JP2528379Y2 - マスタシリンダにおけるリザーバキャップの取付け構造 - Google Patents

マスタシリンダにおけるリザーバキャップの取付け構造

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JP2528379Y2
JP2528379Y2 JP1988140267U JP14026788U JP2528379Y2 JP 2528379 Y2 JP2528379 Y2 JP 2528379Y2 JP 1988140267 U JP1988140267 U JP 1988140267U JP 14026788 U JP14026788 U JP 14026788U JP 2528379 Y2 JP2528379 Y2 JP 2528379Y2
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reservoir
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cap
reservoir cap
guide portion
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博光 東谷
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マスタシリンダのリザーバタンクの注入口
を閉塞するリザーバキャップの取付け構造、特にこの締
付け量を安定させ、常に適性な締付け量になるようにし
た取付け構造に関する。
〔従来の技術〕
上記マスタシリンダは、ブレーキペダル等の入力機構
に加えられた操作力を液圧に変換する装置であり、第4
図に示すように、ブレーキ液を貯蔵するリザーバタンク
1と、このタンク1の上端注入口を閉塞するリザーバキ
ャップ2と、上記リザーバタンク1に連通して液圧を発
生させるシリンダ部3とから主に構成されて車両のフロ
ントボディ4の内部に収納されている。
そして、ボンネット5を開くことにより、リザーバタ
ンク1の注入口に取付けたリザーバキャップ2を外部に
露出させ、このリザーバキャップ2を取外すことによっ
てリザーバタンク1の注入口を開口させ、ここからリザ
ーバタンク1の内部にブレーキ液を注入するようになさ
れている。
ここに上記リザーバキャップ2の上面には、一般にブ
レーキ油の種類等の注意書が記載されているのである
が、第5図に示すように、従来の一般的なリザーバキャ
ップ2には、これとリザーバタンク1との締付け量を規
制するためのものは、何等備えられていなかった。
また、この種のリザーバキャップとしては、例えば実
開昭55−75554号として、リザーバタンク注入口の内周
面に嵌合する嵌合部材と、この嵌合部材をリザーバタン
クに取付けるための該嵌合部材と別体の取付け部材によ
りリザーバキャップを構成し、このキャップの取付け及
び取外しによるシール部材の摩耗を減少させ、またシー
ル部材が注入口に固着しても容易にこじ開けられ、更に
軽量化を図ったものが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例においては、リザーバキャ
ップのリザーバタンクに対する締付け量を規制するため
のものは、何等備えられていなかったため、この締付け
は作業者の熟練度(勘)に頼らざるを得ないものが現状
であった。
このため、締付け不足による油漏れや、締付け過多に
よる変形といった不具合が生じてしまうことがあるばか
りでなく、この上面に記載された注意書の向きが一定と
ならず、読み難い位置にずれてしまうことがあるといっ
た問題点があった。
本考案は上記に鑑み、作業者の熟練度に関係なく、常
にシール効果の適正な締付け状態を確保するとともに、
注意書の方向を読み易い位置に必ず位置するようにでき
るものを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案のマスタシリンダに
おけるリザーバキャップの取付け構造は、マスタシリン
ダにブレーキ液を供給するリザーバタンクと、このリザ
ーバタンクに螺合してリザーバタンクのブレーキ液注入
口を閉塞するリザーバキャップとを備え、前記リザーバ
キャップを前記リザーバタンクに螺合させた時に前記リ
ザーバタンクの側面に対向するように延び、かつ半径方
向外側に弾性変形可能な掛り爪を前記リザーバキャップ
に連設するとともに、前記リザーバキャップを前記リザ
ーバタンクに螺合させて締付け方向に所定角度だけ回転
させた時に前記掛り爪に当接して前記リザーバキャップ
の締付け方向の回転を規制する、前記リザーバタンクの
前記側面に対して垂直に立ち上がるストッパ面を有する
ストッパ部と、このストッパ部と共に前記掛り爪を円周
方向に挟持して前記リザーバキャップの取外し方向の回
転を規制する、前記掛り爪の幅だけ前記ストッパ部から
円周方向に離間するガイド部とを、前記リザーバタンク
に形成されたねじ部を補強するフランジを兼ねるように
前記リザーバタンクの前記側面にそれぞれ突設し、かつ
前記ガイド部に、前記リザーバキャップを締付け方向に
回転させる時に前記掛り爪を半径方向外側に弾性変形さ
せて前記ガイド部を乗り越えさせる第1のテーパ面と、
