JP2530190Y2 - 車両用表示装置 - Google Patents
車両用表示装置Info
- Publication number
- JP2530190Y2 JP2530190Y2 JP1991010047U JP1004791U JP2530190Y2 JP 2530190 Y2 JP2530190 Y2 JP 2530190Y2 JP 1991010047 U JP1991010047 U JP 1991010047U JP 1004791 U JP1004791 U JP 1004791U JP 2530190 Y2 JP2530190 Y2 JP 2530190Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- light
- display
- prism plate
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、イグニッションスイッ
チのオフ時においてはブラックフェイスとなり、イグニ
ッションスイッチをオンさせることにより透過照明によ
る表示がなされる車両用ブラックフェイス計器の表示装
置に関するものである。
チのオフ時においてはブラックフェイスとなり、イグニ
ッションスイッチをオンさせることにより透過照明によ
る表示がなされる車両用ブラックフェイス計器の表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用ブラックフェイス
計器の公知例としては、図3に示す如き構造のものがあ
る。すなわち、1はインストルメントであって、このイ
ンストルメント1内には、計器機械体2、この計器機械
体2の指針軸3に取付けられると共に、蛍光灯4が発光
表示される指針5、透過照明式の文字板6及びこの文字
板6を透過照明するための蛍光灯7を具備する支持器8
を内装し、さらにこの指示器8の前方には、反射光では
ブラック状に見える例えば透過率30〜70%である半
透明のフロントカバー9が取付けられている。なお10
は前記の蛍光灯4及び7を点灯せしめるためのインバー
タである。そしてこのブラックフェイス計器にあって
は、その蛍光灯4,7が点灯されない時、すなわち、イ
グニッションスイッチがオフであるときは、透過光がな
いために、半透明のフロントカバー9の表面は外部反射
光により黒く(スモーク調)見え、何も見えない。とこ
ろがイグニッションスイッチがオンされて、蛍光灯4,
7が点灯すると、指針5が発光し、さらに文字板6が透
過照明されると、この照明は、フロントカバー9を透過
してその指示器8の表示状況が目視できるものである。
計器の公知例としては、図3に示す如き構造のものがあ
る。すなわち、1はインストルメントであって、このイ
ンストルメント1内には、計器機械体2、この計器機械
体2の指針軸3に取付けられると共に、蛍光灯4が発光
表示される指針5、透過照明式の文字板6及びこの文字
板6を透過照明するための蛍光灯7を具備する支持器8
を内装し、さらにこの指示器8の前方には、反射光では
ブラック状に見える例えば透過率30〜70%である半
透明のフロントカバー9が取付けられている。なお10
は前記の蛍光灯4及び7を点灯せしめるためのインバー
タである。そしてこのブラックフェイス計器にあって
は、その蛍光灯4,7が点灯されない時、すなわち、イ
グニッションスイッチがオフであるときは、透過光がな
いために、半透明のフロントカバー9の表面は外部反射
光により黒く(スモーク調)見え、何も見えない。とこ
ろがイグニッションスイッチがオンされて、蛍光灯4,
7が点灯すると、指針5が発光し、さらに文字板6が透
過照明されると、この照明は、フロントカバー9を透過
してその指示器8の表示状況が目視できるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
構造のブラックフェイス計器にあっては、上記フロント
カバー9が、外光を指示器8へ反射させないようにする
ため、濃いスモーク調すなわち光透過度を抑えたフロン
トカバーの使用である。このフロントカバーにあって
は、透過光量が大幅に抑制されているために、表示器に
よる透過光が、このフロントカバーによって減衰されて
表示器による表示の鮮明さが欠けることとなっている。
従ってこの表示装置において、指示器による透過表示光
の鮮明さを確保するには、指示器8の表示輝度を、高輝
度、高価な蛍光灯を使用して高めなければならず、これ
が原因で指示器8のコストが大幅に高くなってしまうと
いう問題点があった。
構造のブラックフェイス計器にあっては、上記フロント
カバー9が、外光を指示器8へ反射させないようにする
ため、濃いスモーク調すなわち光透過度を抑えたフロン
トカバーの使用である。このフロントカバーにあって
は、透過光量が大幅に抑制されているために、表示器に
よる透過光が、このフロントカバーによって減衰されて
表示器による表示の鮮明さが欠けることとなっている。
従ってこの表示装置において、指示器による透過表示光
の鮮明さを確保するには、指示器8の表示輝度を、高輝
度、高価な蛍光灯を使用して高めなければならず、これ
が原因で指示器8のコストが大幅に高くなってしまうと
いう問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、特に、斜め上から入
射して計器のフロントカバーに直接照射される外来光を
遮ることができるように断面鋸歯形状となし、しかもそ
の上傾斜面のみを無反射無透過処理してなるプリズム板
を使用して、特に太陽直射光によるブラックフェイス効
果の阻害を防止して、指示器の非通電時には、有効なブ
ラックフェイスとなすことができ、さらには、そのプリ
ズム板に入射される表示光の入射角を規制して通電時に
は指示器の発光表示が運転者のアイポイントへ有効に入
射せしめることができる自動車用表示装置を提供するこ
とにある。
