JP2528766B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2528766B2
JP2528766B2 JP4117984A JP11798492A JP2528766B2 JP 2528766 B2 JP2528766 B2 JP 2528766B2 JP 4117984 A JP4117984 A JP 4117984A JP 11798492 A JP11798492 A JP 11798492A JP 2528766 B2 JP2528766 B2 JP 2528766B2
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fingers
finger
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博士 嶋津
康雄 山下
正義 鈴記
栄二 坂田
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体チップ等の電極パ
ッドと回路構成のフィンガを電気的に接続した半導体装
置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体チップを樹脂モールドで
一体化して複数ピンを突設した半導体装置の組立てには
金属製のリードフレームが用いられている。このリード
フレームは薄い金属板をプレスで打ち抜いたり、エッチ
ングなどによって形成されており、その形状は図5に示
すように、半導体チップ1を取り付ける矩形のタブ2を
その4隅において支持するタブリード3と、タブ2の周
縁に内端を臨ませる複数のフィンガ4と、これらフィン
ガ4及びタブリード3の外端を支持する枠部5と、枠部
5の両側縁に沿って定間隔に設けられたスプロケット孔
6とからなっている。
【0003】このようなリードフレーム7を用いて半導
体装置を組み立てるには、まずタブ2上に半導体チップ
1を取り付けた後、半導体チップ1の各電極とこれに対
応するフィンガ4の内端をワイヤあるいはワイヤを用い
ず直接に接続し、その後矩形枠部5の内側領域を合成樹
脂でモールドし半導体チップ1を被覆し、次いで枠部5
を切除し、フラットリードあるいはインライン型の半導
体装置を得るのである。
【0004】ところで、リードフレーム7のフィンガ4
の先端には半導体チップ1の電極に接続するためのバン
プが形成されるが、その形状は先端が平坦であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなものでは半
導体チップ1の平坦な電極(パッド)上に、平坦なバン
プが接合されるため、フィンガ4の位置ずれ許容度が低
く接合の信頼性や安定性に欠ける傾向にある。
【0006】しかもバンプの高さが不均一である場合、
不良の原因となり信頼性はより低下する。またバンプの
先端が平坦なため、接続時の加圧力は一度に大きな力を
加えないとバンプ自身の塑性変形し難く、このためバン
プ及び電極の表面に形成された酸化膜を破壊して半導体
チップの電極と、フィンガ等の回路パターンとを接続す
るには大きな接合加工力を要し半導体チップ自体の破損
を生ぜしめる虞れがあり、これを回避する結果充分な、
接合状態が得にくく接続抵抗の増大や接続不良を招くこ
とになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記諸点を鑑み
て成されたもので、半導体チップ(1)の電極(1a)
と接続される多数の横並び状に配列されたフィンガ
(4)の先端に平板状バンプ(4b)を配し、該バンプ
(4b)のフィンガ横並び方向の側面から、電極(1
a)と対向する底部にわたり弧状の先細まり形状に形成
したものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、バンプ4bと電極1aの接合
時、まずフィンガ4のバンプ4bを電極1aと対向する
よう位置合わせし、ボンディングツール等でフィンガ4
とチップとを相対的に押圧するが、このとき正確な位置
合わせが成されていないと、電極1aの周縁部にまずバ
ンプ4bの側面が当接しこの側面の弧状形状のような先
細まり形状にガイドされ電極1a上に導かれることにな
り、比較的簡単に正確な位置合わせが行なえ、横並び配
列された隣接フィンガ間のピッチが異常に接近すること
が抑制できる。
【0009】次いでフィンガ4が更に押圧されると、バ
ンプ4bや先端が先細り状になっているため、押圧力は
この先端に集中し、電極1a上の酸化皮膜を大きな押圧
力を加えずとも破壊でき、続く押圧で接合が行なわれ比
較的少ない潰れ量でも接続抵抗の低い良好な導通接続が
得られ、フィンガ(バンプ)電極間距離を異常に接近さ
せることもなく半導体チップから発生する熱ストレスに
よる応力の集中を緩和でき信頼性の高いものとすること
ができる。
【0010】図1は本発明の実施例におけるリードフレ
ームの製造工程を説明するものである。まず図1(a)
の如くステンレス等の導電性金属からなる基板8上に所
望パターンのレジスト層9を形成する。このレジスト層
9はリードフレーム7を形成しない位置のみに積層され
るものであって、非レジスト部8aの形状は所望パター
ンのリードフレーム形状である。
【0011】次にこのレジスト層9が形成された基板8
上を、レジストがアルカリ現像タイプではカセイソーダ
を、溶剤タイプの場合は塩化メチレン等の溶剤を用い
て、剥離処理を行い、その後電鋳により銅,ニッケル,
金等の導電性金属を積層させる。
【0012】これにより図1の如くレジスト層9を除く
非レジスト部8a上にのみ金属層が形状される。更にレ
ジスト9をメチルイソブチルケトンのような溶剤で洗浄
除去して図1(c)の如き積層体を得る。
【0013】このようにして一枚の板状に成形された基
板8及び金属層10の積層体の一部をプレス成形により
図1(d)の如く基板8側に突出するように折曲加工す
る。この成形部分はリードフレーム7のフィンガ先端部
であり、図ではタブ2に向かって対向延出する一対のフ
