JP2528763Y2 - 自動車整備用リフト - Google Patents

自動車整備用リフト

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JP2528763Y2
JP2528763Y2 JP2790793U JP2790793U JP2528763Y2 JP 2528763 Y2 JP2528763 Y2 JP 2528763Y2 JP 2790793 U JP2790793 U JP 2790793U JP 2790793 U JP2790793 U JP 2790793U JP 2528763 Y2 JP2528763 Y2 JP 2528763Y2
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俊次 磯貝
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杉安工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、人形(ヒトガタ)リン
ク機構による自動車整備用リフトに関する。
【0002】
【従来の技術】昇降装置のうち車輛整備用リフトは、車
輛下面を支持するテーブルと、そのテーブルを上下動さ
せるX型リンク機構と、そのX型リンク機構の一端が軸
着されるベースとからなる。X型リンク機構がテーブル
を持ち上げる高さは、車輛下面の整備を作業員が立った
まま行うために1800mm位を必要とし、また、テーブルの
大きさは車輪部分を除く軽自動車の下面を支持するため
に長くても1500mm程度にしなければならないため、長い
アームを利用することができず、図6のように短いアー
ムのX型リンク機構を2個以上を上下に段組みしてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、X型リンク機
構は、リンク機構を構成するアーム部品等の精度が要求
される上、1段のX型リンク機構に比べ部品点数も多い
ため高価になる傾向があった。また、X型リンク機構の
ピンにより支持する節点が多く、長期の使用により発生
するガタは自動車整備用リフト全体としては無視できな
いほど大きくなってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は従前の
基本的思想を受け継ぎ、より完成度を高めた自動車整備
用リフトであって、その構成は、第1手段として、自動
車を支持するテーブルと、基端をベースの片端に枢着し
たショートアームと、そのショートアームの先端より内
側部位で交差状に枢着し、先端をテーブルの片端に枢着
するとともに、基端をベースに沿って摺動自在としたロ
ングアームと、前記ショートアームの先端部と、テーブ
ルの少なくとも前記両アームの交差部より片端よりの部
位との間を、両端をそれぞれ枢着状態で連結したプッシ
ュロッドとで構成されるリンク機構を備えた自動車整備
用リフトにおいて、前記ロングアームの基端との摺動面
に、昇降動作により傾斜するテーブルの傾斜角度に対応
する補正カーブを付与したものである。また、自動車整
備用リフトの前記プッシュロッドを、ターンバックル機
構によって長さ調節可能とすることが望ましい。次に、
前記ベースをピット内底面に設置し、そのピットの開口
部に一辺を回動可能に枢着し、他辺をロングアームの起
倒作動に連係し開閉可能ピットカバーを設け、テーブル
の収納時及び昇降時にピットの開口部を閉塞可能とする
ことが望ましい。
【0005】
【作用】第1手段により、補正カーブを付与した摺動面
により、昇降するにつれテーブルが常にベースに対し平
行に移動するようにロングアームを昇降方向に補正移動
させることができる。また、第2手段であるプッシュロ
ッドをターンバックル機構により伸縮して長さ調節する
ことにより、テーブルの傾斜を変動することができる。
次に、第3手段ではピットの開口部に一辺を回動可能に
枢着しているので、リフトの昇降時にはリフトがピット
カバーを押し上げて邪魔になることがなく昇降し、ま
た、リフトが移動するとピットの開口部を覆う。
【0006】
【実施例】以下本考案に係る車輛整備用リフトについて
図面に基き説明する。図1はリフトの斜視図であって、
1,1はフロア面下へ掘削して形成する長方体のピット
であり、このピット1,1はほぼ自動車の横幅に等しい
間隔をもって平行に設けられ、各ピット1,1の片端側
同士は、ピットの長手方向と直交する連絡通路2により
連通され、これによりピット1,1及び連絡通路2は平
面においてコ字状となっている。そしてこの片端側に
は、連結軸3aが、前記連絡通路2内を通り両ピット