問題点に着目してなされたもので、特に、斜め上から入
射して計器のフロントカバーに直接照射される外来光を
遮ることができるように断面鋸歯形状となし、しかもそ
の上傾斜面のみを無反射無透過処理してなるプリズム板
を使用して、特に太陽直射光によるブラックフェイス効
果の阻害を防止して、指示器の非通電時には、有効なブ
ラックフェイスとなすことができ、さらには、そのプリ
ズム板に入射される表示光の入射角を規制して通電時に
は指示器の発光表示が運転者のアイポイントへ有効に入
射せしめることができる自動車用表示装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【実施例】以下に本考案を図1及び図2に示す実施例に
基いて詳細に説明する。
基いて詳細に説明する。
【0006】図1において、11はインストルメントで
あって、このインストルメント11内には、指示器12
が内装されているが、この指示器12の構成は、計器機
械体13、この計器機械体13より支出されている指針
軸14に取付けられる指針15、透過光式文字板16、
該文字板16及び指針15を発光表示せしめるための電
球17及び前記指針15へ導光せしめるための導光体1
8で構成されている。19は指示器12の前部に取付け
られている半透過性のプリズム板であって、このプリズ
ム板19は、その前面に鋸歯形状の凹凸が横方向平行に
形成されており、さらにこの鋸歯形状凹凸の上向き傾斜
面には、図2に示す如く、黒色の無反射遮光層20が施
されている。21はそのプリズム板の前面の下向き傾斜
面である透過面、22はプリズム板19の前方に取付け
られている透明なるフロントカバーである。
あって、このインストルメント11内には、指示器12
が内装されているが、この指示器12の構成は、計器機
械体13、この計器機械体13より支出されている指針
軸14に取付けられる指針15、透過光式文字板16、
該文字板16及び指針15を発光表示せしめるための電
球17及び前記指針15へ導光せしめるための導光体1
8で構成されている。19は指示器12の前部に取付け
られている半透過性のプリズム板であって、このプリズ
ム板19は、その前面に鋸歯形状の凹凸が横方向平行に
形成されており、さらにこの鋸歯形状凹凸の上向き傾斜
面には、図2に示す如く、黒色の無反射遮光層20が施
されている。21はそのプリズム板の前面の下向き傾斜
面である透過面、22はプリズム板19の前方に取付け
られている透明なるフロントカバーである。
【0007】本実施例における最大の要点は上記プリズ
ム板19が、運転者のアイポイント23からの目視方向
線に対して直交する向きすなわち垂直方向となるように
配置されているのに対し、指示器12の表示面は、運転
者の目視方向線に対して下向き勾配となるように配置し
ていることにある。
ム板19が、運転者のアイポイント23からの目視方向
線に対して直交する向きすなわち垂直方向となるように
配置されているのに対し、指示器12の表示面は、運転
者の目視方向線に対して下向き勾配となるように配置し
ていることにある。
【0008】次に上記構造の作用について説明する。先
ずプリズム板19による外光の反射作用について述べる
と、図2の拡大図で明らかなように、斜め上方より照射
される直射光Aは透過面21で反射された後、無反射遮
光層20に遮蔽され、また無反射遮光層20に直接照射
される直射光Bは、その遮光層20に直接遮蔽されるた
めに、外光の殆んどはプリズム板19を透過することが
ないので外来光による指示器12の反射は皆無となりブ
ラックフェイスが維持できる。
ずプリズム板19による外光の反射作用について述べる
と、図2の拡大図で明らかなように、斜め上方より照射
される直射光Aは透過面21で反射された後、無反射遮
光層20に遮蔽され、また無反射遮光層20に直接照射
される直射光Bは、その遮光層20に直接遮蔽されるた
めに、外光の殆んどはプリズム板19を透過することが
ないので外来光による指示器12の反射は皆無となりブ
ラックフェイスが維持できる。
【0009】次に指示器12を発光表示させたときは、
その指示器12の表示光がプリズム板19の裏面より表
面に向って透過し、運転者のアイポイント23へ入る。
表示光がプリズム板19を透過することで、上記鋸歯状
の斜面すなわち透過面21により屈折してアイポイント
23に入射されることになる。アイポイント23に入射
される入射光線は、運転者の目視方向と平行であるとき
がその表示が最も見やすい状態であることから、プリズ
ム板19から放出される屈折表示光線が、運転者の目視
方向と平行となるように、プリズム板が受け入れる入射
光線の入射角の調整すなわち指示器12の表示面の傾斜
度をあらかじめ設定していることから、プリズム板19
を透して見る指示器の表示が極めて鮮明に見え、視認性
が高められるものである。
その指示器12の表示光がプリズム板19の裏面より表
面に向って透過し、運転者のアイポイント23へ入る。
表示光がプリズム板19を透過することで、上記鋸歯状
の斜面すなわち透過面21により屈折してアイポイント
23に入射されることになる。アイポイント23に入射
される入射光線は、運転者の目視方向と平行であるとき
がその表示が最も見やすい状態であることから、プリズ
ム板19から放出される屈折表示光線が、運転者の目視
方向と平行となるように、プリズム板が受け入れる入射
光線の入射角の調整すなわち指示器12の表示面の傾斜
度をあらかじめ設定していることから、プリズム板19
を透して見る指示器の表示が極めて鮮明に見え、視認性
が高められるものである。
【0010】またこのように指示器12の表示面を運転
者の目視方向に対して下向きとなるように傾斜せしめる
ことにより、遮光層20による表示光の遮光率が小さ
く、このために、プリズム板19を透過する表示光の減
衰が小さく表示の鮮明さが高められる。
者の目視方向に対して下向きとなるように傾斜せしめる
ことにより、遮光層20による表示光の遮光率が小さ
