JP6158614B2 - プリンタ装置及びオフセット量自動設定方法 - Google Patents

プリンタ装置及びオフセット量自動設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、プリンタ装置及びオフセット量自動設定方法、特に、オフセット量を自動的に設定することができるプリンタ装置及びオフセット量自動設定方法に関する。
従来、搬送される用紙(例えば、ラベルが剥離可能に貼り付けられた台紙)に含まれる位置検出マーク(例えば、アイマーク)の位置を光学的に検出するように構成されたセンサ(例えば、受光量に応じた電圧を出力する受光部と当該受光部で受光される光を用紙に向けて発光する発光部とを含む反射型センサ)を備え、この検出された位置検出マークの位置を基準に、印字位置等を決定するように構成されたプリンタ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなプリンタ装置においては、図7に示すように、搬送される用紙Pに含まれる位置検出マークM(例えば、アイマーク)の位置は、例えば、受光部が出力する電圧V(以下、検出電圧Vと称する)と予め定められたしきい値(例えば、図7中のスライスレベル1又はスライスレベル2参照)とを比較することで検出される。
検出電圧Vがアナログ出力(位置検出マークがアイマークの場合、アイマーク波形で表される)であるため、上記のように検出される位置検出マークMの位置と実際の位置検出マークMの位置とが若干ズレてしまう(0.5mm程度。その結果、印字位置が若干ズレてしまう)。このズレ量は、個々のセンサの感度(例えば、受光感度)のバラツキに起因して検出電圧Vのピーク電圧が個々のセンサ間で異なるものとなる結果、個々のプリンタ装置間で異なったものとなる。
図7は、個々のセンサ間で検出電圧Vのピーク電圧及びズレ量が異なることを説明するための図である。
図7中、一方の波形(ピーク電圧がhighレベル1の波形)は、予め定められたしきい値がスライスレベル1のセンサ(受光部)が出力する検出電圧Vの波形を表しており、他方の波形(ピーク電圧がhighレベル2の波形)は、予め定められたしきい値がスライスレベル2のセンサ(受光部)が出力する検出電圧Vの波形を表している。図7を参照すると、個々のセンサ間で検出電圧Vのピーク電圧及びズレ量が異なることが分かる。
そこで、プリンタ装置を製品として出荷するまでの間に、個々のプリンタ装置において搬送される用紙P(例えば、台紙に剥離可能に貼り付けられたラベル)に対してテスト印字を行い、このテスト印字の結果を作業者が目視して印字位置のズレ量を計測し、ズレ量が許容範囲内に収まるように、オフセット量(ズレ量を補正する補正値)をキー操作等による手動で設定(オフセット設定)することが行われている。
特開2011−178147号公報
しかしながら、ズレ量を許容範囲内に収めるには、オフセット量をキー操作等による手動で設定しなければならず、多くの用紙及び時間を要するとともに、設定操作が煩わしいものとなっている。
そのため、本願の発明者は、オフセット量を自動的に設定することを検討した。その検討の過程において、複数のセンサそれぞれについてピーク電圧及びズレ量を実測した結果、位置検出マークMの位置を光学的に検出するように構成されたセンサにおいては、検出電圧のピーク電圧とズレ量との間に相関があること、を見出した。
例えば、図7に示すように、検出電圧Vのピーク電圧がhighレベル1(例えば1.5V)のセンサではズレ量がL1(例えば約0.2mm)に収束し、検出電圧Vのピーク電圧がhighレベル2(例えば、2.0V)のセンサではズレ量がL2(例えば約0.3mm)に収束すること、を見出した。
