B2
JP2530949B2 JP3202831A JP20283191A JP2530949B2 JP 2530949 B2 JP2530949 B2 JP 2530949B2 JP 3202831 A JP3202831 A JP 3202831A JP 20283191 A JP20283191 A JP 20283191A JP 2530949 B2 JP2530949 B2 JP 2530949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長尺の台紙上に貼付
されたラベル又はラベル間、あるいは台紙に印刷された
アイマーク、タグ紙に形成された切欠きなどのように、
長尺状の紙にその長手方向に間隔を置いて設けられた透
過光量または反射光量が相違する指標の位置を検出する
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、例えば、
特公平1−44573号公報に見られるような「ラベル
プリンタのラベル検出装置」がある。このラベル検出装
置は、ラベルが貼付された長尺状の台紙の搬送経路中
に、台紙のみの部分とラベルが貼付された部分の透過光
量を検出する光検出器を設け、その光検出器の出力を予
め定めた基準値(しきい値)と比較することによりラベ
ルの位置を検出するようにし、上記光検出器の出力のピ
ーク値を検出して記憶し、ラベル発行毎(台紙をラベル
の貼付ピッチ分移送する毎)に、上記記憶値に基づいて
新たな基準値を演算して再設定するようにしたものであ
る。
【0003】それによって、外光の変化やラベルの紙質
変化、あるいは光検出器の汚れ等によって検出レベルが
変化しても、その変化に対応して基準値のレベルを変化
させ、ラベル位置を確実に検出できるようにしようとし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置では、ラベル発行毎に新たな基準値(し
きい値)を設定するため、1個のラベル検出範囲で異常
な検出値が出力されると(例えば、ラベルとラベルの継
ぎ目にあるミシン目の解けた部分や孔が丁度光検出器上
を通過したような場合)、その異常な検出値がピーク値
として記憶され、その値に基づいて次のラベルを検出す
るための基準値が算出されて再設定されることになるの
で、その後のラベル検出が不可能になり、プリンタが停
止してしまうことがある。
【0005】そうすると、ラベルへのプリントには何ら
支障がないにも関わらず、オペレータの手を煩わせるこ
ととなる。この発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ラベル又はラベル間等の透過光量又は反射光量が
相違する指標を設けた長尺状の紙に、その後の処理上何
ら支障がない程度のちょっとした異常があっても、紙の
指標の位置を正確に検出し続けられるようにすることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、長尺状の紙にその長手方向に間隔を置い
て透過光量又は反射光量が相違する指標が設けられたも
のを、前記紙の搬送経路中に設けられた光検出器によっ
て検出し、その光検出器の出力をしきい値と比較するこ
とにより前記指標の位置を検出する紙の指標検出方法に
おいて、上記紙をその長手方向に搬送しながら、上記指
標を1個検出するのに必要な長手方向の所定搬送距離内
における上記光検出器の出力の最大値と最小値を記憶
し、少なくとも3個以上の前記指標を検出する毎に、そ
の間に記憶した光検出器の出力の各最大値と最小値に基
づいて上記しきい値を更新することを特徴とする紙の指
標検出方法を提供する。
【0007】また、この方法を好適に実施するために、
次の(a)乃至(e)を設けた紙の指標検出装置も提供する。 (a) 上記指標を1個検出するのに必要な紙の長手方向の
所定搬送距離内における光検出器の出力の最大値及び最
小値を検出するピーク検出手段、 (b) 該ピーク値検出手段によって検出された最大値及び
最小値をそれぞれ記憶する最大・最小値記憶手段、 (c) 少なくとも3個以上の前記指標を検出したとき、そ
の間に前記最大・最小値記憶手段に記憶された各最大値
及び最小値に基づいて適正な最大値と最小値を演算する
ピーク値演算手段、 (d) 該ピーク値演算手段によって演算された適正な最大
値と最小値に基づいて新たなしきい値を演算するしきい
値演算手段、 (e) 該しきい値演算手段によって算出された新たなしき
い値を前記しきい値として再設定するしきい値再設定手
【0008】
