JP2530327Y2 - 物品収納ケース - Google Patents

物品収納ケース

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JP2530327Y2
JP2530327Y2 JP1992066962U JP6696292U JP2530327Y2 JP 2530327 Y2 JP2530327 Y2 JP 2530327Y2 JP 1992066962 U JP1992066962 U JP 1992066962U JP 6696292 U JP6696292 U JP 6696292U JP 2530327 Y2 JP2530327 Y2 JP 2530327Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
damper
lid
transmission mechanism
gear transmission
case
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992066962U
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English (en)
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JPH0630085U (ja
Inventor
勝年 浜田
Original Assignee
エレコム株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Packaging For Recording Disks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフロッピーディスク等の
ディスク類を収納するディスクケース、あるいは小物類
ケースその他の物品収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物品収納ケースは、最も一般的に
は、上面が開口したケース本体に蓋を水平軸まわりに回
動可能に取付け、この蓋を水平状態から押し上げて開く
ように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のケー
スによると、蓋の自重が閉じ方向に作用し、かつ、この
自重に対抗する力が一切作用しないため、とくに蓋の自
重が大きい場合に、この蓋が急激に閉じて大きな騒音を
発したり、蓋とケース本体との間に手指や収納物品を挾
み込んでこれらを傷つけたりする等の問題があった。
【0004】そこで本考案は、蓋を緩やかに閉じること
ができる物品収納ケースを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上面が開口し
たケース本体と、上記開口部を開閉する蓋と、この蓋の
回動中心軸であって蓋と一体に回動しうる状態でケース
本体に支持された水平軸と、上記蓋に対して少なくとも
閉じ方向の回動抵抗を与えるダンパと、このダンパの入
力軸と上記水平軸とを連結するギヤ伝動機構とを具備
し、上記ダンパとギヤ伝動機構とがケース本体内におい
て一つのフレームに組込まれてダンパユニットが構成さ
れ、このダンパユニットには、上記ギヤ伝動機構におけ
る入力歯車の回動中心部に上記水平軸が嵌合する水平軸
嵌合穴が設けられてなるものである。
【0006】
【作用】上記構成によると、ダンパが蓋を閉じる際のブ
レーキとして作用するため、蓋の重量に合わせてこのブ
レーキ力を適当に選択することにより、蓋が緩やかに閉
じることとなる。このため、大きな閉じ騒音を発した
り、蓋とケース本体との間に手指や収納物品を挾み込ん
でこれらを傷つけたりするおそれがなくなる。
【0007】また、ギヤ伝動機構の噛み合い抵抗が蓋の
閉じ抵抗として作用し、ダンパをアシストするため、ダ
ンパ能力が小さくてすみ、その分、ダンパを小形にでき
る。
【0008】さらに、独立したダンパユニットを構成し
ているため、ダンパおよびギヤ伝動機構をケース本体に
個別に組込む場合と比較してこれらの組込みが容易とな
る。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を図によって説明する。
【0010】この実施例では多数枚のマイクロフロッピ
ーディスクを収納するディスクケースを適用対象として
例にとっている。
【0011】1は上面が開口した直方体箱状のケース本
体、2はこのケース本体1の上面開口部1aを開閉する
蓋、3,4はこの蓋2の開閉中心軸となる左右両側水平
軸である。
【0012】左右両側水平軸3,4は、蓋2の長手方向
の一端部に下向きに突設された左右一対の取付脚部5,
6に対し、同脚部5,6と一体回動可能に挿通された状
態で、ケース本体1の水平軸導入穴7,8に嵌合支持さ
れている。
【0013】5a,6aは両側脚部5,6に設けられた
水平軸挿通穴、3a,4aはこの水平軸挿通穴5a,6
aに挿通される両側水平軸3,4の軸部で、これらはそ
れぞれ周面の対称二個所が平坦面にカットされた欠円状
に形成されている。
【0014】一方、ケース本体1内には、蓋2の左側支
持部分にダンパユニット9が設けられている。
【0015】このダンパユニット9は、図3〜図5に示
すように一つのフレーム10に、ダンパ11と、左側水
平軸3の回転力をこのダンパ11に伝えるギヤ伝動機構
12とが組み込まれて成っている。
【0016】フレーム10は、下方に突出する一対の係
合脚部13,13を有し、この係合脚部13,13が、
ケース本体1の底壁に設けられた係合孔14(図5に片
側のみを示す)に弾性係合することにより、ケース本体
1に取付けられている。
【0017】ギヤ伝動機構12は、入力歯車としての扇
形のラックギヤ15と、このラックギヤ15と噛合する
平歯車16とから成り、この平歯車16がダンパ11の
入力軸17に取付けられている。
【0018】ラックギヤ15は、扇の要の部分に円筒形
のボス部18を有し、このボス部18がフレーム10に
回転可能に支持され、かつ、このボス部18の中心穴
(水平軸嵌合穴)18aに、左側水平軸3のギヤ連結軸
部3bが嵌合連結されている。
【0019】こうして、左側水平軸3の回転力(蓋2の
開閉力)がラックギヤ15に伝えられて同ギヤ15がボ
ス部18中心まわりに回動し、このラックギヤ15の回
動力が、平歯車16を介してダンパ11に伝えられるよ
うに構成されている。
【0020】ダンパ11は、油が封入されたダンパケー
ス19内に、入力軸17と一体に回転する回転円板20