そして、このような検出電圧Vのピーク電圧とズレ量との間の相関を利用すれば、個々のプリンタ装置において検出電圧Vのピーク電圧を検出するだけで、そのピーク電圧に対応する適切なオフセット量を自動的に設定し得ると考え、本発明を完成した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、オフセット量を自動的に設定することができるプリンタ装置及びオフセット量自動設定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のプリンタ装置は、位置検出マークを含む用紙を搬送する搬送手段と、受光量に応じた電圧を出力する受光部と、前記受光部で受光される光を前記用紙に向けて発光する発光部と、を含むセンサと、前記受光部が出力する電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段が検出する電圧と予め定められたしきい値とに基づいて、前記位置検出マークの位置を検出する位置検出マーク検出手段と、前記電圧検出手段が検出する電圧に基づいて、ピーク電圧を検出するピーク電圧検出手段と、ピーク電圧とオフセット量とを対応づけたオフセットテーブルを格納するオフセットテーブル格納手段と、前記ピーク電圧検出手段が検出するピーク電圧に対応するオフセット量を前記オフセットテーブル格納手段から読み出すオフセット量読出手段と、前記オフセット量読出手段が読み出したオフセット量を、前記位置検出マーク検出手段が検出した前記位置検出マークの位置と実際の前記位置検出マークの位置との間のズレ量を補正する補正値として設定するオフセット量設定手段と、を備えている。
上記構成のプリンタ装置によれば、オフセット量を自動的に設定することができるプリンタ装置を提供することが可能となる。
用紙としては、剥離可能に貼り付けられたラベルを含む第1面と、その反対側の、前記位置検出マークとしてのアイマークを含む第2面と、を含む帯状のシートを用いることができ、この用紙を用いる場合、センサとしては、前記受光部と前記発光部とが前記第2面に対向して配置され、前記受光部が前記第2面で反射された前記発光部からの光を受光する反射型センサとして構成されているものを用いることができる。
また、用紙としては、所定間隔を置いて剥離可能に貼り付けられた複数のラベルと、前記位置検出マークとしての前記ラベル間のギャップ領域と、を含む第1面と、その反対側の第2面と、を含む帯状のシートを用いることができ、この用紙を用いる場合、センサとしては、前記受光部が前記第1面又は前記第2面に対向して配置され、前記発光部が前記受光部が配置されている側とは反対側の前記第2面又は前記第1面に対向して配置され(すなわち、受光部と発光部とが用紙を挟むように配置され)、前記受光部が前記ギャップ領域を透過する前記発光部からの光を受光する透過型センサとして構成されているものを用いることができる。
また、用紙としては、第1面と、その反対側の第2面と、前記位置検出マークとしての前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通穴と、を含む複数のタグを含む帯状のシートを用いることができ、この用紙を用いる場合、センサとしては、前記受光部が前記第1面又は前記第2面に対向して配置され、前記発光部が前記受光部が配置されている側とは反対側の前記第2面又は前記第1面に対向して配置され(すなわち、受光部と発光部とが用紙を挟むように配置され)、前記受光部が前記貫通穴を通過する前記発光部からの光を受光する通過型センサとして構成されているものを用いることができる。
本発明は、オフセット量自動設定方法として、次のように特定することもできる。
位置検出マークを含む用紙を搬送する搬送手段と、受光量に応じた電圧を出力する受光部と、前記受光部で受光される光を前記用紙に向けて発光する発光部と、を含むセンサと、前記受光部が出力する電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段が検出する電圧と予め定められたしきい値とに基づいて、前記位置検出マークの位置を検出する位置検出マーク検出手段と、を備えたプリンタ装置において、前記位置検出マーク検出手段が検出した前記位置検出マークの位置と実際の前記位置検出マークの位置との間のズレ量を補正するオフセット量を自動的に設定する方法であって、前記電圧検出手段が検出する電圧に基づいて、ピーク電圧を検出するピーク電圧検出ステップと、前記ピーク電圧検出手段が検出するピーク電圧に対応するオフセット量を、ピーク電圧とオフセット量とを対応づけたオフセットテーブルを格納するオフセットテーブル格納手段から読み出すオフセット量読出ステップと、前記オフセット量読出ステップで読み出されたオフセット量を、前記位置検出マーク検出手段が検出した前記位置検出マークの位置と実際の前記位置検出マークの位置との間のズレ量を補正する補正値として設定するオフセット量設定ステップと、を含むオフセット量自動設定方法。
