JPH0643320Y2 - 鉄板屋根の組立構造 - Google Patents

鉄板屋根の組立構造

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JPH0643320Y2
JPH0643320Y2 JP16815188U JP16815188U JPH0643320Y2 JP H0643320 Y2 JPH0643320 Y2 JP H0643320Y2 JP 16815188 U JP16815188 U JP 16815188U JP 16815188 U JP16815188 U JP 16815188U JP H0643320 Y2 JPH0643320 Y2 JP H0643320Y2
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エー・ベーリッジ ジャック
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ベーリッジ マニュファクチュアリング カンパニー
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は屋根材、詳しくは細長いフランジ部が付いてい
る複数の屋根材を並列して接合し、接合するフランジ部
分をチャンネル形状の被覆材で結合する屋根構造に関し
ている。
(従来の技術) 鉄板で形成された屋根材の両側端にフランジ部が付設さ
れており、複数の屋根材を並列したのち接合するフラン
ジ部をチャンネル形状の被覆材で結合する従来技術の屋
根構造は、本願考案者が提案したアメリカ特許第4,641,
475号が知られている。
上記従来技術は、屋根材の両側端にフランジ部が付いて
おり、接合して対になるフランジ部分を結合するアンカ
ークリップを使用している。このアンカークリップは鉄
板を直角に折り曲げたものであって、屋根または壁に取
り付ける平面座板と、立上り部となる垂直板と、この垂
直板の上端を中央部で二分し、互いに反対方向に折り曲
げかつ折り曲げた先端が下向きとなる固定蓋が形成され
ている(アメリカ公報第3図参照)。
一方、フランジ部分を結合する被覆材は断面C字形のチ
ャンネル形状であり、内部にシール材を収容している。
このシール材は押出しビニール材料で形成され、被覆材
の内側に貼り付けられると共に内部に空洞が形成され、
さらに空洞内面に向って複数のフラップが対称位置にな
って形成されている(アメリカ公報第4図参照)。
屋根材を組み立てるときは、屋根または壁に前記アンカ
ークリップを固定し、このアンカークリップの固定蓋に
屋根材のフランジ部を係合し、さらにアンカークリップ
によって連結されたフランジ部分を被覆材によって結合
して耐湿構造の屋根を得ている。
上記した従来技術は、それ迄の従来技術に比べ耐湿性に
優れた構造であったが、アンカークリップ並びにシール
材の構造に解決されなければならない問題がある。
アンカークリップは、垂直板の上端中央部に切れ目を入
れ、上端に互いに反対方向に折り曲げて固定蓋を形成し
ており、又、屋根材の施工に際しては屋根に直接固定さ
れるものである。このため、固定蓋に屋根材のフランジ
部を係合させる作業中に、固定蓋に無理な外力が加わっ
たりすると、垂直板の切り目が入っている中央部が裂け
てしまい、フランジ部をしっかり固定できないといった
問題がある。
又、フランジ部に対して固定蓋は単に上方から被せた状
態で結合しているので、屋根材をしっかり保持していな
かった。アンカークリップは屋根に締め金具などによっ
て固定されるが屋根材は屋根に直接固定されていないか
ら、アンカークリップと屋根材をしっかり結合すること
は重要である。
又、シール材のフラップは屋根材のフランジ部をシール
するためのものであるが、フラップの取付位置が対称位
置に形成されているので、フラップを長くすることがで
きず、このためフラップの弾性を十分に活かしてシール
することができないといった問題がある。
さらに又、フラップが対称位置に形成されていること
は、被覆材をフランジ部に被着するときにフラップが直
角方向に押し潰されるので、被覆材の被着に大きな力を
要するばかりでなく、フラップを押し潰すような被着で
は充分なシール効果を奏しないことになる。この他、フ
ラップが対称位置であるために、屋根材のフランジ部が
途中で変形していたりすると、フラップの一方のみが極
端に押されることになり、この場合もシール効果を損な
うという問題がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、先に本願考案者によって提案された屋根構造
を改良したものであって、屋根材のフランジ部を結合す
るアンカークリップの垂直板の中央部に亀裂が発生しな
いように改良したもので、かつ、フランジ部をしっかり
固定できるアンカークリップをもった屋根構造を提供す