1,1に跨った状態で、両端の軸受ユニット4,4の支
持により回動自在にベース1aに取り付けられている。
またピット内の左右両側には、ピットの他端より中程ま
で波形状のレール5,5が設けられている。
【0007】図2はリフトの正面図でありリフトが伸長
した状態を示すものであって、6はロングアーム6a
中央部とショートアーム6bの先端部とを中央軸3bに
より交差状に枢着した人形リンク機構である。このリン
ク機構6は、基端をピット1,1内の底面に設置したベ
ース1aの片端に枢着した連結軸3aに一体的に固着し
たショートアーム6bと、そのショートアーム6bの先
端より内側部位で交差状に中央軸3aで枢着し、先端を
テーブル9の片端に枢着するとともに、その基端にはロ
ーラー8を枢着し、基端をベース1aの波形状のレール
5に沿って摺動自在に軸支するロングアーム6a、自動
車の車輪を除く下面を支持するテーブル9と、前記ショ
ートアーム6bの先端部と、テーブル9の少なくとも前
記両アーム6a,6bの交差部よりロングアーム6a
枢着された側の片端よりの部位との間を、両端をそれぞ
れ枢着状態で連結したプッシュロッド10とで構成され
る。ロングアーム6aの基端には、連絡通路2に据え付
けた加圧装置11に接続された昇降シリンダ12が取り
付けられ、ピストン13はショートアーム6bの先端に
取付軸3cにより軸支されている。
【0008】前記レール5はロングアーム6aの基端部
の摺動自在とする摺動面を有するガイド部材であって、
人形リンク機構6がテーブル9を上昇中も、ベース1a
に対し平行を保持したままであるようにロングアーム
の基端高さを昇降方向に補正するためのものであり、
補正カーブの波形はアーム等の長さ及び軸位置による昇
降動作により傾斜するテーブルの傾斜角度に対応して、
演算又は軌跡を実地に計測しそれぞれ設定される。ま
た、上昇後のリフトがピット1のレール5側から連結軸
3a側へ横転しないようにレール5の上方に車輪押え部
材5aを取り付けており、断面形状がコ字状のレール
や、溝又は長孔であってもよい。前記プッシュロッド1
0は、図3のように両端に右ねじ10a及び左ねじ10
bが取り付けられたターンバックル機構によって長さ調
整することができ、リフトの据え付け工事後の微調整
で、テーブル9がベース1aに対し平行を保持したまま
上昇するように設定する。
【0009】上記のように構成されたリフトを上昇させ
るには、収縮した状態を示す図4のように、昇降シリン
ダ12に作動油が供給されると、ピストン13が伸長し
ショートアーム6bの先端を押圧し、ショートアーム
が連結軸3aを中心に回動しながら起立し、同時にロ
ングアーム6aも起立し、縮小していた人形リンク6が
起立する。このとき、ローラー8がレール5に沿ってピ
ット1内を移動しロングアーム6aの基端高さを調整す
るので、テーブル9は常にベース1aに対し平行に上昇
する。
【0010】昇降シリンダ12の横にはラック20が上
向きに取り付けられ、そのラック20に噛み合う係止爪
21が連結軸に係止されており、テーブル上昇時には落
下防止装置となる。これにより万一昇降シリンダ12の
油圧低下を起しても安全である。
【0011】30は、テーブル9とピット1の開口部と
の大きさの違いによる開放部又は両アーム6a,6bの
周辺部を覆うピットカバーであり、矩形の金属板の1組
の対の二辺31をピット開口部の端部に係止し、他の1
組の一辺32を前記開口部端部に回動可能に枢着したも
のであり、残る一辺33の近傍のピットカバー30の裏
面に取り付け部材34を介して車輪35を設けるもので
ある。そして、収納されたリフトが昇降するときには、
図4のように、起倒するロングアーム6aの昇降シリン
ダ12に該車輪35が当接し他辺33をロングアーム
の起倒作動に連係し、一点鎖線で示すようにピットカ
バー30を押し上げ、ピット1、1の開口部を開放し、
リフトは上昇していく。持ち上がっていたピットカバー
30は、昇降シリンダ12が連結軸3a側へ移動してい
くので次第に下がり、車輪35が当接しないとき、つま
りリフトが起立し終えたときには図2のようにピット開
口部を再び覆い、ピット1、1を閉塞することになる。
なお、昇降シリンダ12に沿って移動する車輪35の他
に、一辺33の近傍のピットカバー30の裏面に摺動部
材36を設け、ロングアーム6aの起倒時に昇降シリン
ダ12の上面を摺動させてもよい。また、実施例ではピ
ットカバー30の外形は矩形で、リフト収納時のテーブ
ル9とピット1の開口部との大きさの違いによる開放部
を覆うものであるが、他の実施例として昇降時の両アー
ム6a,6bの周囲のピット1の開口部を覆う補助カバ
ーを、一辺32に折畳み可能に延設し、リフトの収納時
