JP2530936Y2 - 漏光防止装置 - Google Patents

漏光防止装置

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JP2530936Y2
JP2530936Y2 JP1989133980U JP13398089U JP2530936Y2 JP 2530936 Y2 JP2530936 Y2 JP 2530936Y2 JP 1989133980 U JP1989133980 U JP 1989133980U JP 13398089 U JP13398089 U JP 13398089U JP 2530936 Y2 JP2530936 Y2 JP 2530936Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案はズーム又は多焦点レンズ鏡筒を装備するカメ
ラに於ける漏光防止装置に関するものである。
B.従来の技術 従来、この種の漏光防止装置としてはカメラボディ又
は鏡筒に、例えば内ヘリコイドに、ゴム、紙、植毛布等
でできている遮光部材を接着等により固定し隙間を塞ぐ
ことが行われていた。
或いはカメラボディと鏡筒との間にゴム製のワッシャ
を固定せずに挿入して隙間を塞いでいた。
C.考案が解決しようとする課題 上記のように従来の技術においては、内ヘリコイドに
遮光部材を固定した場合は、内ヘリコイドと鏡筒との間
に工作上の偏芯があったり、組立・調整上の偏芯があっ
たりすると、偏芯に起因する隙間が発生し漏光が起こ
る。強いて漏光を防止しようと強く押圧すると、鏡筒の
直進移動に際し摺動抵抗が大きく、駆動負荷の増大する
等の問題があった。
又カメラボディと鏡筒との間にゴム製のワッシャを固
定せずに挿入した場合には、偏芯に起因する漏光は無い
が、鏡筒の直進移動に際し特に前進する時に、内ヘリコ
イドとの間に隙間が出来、特に光軸方向からでない他の
方向からの光による漏光が起ていた。
本考案は従来方法が持つ上述の欠点を解決し、確実な
漏光防止装置を提供することを目的とする。
D.課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案において、レンズ鏡
筒(6)がカメラ本体(1)の開口部から光軸方向に突
出移動可能に配設されたカメラにおいて、該カメラ本体
(1)の開口部に、該レンズ鏡筒(6)に摺接し環周す
る遮光部材(20)を、可動的に設置した漏光防止装置で
あって、遮光部材(20)は筒状部分(20b)を有し、筒
状部分は遮光部材の辺縁部から光軸方向に向けて突出し
て形成されたことを特徴とする漏光防止装置を構成し
た。
更に、又該遮光部材(20)がそのレンズ鏡筒(6)に
摺接する部分に、1又は数条の溝(20d)の形成されて
いる面を有する請求項iの記載の漏光防止装置を構成し
た。
更に、又遮光部材が筒状部分を有する弾性環状体と剛
性体よりなる保持部材とが一体に成形されている漏光防
止装置を構成した。
E.作用 遮光部材がレンズ鏡筒に摺接し環周するので偏芯に起
因する漏光は無く、又その辺縁部の筒状部分により、斜
め方向からの光を遮ることができる。溝が摺接部分にあ
り鏡筒の直進に際し摺動抵抗が小さく、駆動負荷が減少
する。又遮光部材の変形が小さく摺動が円滑に行われ
る。
F.実施例 第1図は本考案の実施例の前ボディ及びレンズ駆動機
構を示した分解斜視図、第2図及び第4図はそれぞれ広
角撮影時及び望遠撮影時のカメラのレンズの光軸を含む
縦断面図、及び第3図は同じく、第2図IIa-IIbで、即
ち該レンズ駆動機構を後群ガイドピンを含む後群レンズ
室で切断して光軸方向後方から見た断面図である。
内へリコイド(2)は円筒状をなし、前ボディ(1)
に設けられた円筒状空間(不図示)の内側に収納され、
その外周に突起した環状堤部(不図示)を以て内ヘリコ
イド抑えビス穴(3a)を挿通する内ヘリコイド抑えビス