【作用】この発明による紙の指標検出方法では、少なく
とも3個以上の指標を検出する毎に、その間の各ページ
での光検出器による検出信号のピーク値に基づいて、例
えばそれらの中間値あるいは平均値等に基づいてしきい
値を更新することができる。したがって、従来の検出方
法による場合のように、検出後の処理に何ら支障がない
ような紙あるいは指標のちょっとした異常でも、その異
常な検出信号のピーク値に基づいてしきい値が変更され
て、以後の指標検出が不可能になってしまうようなこと
がなくなり、常に安定して指標の位置を検出できる。
【0009】また、この発明による紙の指標検出装置で
はさらに、光検出器による検出信号の最大値と最小値の
両方をとって、それらに基づいてしきい値を設定する。
これにより、紙の指標が設けられた部分と設けられてい
ない部分との上記検出信号のレベル差が大きくても小さ
くても、常にそれに対して最適なしきい値の設定が可能
になり、紙や指標の種類に係わらず、常に確実にその指
標位置を検出することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2は、この発明の一実施例を示す紙
の指標検出装置のブロツク回路図であり、この指標検出
装置は光検出器1とセンサ制御部2とメイン制御部3と
によって構成されている。光検出器1は、この実施例で
は発光ダイオード(LED)1aと受光素子であるフォ
トトランジスタ1bとがスリットを挾んで対向配置され
た透過型フォトセンサを使用している。
【0011】この光検出器1が、図3に示すように長手
方向に略等間隔でラベル5が貼付された長尺状の台紙4
の搬送経路中に配置され、図3に一点鎖線で示すセンス
経路がこの光検出器1のLED1aとフォトトランジス
タ1bとの間を通過するようにし、この光検出器1によ
りラベル5間の台紙4のみの部分A(この実施例ではこ
の部分を指標とする)とラベル5が貼付された部分Bの
各透過光量をそれぞれ電気信号に変換して検出する。
【0012】この光検出器1のLED1aは電源+5V
が印加されて発光し、アースとの間に保護抵抗R1 を介
挿している。そして、フォトトランジスタ1bには受光
量に応じた電流が流れ、それを抵抗R2 によって電圧信
号Vsに変換してセンサ制御部2に入力させる。
【0013】センサ制御部2は、光検出器からのアナ
ログ出力信号である上記電圧信号Vs(以下「検出信
号」と云う)を常に取り込んでおり、メイン制御部
らは、台紙4を指標(ラベル5間)を1個検出するのに
必要な所定搬送距離(ラベル5の貼付ピッチに相当し、
これを以下「1ページ分」と云う)搬送する毎に信号S
1 が送出され、このセンサ制御部2に入力される。セン
サ制御部2は、この信号S1が入力してから次の信号S
1が入力するまでの間に入力される検出信号Vsの最大
値Vs(max)と最小値Vs(min)を検出し、それを記憶す
る。
【0014】そして、台紙4を搬送しながら少なくとも
3個以上の指標を検出する毎、すなわち台紙4を3ペー
ジ分以上搬送する毎に、その間の各ページの紙送り中に
それぞれ記憶した検出信号Vsの各最大値と各最小値に
基づいて、例えば次のようにして検出信号Vsをデジタ
イズするためのしきい値を再設定する。
【0015】(イ)3ページ毎に、その間の各ページの紙
送り中にそれぞれ記憶した検出信号Vsの各最大値Vs1
(max),Vs2(max),Vs3(max) と各最小値Vs1(min),
Vs2(min),Vs3(min) のうち中間の最大値と最小値、
例えばこれらの大小関係が Vs1(max)>Vs3(max)>Vs2(max), Vs3(min)<Vs1(min)<Vs2(min) であれば、Vs3(max) とVs1(min)とに基づいてしきい
値を設定する。
【0016】(ロ)3ページ以上の奇数ページ毎で上記
(イ)と同様の考え方で、例えば5ページ毎であれば、各
最大値の大きい方から3番目と各最小値の小さい方から
3番目、7ページ毎であれば、それぞれ4番目の最大値
と最小値とに基づいてしきい値を設定する。
【0017】(ハ)3ページ以上の複数ページ毎に、その
間の各ページの紙送り中にそれぞれ記憶した検出信号V
sの各最大値Vs1(max),……,Vsn(max)と最小値Vs1(m
in),……,Vsn(min)のうち、各最大値の平均値{Vs1(m
ax)+……+Vsn(max)}/n と、各最小値の平均値
{Vs1(min)+……+Vsn(min)}/n とに基づいてし
きい値を設定する。
【0018】(ニ)3ページ以上の複数ページ毎に、その
間の各ページの紙送り中にそれぞれ記憶した検出信号V