ることを目的としている。
又、本考案は、固定された屋根材のフランジ部に被せる
軟質弾性材料のシール材に設けたフラップを、非対称位
置に形成することによりシール効果の優れた屋根構造を
提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案は、屋根材のフランジ部を結合するアンカークリ
ップと、結合されたフランジ部に被着する被覆材とを備
えている。
アンカークリップは、鉄板で形成されており、屋根に取
り付ける平面座板とこの平面座板に対し直角に折り曲げ
られた垂直板とからなり、垂直板の上端は三等分されて
いて両側の部材は互いに反対方向にかつ下向きに曲げら
れた固定蓋に、又、この固定蓋に挟まれた部分はなだら
かな曲線の連続による切取り部に形成されていることを
特徴としている。
又、被覆材は、断面C字形の細長いチャンネル形状の鞘
体と、この鞘体の内部に空洞部を有しこの空洞部に向っ
て非対称位置に複数のフラップが被覆材の頂部に向って
傾斜している軟質弾性材料のシール材を収容したことを
特徴としている。
さらに又、屋根の組立構造は、平面座板とこの平面座板
に対し直角に折り曲げられた垂直板とからなり、垂直板
の上端は三等分されていて両側の部材が互いに反対方向
にかつ下向きに曲げられた固定蓋に、又、該固定蓋に挟
まれた部分は切取部に形成されているアンカークリップ
と、断面C字形の細長いチャンネル形状の鞘体並びに該
鞘体の内部に空洞部を有しこの空洞部に向って非対称位
置に複数のフラップが形成された軟質弾性材料のシール
材を収容した被覆材とを備え、前記アンカークリップの
平面座板を屋根または壁に固定し、固定蓋に屋根材の両
端に形成したフランジを係合し、結合されたフランジ部
に被覆材を被着したことを特徴としている。
(作用) アンカークリップ1と屋根材8を結合するには、まず、
平面座板2を屋根または壁に対して取付孔7を利用して
締め金具で固定する。次いで固定蓋4a,4bの内側に屋根
材8のフランジ部9を差し込んで両者を結合する。
又、組み立てられた対のフランジ部9に被覆材10を被着
することにより屋根材のシール構造が施工される。被覆
材10をフランジ部9に上方から押し込むと、シール材12
のフラップ14は先端が基端部よりも上方に押し上げら
れ、しかも軟質の弾性材料なので各フラップ14はフラン
ジ部9に密着する。
(実施例) 第1図は屋根構造を組み立てた全体の断面図、第2図は
アンカークリップの斜視図、第3図は被覆材の断面図で
ある。
第2図のアンカークリップ1は鉄板を直角に折り曲げた
もので、屋根に取り付ける平面座板2と立上り部となる
垂直板3が形成され、この垂直板3の上端は略三等分
し、両端は互いに反対方向に折り曲げ、各折り曲げた部
材は平面座板2に向って、折り曲げられ固定蓋4a,4bに
形成されている。又、該固定蓋4a,4bの間に挟まれた部
分はなだらかな曲線の連続による切取り部5に形成され
ている。なお、該切取り部5は上記固定蓋4a,4bと隣接
する下向きの垂直切込み5aと、当該垂直切込み5aと連続
する水平切込み5bの接合部分は円弧曲線5cで形成されて
いる。
又、アンカークリップ1の垂直板3は、平面からみて中
央部分が頂点となる緩やかなV字形状となるように折り
曲げた曲げ部6が形成されている。この他、上記平面座
板2にはアンカークリップを固定する締め金具のための
取付孔7が設けられている。
さらに又、屋根材8は両端部分に直角に折り曲げたフラ
ンジ部9を有している。
アンカークリップ1と屋根材8を結合するには、まず、
平面座板2を屋根または壁に対して取付孔7を利用して
締め金具で固定する。次いで固定蓋4a,4bの内側にフラ
ンジ部9を差し込んで両者を結合する。アンカークリッ
プ1は屋根材8のフランジ部9の位置と同位置に固定さ
れていれば、フランジ部9を固定蓋4a,4bの内部に差し
込んだだけで両者は結合される。
垂直板3は、平面からみて緩やかなV字形状をなす曲げ
部6が形成されているから、各々の固定蓋4a,4bの内部
にフランジ部9が差し込れると、2枚のフランジ部9に
よって垂直板3は曲げ部6の頂部が押圧され、このため
曲げ部6の頂部と垂直板の両端部との3点がスプリング
作用を奏し、従ってフランジ部9をしっかりと保持し得
ることになる。
第3図の被覆材10は、断面C字形の細長いチャンネル形
状の鞘体11と、内部に収容した軟質弾性材料によるシー
ル材12とからなり、屋根材の結合された対のフランジ部
9の外側に被せるものである。上記鞘体11の内部に収容
するシール材12は当該鞘体11の内側形状と同じ断面C字
形をしており、耐熱、耐湿性に優れた押出しビニール材
料で形成されている。
前記シール材12は内部に空洞部13が形成されており、こ
の空洞部13に向って非対称位置に複数のフラップ14が設
けられている。なお、このフラップ14は上記被覆材10の
