JP2530347B2 - 安定器ケ―ス - Google Patents

安定器ケ―ス

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JP2530347B2 JP62299531A JP29953187A JP2530347B2 JP 2530347 B2 JP2530347 B2 JP 2530347B2 JP 62299531 A JP62299531 A JP 62299531A JP 29953187 A JP29953187 A JP 29953187A JP 2530347 B2 JP2530347 B2 JP 2530347B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内部に安定器を収納するとともに充填材を
充填する安定器ケースに関する。
(従来の技術) この種の安定器ケースは、例えば第9図に示すよう
に、金属製のケース板1を断面角形状の筒形に曲げ加工
するとともに両縁部2,3を互いに結合してケース4を形
成してなり、そのケース4の内部に安定器を収納すると
ともに充填材を充填するようになっている。
そして、前記ケース板1の両縁部2,3の結合には、例
えば特開昭56−154218号公報または実開昭59−171320号
公報に示されるような構造が用いられ、すなわち、第9
図および第10図のように、ケース板1の一方の縁部2に
略T字状の凸部5と凹部6とを交互に設けるとともにケ
ース板1の他方の縁部3に前記一方の縁部の凸部5およ
び凹部6に嵌合可能とする凹部6と凸部5を設け、両縁
部2,3の凸部5と凹部6とが交互に嵌合することによっ
て両縁部2,3を結合している。この凸部5の形状は、幅
の狭い根元部7のケース長手方向の両側が半円凹状に設
けられ、幅の広い先端部8のケース長手方向の両側が半
円凸状に設けられ、根元部7の半円凹状と先端部8の半
円凸状とはケース長手方向中間のa点で交わる。
(発明が解決しようとする問題点) 前記のようなケース板1の両縁部2,3の嵌合形状で
は、両縁部2,3が互いに離反する方向に作用する力に対
し、凸部5の根元部7のb点と先端部8のc点との間の
略S字状の曲面からなる接合面部で受けることになる
が、この接合面部における力の分布は、第10図のよう
に、力の作用方向と直角となるa点で最も大きく、力の
作用方向と平行となるb点およびc点で最も小さくな
り、力が均等に分散せずa点に集中し、局部的な変形お
よび疲労を生じやすい。また、a点における力を分散さ
せるために、a点のケース長手方向の長さを大きく設定
すると、根元部7の幅が狭くなるため凸部8の強度が低
下する。
本発明は、上述のような点に鑑みなされたもので、ケ
ース板の両縁部を凹凸嵌合することによって結合してな
る安定器ケースにおいて、凸部の1個所に力が集中する
ことによる局部的な変形や疲労を防止し、信頼性を向上
させることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、筒形に形成するケース板の一方の縁部に凸
部と凹部とを交互に設けるとともに他方の縁部に前記一
方の縁部の凸部および凹部に嵌合可能な凹部と凸部とを
交互に設け、前記両縁部の凸部と凹部とが交互に嵌合す
ることによって両縁部を結合してなる安定器ケースにお
いて、前記凸部の幅を同一幅に形成し、かつ、その凸部
のケース長手方向の両側縁を中央部がケース長手方向の
一端側に位置するとともに両端部がケース長手方向の他
端側に位置しその中央部と両端部との間を直線状の接合
面部で連設する略く字状に形成したものである。
(作用) 本発明は、凸部の幅を同一幅に形成し、かつ、その凸
部のケース長手方向の両側縁を直線状の接合面部を有す
る略く字状に形成したので、ケース板の両縁部に作用す
る離反する方向の力を直線状の接合面部によって均等に
受け、凸部の1箇所に力が集中することがない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を第1図および第2図
を参照して説明する。
図において、11は安定器ケースで、例えば表面処理鋼
板等のケース板12からなり、このケース板12を断面四角
形状の筒状に曲げ加工してケース11を形成するととも
に、このケース11の側面においてケース板12の両縁部1
4,15を凹凸嵌合して結合している。この結合は、一方の
縁部14に凸部16と凹部17を交互に設けるとともに他方の
縁部15に前記一方の縁部14の凸部16および凹部17に嵌合
する凹部17と凸部16とを交互に設け、両縁部14,15の凸
部16と凹部17とを交互に嵌合することによって両縁部1
4,15を結合している。
前記凸部16は、ケース長手方向の両側縁が、中央部A
がケース長手方向の一端側に位置するとともに両端部B,