(4)により螺着される内ヘリコイド抑え(3)により
該前ボディ(1)に回転可能に挾持されている。
内ヘリコイド(2)の外周にはエンコーダを形成する
可撓板状回路(フレクシブルプリンテッドサーキット、
以下FPCという)エンコーダFPC(5)が電気的接点であ
るエンコーダパタン(不図示)を外側に向けて貼付けら
れている。
前ボディ(1)にはエンコーダブラシ(18)がエンコ
ーダブラシ抑えビス(19)によつて螺着固定されてお
り、該エンコーダブラシ(18)の各ブラシ毛の先端の接
点(18a)は前ボディ(1)の下部の切欠部を通して内
ヘリコイド(2)に貼付けられたエンコーダFPC(5)
に接触する様に固定されている。
鏡筒(6)は内ヘリコイド(2)の内側に収納され、
該鏡筒(6)の外周部に形成されたヘリコイド(6a)は
該内ヘリコイド(2)の内周部に形成されたヘリコイド
(2b)と噛合している。
又鏡筒(6)の前部内側には前群レンズ室(31)及び
前部外側にはシャッター(不図示)が収められている。
後群カム環(7)は、鏡筒(6)の内側で且つ後群直
進ガイド筒(8)の外側の空間に回転可能に設置されて
いる。後群カム環(7)には、周方向斜めに向かうカム
溝(7b)が3本環部に形成され、後端平面部には長穴
(7a)が2箇所穿設されている。この長穴(7a)はクラ
ッチ(12)が該平面部に接合する際、クラッチ(12)に
設けられた2個の丸凸部(12a)が移動可能に埋入する
為の案内部を形成している。
後群カム環(7)にはクラッチ(12)がクラッチ抑え
ビス(13)により螺合されており、該クラッチ(12)は
クラッチ抑えビス(13)を緩める事により該後群カム環
(7)の長穴(7a)の範囲において固定位置の変更が可
能になっている。又クラッチ(12)は内ヘリコイド
(2)に設けられた直進溝(2c)に於いて内ヘリコイド
(2)と摺動可能に嵌合している。
後群直進ガイド筒(8)には、直進溝(8a)が円周を
3分する位置に3本形成されている。又外周中央部には
直進キー(17)に摺接する平滑な滑り面(不図示)が光
軸と平行に形成され、滑り面の円周方向左右両側に少し
突出した帯状部(不図示)が同じく光軸と平行に各1本
形成される。又後群直進ガイド筒(8)は、鏡筒(6)
に対し直進ガイド筒抑えビス(23)により螺定され一体
になっている。
後群レンズ室(10)の内側には、レンズ(10a)及び
レンズ(10b)が収納固定され、その外周には3本の後
群ガイドピン(11)が円周を3分する位置に半径方向に
向かい植設されている。該3本の後群ガイドピン(11)
は各々後群カム環(7)に設けられたカム溝(7b)及び
後群直進ガイド筒(8)に設けられた直進溝(8a)に挿
通しカムフォロアとなっている。
後群ガタ取りバネ(9)は各後群ガイドピン(11)を
カム溝(7b)の各壁後方側に押圧し、光軸方向に対する
後群レンズ室(10)のがたつきを防止している。
コロ(14)は円錐面を側面に有する形状をなし、1対
のコロ(14)は後群直進ガイド筒(8)の2本の帯状部
に各1個穿設されたコロビス穴(8b)に円錐の軸を中心
にした自由な回転可能にコロビス(15)によりそれぞれ
螺設されている。
直進キー(17)は、両側が互いに平行な平面を有し偏
平な細長いほぼ板状の形状をなし、その一端の上行部に
おいて後ボディ(38)に直進キー抑えビス(16)により
螺合固定されており、後群カム環(7)と後群直進ガイ
ド筒(8)との間を後ボディ(38)より、光軸に沿って
平行前方に向かって延在する案内部材である。直進キー
(17)は、後群直進ガイド筒(8)上面の平滑面上に在
り、該後群直進ガイド筒(8)に付設された1対のコロ
の間に光軸に沿って可動に狭在している。
1対のコロ(14)は、直進キー(17)の平行な両側の
平面に対しそれぞれ線接触する様になっている。
シャッタFPC(22)は、鏡筒(6)前部外周に位置す