sの各最大値Vs1(max),……,Vsn(max)と最小値Vs1(m
in), ……,Vsn(min)のうち、ある所定の値以上飛び抜け
た値を除いた各最大値の 均値と各最小値の平均値とに
基づいてしきい値を設定する。
【0019】上述(イ),……,(ニ)のいずれかによって求
められた最大値Vs(max)と最小値Vs(min)から数1によ
ってしきい値を再設定するものとする。
【0020】
【数1】 VH=5/8{Vs(max)−Vs(min)}+Vs(min) VL=3/8{Vs(max)−Vs(min)}+Vs(min)
【0021】ここで、VH は検出信号Vsの立上り時の
しきい値、VLは検出信号Vsの立下り時のしきい値で
ある。この数1中での「5/8」と「3/8」という数
値は、この数値に限定されるものではなく、ノイズに対
して強くすることを狙いとして差をもたせているもので
あり、安定した検出信号Vsが得られるのであれば、単
に数2の演算により全くの真中のしきい値を設定しても
よい。
【0022】
【数2】VH=VL={Vs(max)+Vs(min)}/2
【0023】以上の様なしきい値の設定において、この
発明では3ページ以上の複数ページ毎にこのしきい値を
更新するものである。つまり、3ページ以上の複数ペー
ジ内で設定されたしきい値によって、次の3ページ以上
の複数ページの光検出器1の検出信号Vsがデジタイズ
され、その3ページ以上の複数ページ内で再設定された
しきい値によって、さらに次の3ページ以上の複数ペー
ジの検出信号Vsがデジタイズされることが繰り返され
るのである。
【0024】これらのしきい値更新は、図1の(a)に
示す台紙4を矢示A方向へ1ページ分搬送する毎にメイ
ン制御部3から送信される同図(c)に示す信号S1 を
所定ページ(3ページ以上の複数ページ)分監視するこ
とによって、センサ制御部2内で容易に行なうことがで
きる。
【0025】また、このようにして各しきい値VH,VL
検出器1による図1の(b)に示すような検出信号
Vsがデジタイズ(2値化)され、同図(d)に示すよ
うな信号S2 がセンサ制御部2からメイン制御部3へ送
信される。これにより、メイン制御部3はこの信号S2
の立下りによって、ラベル5の搬送方向の前端位置を各
ページ毎に認識できることになる。
【0026】前述の(イ)の例によって3ページ毎にし
きい値を更新する場合について、図1を参照して詳細に
説明する。今、設定されているしきい値が図1の(b)に
おける左端部に示すようにVH0,VL0であったとする
と、ページ1,2,3についてはこのしきい値VH0,V
L0で検出信号Vsがデジタイズされて、同図(d)に示す
信号S2 が生成される。
【0027】このページ1,2,3の各ページの紙送り
中にそれぞれ記憶された検出信号Vsの各最大値Vs1(m
ax),Vs2(max),Vs3(max)と最小値Vs1(min),Vs2(mi
n),Vs3(min)のうち、各最大値についての大小関係は
Vs1(max)>Vs3(max)>Vs2(max) であり、各最小値
についての大小関係は Vs3(min)<Vs1(min)<Vs2(m
in) であるから、各々中間の最大値と最小値を採用す
ればそれぞれVs3(max)とVs1(min)ということになる。
よって、次の4,5,6ページのしきい値VH1,VL1は
数3によって求まる。
【0028】
【数3】 VH1=5/8{Vs3(max)−Vs1(min)}+Vs1(min) VL1=3/8{Vs3(max)−Vs1(min)}+Vs1(min)
【0029】こうしてページ4,5,6については、こ
のしきい値VH1,VL1で検出信号Vsがデジタイズされ
て信号S2 が生成される。同様にして、このページ4,
5,6の各ページの紙送り中にそれぞれ記憶された検出
信号Vsの各最大値Vs1(max)′,Vs2(max)′,Vs3(ma
x)′と、各最小値Vs1(min)′,Vs2(min)′,Vs3(mi
n)′のうち、各最大値についての大小関係はVs1(ma
x)′>Vs3(max)′>Vs2(max)′であり、各最小値につ
いての大小関係はVs3(min)′<Vs2(min)′<Vs1(mi
n)′であるから、各々中間の最大値と最小値を採用すれ
ば、それぞれVs3(max)′とVs2(min)′ということにな
る。よって、次の7,8,9ページのしきい値VH2,V
L2は数4によって求まる。
【0030】
【数4】 VH2=5/8{Vs3(max)′−Vs2(min)′}+Vs2(min)′ VL2=3/8{Vs3(max)′−Vs2(min)′}+Vs2(min)′