Cがケース長手方向の他端側に位置し、その中央部Aと
両端部B,Cとを直線状の接合面部18で連設する略く字状
に形成されている。さらに、図示のように凸部16の幅が
同一幅に形成されている。
そうして、両縁部14,15の凸部16と凹部17との嵌合状
態では、中央部Aと端部Cおよび中央部Aと端部Bとの
間の接合面部18が直線であるため、縁部14,15が互いに
離反する方向に作用する力をその接合面部18全体で均等
に受けることができ、力が集中することによる局部的な
変形や疲労を防止できる。しかも、凸部16の幅が同一幅
に形成されているため、凸部16の強度を強くできる。
また、前記のような凸部16の形状にすることにより、
第3図および第4図のように、ケース板12の両縁部14,1
5の結合部分をケース11の角部に設けることができる。
この場合、凸部16の中央部Aを通る曲げ線S(第2図に
示す)で折曲する。
ところで、第5図のように、板厚tの材料の端面に対
してθの角度をもって横切る曲げ線SでF方向に曲げる
と、材料の外面部分に作用する力fは端面に平行な力f1
と端面と直角な力f2とに分けられ、そのf2なる力によっ
て材料の外面側が端面から突出する変形を生じ、このf2
の値はθが小さいほど大きくなり、その突出変形量も大
きくなる。そのため、第9図および第10図に示した従来
の両縁部の結合構造では、例えば第7図および第8図の
ようにケース4の角部に両縁部2,3の結合部分を設ける
ことは困難であり、すなわち、c点を通る曲げ線S(第
10図に示す)で凸部5を折曲すると、このc点で曲げ線
Sとの前記角度θの値が0になるため、第6図(a)の
ように、c点における外面側が嵌合面から大きく突出し
て両縁部2,3の凸部5および凹部6を嵌合するのが困難
になる。
それに対して、第3図および第4図のようにすること
で、曲げ線Sは凸部16の中央部Aすなわち曲げ線Sと直
角な部分で折曲げるため、第6図(b)のように、凸部
16の中央部Aにおける嵌合面の変形はほとんどなく、凸
部16と凹部17との嵌合には支障を生じない。なお、この
両縁部14,15の結合部分をケース11の角部に設けること
により、結合部分が目立たなくなるため外観をよくで
き、ケース11の上面や側面へのラベル等の貼付けをきれ
いにできる。
(発明の効果) 本発明によれば、ケース板の両縁部を凹凸嵌合するこ
とによって結合してなる安定器ケースにおいて、凸部の
幅を同一幅に形成し、かつ、その凸部のケース長手方向
の両側縁を直線状の接合面部を有する略く字状に形成し
たので、ケース板の両縁部に作用する離反する方向の力
を直線状の接合面部によって均等に受けることができ、
凸部の1箇所に力が集中することによる局部的な変形や
疲労を防止し、信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の安定器ケースの一実施例を示す斜視
図、第2図はその結合部分の説明図、第3図は本発明の
他の実施例を示す斜視図、第4図はその結合部分の斜視
図、第5図は板材の曲げ加工の説明図、第6図(a)
(b)は結合部分の従来との比較を示す断面図、第7図
は従来の結合構造を備えた安定器ケースの斜視図、第8
図はその結合部分の斜視図、第9図は従来の安定器ケー
スの斜視図、第10図はその結合部分の説明図である。 11……安定器ケース、12……ケース板、14,15……縁
部、16……凸部、17……凹部、18……接合面部、A……
中央部、B,C……端部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒形に形成するケース板の一方の縁部に凸
    部と凹部とを交互に設けるとともに他方の縁部に前記一
    方の縁部の凸部および凹部に嵌合可能な凹部と凸部とを
    交互に設け、前記両縁部の凸部と凹部とが交互に嵌合す
    ることによって両縁部を結合してなる安定器ケースにお
    いて、 前記凸部の幅を同一幅に形成し、かつ、その凸部のケー
    ス長手方向の両側縁を中央部がケース長手方向の一端側
    に位置するとともに両端部がケース長手方向の他端側に
    位置しその中央部と両端部との間を直線状の接合面部で
    連設する略く字状に形成した ことを特徴とする安定器ケース。
JP62299531A 1987-11-27 1987-11-27 安定器ケ―ス Expired - Fee Related JP2530347B2 (ja)

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精密機器の要素▲I▼(1964年10月20日,第5刷,東京図書株式会社発行)47頁第177図

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