るシャッタ駆動部材(33)から延在し、後ボディ(38)
より前方に延在する直進キー(17)の上面に沿って後方
即ち後ボディ(38)側に向かって敷設され、直進キー
(17)の上行部においてはその矩形状溝(17a)の隙間
内に嵌設され、更に前ボディ(1)と後ボディ(38)と
の間に構成された空間に収納されている。
遮光部材(20)は鏡筒(6)の前部外周に接して設け
られる。第5図は遮光部材(20)及びその近傍の断面図
である。以下これにより説明する。
遮光部材(20)は中央部にレンズ鏡筒(6)が貫通す
る同心円状の大きい丸穴が穿たれた薄い円板部(20
a)、及びその辺縁部にほぼ筒状をなし、カメラ本体
(1)側に曲折して光軸方向に向けて、内ヘリコイド
(2)の先端部を外周側から包む如くに突出する筒状部
(20b)を有する。円板部(20a)の中央部大きい丸穴部
分には堤部(20c)及び溝部(20d)が鏡筒(6)の方に
向かって設けられている。又遮光部材(20)は保持部材
(20e)が円板部(20a)の辺縁より光軸よりに、且つ堤
部(20c)及び溝部(20d)から光軸より離れた位置に一
体に形成されている。
遮光部材(20)はその堤部(20c)の頂点(20f)にお
いて鏡筒(6)の前部外周(6c)に摺接し環周するよう
に設けられ、又円板部(20a)の内ヘリコイド側の面(2
0g)において内ヘリコイド(2)の先端面(2e)と離合
可能に当接する。その円板部(20a)の前カバー(43)
の被写体側部(43a)側の側面(20h)において前カバー
(43)の被写体側部(43a)の内側面(43c)と離合可能
に当接する。
遮光部材(20)はシリコーンゴムからなり、その弾性
を以て鏡筒(6)を環周し、その前部外周(6c)に摺接
するように設けられる物であるから、中央部の丸穴の直
径は、遮光部材(20)を前部外周(6c)に摺接させない
状態で計測すると鏡筒(6)の外径よりも約0.2ミリメ
ートル小さい。
遮光部材(20)の円板部(20a)の光軸方向の厚さは
約0.8ミリメートル、堤部(20c)光軸方向の厚さは約0.
2ミリメートル、偏芯の大きさは約0.2〜0.3ミリメート
ルである。
ここで、遮光部材(20)がシリコーンゴムよりなり、
鏡筒(6)の前部外周(6c)に摺接し環周するように設
けられるのは、前部外周(6c)に対する遮光部材(20)
の押圧力を一定にする為であり、押圧力の変化による漏
光を防止する為である。つまり、遮光部材(20)を内ヘ
リコイド(2)に固定して設けた場合には、内ヘリコイ
ド(2)が回転するものであるから、鏡筒(6)を内ヘ
リコイド(2)との間に偏芯等があれば、鏡筒(6)に
対する遮光部材(20)の押圧力が変化してしまい、これ
により両者間に隙間を生じ、完全な漏光防止にはならな
い。
以下実施例の動作について説明する。
カメラ本体に設けられたモータ(不図示)は、別に設
けられた焦点検出装置(不図示)からの信号に基ずくレ
ンズ群に対する前進又は後退の命令に従って作動し、該
モータに連結された駆動ギア(不図示)がそれに応じて
回転する。内ヘリコイド(2)の外周に設けられた大ギ
ア(2a)は該駆動ギアと噛合しているから、モータが回
転すると、駆動ギアを介して内ヘリコイド(2)及びそ
の外側に貼付けらたエンコーダFPC(5)が一体となっ
て回転する。その時エンコーダFPC(5)の表面に設け
られたエンコーダパターン(不図示)はエンコーダブラ
シ(18)に付設されたエンコーダブラシ先端部(18a)
の摺動接触により電気的接続し、回路の開閉により内ヘ
リコイド(2)の回転角が判る。命令に対応した回転角
だけ回転した時停止信号が発せられて、モータは停止し
且つ連係した各部分の回転も停止する。
鏡筒(6)は内ヘリコイド(2)が回転を開始する
と、ヘリコイド(2b)及びそれと噛合しているヘリコイ
ド(6a)を介し運動を始めるが、後述の如く直進キー
(17)により回転運動は制限され光軸に沿った直進運動