ィンガ4を示している。この場合、レジスト層を残した
ままプレス成形することにより、フィンガ先端部を取り
囲むレジスト層がフィンガの横ずれ防止作用をするとと
もに、過剰プレス力の緩衝機能をもたせることができ
る。なおタブ2は特に必要としない。
【0014】次いで基板8から金属層10を剥離して図
1(e)の如き断面形状を有するフィンガ4を得る。図
2は上述の方法によって得られたリードフレーム7のフ
ィンガ4部分を拡大して示した斜視図である。図から明
らかなように、リードフレーム7の枠部5から内方へ延
出する多数の横並び状に配列されたフィンガ4の先端部
には、頸部4aを介して平板状バンプ4bを形成してい
る。このバンプ4bは、フィンガー34の長手方向には
薄い平板状であるが、フィンガ34の横並び方向の側面
から、電極1aと対向する底部にわたり弧状に形成され
た弧面をもった先細まり状となっている。
【0015】フィンガ4の先端部にこのような形状のバ
ンプ4bを形成することにより、図4に示すように半導
体チップ1の、電極1aが凹入したものの場合には、こ
の電極1aとの接合位置をフィンガ4の横ずれに対して
許容することができ、組立性を向上させることができる
が、ここでいう弧状は、側面から底部にわたり多角形状
にしたものでも、その面が電極1aに滑り落ちれる程度
に連続的な先細まり状であれば種々変更できる。
【0016】図3はリードフレームを用いて半導体チッ
プを配線基板に取り付けた状態を示したもので、リード
フレーム7はフィルムやプリント配線板11の上面に載
置固定されており、リードフレーム7のフィンガ4が延
出する部分のプリント配線板11にはデイバイス孔11
aが設けられている。このデイバイス孔11a内には半
導体チップ1が配され、フィンガ4の先端のバンプ4b
が半導体チップ1の上面に設けられた電極1aに半田で
接合固着されるのである。
【0017】電鋳用基板8として、上記実施例ではそれ
自体導通性を有するステンレス薄鋼板を用い、フィンガ
4の先端プレス成形時にこの基板8とフィンガ4とを同
時プレス加工することにより、フィンガ4のちぎれや不
要変形を回避するようにしたが、基板8はそれ自体が導
電性を有しないもしくは抵抗値が高い材質例えばポリエ
ステルやポリイミド樹脂のような合成樹脂フィルムや表
面に導電性を有しないようなアルミニウム薄板等も用い
ることができ、合成樹脂フィルムの場合には、蒸着やス
パッタリング,無電解メッキ等によりその表面に導電性
を付与せしめれば良く、またアルミニウム薄板の場合に
は、その表面に亜鉛等による置換反応で導電性を持たせ
れば良い。
【0018】特にこのような合成樹脂やアルミニウム薄
板の場合には材質自体が柔軟性や展性,延性に富むた
め、フィンガ4のプレス加工時の加工圧のばらつきを吸
収させることができ、バンプ部分の寸法管理を容易にす
ることができる。
【0019】以上のように本発明によれば、半導体チッ
プ1の電極1aと接続される多数の横並び状に配列され
たフィンガ4の先端に平板状バンプ4bを配し、該バン
プ4bのフィンガ横並び方向の側面から電極1aと対向
する底部にわたり弧状の先細まり形状に形成されている
ので、弧状のガイド作用で接合加工時の電極との位置合
わせが容易になり横並び配列されたフィンガ4間ピッチ
が異常に接近することが抑制される。
【0020】また電極との接合加圧時にはバンプはフィ
ンガの長手方向には薄い平板状でしかも横並び方向に
は、その先端が弧状の先細まり形状になっているため接
続加工力は先端に集中し、大きな力を加えずとも電極表
面の酸化皮膜の破壊を行い、接続抵抗の低い良好なかつ
信頼性の高い接合を行なうことができる。しかも、バン
プは平板状であるため、体積量が少く、超音波ボンディ
ングや熱圧着時の総熱量は少くてすみ、接合温度をす早
く上昇させることができ、また、平板状バンプの潰し変
形は、先端ほど少いため、フィンガ長手方向には過剰な
変形はバンプの薄さにより許容吸収され横並び方向の
極周辺への広がり変形は少く、保護膜にクラックを発生
させることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例におけるリードフレームの製造工
程を示す。
【図2】リードフレームのフィンガ部を拡大して示す斜
視図である。
【図3】リードフレームを用いて半導体チップを配線基
板に取り付けた状態を示す。
【図4】接合加工状態を示す。
【図5】一般的なリードフレームを用いて半導体チップ
を配線基板に取り付けた状態を示す。
【符号の説明】
1 半導体チップ 1a 電極 4 フィンガ 4b バンプ 7 リードフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭45−40740(JP,B1) 特公 昭49−47590(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップ(1)の電極(1a)と接
    続される多数の横並び状に配列されたフィンガ(4)の
    先端に平板状バンプ(4b)を配し、該バンプ(4b)
    のフィンガ横並び方向の側面から、電極(1a)と対向
    する底部にわたり弧状の先細まり状に形成された半導
    体装置。
JP4117984A 1992-04-10 1992-04-10 半導体装置 Expired - Lifetime JP2528766B2 (ja)

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JP4117984A JP2528766B2 (ja) 1992-04-10 1992-04-10 半導体装置

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JPH0685588B2 (ja) * 1983-11-30 1994-10-26 ソニー株式会社 カラ−テレビジヨン信号用のエンフアシス回路

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