が導入された周知の構成を有し、油の粘性抵抗(または
オリフィスによる油の流動抵抗)が回転円板20に回転
抵抗として作用するようになっている。
【0021】従って、このダンパ11が蓋2を開閉する
際のブレーキとして作用するため、蓋の重量に合わせて
このブレーキ力(回動抵抗)を適当に選択することによ
り、蓋2が自重による閉蓋力とこのブレーキ力との差に
よって緩やかに閉じることとなる。
【0022】このため、大きな閉じ騒音を発したり、蓋
2とケース本体1との間に手指や、収納されたディスク
Dを挾み込んでこれらを傷つけたりするおそれがなくな
る。
【0023】また、ギヤ伝動機構12の噛み合い抵抗が
蓋2の閉じ抵抗として作用し、ダンパ11をアシストす
るため、ダンパ能力が小さくてすむ。従って、その分、
ダンパ11およびダンパユニット9全体を小形にでき
る。このため、フレーム10に対するダンパ11の組込
み、ケース本体1に対するダンパユニット9の組込みが
容易となる。
【0024】また、独立したダンパユニット9を構成し
ているため、ダンパ11およびギヤ伝動機構12をケー
ス本体1に個別に組込む場合と比較してこれらの組込み
が容易となる。
【0025】なお、ギヤ伝動機構12のラックギヤ15
は、図5に示すように蓋回動角度のほぼ半分の角度範囲
に設けられ、蓋2を閉じる行程の後半部分(蓋2を開く
行程の前半部分)でのみ平歯車16と噛合するように構
成されている。
【0026】こうすれば、閉蓋行程の初期および開蓋行
程の終期に、蓋2にダンパ11に逆らう余分な操作力を
加える必要がなくなるとともに、開閉時間のロスがなく
なる。
【0027】他の実施例 (I)上記実施例の場合、ダンパ作用が開蓋方向にも働
くが、たとえば左側水平軸3とラックギヤ15のボス部
18との間に一方向クラッチを組込み、ダンパ作用が閉
蓋方向のみに働くようにしてもよい。
【0028】(II)上記実施例では、ダンパユニット9
を左側水平軸3による蓋2の左側支持部分のみに設けた
が、蓋重量が大きい場合には、両側支持部分にダンパユ
ニットを設けてもよい。
【0029】(III)上記実施例では、ラックギヤ15
と平歯車16とによってギヤ伝動機構12を構成した
が、平歯車対によってギヤ伝動機構を構成してもよい。
【0030】(IV)本考案は、上記実施例で挙げたマイ
クロフロッピーディスクを収納するケースに限らず、コ
ンパクトディスクその他のディスク類や、伝票、カル
テ、名刺、小物類等、各種物品の収納ケースに適用する
ことができる。
【0031】
【考案の効果】上記のように本考案によるときは、蓋に
対して少なくとも閉じ方向の回動抵抗を与えるダンパを
設け、このダンパによって蓋が緩やかに閉じるように構
成したから、従来のように大きな閉じ騒音を発したり、
蓋とケース本体との間に手指や収納物品を挾み込んでこ
れらを傷つけたりするおそれがなくなる。
【0032】また、ギヤ伝動機構の噛み合い抵抗が蓋の
閉じ抵抗として作用し、ダンパをアシストするため、ダ
ンパ能力が小さくてすむ。従って、その分、ダンパを小
形にできるため、ダンパの組込みが容易となる。
【0033】さらに、独立したダンパユニットを構成し
ているため、ダンパおよびギヤ伝動機構をケース本体に
個別に組込む場合と比較してこれらの組込みが容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるディスクケースの分解
斜視図である。
【図2】同ケースの組立斜視図である。
【図3】同ケースにおけるダンパユニットの斜視図であ
る。
【図4】図2のIV-IV線拡大断面図である。
【図5】図4のV-V線断面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 1a 上面開口部 2 蓋 3,4 蓋取付用の水平軸 9 ダンパユニット 10 ダンパユニットのフレーム 11 ダンパ 12 ギヤ伝動機構 15 ギヤ伝動機構の入力歯車としてのラックギヤ 16 同平歯車 18 ラックギヤの回動中心部のボス部 18a ボス部の中心穴(水平軸嵌合穴)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口したケース本体、上記開口
    部を開閉する蓋と、この蓋の回動中心軸であって蓋と一
    体に回動しうる状態でケース本体に支持された水平軸
    と、上記蓋に対して少なくとも閉じ方向の回動抵抗を与
    えるダンパと、このダンパの入力軸と上記水平軸とを連
    結するギヤ伝動機構とを具備し、上記ダンパとギヤ伝動
    機構とがケース本体内において一つのフレームに組込ま
    れてダンパユニットが構成され、このダンパユニットに
    は、上記ギヤ伝動機構における入力歯車の回動中心部に
    上記水平軸が嵌合する水平軸嵌合穴が設けられてなるこ
    とを特徴とする物品収納ケース。
JP1992066962U 1992-09-25 1992-09-25 物品収納ケース Expired - Lifetime JP2530327Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992066962U JP2530327Y2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 物品収納ケース

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JP1992066962U JP2530327Y2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 物品収納ケース

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Publication Number Publication Date
JPH0630085U JPH0630085U (ja) 1994-04-19
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ID=13331160

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58194983U (ja) * 1982-06-21 1983-12-24 川崎重工業株式会社 自動二輪車用物品収納箱
JPH0725325Y2 (ja) * 1989-03-01 1995-06-07 株式会社ニフコ 収納容器

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