JP2529972Y2 - 火花点火機関の燃料ガス混合装置 - Google Patents

火花点火機関の燃料ガス混合装置

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JP2529972Y2
JP2529972Y2 JP3803291U JP3803291U JP2529972Y2 JP 2529972 Y2 JP2529972 Y2 JP 2529972Y2 JP 3803291 U JP3803291 U JP 3803291U JP 3803291 U JP3803291 U JP 3803291U JP 2529972 Y2 JP2529972 Y2 JP 2529972Y2
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pipe
fuel
fuel gas
air supply
outer pipe
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隆 阿部
廣紀 西澤
途男 笠井
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は火花点火機関の燃料ガス
混合装置に関し、給気中における燃料ガスの分布の均一
化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】火花点火機関の燃料ガス混合装置として
特開昭60‐19952号公報に開示されたものがあ
る。これは、図5に示すように給気通路101の内部に
燃料ガス供給管102が配置され、その燃料ガス供給管
102の外周に直径数10μmの多数の燃料吹き出し孔
103が形成されている。その燃料吹き出し孔103か
ら吹き出される燃料ガスが給気通路101を流れる空気
と混合され、この混合気が火花点火機関の燃焼室に供給
される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の燃料ガス混
合装置にあっては、燃料ガス供給管102に形成される
燃料吹き出し孔103は給気通路101の中心に配置さ
れるため、混合気中の燃料ガスは給気通路101の中心
に偏って分布する。このような混合気中の燃料ガスの偏
った分布は火花点火機関の燃焼効率を低下させる。
【0004】本考案は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできる火花点火機関の燃料ガス混合装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴とするとこ
ろは、給気通路に燃料ガス供給管が配置され、その燃料
ガス供給管は二重管とされ、その外管と内管とにそれぞ
れ複数の燃料吹き出し孔が形成され、外管の燃料吹き出
し孔は給気通路の幅方向略全域にわたって配置され、内
管の燃料吹き出し孔は外管の燃料吹き出し孔に対しずれ
て配置され、燃料ガスが内管の内部、内管の燃料吹き出
し孔、外管の内部および外管の燃料吹き出し孔を順次通
って給気通路に供給される点にある。
【0006】
【作用】本考案の構成によれば、外管の燃料吹き出し孔
は給気通路の幅方向略全域に亘って位置されているた
め、給気通路における燃料ガスの分布が均一化される。
また燃料ガスは内管の内部から内管の燃料吹き出し孔を
通って内管と外管の間に至り、この内管と外管の間から
外管の燃料吹き出し孔を通って給気通路に供給される。
この際、内管の燃料吹き出し孔は外管の燃料吹き出し孔
に対しずれて配置されているため、内管の燃料吹き出し
孔から吹き出された燃料ガスは、直接に外管の燃料吹き
出し孔から給気通路に供給されることはなく、一旦内管
と外管との間を流動し、しかる後に外管の燃料吹き出し
孔から給気通路に供給される。これにより、外管と内管
との間における燃料ガスの分布が均一化される。よっ
て、外管の燃料吹き出し孔から給気通路に吹き出される
燃料ガスの分布はさらに均一化される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0008】図1及び図2は、第1実施例に係る燃料ガ
ス混合装置1を示す。この混合装置1は、希薄燃焼方式
ガスエンジンの燃焼室に供給される希薄燃料濃度の混合
気に、始動補助用の燃料ガスを供給するために用いられ
る。その燃焼室に接続される給気管2の内部の給気通路
3に燃料ガス供給管4が配置されている。その供給管4
は外管5と内管6を有する二重管とされ、その外管5と
内管6とにそれぞれ複数の燃料吹き出し孔7、8が、供
給管4の軸心に沿って形成されている。また、外管5と
内管6とは溶接により一体化されている。なお、本実施
例では外管5と内管6の先端はプラグ20により閉塞さ
れ、このプラグ20が外管5と内管6に溶接されてい
る。
【0009】本実施例では、供給管4の軸心が給気管2
の直径を通るものとされている。これにより、外管5に
形成された燃料吹き出し孔7は給気通路3の幅方向略全
域に亘って配置される。また、外管5に形成された燃料
吹き出し孔7の燃料吹き出し方向は、給気通路3の内部
を流れる燃料濃度の希薄な混合気の流れ方向(図2にお
いて左右方向)に対し直交する方向(図2において上下
方向)とされている。これにより、外管5からの燃料ガ
スの吹き出しは、給気通路3を流れる混合気の動圧の影
響を受けず、円滑に給気通路内部に吹き出される。