には補助カバーを折畳み、昇降時に広げて両アーム6
a,6bの周囲のピット1の開口部を補助カバーにより
覆い作業面積を更に広げることも可能である。
【0012】なお、上記実施例は、本願考案を車輛整備
用リフトとして実施するものであるが、昇降装置の大き
さ又は昇降能力により汎用的昇降装置及びパーキングリ
フトなどに応用することも可能である。第2実施例は、
本考案に係る自動車整備用リフトを応用しテーブルが傾
斜する昇降装置を説明する。テーブル9の一端に、人形
リンク機構6が軸支され、人形リンク機構6のショート
アーム6bの基端はベースに軸支され、ロングアーム
の先端は波形レール5を摺動可能に設けられる。人形
リンク機構6には、テーブル9とショートアーム6b
先端とにシリンダ40が取り付けられ、シリンダ40の
ピストン41が伸長するとテーブル9が持ち上がり、そ
の傾斜を変更することができる。この昇降装置の他に、
投入機や駐車リフトのパレットなどに利用することがで
きる。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、リンク機構を構成する
アーム部品等の精度が要求される部品点数は少なく、安
価に自動車整備用リフトを提供できる上、従来のX型リ
ンク機構のピンにより支持する節点は少なく、長期の使
用により発生するガタは自動車整備用リフト全体として
は無視でき、また、昇降時にテーブル下に作業スペース
ができ、作業の効率が向上する。また、プッシュロッド
が伸縮するので、テーブルを傾斜する必要がある投入機
などにも応用することができる。また、本願考案のピッ
トカバーは、収納時のテーブルとピット開口部との大き
さの違いによる開放部を覆うので落下防止になる上、昇
降時には両アーム横のピット開口部を覆い作業面積を拡
大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車整備用リフトの斜視図であ
る。
【図2】自動車整備用リフトを伸長した状態の正面図で
ある。
【図3】プッシュロッドの説明図である。
【図4】自動車整備用リフトを収縮した状態の正面図で
ある。
【図5】第2実施例の昇降装置を示す説明図である。
【図6】従来の自動車整備用リフトを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・ピット、1a・・ベース、2・・連絡通路、3a
・・連結軸、4・・軸受、5・・レール、5a・・車輪
押え部材、6・・人形リンク機構、6a・・ロングアー
、6b・・ショートアーム、8・・ローラー、9・・
テーブル、10・・プッシュロッド、10a・・右ね
じ、10b・・左ねじ、11・・加圧装置、12,40
・・昇降シリンダ、13,41・・ピストン、20・・
ラック、21・・係止爪、30・・ピットカバー、31
・・一組辺、32,33・・一辺、34・・取り付け部
材、35・・車輪。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車を支持するテーブルと、基端をベ
    ースの片端に枢着したショートアームと、そのショート
    アームの先端より内側部位で交差状に枢着し、先端をテ
    ーブルの片端に枢着するとともに、基端をベースに沿っ
    て摺動自在としたロングアームと、前記ショートアーム
    の先端部と、テーブルの少なくとも前記両アームの交差
    部より片端よりの部位との間を、両端をそれぞれ枢着状
    態で連結したプッシュロッドとで構成されるリンク機構
    を備えた自動車整備用リフトにおいて、前記ロングアー
    ムの基端との摺動面に、昇降動作により傾斜するテーブ
    ルの傾斜角度に対応する補正カーブを付与したことを特
    徴とする自動車整備用リフト。
  2. 【請求項2】 プッシュロッドを、ターンバックル機構
    によって長さ調節可能とした請求項1に記載の自動車整
    備用リフト。
  3. 【請求項3】 前記ベースをピット内底面に設置し、そ
    のピットの開口部に一辺を回動可能に枢着し、他辺をロ
    ングアームの起倒作動に連係し開閉可能ピットカバーを
    設け、テーブルの収納時及び昇降時にピットの開口部を
    閉塞可能とする請求項1に記載の自動車整備用リフト。
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JP6431381B2 (ja) * 2015-01-13 2018-11-28 株式会社ヤスヰ 車両用リフト装置
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