上記構成のオフセット量自動設定方法によれば、オフセット量を自動的に設定することができるオフセット量自動設定方法を提供することが可能となる。
本発明によれば、オフセット量を自動的に設定することができるプリンタ装置及びオフセット量自動設定方法を提供することが可能となる。
本実施形態のプリンタ装置20の斜視図である。 開閉カバー3をプリンタハウジング2に対して開放した状態のプリンタ装置20の斜視図である。 プリンタ装置20の断面図である。 位置検出センサ37の回路図である。 プリンタ装置20の機能的構成を表す機能ブロック図である。 プリンタ装置20の動作(オフセット量自動設定方法)を示すフローチャートである。 個々のセンサ間で検出電圧Vのピーク電圧及びズレ量が異なることを説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態であるプリンタ装置20について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態のプリンタ装置20の斜視図、図2は開閉カバー3をプリンタハウジング2に対して開放した状態のプリンタ装置20の斜視図、図3はプリンタ装置20の断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態のプリンタ装置20は、携帯式のプリンタ(ラベルプリンタ)で、プリンタハウジング2、開閉カバー3、用紙9(ラベル連続体)の供給部21、位置検出部22、印字部23、充電バッテリー24のバッテリー収納室25、アダプター接続端子26、入力部27、表示部28、制御部29、電源スイッチ30、開閉カバー開閉装置31等を有するサーマルプリンタとして構成されている。
プリンタハウジング2は、作業者が携帯可能な大きさを有し、図3中、上方にベルト掛け部32を設けて、肩掛けベルト33によりプリンタ装置20全体を作業者の肩から吊り下げ可能としている。もちろん、作業者の腰に装着可能とする構成とすることもできる。
さらにプリンタハウジング2には、図3中、下方隅部に位置したカバー軸17のまわりに開閉カバー3を開閉可能に設けて、供給部21への用紙9(ラベル連続体)の収納およびプリンタ装置20への装填を可能としている。
用紙9(ラベル連続体)は、位置検出マークを含む用紙で、具体的には、剥離可能に貼り付けられた複数のラベル35を含む表面(本発明の第1面に相当)と、その反対側の、位置検出用マークとしてのアイマーク36を含む裏面(本発明の第2面に相当)と、を含む台紙34(帯状のシート)である。
ラベル35は、いわゆるサーマルラベルであって、その表面に感熱発色層を塗工して、印字可能としてある。
供給部21は、用紙9(ラベル連続体)をロール状に巻いてその内部に収納し、位置検出部22および印字部23方向に帯状に繰り出し可能としている。なお、台紙34の裏面側には、所定ピッチでアイマーク36を予め印刷してある。アイマーク36は、光反射率が周辺の領域よりも低くなるように、黒色のインク等によって印刷されている。
位置検出部22は、開閉カバー3側に取り付けた位置検出センサ37を有し、用紙9(ラベル連続体)の裏面側に位置するアイマーク36を検出して印字部23に対する用紙9(ラベル35)の相対位置を検出可能とする。
図4は、位置検出センサ37の構成を示す回路図である。
図4に示すように、位置検出センサ37は、受光量に応じた電圧V(以下、検出電圧Vと称する)を出力する受光部37aと、受光部37aで受光される光を用紙9に向けて発光する発光部37bと、を含むセンサで、具体的には、受光部37aと発光部37bとが用紙9(台紙34)の裏面に対向して配置され、受光部37aが用紙9(台紙34)の裏面で反射された発光部37bからの光を受光する反射型センサ(アイマークセンサとも称される)として構成されている。受光部37aは例えばフォトトランジスタで構成されており、発光部37bは例えば発光ダイオード(LED)で構成されている。図4に示す構成の位置検出センサ37は、受光部37aにおける受光量が減少するほど高いレベルの検出電圧Vを出力する。
