JP2008215014A - 吊子 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変化によって、屋根材が熱伸縮を生じる場合であっても摺動可能に係合され、また、下地等の取付場所が狭い場合であっても取付け易く、しかも簡易な構造の吊子を提供する。
【解決手段】屋根材係止片12を設けた吊子本体1を屋根の下地S上に固定し、前記屋根材係止片12に屋根材Yを係止して取付けるための吊子において、直立した板状に形成された直立板部11の上端に、前記屋根材係止片12を設けた吊子本体1と、前記直立板部11に重合する垂直板部21を立設すると共に、下端が前記下地S上に固定される取付基体2とより構成してなり、前記直立板部11及び垂直板部21の一方にスライド用長孔23を形成すると共に、他方に挿通孔13を設けて両者をスライド自在に固定し、前記吊子本体1をスライド可能にしてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根材係止片を設けた吊子本体を屋根の下地上に固定し、前記屋根材係止片に屋根材を係止して取付けるための吊子に関する。
一般に、体育館等の構造物の屋根には、長尺な帯板状の屋根材が葺かれている。
この屋根材を葺くには、屋根の下地上に吊子を固定しておき、この吊子に前記屋根材を係止して取付けてなる。
そのため、従来の吊子は、吊子本体の下端に前記屋根の下地上に固定される固定部を設けると共に、前記吊子本体の上端に屋根材係止片を設けてなる。
そして、前記吊子の固定部を屋根の下地上に固定し、前記屋根材係止片に前記屋根材を係止することによって、屋根材を葺くのである(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、前記屋根材(特に、金属製屋根材)は、温度変化によって熱伸縮を生じるため、近年では、前記屋根材を摺動可能に係合させる吊子が開発されつつある(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3657945号(図4、参照。) 特願平5−300329号
この吊子は、平面状の第一連結部と、この両側に下地に固定される固定部とを備えた下部吊子と、屋根材側縁を保持する保持部と、前記第一連結部に対応する第二連結部とを備えた上部吊子からなり、前記第一連結部と第二連結部は相互に幅方向にスライド且つ連結可能なスライド機構に形成してある。
そして、下地に下部吊子を固定し、上部吊子の保持部に左右の屋根材側縁を保持して、この屋根材をスライド可能に接続するものであった。
しかしながら、従来の吊子は、構造が複雑であると共に、第一連結部の両側に固定部を設けた下部吊子を備えているため、大型化するという問題がある。
そのため、例えば、下地の取付場所が狭い場合には、前記吊子の固定部を取り付けできないという問題があった。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするもので、下地等の取付場所が狭い場合であっても取付け易く、しかも簡易な構造の吊子を提供する。
前記目的を達成するため、
本発明に係る吊子は、屋根材係止片を設けた吊子本体を屋根の下地上に固定し、前記屋根材係止片に屋根材を係止して取付けるための吊子において、直立した板状に形成された直立板部の上端に、前記屋根材係止片を設けた吊子本体と、前記直立板部に重合する垂直板部を立設すると共に、下端が前記下地上に固定される取付基体とより構成してなり、前記直立板部及び垂直板部の一方にスライド用長孔を形成すると共に、他方に挿通孔を設けて両者をスライド自在に固定し、前記吊子本体をスライド可能にしたことを特徴とする。
本発明に係る吊子によれば、板状に形成された直立板部と、この直立板部に垂直板部を重合すると共に、これら直立板部及び垂直板部の一方にスライド用長孔を、他方に挿通孔を設けて両者をスライド自在に固定する構造にしている。
そのため、吊子を極めて簡易な構造で形成できるうえ、例えば、下地等の取付け場所が狭い場合であっても容易に取付けできる。
以下、本発明に係る吊子Aを図面とともに説明する。
図1(a)は、本発明に係る吊子Aの一実施例を示した分解斜視図であり、図1(b)は、図1(a)を組み付けた状態の斜視図である。図2は、図1で示した吊子Aの要部断面図である。図3は、図1、2で示した吊子Aの使用状態図である。
この吊子Aは、直立した板状に形成された直立板部11の上端に、屋根材係止片12を設けた吊子本体1と、直立板部11に重合する垂直板部21を立設すると共に、この垂直板部21の下端を直交方向に折り曲げて固定部22を設けて断面略L状に形成された取付基体2とより構成してなり、これら直立板部11及び垂直板部21の一方にスライド用長孔23を形成すると共に、他方に挿通孔13を設けて両者をスライド自在に固定し、吊子本体1をスライド可能にしたことを特徴とする。
以下、詳説する。
吊子本体1の直立板部11には、リベット3を貫通する挿通孔13を開設している。
なお、屋根材係止片12は、屋根材Yの側端縁を係止可能な形状であれば良く、屋根材Yの形状に応じて適宜選択できる。
一方、取付基体2の垂直板部21には、長手方向にスライド用長孔23を形成している。
