JP2529481Y2 - プーリー取付け構造 - Google Patents

プーリー取付け構造

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JP2529481Y2
JP2529481Y2 JP1991028126U JP2812691U JP2529481Y2 JP 2529481 Y2 JP2529481 Y2 JP 2529481Y2 JP 1991028126 U JP1991028126 U JP 1991028126U JP 2812691 U JP2812691 U JP 2812691U JP 2529481 Y2 JP2529481 Y2 JP 2529481Y2
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pulley
support shaft
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locking member
fitted
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JP1991028126U
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下 潤 宮
川 章 仁 北
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三協アルミニウム工業株式会社
東工シャッター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、支軸にプーリーを取
り付ける構造に係わり、とくに、プーリーを支軸に対し
て回転方向に位置調整可能に取り付ける際に利用される
プーリー取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記したプーリー取付け構造とし
ては、例えば、図4および図5に示すものがある。
【0003】図4に示すプーリー50はボス部51を有
しており、このボス部51に形成した径方向に貫通する
ねじ孔52に固定用ねじ53を螺入し、固定用ねじ52
の先端を支軸71に圧接させることによって、支軸71
に取り付けるようになっている。
【0004】また、図5に示すプーリー60は、その中
心にテーパ孔61を備えていると共にこのテーパ孔61
の周囲に複数のねじ孔62を形成しており、支軸71に
圧接状態で嵌着したブッシュ63のブッシュ本体64に
テーパ孔61を嵌合すると共に、ブッシュ63のフラン
ジ65を貫通させた固定用ねじ66,66を複数個のね
じ孔から選択した2個のねじ孔62,62にねじ込むこ
とにより、支軸71に取り付ける構造になっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来にあっ
ては、図4に示すプーリー取付け構造の場合、固定用ね
じ53を緩めることによって、支軸71に対するプーリ
ー50の位置調整をすることができるが、プーリー50
に巻き掛けた図示しないベルトを介してプーリー50に
大きなトルクがかかった際には、プーリー50が空回り
する恐れがあるという問題を有していた。
【0006】また、図5に示すプーリー取付け構造の場
合、固定用ねじ66,66を螺入するねじ孔62を適宜
選択することにより、支軸71に対するプーリー60の
回転方向の位置調整をすることが可能であるが、プーリ
ー60とブッシュ63およびブッシュ63と支軸71の
各々の相互の嵌め合いには高い精度が要求されることか
ら、結果として、組み立てコストが高いものになってし
まうという問題点があり、これらの問題を解決すること
が従来の課題であった。
【0007】
【考案の目的】この考案は、上記した従来の課題に着目
してなされたもので、支軸に対する回転方向の位置調整
を容易に行うことが可能であると共に、空回りすること
なく確実に支軸に取り付けることができるのに加えて、
組み立てコストの低減化をも実現できるプーリー取付け
構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、支軸にプー
リーを取り付ける構造であって、位置調整用係止部を外
周の円周方向に複数有した係止部材を前記支軸に嵌装固
定すると共に、前記係止部材の外周に前記プーリーを軸
方向に移動不能に嵌装し、前記プーリーを径方向に挿通
した固定用具の先端部を前記係止部材の位置調整用係止
部に係止させたことを特徴としており、このようなプー
リー取付け構造の構成を前述した従来の課題を解決する
ための手段としている。
【0009】
【考案の作用】この考案に係わるプーリー取付け構造で
は、支軸に嵌装固定した係止部材の外周にプーリーを軸
方向に移動不能に嵌装して、固定用具をこのプーリーの
径方向に挿通し、係止部材の複数の位置調整用係止部の
うちの適宜位置調整用係止部に係止させると、プーリー
は支軸に対して回転方向にも固定されることとなる。
【0010】また、プーリーの支軸に対する回転方向の
位置を変える状況が生じた場合には、固定用具を一旦係
止部材の位置調整用係止部から外し、状況に合った位置
調整用係止部に係止し直すと、プーリーの支軸に対する
回転方向の位置修正がなされることとなる。
【0011】さらに、プーリー,支軸および係止部材の
各々の相互の嵌め合精度には、高い値が要求されないの
で、組み立てコストは低いものとなる。
【0012】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0013】図1および図2はこの考案に係わるプーリ
ー取付け構造の一実施例を示しており、この実施例で
は、この考案に係わるプーリー取付け構造を電動式開閉
門扉に用いた場合を例に挙げて説明する。
【0014】図2に示す電動式開閉門扉1は、地面Eに
立設した一対の支柱2,2間に折り畳み扉体3を支柱
2,2に沿って移動可能に設けると共に、支柱2,2の
上端間に桁4を架設し、この桁4内に設けた図示しない
モータの出力によって、折り畳み扉体3を昇降させる構
成をなしており、折り畳み扉体3は、複数枚(この実施
例では3枚)のパネル6からなってる。この折り畳み扉
体3は、連ねた状態で配置したパネル6の両側に設けた
リンク7,7と各パネル6とを各々の所定位置で連結し
て全体でパンタグラフ機構を構成している。
【0015】前記桁4にはその長手方向に沿って中空状
の駆動軸8が内蔵してある。この駆動軸8は、図1に示
すように、支軸9を中心に溶着したスぺーサ10を両端
部の内側にそれぞれ嵌合しており、この駆動軸8は、両
支軸9,9を桁4の両端部に各々設けた軸受11,11
にそれぞれ嵌合することにより回転自在に支持されてい
る。そして、この駆動軸8の両端側には歯付きプーリー
12,12が各々設けてあると共に、支柱2,2の各々
の下端には駆動軸8と平行をなす支軸13,13に支持
されたプーリー14,14がそれぞれ設けてあり、前記