印字部23は、プリンタハウジング2側に取り付けたサーマルヘッド7と、開閉カバー3側に取り付けたプラテンローラー8と、サーマルヘッド7をプラテンローラー8方向に付勢する前記ヘッド付勢スプリング11と、駆動モーター38と、を有する。
プラテンローラー8のプラテンローラー軸13の一方側端部にはプラテンローラーギア39を設けるとともに、駆動モーター38の回転を伝達するための連結ギア40を設け、開閉カバー3のプリンタハウジング2への閉鎖によって、プラテンローラーギア39と連結ギア40とを係合させ、駆動モーター38によりプラテンローラー8を回転駆動可能としている。これらが本発明の搬送手段に相当する。
すなわち、サーマルヘッド7およびプラテンローラー8の間に用紙9(ラベル連続体)を挟持して、駆動モーター38によりプラテンローラー8を回転駆動するとともに、制御部29からサーマルヘッド7に供給した印字データに応じてサーマルヘッド7の発熱素子を発熱させ、用紙9(ラベル35)にサーマル印字を行う。
充電バッテリー24は、バッテリー収納室25に収脱可能であって、印字部23(サーマルヘッド7および駆動モーター38など)はもちろん、プリンタ装置20全体に電力を供給する。
アダプター接続端子26は、プリンタハウジング2にこれを設け、外部電源(図示せず)に接続して充電バッテリー24に充電するためのACアダプター41を接続する。
入力部27は、プリンタ装置20に必要なデータないしコマンドを入力可能とする。表示部28は、入力部27により入力された情報およびその他必要な情報を表示可能とする。
制御部29は、電子基板などにこれを設けてあり、上述した位置検出部22、印字部23、充電バッテリー24、アダプター接続端子26、入力部27、表示部28および電源スイッチ30との間でデータおよびコマンドの授受を行うとともに、これらを適宜制御する。
次に、上記構成のプリンタ装置20の機能的構成について図5を参照しながら説明する。
図5は、プリンタ装置20の機能的構成を表す機能ブロック図である。
図5に示すように、電子基板(図示せず)上には、CPU60が設けられている。このCPU60には、バス62を介して、入力部27、位置検出センサ37、作業領域等として用いられるRAM64、駆動モーター38(例えば、ステッピングモータ)をステップ制御するモータ制御部66、CPU60が実行する各種プログラムを格納したプログラム格納部68、ピーク電圧とオフセット量とを対応づけたオフセットテーブル70aを格納したオフセットテーブル格納部70、オフセット量が格納されるオフセット量格納部72等が接続されている。
CPU60は、プログラム格納部68からRAM64等に読み込まれた所定プログラムを実行することにより、受光部37aが出力する検出電圧Vを検出する電圧検出手段60a、電圧検出手段60aが検出する検出電圧Vと予め定められたしきい値とに基づいて、アイマーク36の位置を検出する位置検出マーク検出手段60b、電圧検出手段60aが検出する検出電圧Vに基づいて、ピーク電圧を検出するピーク電圧検出手段60c、ピーク電圧検出手段60cが検出するピーク電圧に対応するオフセット量をオフセットテーブル格納部70から読み出すオフセット量読出手段60d、オフセット量読出手段60dが読み出したオフセット量を、位置検出マーク検出手段60bが検出したアイマーク36の位置と実際のアイマーク36の位置との間のズレ量を補正する補正値として設定するオフセット量設定手段60e等として機能する。
位置検出マーク検出手段60bは、具体的には、次のようにして、アイマーク36の位置を検出する。例えば、用紙9(台紙34)の裏面で反射された発光部37bからの光が受光部37aで受光されている状態で、用紙9(台紙34)の搬送を開始する。用紙9(台紙34)の裏面のアイマーク36が位置検出センサ37の検出位置に差し掛かると、受光部37aにおける受光量が徐々に減少する。その結果、検出電圧Vは上昇し、やがて予め定められたしきい値(例えば、図7中、スライスレベル1又はスライスレベル2参照)より大きくなる。したがって、受光部37aが出力する検出電圧Vを逐次検出し、その検出された検出電圧Vと予め定められたしきい値とを比較し、その検出された検出電圧Vが予め定められたしきい値よりも大きくなったか否かを判定することで、アイマーク36の位置を検出することができる。