のみをする。
後群カム環(7)は内ヘリコイド(2)が回転する
と、直進溝(2c)に嵌合し後群カム環(7)に螺合して
いるクラッチ(12)を介して、内ヘリコイド(2)と共
に回転する。
後群直進ガイド筒(8)は螺設されている1対のコロ
(14)に挟持されている直進キー(17)により回転が制
限され直進運動のみ可能である。コロ(14)の側面は円
錐形をなし、後群直進ガイド筒(8)の前進後退の移動
にあたり自由に回転する。又直進キー(17)の側面は平
行な平面をなして回転する両側のコロ(14)に挟持さ
れ、線接触を以て摺接し、該コロ(14)を介して直進案
内する。更に、後群直進ガイド筒(8)は鏡筒(6)と
後群直進ガイド筒抑えビス(23)により固定されている
から両者は一体に直進運動をする。
後群レンズ室(10)は、後群カム環(7)が回転する
と、カム溝(7b)を挿通する後群ガイドピン(11)を介
して回転運動が伝達されるが、該後群ガイドピン(11)
が同じく挿通する後群直進ガイド筒(8)に設けられた
直進溝(8a)により回転運動は制限され光軸に沿って直
進運動を行う。これは後群直進ガイド筒(8)が直進キ
ー(17)により回転運動が制限されている為である。後
群レンズ室(10)はカム溝(7b)の動きに沿って後群直
進ガイド筒(8)に対し所定の相対的な直進運動を行
い、従って鏡筒(6)と一体に直進運動を行う前群レン
ズに対し後群レンズは所定の間隔に変化し、従ってズー
ミングがおこなわれる。この時後群レンズ室(10)は後
群ガタ取りバネ(9)により、カム溝(7b)の後方側の
壁に常に押圧されており、カム溝(7b)と後群ガイドピ
ン(11)との間の嵌合は充分余裕を持たせてよい。更に
ズーミングを行う際、シャッタFPC(22)は、鏡筒
(6)内に設けられたシャッタ駆動部材(33)より延伸
し、直進キー(17)の上面を滑りながら後ボディ(38)
に沿って上行し前ボディ(1)と後ボディ(38)との間
に設けられた空間内で弛んでいる為、鏡筒(6)の前進
後退に応じ弛んでいるシャッタFPC(22)の長さが、鏡
筒部が繰り出し前進すると繰り出し部分が長く弛み部分
が短く、鏡筒部が繰り込まれ後退すると繰り出し部分が
短く弛み部分が長くなるように、自動的に調節される。
鏡筒(6)は広角撮影の時は、カメラボディの開口部
においてカメラボディ内に深く後退するが、この時遮光
部材(20)は鏡筒(6)に環周し摺接しているから、摺
動抵抗により鏡筒(6)とに引きずられて共に後退す
る。後退の距離は鏡筒(6)より小さいく内ヘリコイド
(2)に制限され、円板部(20a)の内ヘリコイド側の
面(20g)において内ヘリコイド(2)の先端面(2e)
と当接する。
望遠撮影の時は、同様に鏡筒(6)はカメラボディの
開口部においてカメラボディから前方に進み、この時遮
光部材(20)は鏡筒(6)に環周し摺接しているから摺
動抵抗により鏡筒(6)とに引きずられて共に前進す
る。前進の距離は鏡筒(6)より小さく前カバー(43)
に制限され、円板部(20a)の前カバー(43)の被写体
側部(43a)側の側面(20h)において前カバー(43)の
被写体側部(43a)の内側面(43c)と当接する。
望遠撮影の時、鏡筒(6)が前進し、遮光部材(20)
が前カバー(43)と当接すると、遮光部材(20)と鏡筒
(6)との間に隙間が発生する。後群カム環(7)に
は、周方向斜めに向かうカム溝(7b)が3本環部に形成
され、後群直進ガイド筒(8)には、直進溝(8a)が円
周を3分する位置に3本形成されている。したがって、
遮光部材(20)の辺縁部から内ヘリコイド(2)の外周
側に曲折し光軸方向に向けて突出する筒状部が形成され
ていなければ、前記隙間からこれらのカム溝(7b)を光
が通過し、漏光する。
第6図は、従来例の断面の概念図を示している。
第6図に示す従来例の遮光部材(120)は内ヘリコイ