本実施例では、直立板部11の長手方向に、間隔をあけて2つの挿通孔13を開設すると共に、これら挿通孔13に対応する位置の垂直板部21には、2つのスライド用長孔23を形成している。
このように、2以上の挿通孔13を開設することで、直立板部11と垂直板部21のガタツキを防止して、両者を確実に重合できる。
ここで、「重合する」とは、2枚の板材を重ね合わせたという意味に過ぎず、両板材が固定されて重ね合わされたという意味ではない。
また、取付基体2の固定部22には、取付基体2を下地S等に固定するための取付穴24を開設している。
この取付穴24は、単なる丸穴であっても良いが、本実施例では、長手方向に長穴を開設することで、取付基体2を長手方向に移動させて調節可能にしている。
このように形成した直立板部11及び垂直板部21を重合させ、各々の挿通孔13及びスライド用長孔23に、リベット3を貫通させてカシメることで、これら直立板部11及び垂直板部21をスライド自在に固定している。
そして、取付基体2の取付穴24を通じて、ネジ、ボルト等の取付具4を差込み、この固定部22を下地S等に固定する。
なお、図中41は、ワッシャーである。
以上のように構成した本発明に係る吊子Aは、以下の要領で使用する。
先ず、既に葺かれた屋根材Yの側端縁に、吊子Aの屋根材係止片12の一方を係止すると共に、下地S等に、固定部22の取付穴24を通じて、ネジ、ボルト等の取付具4を差込み、取付基体2を下地S等に固定する。
そして、他の吊子(不図示)を、前記と同要領で、所定間隔をあけて軒棟方向に固定する。
このように屋根材Yの側端縁に取付けた複数の吊子Aの屋根材係止片12の他方に、他の屋根材Y’の側端縁を各々係止させ、図2中の矢印で示すように、屋根材係止片12を下方に折り曲げて屋根材Y’の側端縁を係止する。
そして、隣設したこれらの屋根材Y、’Y’を、屋根材係止片12で係止した後、その上方よりカバー体Kを嵌合して、屋根材Y、Y’を下地S等に葺くのである。
このように取付けた本発明に係る吊子Aによれば、屋根材Y、Y’を屋根材係止片12に係止した直立板部11は、垂直板部21とスライド自在に固定している。
そのため、屋根材Y、Y’が温度変化によって熱伸縮を生じても、この熱伸縮率に応じて屋根材Y、’Y’を係止した直立板部11が、垂直板部21に対してスライドして、屋根材Y、Y’を撓めることなく確実に支持できる。
図4(a)、(b)は、本発明に係る吊子Aの他の実施例を示した要部の部分断面図である。
なお、図1、2と共通する部位には、同一の符号を付して重複する説明を省略し、以下では、各実施例の特徴についてのみ説明する。
これらの吊子Aは、直立板部11及び垂直板部21をスライド自在に固定している点では、図1、2と同じであるが、その固定構造が異なるものを例示している。
図4(a)は、直立板部11に開設した挿通孔13の周縁に鍔部13aを形成し、この鍔部13aを垂直板部21に開設したスライド用長孔23に貫通したうえで、カシメ止めした構造にしている。
本実施例によれば、図1、2で示したような、リベット3を使用することなく、直立板部11及び垂直板部21をスライド自在に固定することができ、部品点数を減少することで、その構造を更に簡易にできる。
図4(b)は、垂直板部21に開設したスライド用長孔23の周縁に凸条23aを形成し、この凸条23aを介して、リベット3を貫通させてカシメることで、これら直立板部11及び垂直板部21をスライド自在に固定した構造にしている。
本実施例によれば、凸条23aを形成することで、リベット3が直立板部11に接合されず、直立板部11とリベット3の間に隙間tを形成している。
そのため、直立板部11がリベット3で押え付けられることがなく、直立板部11をスムーズにスライドさせることができる。
なお、本実施例では、垂直板部21にスライド用長孔23を形成すると共に、直立板部11に挿通孔13を設けて両者をスライド自在に固定した構造を例示したが、この構造とは逆の構造、すなわち、直立板部11にスライド用長孔23を形成すると共に、垂直板部21に挿通孔13を設けて両者をスライド自在に固定した構造であっても、前記同様の効果を得ることができる。
(a)は、本発明に係る吊子Aの一実施例を示した分解斜視図であり、(b)は、図1(a)を組み付けた状態の斜視図である。 図1で示した吊子Aの要部断面図である。 図1、2で示した吊子Aの使用状態図である。 (a)、(b)は、本発明に係る吊子Aの他の実施例を示した要部の部分断面図である。
符号の説明
A 吊子
Y 、Y’屋根材
S 下地
1 吊子本体
11 直立板部
12 屋根材係止片
13 挿通孔
2 取付基体
21 垂直板部
23 スライド用長孔

Claims (1)

  1. 屋根材係止片を設けた吊子本体を屋根の下地上に固定し、前記屋根材係止片に屋根材を係止して取付けるための吊子において、
    直立した板状に形成された直立板部の上端に、前記屋根材係止片を設けた吊子本体と、
    前記直立板部に重合する垂直板部を立設すると共に、下端が前記下地上に固定される取付基体とより構成してなり、
    前記直立板部及び垂直板部の一方にスライド用長孔を形成すると共に、他方に挿通孔を設けて両者をスライド自在に固定し、前記吊子本体をスライド可能にしたことを特徴とする吊子。
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