検出電圧Vがアナログ出力であるため、上記のように検出されるアイマーク36の位置と実際のアイマーク36の位置とが若干ズレてしまう(0.5mm程度。その結果、印字位置が若干ズレてしまう)。このズレ量は、個々のセンサ37の感度(例えば、受光感度)のバラツキに起因して検出電圧Vのピーク電圧が個々のセンサ37間で異なるものとなる結果、個々のプリンタ装置20間で異なったものとなる。
本願の発明者は、複数の位置検出センサ37それぞれについてピーク電圧及びズレ量を実測した結果、例えば、検出電圧Vのピーク電圧が1.5Vの位置検出センサ37ではズレ量が約0.2mmに収束し、検出電圧Vのピーク電圧が2.0Vの位置検出センサ37ではズレ量が約0.3mmに収束し、検出電圧Vのピーク電圧が2.5Vの位置検出センサ37ではズレ量が約0.4mmに収束すること、すなわち、検出電圧のピーク電圧とズレ量との間に相関があること、を見出した。なお、複数の位置検出センサ37それぞれのピーク電圧及びズレ量の実測は、特定の色の用紙9(ラベル連続体)を用い、かつ、用紙9(ラベル連続体)の搬送速度を特定の速度とした状態で行った。
オフセットテーブル70aは、上記知見に基づき作成されたものであり、具体的には、上記のように実測した結果得られた代表的なピーク電圧とそのピーク電圧に相関するオフセット量(これも上記のように実測した結果得られたものである)とを対応づけたテーブルとして構成されている。なお、図5に示したオフセットテーブル70a中の各数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる数値としてもよいことはもちろんである。
なお、検出電圧Vのピーク電圧が同じでも、用紙9(ラベル連続体)の色及び/又は用紙9(ラベル連続体)の搬送速度等が異なると、上記ズレ量は異なるものとなる。したがって、オフセットテーブル70aは、用紙9(ラベル連続体)の色及び/又は用紙9(ラベル連続体)の搬送速度ごとに作成しておくのが望ましい。例えば、用紙9(ラベル連続体)の色及び/又は用紙9(ラベル連続体)の搬送速度ごとに作成した複数のオフセットテーブル70aを、オフセットテーブル格納部70に格納しておく。そして、入力部27等を介して用紙9(ラベル連続体)の色及び/又は用紙9(ラベル連続体)の搬送速度が入力された場合、その入力された用紙9(ラベル連続体)の色及び/又は用紙9(ラベル連続体)の搬送速度に応じたオフセットテーブル70aを選択する。このようにすれば、用紙9(ラベル連続体)の色及び/又は用紙9(ラベル連続体)の搬送速度に応じた適切なオフセット量を自動的に設定することができる。なお、入力部27等を介してオフセットテーブル70a中の各数値を修正できるようにしてもよい。
次に、上記構成のプリンタ装置20の動作(オフセット量自動設定方法)について、図6を参照しながら説明する。
図6は、プリンタ装置20の動作(オフセット量自動設定方法)を示すフローチャートである。
以下の処理は、例えば、CPU60がプログラム格納部68からRAM64等に読み込まれた所定プログラムを実行することにより実現される。なお、以下の処理は、例えば、プリンタ装置20を製品として出荷するまでの間に行われる。
まず、用紙9(台紙34)の裏面で反射された発光部37bからの光が受光部37aで受光されている状態で、用紙9(台紙34)の搬送(ラベルフィード)を開始する(ステップS2)。用紙9(台紙34)が搬送されている間、電圧検出手段60aは、受光部37aが出力する検出電圧Vを逐次検出する。
次に、ピーク電圧検出手段60cが、ピーク電圧(例えば、図7中、highレベル1又はhighレベル2参照)を検出する(ステップS4)。例えば、電圧検出手段60aが逐次検出する検出電圧Vを所定期間RAM64等の記憶部へ格納しておき、その格納された検出電圧Vの中の最大のものをピーク電圧として検出する。
次に、オフセット量読出手段60dが、ピーク電圧検出手段60cが検出したピーク電圧に対応するオフセット量をオフセットテーブル格納部70(オフセットテーブル70a)から読み出す(ステップS6)。なお、ピーク電圧検出手段60cが検出したピーク電圧に一致するピーク電圧がオフセットテーブル70aに存在しない場合、ピーク電圧検出手段60cが検出したピーク電圧により近いピーク電圧に対応するオフセット量を読み出す。例えば、ピーク電圧検出手段60cが検出したピーク電圧が2.4Vの場合、その2.4Vにより近いピーク電圧である2.5Vに対応するオフセット量0.4mmを読み出す。