【0031】こうしてページ7,8,9については、こ
のしきい値VH2,VL2で検出信号Vsがデジタイズされ
て信号S2 が生成される。以下同様に3ページ毎にしき
い値VH,VLが更新される。
【0032】図4の(a)は、従来のように1ページ毎
にしきい値を更新する場合の検出信号Vsとしきい値と
の関係を示し、便宜上最小値はどのページでも同じにし
ている。ここで、異常値(例えば台紙4のセンス経路部
分に、たまたま孔が開いている様な場合)があったペー
ジで(図示の例ではページ2)は、この異常値に基づい
て次のしきい値を設定するわけであるから、しきい値は
それぞれVHa→VHb,VLa→VLbのように変更されるた
め、次のページの正常な検出信号Vsをこの新たなしき
い値VHb,VLbでは検出できないという問題が発生し、
印字装置はラベルジャム等のエラーとして停止するよう
な制御をすることとなる。
【0033】これに対し、上述したこの発明の実施例の
場合には、3ページ毎にしきい値を更新するので図4の
(b)に示すようになる。今、しきい値がVHa′,VL
a′だとすると、このしきい値でページ1〜3までの検
出信号Vsをデジタイズし、次のページ4〜6ではペー
ジ1〜3での各検出信号Vsの最大値と最小値に基づい
てしきい値を更新する。
【0034】ここでも、便宜上最小値はどのページでも
同じだとするとページ1〜3の各ページ内での検出信号
Vsの最大値の大小関係は、ページ2>ページ1>ペー
ジ3であるから、ページ1における最大値に基づいてし
きい値を設定することになる。このため、ページ2での
異常値に基づいてしきい値を更新することがない。した
がって、ページ1での最大値と最小値に基づいて求めら
れた新たなしきい値VHb′,VLb′によって、次のペー
ジ4〜6までの検出信号Vsがデジタイズされ、図4の
(a)に示したような検出不可となることがない。
【0035】このように、この発明によれば、1ページ
毎にしきい値を設定する場合のように、ラベル作成上何
ら支障がないような台紙あるいはラベルのちょっとした
異常でも以後のラベル検出が不可能になってプリンタ等
の印字装置を停止させ、オペレータの手を煩わせるとい
うようなことがなくなり、常に安定して指標の位置を検
出できるという効果を奏する。これは、少なくとも3個
以上の指標を検出する毎に、その間の各ページでの検出
信号のピーク値の中間値、あるいは平均値等に基づいて
しきい値を更新するようにしたので、前述の様な異常値
を除くことができるためである。
【0036】さらに、ラベルプリンタにおけるラベル位
置の検出に際しては、図1,図3に示したようなラベル
5が貼付された長尺状の台紙4の透過光量あるいは反射
光量(例えば、台紙4を暗色にラベル5を明色にして、
光検出器として反射型フォトセンサを使用する場合)を
検出するわけであるが、「台紙4」のみの部分と「台紙
4+ラベル5」の部分の透過あるいは反射光量の違い
は、台紙4とラベル5の種類だけ存在する。
【0037】つまり、台紙4の透過あるいは反射光量
も、ラベル5の透過あるいは反射光量も各々千差万別で
あり、これらを組み合わせたラベル5が貼付された台紙
4における透過あるいは反射光量の違いも千差万別であ
る。このような、千差万別のレベル差を確実に検出でき
るようにするために、上述の実施例では検出信号Vsの
最大値と最小値の両方をとって、それらに基づいてしき
い値(基準値)を設定している。
【0038】このことにより、レベル差の少ないラベル
紙でもレベル差の大きいラベル紙でも、どのようなラベ
ル紙でも、それに対して最適なしきい値の設定が可能に
なる。すなわち、検出信号の最大値と最小値のそれぞれ
の変化に対して相対的に最適なしきい値が設定される。
さらに、最大値と最小値をとって、それぞれ5/8,3
/8のレベルで検出信号の立上り用と立下り用の各しき
い値を設定することにより、紙浮き等による検出信号の
レベル変動や、検出信号に対する外来ノイズに対して強
くなるという効果も得られる。
【0039】なお、上述の実施例では長尺状の台紙4上
にその長手方向に間隔を置いてラベル5を貼付すること
によって、そのラベル5間の台紙4のみの部分を指標と
して形成した場合について説明したが、ラベル自体を指
標としてもよいし、反射型フォトセンサを使用する場合
には、図5に示すように台紙4の裏面にラベルの貼付
位置を示すアイマーク6を印刷したり、図6に示すよう
に感熱紙7に長手方向に間隔を置いてアイマーク8を印
刷して、これらのアイマーク6又は8を指標としてもよ