【0010】内管6に形成された燃料吹き出し孔8は、
外管5の燃料吹き出し孔7に対し周方向および径方向に
ずれて配置されている。本実施例では、周方向に関して
は外管5の燃料吹き出し孔7に対し内管6の燃料吹き出
し孔8は90度ずれた配置とされ、軸方向に関しては、
内管6の燃料吹き出し孔8の間に外管5の燃料吹き出し
孔7が配置される。また、内管4の燃料吹き出し孔8か
らの燃料吹き出し方向は供給管4の直径を通るものとさ
れている。
【0011】なお、供給管4を給気管に取り付けるた
め、給気管2に取り付けナット9が溶接により固定さ
れ、この取り付けナット9にエルボー継手10がねじ合
わされ、このエルボー継手10に供給管4が嵌合されて
いる。また、エルボー継手10の外周にロックナット1
1がねじ合わされている。そのエルボー継手10が燃料
ガス供給源(図示省略)に接続されている。
【0012】上記第1実施例によれば、エルボー継手1
0を介して内管6の内部に供給された燃料ガスは、内管
6の燃料吹き出し孔8から外管5と内管6の間に至る。
この外管5と内管6の間に至った燃料ガスは、外管5の
燃料吹き出し孔7に対し内管6の燃料吹き出し孔8が周
方向および軸方向にずれて配置されているため、図中矢
印で示すように外管5と内管6の間を流動し、しかる後
に外管5の燃料吹き出し孔7から給気通路3の内部に吹
き出される。
【0013】その外管5の燃料吹き出し孔7は給気通路
3の幅方向略全域に亘って形成されていることから、給
気通路3における燃料ガスの分布は均一なものとなる。
さらに、燃料ガスは外管5と内管6の間で流動するの
で、外管5と内管6の間における分布が均一化される。
よって給気通路3における燃料ガスの分布はさらに均一
化され、ガスエンジンの燃焼室に供給される混合気中の
燃料ガスの分布は均一なものとなる。
【0014】図3および図4は本考案の第2実施例に係
る混合装置1′を示し、上記実施例と同一部分は同一符
号で示し相違点を説明する。本第2実施例においては、
燃料ガス供給管4′の軸心は給気管2の軸心と直径の双
方に対し傾斜する。また、外管5′に形成される燃料吹
き出し孔8′からの燃料吹き出し方向は、給気通路3を
流れる混合気の流れ方向に対し傾斜する。また、内管
6′の燃料吹き出し孔8′からの燃料吹き出し方向は、
供給管4′の直径に対し傾斜し、これにより、図4にお
いて矢印で示すように、外管5′と内管6′の間におけ
る燃料ガスの流動が促進され、燃料分布の均一化が図ら
れている。
【0015】なお、本考案は上記各実施例に限定される
ものではない。
【0016】例えば、上記実施例では希薄燃焼方式ガス
エンジンにおいて、燃料濃度の希薄な混合気に燃料ガス
を混合するのに本考案を適用したが、ガソリンエンジン
において給気通路を流れる空気に燃料ガスを混合するの
に本考案を適用することもできる。
【0017】また、上記実施例では外管の燃料吹き出し
孔に対し、内管の燃料吹き出し孔が径方向と軸方向の双
方にずれて配置されているが、径方向のみあるいは軸方
向のみにずれて配置されていてもよく、要は内管の燃料
吹き出し孔から吹き出された燃料ガスが外管の燃料吹き
出し孔から直接に吹き出されなければよい。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、給気通路に燃料ガスを
供給する供給管が二重管とされ、外管の燃料吹き出し孔
が給気通路の幅方向略全域に亘って配置されると共に、
外管の燃料吹き出し孔と内管の燃料吹き出し孔とがずれ
て配置されることにより、火花点火機関の燃焼室に供給
される給気中の燃料ガスの分布が均一化され、燃焼効率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る燃料ガス混合装置の
断面図
【図2】図1のII‐II線断面図
【図3】本考案の第2実施例に係る燃料ガス混合装置の
断面図
【図4】図3のIV‐IV線断面図
【図5】従来の燃料ガス混合装置の断面図
【符号の説明】
1、1′ 燃料ガス混合装置 3 給気通路 4、4′ 燃料ガス供給管 5、5′ 外管 6、6′ 内管 7、7′ 燃料吹き出し孔 8、8′ 燃料吹き出し孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給気通路に燃料ガス供給管が配置され、
    その燃料ガス供給管は二重管とされ、その外管と内管と
    にそれぞれ複数の燃料吹き出し孔が形成され、外管の燃
    料吹き出し孔は給気通路の幅方向略全域にわたって配置
    され、内管の燃料吹き出し孔は外管の燃料吹き出し孔に
    対しずれて配置され、燃料ガスが内管の内部、内管の燃
    料吹き出し孔、外管の内部および外管の燃料吹き出し孔
    を順次通って給気通路に供給されることを特徴とする火
    花点火機関の燃料ガス混合装置。
JP3803291U 1991-04-24 1991-04-24 火花点火機関の燃料ガス混合装置 Expired - Lifetime JP2529972Y2 (ja)

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JPH04123357U JPH04123357U (ja) 1992-11-09
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