そして、オフセット量設定手段60eが、オフセット量読出手段60dが読み出したオフセット量を、位置検出マーク検出手段60bが検出したアイマーク36の位置と実際のアイマーク36の位置との間のズレ量を補正する補正値として、オフセット量格納部72に設定(格納)する。以上のようにしてオフセット量格納部72に設定されたオフセット量は、以後の処理(例えば、印字位置の決定)において用いられる。
以上説明したように、本実施形態のプリンタ装置20によれば、オフセット量を自動的に設定することができるプリンタ装置及びオフセット量自動設定方法を提供することが可能となる。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、用紙9として、剥離可能に貼り付けられた複数のラベル35を含む表面と、その反対側の、位置検出マークとしてのアイマーク36を含む表面と、を含む台紙34(帯状のシート)を用い、位置検出センサ37として、受光部37aと発光部37bとが用紙9(台紙34)の裏面に対向して配置され、受光部37aが用紙9(台紙34)の裏面で反射された発光部37bからの光を受光する反射型センサ(アイマークセンサとも称される)を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、用紙9として、所定間隔を置いて剥離可能に貼り付けられた複数のラベルと、位置検出マークとしてのラベル間のギャップ領域と、を含む表面と、その反対側の裏面と、を含む台紙(帯状のシート)を用い、位置検出センサ37として、受光部が用紙(台紙)の表面又は裏面に対向して配置され、発光部が、受光部が配置されている側とは反対側の用紙(台紙)の裏面又は表面に対向して配置され(すなわち、受光部と発光部とが用紙9を挟むように配置され)、受光部がギャップ領域を透過する発光部からの光を受光する透過型センサを用いてもよい。
また、用紙9として、表面と、その反対側の裏面と、位置検出マークとしての表面と裏面とを貫通する貫通穴と、を含む複数のタグを含む台紙(帯状のシート)を用い、位置検出センサ37として、受光部が表面又は裏面に対向して配置され、発光部が、受光部が配置されている側とは反対側の用紙(台紙)の裏面又は表面に対向して配置され(すなわち、受光部と発光部とが用紙9を挟むように配置され)、受光部が貫通穴を通過する発光部からの光を受光する透過型センサを用いてもよい。
また、上記実施形態では、本発明をプリンタ装置20(ラベルプリンタ)に適用した例について説明したが、これに限定されるものではなく、他のプリンタ装置(例えば、タグプリンタ)に適用することができるのはもちろんである。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
2 プリンタハウジング
3 開閉カバー
7 サーマルヘッド
7A 発熱素子
8 プラテンローラー
9 用紙
11 ヘッド付勢スプリング
13 プラテンローラー軸
17 カバー軸
20 プリンタ装置
21 供給部
22 位置検出部
23 印字部
24 充電バッテリー
25 バッテリー収納室
26 アダプター接続端子
27 入力部
28 表示部
29 制御部
30 電源スイッチ
31 開閉カバー開閉装置
32 ベルト掛け部
33 ベルト
34 台紙
35 ラベル
36 アイマーク
37 位置検出センサ
37a 受光部
37b 発光部
38 駆動モーター
39 プラテンローラーギア
40 連結ギア
41 アダプター
60 CPU
60a 電圧検出手段
60b 位置検出マーク検出手段
60c ピーク電圧検出手段
60d オフセット量読出手段
60e オフセット量設定手段
62 バス
66 モータ制御部
68 プログラム格納部
70 オフセットテーブル格納部
70a オフセットテーブル
72 オフセット量格納部

Claims (5)

  1. 位置検出マークを含む用紙を搬送する搬送手段と、
    受光量に応じた電圧を出力する受光部と、前記受光部で受光される光を前記用紙に向けて発光する発光部と、を含むセンサと、