く、このために、プリズム板19を透過する表示光の減
衰が小さく表示の鮮明さが高められる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本考案は、自発光型指示器
12の前方に、断面形状が鋸歯状であり、かつその鋸歯
状の上向き傾斜面に無反射遮光層20を施してなる半透
過型プリズム板19を配置し、該プリズム板の表面を運
転者の目視方向に対して垂直に配置し、前記自発光型計
器の表示面を運転者の目視方向に対して下向き勾配とな
るように配置した車両用表示器であるから、これによれ
ばプリズム板19の斜め上方向から入射される外光が、
無反射遮光層20によって吸収され、またプリズム板1
9の透過面21で無反射遮光層20方向へ反射された外
光も、その無反射遮光層20によって吸収されて外光の
殆んどは、プリズム板19を透過することがないので外
光による指示器12の反射光は皆無となり、このため有
効なブラックフェイスが維持できる。 また無反射遮光層
20を施したプリズムの上向き面と指示器12からの表
示光の向きが略平行であるから、無反射遮光層20によ
る遮光率を小さくすることができ、このために無反射遮
光層20を設けたプリズムの使用であっても、そのプリ
ズム板19を透過するアイポイント方向への表示光の鮮
明さは高められ、これにより指示器の視認性が高められ
るという効果がある。
12の前方に、断面形状が鋸歯状であり、かつその鋸歯
状の上向き傾斜面に無反射遮光層20を施してなる半透
過型プリズム板19を配置し、該プリズム板の表面を運
転者の目視方向に対して垂直に配置し、前記自発光型計
器の表示面を運転者の目視方向に対して下向き勾配とな
るように配置した車両用表示器であるから、これによれ
ばプリズム板19の斜め上方向から入射される外光が、
無反射遮光層20によって吸収され、またプリズム板1
9の透過面21で無反射遮光層20方向へ反射された外
光も、その無反射遮光層20によって吸収されて外光の
殆んどは、プリズム板19を透過することがないので外
光による指示器12の反射光は皆無となり、このため有
効なブラックフェイスが維持できる。 また無反射遮光層
20を施したプリズムの上向き面と指示器12からの表
示光の向きが略平行であるから、無反射遮光層20によ
る遮光率を小さくすることができ、このために無反射遮
光層20を設けたプリズムの使用であっても、そのプリ
ズム板19を透過するアイポイント方向への表示光の鮮
明さは高められ、これにより指示器の視認性が高められ
るという効果がある。
【図1】本考案よりなる表示装置の実施例を示した断面
説明図。
説明図。
【図2】プリズム板の詳細説明図。
【図3】従来例の説明図。
11…インストルメント 12…指示器 13…計器機械体 14…指針軸 15…指針 16…透過光式文字板 17…電球 18…導光体 19…プリズム板 20…無反射遮光層 21…透過面 22…フロントカバー 23…アイポイント
Claims (1)
- 【請求項1】自発光型指示器(12)の前方に、断面形
状が鋸歯状であり、かつその鋸歯状の上向き傾斜面に無
反射遮光層(20)を施してなる半透過型プリズム板
(19)を配置し、該プリズム板の表面を運転者の目視
方向に対して垂直に配置し、前記自発光型計器の表示面
を運転者の目視方向に対して下向き勾配となるように配
置したことを特徴とする車両用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991010047U JP2530190Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 車両用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991010047U JP2530190Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 車両用表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106719U JPH04106719U (ja) | 1992-09-14 |
JP2530190Y2 true JP2530190Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31900118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991010047U Expired - Fee Related JP2530190Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 車両用表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530190Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61151427A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-10 | Nippon Seiki Co Ltd | 防眩機能を有する透視板 |
JPS61221617A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-02 | Nippon Seiki Co Ltd | 透視板の防眩装置 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1991010047U patent/JP2530190Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04106719U (ja) | 1992-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |