JP2530002Y2 - 光ファイバコネクタ - Google Patents

光ファイバコネクタ

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JP2530002Y2
JP2530002Y2 JP1989140872U JP14087289U JP2530002Y2 JP 2530002 Y2 JP2530002 Y2 JP 2530002Y2 JP 1989140872 U JP1989140872 U JP 1989140872U JP 14087289 U JP14087289 U JP 14087289U JP 2530002 Y2 JP2530002 Y2 JP 2530002Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は光ファイバコネクタ、さらに詳しく言えば
コネクタ接続に際してフレネル反射を防止するようにし
た光ファイバコネクタに関するものである。
〔従来の技術〕 光ファイバコネクタの接続に際して生ずる光の接続損
失の要因としては、接続すべき光ファイバ間の軸ずれ、
角度ずれや端面の不完全さがあるが、この他に両端面間
の間隙の問題がある。
光ファイバ端面間に間隙のある場合には、光ファイバ
端面から伝搬モードが漏れ出すことによる損失と、対向
する端面どうしの間で伝搬光がフレネル反射を起こすた
めの損失とがあるが、光ファイバコネクタの接続に際し
てこのフレネル反射を防止するため従来下記のような対
策が講じられている。
ひとつは整合剤による対策であって、これはいわゆる
マッチングオイルと称する光ファイバのコアとほぼ同一
の屈折率を持つシリコングリースまたはシリコンオイル
を光コネクタの接続端面に塗布するものである。
またPC(physical contact)研磨と称して光コネクタ
の端面を球状に研磨し、この球状端面どうしを突き合わ
せ接続する方法がある。この場合2本の光ファイバの端
面間の距離は光の波長に比べて十分小さい値となり、フ
レネル反射が防止される。
あるいはコネクタ端面を8度傾けて研磨し、反射光を
臨界角以上にしてクラッドに逃がす方法もある。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の整合剤を用いる方法は塗布前にコネクタ端面を
清浄に保つ必要があり、またコネクタの着脱を何度も繰
り返す場合は接続端面に塗布された整合剤がとれてれし
まって所期の効果が失われる欠点がある。
また後者の物理的効果を期待する光ファイバ端面の研
磨方法も単心のコネクタの場合には有効であっても、多
心コネクタの1本1本の光ファイバについてそれらの端
面を所要の形状に研磨することは技術的に極めて難しい
欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上述の課題を解決するためになされたもの
であって、光ファイバコネクタの接続端面に露出する光
ファイバの端部を、該接続端面から突出するように構成
したことを特徴とする光ファイバコネクタである。
〔作用〕
この考案の光ファイバコネクタは、接続の相手とし
て、光ファイバのコアと同等の屈折率を有する整合フィ
ルムが接続端面に接着されたコネクタと組み合わせて用
いられ、コネクタ接続時には光ファイバの突出端部が整
合フィルムに密接し、またこの整合フィルムは反対側の
表面において前記突出端部に対向する相手側コネクタの
光ファイバの端面に密接するためフレネル反射が防止さ
れる。
整合フィルムは塗布使用の接合剤と異なりコネクタ着
脱を繰り返しても脱落することがなく効果が永続する。
〔実施例〕
第1図ないし第3図についてこの考案の一実施例を説
明する。
この考案の光ファイバコネクタを説明する前に、この
考案のコネクタの接続相手となるべき光ファイバコネク
タ1Aを説明する。この光ファイバコネクタ1Aは第1図に
明示されるものであって、コネクタの接続端面11に、そ
の光ファイバ2の端面に密着するように光ファイバ2の
コアの屈折率とほぼ同等の屈折率を有する透明な整合フ
ィルム3を取付けた構成である。なお符号4は嵌合ピン
の孔を示す。
整合フィルム3は、たとえば熱硬化型シリコンゴム,
フッ化ビニリデン,UV硬化型フッ素系アクリレート,同
じくウレタン系アクリレート,同じくエポキシ系アクリ
レート,同じくブタジェン系アクリレート,エチレン・
エチレンアクリレート共重合体,エチレン・醋酸ビニル
共重合体,エチレン・メタクリル酸共重合体,アイオノ
マー樹脂,オレフィン系共重合体などの高分子材料から
作られ、厚さは数μmから数十μm,硬さはたとえばショ
アA硬度で100以下にし、屈折率nは1.40〜1.50の範囲
に調整される。
もちろん好適には、屈折率n=1.47,厚さ10μm以下
がよい。
なお、整合フィルム3の硬さは光ファイバ端面との密
着性に関して重要な意味を持つものと考えられ、硬すぎ
るのは好ましくない。
第3図にこの整合フィルムの厚さと接続損失との関係
を示す考案者らの実験結果を掲げたが、このグラフから
も接続損失はフィルムの厚さの減小に従ってほぼ直線的
に減小し、厚さ10μm以下では接続損失は0.1dB程度と
なり十分実用になることが理解できるのである。
さてこの考案の光ファイバコネクタ1は第2図の右側
に示すように接続端面11から光ファイバ2の端部をわず
かに突出2Aさせたものである。突出量は1〜3μm程度
でよく、この突出部2Aはたとえば光ファイバの周囲のコ
ネクタ部分を研磨することによって形成される。
第2図に示されるように、この考案の光ファイバコネ
クタ1は同図の左方に示される、接続端面11に整合フィ
ルム3を接着したコネクタ1Aを相手として接続される。
コネクタ接続時には光ファイバ2の突出部2Aが整合フ
ィルム3を押圧するため十分密接し、その整合フィルム
3の反射側の面においても当該光ファイバ2に対応する
製造相手側の光ファイバの端面に十分密接し、こうして
接続される2本の光ファイバ端面の間には空気層がほぼ
完全に排除されフレネル反射が防止されるのである。
第3図はこの考案の光ファイバコネクタ1どうしを接
続させる場合を示し、このときは間に整合フィルム3が
配置される。この場合の作用効果も第2図について上述
したことと全く同様である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、接続端面から光ファイバの端部
をわずかに突出させるという簡単な構成によって、整合
フィルムを対応する接続端面に密着させたコネクタを相
手とするコネクタ接続,あるいはこの考案どうしのコネ
クタの間に整合フィルムを介在させるというコネクタ接
続に際して、フレネル反射がほぼ完全に除去され極めて
すぐれた接続特性を得ることができる効果がある。
またこの考案の光ファイバコネクタでは,多数回の
着脱を繰り返しても従来のように整合剤が脱落するなど
のことがないから接続特性にほとんど変化がなくすぐれ
た着脱頻度耐久性を有する、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のコネクタの相手として用いられる光
ファイバコネクタを示す斜視図、第2図はこの考案の光
ファイバコネクタを相手側コネクタと同時に示した側面
図、第3図はこの考案の光ファイバコネクタどうしのコ
ネクタ接続を示す側面図である。 1,1A……光ファイバコネクタ、11……接続端面、2……
光ファイバ、2A……光ファイバ突出部、3……整合フィ
ルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−83710(JP,A) 特開 昭61−132910(JP,A) 特開 昭58−35506(JP,A) 特開 昭57−67906(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに接続すべき1対の光ファイバコネク
    タ(1)の少なくとも一方側の光ファイバコネクタにつ
    いて、その接続端面(11)に露出する光ファイバ(2)
    の端部を該接続端面(11)から突出(2A)するよう構成
    するとともに、前記1対の光ファイバコネクタの間に、
    屈折率が1.40〜1.50に調整され、厚さが数μmから数十
    μmの整合フィルム(3)を介在させることを特徴とす
    る光ファイバコネクタ。
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JPS5767906A (en) * 1980-10-14 1982-04-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Mold forming method for terminal part of optical fiber
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