折り畳み扉体3の両リンク7,7に設けた連結部7a,
7aに各々連結しかつバランスウエイト15,15を有
したループ状の歯付きベルト16,16を歯付きプーリ
ー12,12および各々に対応するプーリー14,14
にそれぞれ緊張状態で巻き掛けることによって、駆動軸
8の回転を折り畳み扉体3に伝達してこの折り畳み扉体
3を昇降駆動するようにしている。
【0016】この場合、図1右側の歯付きプーリー12
は、駆動軸8の外周に直接溶着固定してある。一方、図
1左側の歯付きプーリー12は、支軸9にいずれも溶着
固定された、スペーサ10に隣接する係止部材としての
歯車21およびこの歯車21に若干の余裕をもって隣接
するカラー22を介して支軸9に嵌装して設けてあり、
この歯付きプーリー12は、スペーサ10とカラー22
のフランジ22aとによって軸方向への動きを規制され
た状態となっている。そして、この歯付きプーリー12
は、そのスペーサ10側に突出するボス部12aを有し
ており、このボス部12aに径方向に貫通して形成した
ねじ孔12bに固定用具としての止めねじ23をねじ込
んで、この止めねじ23の先端を歯車21の歯部(位置
調整用係止部)21aに係止させることによって、支軸
9に対して回転方向にも固定された状態となっている。
【0017】また、駆動軸8の図1左端側のスペーサ1
0には、駆動軸8を貫通してねじ25が螺入してあり、
駆動軸8のねじ挿通孔8aを軸方向に沿う長円孔として
形成すると共に、スペーサ10を駆動軸8に対して摺動
可能とすることにより、歯付きプーリー12,12の相
互の軸方向位置の調整ができるようにしてある。
【0018】したがって、このような構成をなす電動式
開閉門扉1において、折り畳み扉体3の傾きをなくして
水平となるように調整する場合には、まず、止めねじ2
3を歯車21の歯部21aから外した状態で、支軸9に
対して図1左側の歯付きプーリー12を回転させ、この
歯付きプーリー12に巻き掛けた歯付きベルト16のみ
を移動させる。
【0019】次いで、折り畳み扉体3が水平になった時
点で歯付きベルト16の移動を停止させ、このときの止
めねじ23に対応する位置にある歯部21aにこの止め
ねじ23を係止させると、折り畳み扉体3は傾くことな
く水平に維持されることとなる。
【0020】図3はこの考案に係わるプーリー取付け構
造の他の実施例を示しており、この実施例が先の実施例
と相違するところは、カラー22を用いずに、桁4の端
部に設けた軸受31を歯付きプーリー12に隣接させる
ことによって、歯付きプーリー32の軸方向への動きを
規制するようにした点にあり、他の構成は、先の実施例
と同じである。
【0021】なお、上記した実施例では、この考案に係
わるプーリー取付け構造を電動式開閉門扉に用いた場合
を例示したが、これに限定されるものではなく、手動式
開閉門扉に適用することも可能である。
【0022】また、上記した実施例においては、係止部
材を歯車21とした構成としたが、例えばこの係止部材
を、外周の円周方向に複数のねじ孔あるいはピン孔を形
成したリング部材とすることもできるほか、係止部材は
支軸に一体で形成された構成をなすものであってもよ
い。
【0023】さらに、上記した実施例では、固定用具と
して止めねじ23を採用しているがこれに限定されるも
のではなく、他の構成として例えば、ピンを用いること
も可能である。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係わる
プーリー取付け構造では、位置調整用係止部を外周の円
周方向に複数有した係止部材を支軸に嵌装固定すると共
に、前記係止部材の外周にプーリーを軸方向に移動不能
に嵌装し、前記プーリーを径方向に挿通した固定用具の
先端部を前記係止部材の位置調整用係止部に係止させた
構成としたから、支軸に対する回転方向の位置調整が容
易に行えると共に、空回りすることなく確実に支軸に取
り付けることが可能であるうえ、組み立てコストの低減
化をも実現できるという非常に優れた効果がもたらされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるプーリー取付け構造の一実施
例を示し、このプーリー取付け構造を電動式開閉門扉に
採用した状態を示す部分破断平面図である。
【図2】この考案の係わるプーリー取付け構造を採用し
た電動式開閉門扉を示す正面図である。
【図3】この考案に係わるプーリー取付け構造の他の実
施例を示す部分破断平面図である。
【図4】従来のプーリー取付け構造を示す部分破断正面
図である。
【図5】従来の他のプーリー取付け構造を示す部分破断
正面図である。
【符号の説明】
9 支軸 12 歯付きプーリー 21 歯車(係止部材) 21a 歯部(位置調整用係止部) 23 止めねじ(固定用具)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−69845(JP,A) 実開 昭58−161234(JP,U) 実開 昭63−145023(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支軸にプーリーを取り付ける構造であっ
    て、位置調整用係止部を外周の円周方向に複数有した係
    止部材を前記支軸に嵌装固定すると共に、前記係止部材
    の外周に前記プーリーを軸方向に移動不能に嵌装し、前
    記プーリーを径方向に挿通した固定用具の先端部を前記
    係止部材の位置調整用係止部に係止させたことを特徴と
    するプーリー取付け構造。
JP1991028126U 1991-04-23 1991-04-23 プーリー取付け構造 Expired - Lifetime JP2529481Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991028126U JP2529481Y2 (ja) 1991-04-23 1991-04-23 プーリー取付け構造

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JPH04122855U JPH04122855U (ja) 1992-11-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58161234U (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 アンリツ株式会社 回転軸の締結構造
JPH0712739Y2 (ja) * 1987-03-15 1995-03-29 東京自動機工株式会社 被軸支体取付装置
JPH0369845A (ja) * 1989-07-31 1991-03-26 Howdon Power Transmission Ltd アジャスティングハブ

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