ド(2)側に曲折し光軸方向に突出する筒状部を有して
いない。この場合光軸方向でない斜め又は垂直方向より
入射或いは散乱する光が遮られず、漏光の原因となる。
第5図は本実施例の遮光部材の断面図を示している。
第5図に示す本考案による筒状部(20b)を有する遮
光部材(20)においては、筒状部(20b)の縁部が内ヘ
リコイド(2)と前カバー(43)との間の隙間に入り込
み、光軸方向でない斜め又は垂直方向より入射或いは散
乱する光を遮断する。
このためには円板部(20a)の周縁から内ヘリコイド
(2)側に曲折する筒状部(20b)は、いかなる場合で
も内ヘリコイド(2)と前カバー(43)との間に存在す
る隙間を光が通過しないために充分な大きさで光軸方向
に突出していることが必要である。
この際、遮光部材(20)は鏡筒(6)に対してやや小
さい直径を有する丸穴で摺接しているから、工作上の或
いは組立上の偏芯の影響を受けず、軽く一定の力をもっ
て鏡筒(6)を締めつけている。
遮光部材(20)には良質のゴム材料を用い、剛性体が
一体に形成してあり、且つ鏡筒(6)に接する面には溝
により隔たれた2本の堤部が設けられているから、一定
の押圧力で弾性変形し小さい負荷で摺動する様になって
いる。
本実施例によれば、シリコーンゴムで成る遮光部材が
レンズ鏡筒に摺接し環周するので、工作上の或いは組立
上の偏芯に起因する漏光がなくなった。
又その辺縁部の筒状部分により、光軸方向でない斜め
や垂直方向からの光を遮ることができた。
遮光部材がシリコーンゴムを用い剛性体を一体に形成
し、溝部と堤部とが形成されている面で摺接するから、
鏡筒の直進移動に際し摺動抵抗が小さく、駆動負荷が減
少した。
部品の工作精度を適正にすることが出来、又組立が容
易であり製造原価の低減に寄与出来た。
G.考案の効果 本考案によれば、遮光部材がレンズ鏡筒に摺接し環周
するので、工作上の或いは組立上の偏芯に起因する漏光
が無くなった。
又その辺縁部の筒状部分により、光軸方向でない斜め
や垂直方向からの光を遮ることができた。
遮光部材が弾性体を用い剛性体を一体に形成し、溝部
と堤部とが形成されている面でレンズ鏡筒に摺接するか
ら、鏡筒の直進移動に際し摺動抵抗が小さく、駆動負荷
が減少した。
部品の工作精度を適正にすることが出来、又組立が容
易であり製造原価の低減に寄与出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の前ボディ及びレンズ駆動機構
を示す分解斜視図、 第2図は広角撮影時におけるレンズの光軸を含む縦断面
図、 第3図はレンズ駆動機構の断面図、 第4図は望遠撮影時におけるレンズの光軸を含む縦断面
図、 第5図は遮光部材の断面図、 第6図は従来例の断面の概念図を示す。 〔主要部分の符号の説明〕 2……内ヘリコイド 6……鏡筒 20……遮光部材 43……前カバー

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズ鏡筒がカメラ本体の開口部から光軸
    方向に突出移動可能に配設されたカメラにおいて、 前記レンズ鏡筒の前記突出移動に伴って前記レンズ鏡筒
    の外周面上に摺接し、前記開口部と前記レンズ鏡筒の外
    周との隙間からの漏光を防止する遮光部材を具備し、該
    遮光部材には、その辺縁部から光軸方向に向けて突出し
    た筒状部が形成されていることを特徴とする漏光防止装
    置。
  2. 【請求項2】該遮光部材がそのレンズ鏡筒に摺接する部
    分に、1又は数条の溝の形成されている面を有する請求
    項iの記載の漏光防止装置。
  3. 【請求項3】該遮光部材が筒状部分を有する弾性環状体
    と剛性体よりなる保持部材とが一体に成形されている請
    求項i記載の漏光防止装置。
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