い。
【0040】さらに、図7に示すように長尺紙(タグ
紙)9の一側縁に所定の間隔で切欠き10が形成された
ものを検出する場合には、この切欠き10を指標とすれ
ばよい。その他種々の指標を検出する場合にも、この発
明は有効である。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば従来の検出方法による場合のように、検出後の処理
に何ら支障がないような紙あるいは指標のちょっとした
異常でも、その異常な検出信号のピーク値に基づいてし
きい値が変更されて、以後の指標検出が不可能になって
しまうようなことがなくなり、常に安定して指標の位置
を検出できる。
【0042】また、光検出器による検出信号の最大値と
最小値の両方をとって、それらに基づいてしきい値を設
定することにより、紙の指標が設けられた部分と設けら
れていない部分との透過あるいは反射光量の検出信号の
レベル差が大きくても小さくても、常にそれに対して最
適なしきい値の設定が可能になり、紙や指標の種類に係
わらず、常に確実にその指標位置を検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による作用を説明するため
のラベルを貼付した台紙と各信号との関係を示す説明図
である。
【図2】この発明の一実施例を示す紙の指標検出装置の
ブロク回路図である。
【図3】図2の実施例によって検出すべきラベルを貼付
した台紙とその光検出器によるセンス経路を示す斜視図
である。
【図4】従来のラベル検出方法及びこの発明の実施例に
よる光検出器の検出信号としきい値の更新例を示す説明
図である。
【図5】この発明により検出する指標の他の例を示す斜
視図である。
【図6】この発明により検出する指標のさらに他の例を
示す斜視図である。
【図7】この発明により検出する指標のさらにまた他の
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 光検出器(透過型フォトセンサ) 1a 発光ダ
イオード(LED) 1b フォトトランジスタ 2 センサ制
御部 3 メイン制御部 4 台紙 5 ラベル 6,8 アイマーク(指標) 7 感熱紙 9 長尺紙(タグ紙) 10 切欠き A 台紙のみの部分(指標) Vs 検出信号(アナログ出力:電圧信号) V
H,VL しきい値

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の紙にその長手方向に間隔を置い
    て透過光量又は反射光量が相違する指標が設けられたも
    のを、前記紙の搬送経路中に設けられた光検出器によっ
    て検出し、その光検出器の出力をしきい値と比較するこ
    とにより前記指標の位置を検出する紙の指標検出方法に
    おいて、 前記紙をその長手方向に搬送しながら、前記指標を1個
    検出するのに必要な長手方向の所定搬送距離内における
    前記光検出器の出力の最大値と最小値を記憶し、少なく
    とも3個以上の前記指標を検出する毎に、その間に記憶
    した前記光検出器の出力の各最大値と最小値に基づいて
    前記しきい値を更新することを特徴とする紙の指標検出
    方法。
  2. 【請求項2】 長尺状の紙にその長手方向に間隔を置い
    て透過光量または反射光量が相違する指標が設けられた
    ものを検出する光検出器を前記紙の搬送経路中に設け、
    その光検出器の出力をしきい値と比較することにより前
    記指標の位置を検出するようにした紙の指標検出装置に
    おいて、 前記指標を1個検出するのに必要な前記紙の長手方向の
    所定搬送距離内における前記光検出器の出力の最大値及
    び最小値を検出するピーク検出手段と、 該ピーク値検出手段によって検出された最大値及び最小
    値をそれぞれ記憶する最大・最小値記憶手段と、 少なくとも3個以上の前記指標を検出したとき、その間
    に前記最大・最小値記憶手段に記憶された各最大値及び
    最小値に基づいて適正な最大値と最小値を演算するピー
    ク値演算手段と、 該ピーク値演算手段によって演算された適正な最大値と
    最小値とに基づいて新たなしきい値を演算するしきい値
    演算手段と、 該しきい値演算手段によって算出された新たなしきい値
    を前記しきい値として再設定するしきい値再設定手段と
    を備えたことを特徴とする紙の指標検出装置。
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