JP3246013B2 - 計器用指針 - Google Patents

計器用指針

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JP3246013B2 JP33614392A JP33614392A JP3246013B2 JP 3246013 B2 JP3246013 B2 JP 3246013B2 JP 33614392 A JP33614392 A JP 33614392A JP 33614392 A JP33614392 A JP 33614392A JP 3246013 B2 JP3246013 B2 JP 3246013B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計器用指針、特に、車両
用計器等に使用され、発光部と、光源の光を入射し発光
部に導く導光部と、を有するタイプの指針であって、発
光部先端への集光率を増大させ、色むらをなくして見栄
えを向上させるようにした計器用指針に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用計器等に使用される指
針であって、発光部と、光源の光を入光し発光部に導く
導光部と、を有するタイプのものとして、図3に示すよ
うな指針が知られている。
【0003】図3に示す指針100は、狭義の指針10
1と導光体102とを有する。そして、指針101及び
導光体102に反射面103,104,105が形成さ
れ、バルブ等光源106の光を導光体102に入射し、
導光体102の反射面104,105及び指針101の
反射面103で反射させて指針101を光らせるよう構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、光源106の光は図3に示すような
光路107a,107b,107cをとり、一部の光
は、光路107cで示すように指針101の反射面10
3で反射されずに直進し、指針軸101a付近の指針上
面101bから出射していた。このため、指針軸101
a付近が明るくて指針先端101cが暗くなる色むらが
生じ、見栄えが悪かった。なお、このような色むらは、
指針先端101cまでの光路長が長く、指針先端101
cに近づくに従って光の強度が減衰することも他の原因
となって発生していた。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、指針先端へ
の集光率を増大させることにより色むらの発生を防止し
見栄えの向上を図ることを目的とする。
【0006】上記課題を解決するために、本発明に係る
計器用指針は、発光部と、光源の光を入射し前記発光部
に導く導光部と、を有する計器用指針において、前記発
光部は透明層と光拡散層との二層構造からなり、前記導
光部に、光を略直角に反射する反射面と光を鈍角的に反
射する反射面との組み合わせによる反射面を含み、前記
発光部先端への集光率を増大させる反射面を形成したこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の作用効果】光源の光は、導光部に入射し、導光
部の反射面により反射されて発光部を光らせる。反射面
は発光部先端への集光率を増大させるよう形成されてい
る。このため、発光部先端に到達する光量が増大し、発
光部先端は明るくなり、色むらを解消することが可能に
なる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】図1は、本実施例に係る計器用指針の断面
図、図2は、同指針の斜視図をそれぞれ示している。
【0010】図1及び図2において、1はバルブ等光
源、2は指針をそれぞれ表わしている。
【0011】指針2は、光源1の光を入射する導光体3
と、導光体3内を導かれてきた光を入射するとともにム
ーブメント(図示せず)により指針軸4aを中心として
回転可能な狭義の指針4とからなる。
【0012】導光体3は、アクリル樹脂材料等からな
り、第1の反射面5と第2の反射面6とを有する。第2
の反射面6は、導光体3内に導かれた光を反射して指針
4に入射させるためのものである。また、第2の反射面
6は、傾斜角が互いに異なる複数の反射面(本実施例で
は、傾斜角が略45°の上側反射面6aと、傾斜角が4
5°よりも小さな下側反射面6bと、からなる二つの連
続した反射面)により構成される。
【0013】狭義の指針4は、透明層4bと光拡散層4
cとの二層構造からなる。透明層4bはアクリル樹脂材
料等からなる。また透明層4bには、導光体3からの入
射光を指針先端部4dへほぼ直角に曲折させる第3の反
射面7が、指針軸4aの近傍に形成されている。
【0014】その他、導光体3の上面には、文字盤8が
設けられており、また、指針4の指針軸4a付近には遮
光キャップ9が被せられている。
【0015】次に、上記のように構成された計器用指針
1の作用を説明する。
【0016】光源1の光は、導光体3内に入射され、導
光体3内を通過して導光体3内から出射され、この出射
光が指針4内に入射され、指針4を光らせる。この指針
4を光らせる光の光路は、代表的に符号10a,10
b,10cで表わされる。
【0017】これらの光路10a,10b,10cのう
ち光路10a,10bは、第2の反射面6における上側
反射面6aで略直角に反射され、さらに第3の反射面7
で略直角に反射されて、指針先端4dに向かう光の光路
である。
【0018】一方、他の光路10cは、第2の反射面6
における下側反射面6bで鈍角的に反射され、さらに第
3の反射面7で鋭角的に反射されて、指針先端4dに向
かう光の光路であり、上記従来技術の説明図としての図
3と比較すれば明らかなように、下側反射面6bは、反
射光を第3の反射面7に入射させる作用をする。従っ
て、上記従来技術ならば反射面103(本実施例におけ
る第3の反射面7に対応する。)に入射されずに指針軸
4a付近から漏れてしまっていた光が、本実施例では第
3の反射面7に入射され指針先端4bに向かって反射さ
れることから、この光が指針先端4b側を光らせるため
の光となる。
【0019】以上説明したように、本実施例の計器用指
針2によると、従来技術において指針軸4a付近を光ら
せていた光を指針先端4dを光らせる光へと変換させる
ようにしたため、指針軸4a付近の明るさが減少し、同
時に指針先端4dの明るさが増大することから、色むら
の発生を防止し見栄えを向上させることができる。
【0020】なお、上述した実施例は、導光体3の第2
の反射面6に指針先端4dへの集光率増大機能をもたせ
た構成としたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、指針4側の第3の反射面7に上記機能をも
たせる構成としてもよい。この場合、第3の反射面7
は、本発明にいう導光部の一部とみなすものとする。ま
た、導光体3の第1の反射面5に上記機能をもたせる構
成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る計器用指針の断面図であって図
2図示II-II 線によるもの
【図2】同計器用指針の一部斜視図
【図3】従来の計器用指針の断面図
【符号の説明】
1 光源 2 指針 3 導光体(導光部) 4 狭義の指針(発光部) 4b 透明層 4c 光拡散層 4d 指針先端(発光部先端)5 反射面 6a 光を略直角に反射する反射面 6b 光を鈍角的に反射する反射面 6 組み合わせによる反射面 7 反射面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部と、 光源の光を入射し前記発光部に導く導光部と、 を有する計器用指針において、 前記発光部は透明層と光拡散層との二層構造からなり、 前記導光部に、光を略直角に反射する反射面と光を鈍角
    的に反射する反射面との組み合わせによる反射面を含
    み、前記発光部先端への集光率を増大させる反射面を形
    成したことを特徴とする計器用指針。
JP33614392A 1992-12-16 1992-12-16 計器用指針 Expired - Lifetime JP3246013B2 (ja)

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JPH06186063A JPH06186063A (ja) 1994-07-08
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US6312136B1 (en) 1999-09-28 2001-11-06 Visteon Global Technologies, Inc. Instrument pointer illuminating apparatus
JP2018048986A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 ビステオン グローバル テクノロジーズ インコーポレイテッド 加飾照明装置

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