    前記受光部が出力する電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段が検出する電圧と予め定められたしきい値とに基づいて、前記位置検出マークの位置を検出する位置検出マーク検出手段と、
    前記電圧検出手段が検出する電圧に基づいて、ピーク電圧を検出するピーク電圧検出手段と、
    前記用紙の色または搬送速度毎に設けられ、ピーク電圧とオフセット量とを対応づけたオフセットテーブルを格納するオフセットテーブル格納手段と、
    前記ピーク電圧検出手段が検出するピーク電圧に対応するオフセット量を前記オフセットテーブル格納手段から読み出すオフセット量読出手段と、
    前記オフセット量読出手段が読み出したオフセット量を、前記位置検出マーク検出手段が検出した前記位置検出マークの位置と実際の前記位置検出マークの位置との間のズレ量を補正する補正値として設定するオフセット量設定手段と、を備えるプリンタ装置。
  2. 前記用紙は、剥離可能に貼り付けられた複数のラベルを含む第1面と、その反対側の、前記位置検出マークとしてのアイマークを含む第2面と、を含む帯状のシートであり、
    前記センサは、前記受光部と前記発光部とが前記第2面に対向して配置され、前記受光部が前記第2面で反射された前記発光部からの光を受光する反射型センサとして構成されている請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記用紙は、所定間隔を置いて剥離可能に貼り付けられた複数のラベルと、前記位置検出マークとしての前記ラベル間のギャップ領域と、を含む第1面と、その反対側の第2面と、を含む帯状のシートであり、
    前記センサは、前記受光部が前記第1面又は前記第2面に対向して配置され、前記発光部が前記受光部が配置されている側とは反対側の前記第2面又は前記第1面に対向して配置され、前記受光部が前記ギャップ領域を透過する前記発光部からの光を受光する透過型センサとして構成されている請求項1に記載のプリンタ装置。
  4. 前記用紙は、第1面と、その反対側の第2面と、前記位置検出マークとしての前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通穴と、を含む複数のタグを含む帯状のシートであり、
    前記センサは、前記受光部が前記第1面又は前記第2面に対向して配置され、前記発光部が前記受光部が配置されている側とは反対側の前記第2面又は前記第1面に対向して配置され、前記受光部が前記貫通穴を通過する前記発光部からの光を受光する通過型センサとして構成されている請求項1に記載のプリンタ装置。
  5. 位置検出マークを含む用紙を搬送する搬送手段と、
    受光量に応じた電圧を出力する受光部と、前記受光部で受光される光を前記用紙に向けて発光する発光部と、を含むセンサと、
    前記受光部が出力する電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段が検出する電圧と予め定められたしきい値とに基づいて、前記位置検出マークの位置を検出する位置検出マーク検出手段と、
    を備えたプリンタ装置において、前記位置検出マーク検出手段が検出した前記位置検出マークの位置と実際の前記位置検出マークの位置との間のズレ量を補正するオフセット量を自動的に設定する方法であって、
    前記電圧検出手段が検出する電圧に基づいて、ピーク電圧を検出するピーク電圧検出ステップと、
    前記ピーク電圧検出手段が検出するピーク電圧に対応するオフセット量を、ピーク電圧とオフセット量対応づけられ、前記用紙の色または搬送速度毎に設けられたオフセットテーブルを格納するオフセットテーブル格納手段から読み出すオフセット量読出ステップと、
    前記オフセット量読出ステップで読み出されたオフセット量を、前記位置検出マーク検出手段が検出した前記位置検出マークの位置と実際の前記位置検出マークの位置との間のズレ量を補正する補正値として設定するオフセット量設定ステップと、を含むオフセット量自動設定方法。
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