頂部に向って傾斜している。
既でに組み立てられた対のフランジ部9に被覆材10を被
せることにより屋根材のシール構造が施工される。被覆
材10をフランジ部9に上方から押し込むと、シール材12
の各フラップ14は先端が基端部よりも上方に押し上げら
れ、しかも軟質弾性材料なので各フラップ14はフランジ
部9に密着し、該フランジ部9の接合面から屋根の内側
に水が侵入するのを防止する。
(考案の効果) 本考案は、端部にフランジ部が付いている屋根材を組立
てるためのアンカークリップに、フランジ部と係合させ
る固定蓋が垂直板の上端になだらかな曲線の連続による
切取り部の両側に形成されているので、屋根の施工作業
中に垂直板の上端が裂けるのを防止し得ると共に、垂直
板が平面からみて中央部分が頂点となる緩やかなV字形
状に折り曲げられているので、当該垂直板がスプリング
作用を奏して屋根材のフランジをしっかり結合すること
ができる効果がある。
又、本考案は、結合された対のフランジ部に被せる被覆
材が外皮となる鞘体の内部に空洞部を有し、該空洞部に
向って非対称位置に設けられかつ上方に向って傾斜する
フラップを設けた軟質弾性材料のシール材を収容したも
のであるから、フラップがフランジ部に対して密着する
こと、又、フランジ部ないしは被覆材が若干曲っていて
被覆材の中心とフランジ部の接合面とがずれている場合
でも、フラップがフランジ部から離れるようなことがな
く、従って防湿性に優れた屋根構造となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は屋根構造を組み立てた全体の断面図、 第2図はアンカークリップの斜視図、 第3図は被覆材の断面図。 1……アンカークリップ、2……平面座板、3……垂直
板 4a,4b……固定蓋、5……切取り部、5a……垂直切込み 5b……水平切込み、5c……円弧曲線、6……曲げ部 7……取付孔、8……屋根材、9……フランジ部 10……被覆材、11……鞘体、12……シール材 13……空洞部、14……フラップ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端にフランジ部が付いている鉄板製の屋
    根材を接合して対になるフランジ部分を結合し、結合さ
    れた当該フランジ部をチャンネル形の被覆材で結合する
    組立構造において、平面座板と該平面座板に対し直角に
    折り曲げられた垂直板とからなり、該垂直板の上端が三
    等分されていて両側の部材は互いに反対方向にかつ下向
    きに曲げられた固定蓋に形成され、該各固定蓋に挟まれ
    た部分はなだらかな曲線の連続による切取り部に形成さ
    れていることを特徴とする鉄板屋根を結合するためのア
    ンカークリップ。
  2. 【請求項2】垂直板は、平面からみて中央部分が頂点と
    なる緩やかなV字形状となるように折り曲げられている
    ことを特徴とする請求項第1項に記載のアンカークリッ
    プ。
  3. 【請求項3】両端にフランジ部が付いている鉄板製の屋
    根材を接合して対になるフランジ部分を結合し、結合さ
    れた当該フランジ部をチャンネル形の被覆材で結合する
    組立構造において、断面C字形の細長いチャンネル形状
    の鞘体と、該鞘体の内部に空洞部を有し該空洞部に向っ
    て非対称位置に複数のフラップが形成されている軟質弾
    性材料によるシール材を収容したことを特徴とするフラ
    ンジ部をシールするための被覆材。
  4. 【請求項4】フラップは被覆材の頂部に向って傾斜して
    いることを特徴とする請求項第3項に記載の被覆材。
  5. 【請求項5】両端にフランジ部が付いている鉄板製の屋
    根材を接合して対になるフランジ部分を結合し、結合さ
    れた当該フランジ部をチャンネル形状の被覆材で結合す
    る組立構造において、平面座板と該平面座板に対し直角
    に折り曲げられた垂直板とからなり、該垂直板の上端が
    三等分されていて両側の部材が互いに反対方向にかつ下
    向きに曲げられた固定蓋に形成され、該各固定蓋に挟ま
    れた部分が切取り部に形成されているアンカークリップ
    と、断面C字形の細長いチャンネル形状の鞘体並びに該
    鞘体の内部に空洞部を有し該空洞部に向って非対称位置
    に複数のフラップが形成されている軟質弾性材料のシー
    ル材を収容した被覆材とを備え、前記アンカークリップ
    の平面座板を屋根または壁に固定し、前記固定蓋に屋根
    材のフランジ部を係合し、結合された当該フランジ部に
    上記被覆材を被着したことを特徴とする鉄板屋根の組立
    構造。
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