前記リザーバキャップを取外し方向に回転させる時に前
記掛り爪を半径方向外側に弾性変形させて前記ガイド部
を乗り越えさせる、前記第1のテーパ面よりも急な傾斜
を有する第2のテーパ面とを設けたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、リザーバキャップをリザーバタンク
に螺合させて締付け方向に回転させると、リザーバキャ
ップに連設した掛り爪は、ガイド部の第1のテーパ面に
当接して半径方向外側に弾性変形させられ、ガイド部を
乗り越える。そいて、リザーバキャップをさらに締付け
方向に回転させると、掛り爪がストッパ部に当接し、リ
ザーバキャップをこれ以上締付け方向に回転させること
ができなくなる。そして、掛り爪はストッパ部とガイド
部とにより円周方向に挟持され、リザーバキャップはリ
ザーバタンクに螺合した後、締付け方向に所定の角度だ
け回転した状態で固定される。この状態からリザーバキ
ャップを取外し方向に回転させるためには、リザーバキ
ャップを締付け方向に回転させるのに要する力よりも大
きな力をリザーバキャップに加えて、リザーバキャップ
を取外し方向に回転させる。すると、掛り爪はガイド部
の第2のテーパ面に当接して半径方向外側に弾性変形さ
せられ、ガイド部を乗り越える。そして、さらにリザー
バキャップを取外し方向に回転させることにより、リザ
ーバキャップをリザーバタンクから取り外すことができ
る。
また、ガイド部およびフランジ部はリザーバタンクに
形成されたねじ部を補強するフランジを兼ねるので、リ
ザーバタンクの強度を向上させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
マスタシリンダは、ブレーキ液を貯蔵するリザーバタ
ンク1と、このタンク1の上端注入口を閉塞するリザー
バキャップ2と、液圧を発生させるシリンダ部3とから
主に構成されている。
上記リザーバタンク1の上部外周面には、リザーバタ
ンクに形成されたねじ部を補強する複数のフランジ部6
が突設されているが、本実施例においては、このフラン
ジ部6を兼ねるように所望形状のガイド部7とストッパ
部8が形成されている。
即ち、リザーバタンク1の上部外周面には、円周方向
に沿って、締付け方向(第3図右方向)にはやや緩やか
な傾斜を有する第1のテーパ面7aを、取外し方向(同左
方向)には前記第1のテーパ面7aより急な傾斜を有する
第2のテーパ面7bを夫々設けたガイド部7と、このガイ
ド部7に連続してほぼ垂直に立ち上がるストッパ面8aを
設けたストッパ部8とが、所定間隔、即ち下記の掛り爪
9の幅だけ離間して形成されている。
また、上記リザーバキャップ2の外周面には、弾性変
形して上記ガイド部7の上面をこれに沿って移動し、ス
トッパ部8のストッパ面8aに当接して停止する掛り爪9
がリザーバタンク1の側面に対向するように連設されて
いるとともに、この内部には、シール部材10が装着され
ている。
これにより、リザーバキャップ2をリザーバタンク1
の注入口に取付ける時には、リザーバキャップ2をリザ
ーバタンク1の注入口に螺合させた状態で、第3図にお
いて時計回りの方向に回転させることにより、このリザ
ーバキャップ2に一体に設けた掛り爪9をリザーバタン
ク1に設けたガイド部材7の第1のテーパ面7aの傾斜に
沿って徐々に弾性変形させて通過させ、弾性変形を戻し
た状態で、これをストッパ部8のストッパ面8aに当接さ
せて停止させることにより、上記掛り爪9の位置を上記
ガイド部7と上記ストッパ部8とにより規制してリザー
バキャップ2を常に所定の位置に静止させるよう構成さ
れている。
そして、リザーバキャップ2を取外す時には、これを
上記と逆方向(第3図左方向)に、第2のテーパ面7bの
傾斜に対抗して強制的に回転させることにより、これに
一体に設けた掛り爪9を一旦弾性変形させつつガイド部
7を通過させることにより、この取外しを行うのであ
る。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成したものであるから、熟練
度を要することなく、リザーバキャップをリザーバタン
クに対して常に一定の位置関係となるように取付けるこ
とができる。これにより、リザーバキャップの上面に記
載された注意書を常に読み易い位置となるようにするこ
とができるので、注意書の所定の目的を作業者に容易に
知らせることができる。また、シール部材の締付け状態
を常に一定に保つことができ、これによって締付け不足
によるブレーキ液の漏れや締付け過多による変形を有効
に防止することができる。
また、リザーバタンク外周面に突設したガイド部およ
びストッパ部、リザーバタンクに形成されたねじ部を補
強するフランジを兼ねるので、リザーバタンクの強度を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
要部を拡大して示す斜視図、第2図はマスタシリンダの
側面図、第3図は第2図のA方向矢視図、第4図はマス
タシリンダの搭載位置を示す車両の外観図、第5図は従
来例を示す第3図相当図である。 1…リザーバタンク、2…リザーバキャップ、3…シリ
ンダ部、7…ガイド部、7a…第1のテーパ面,7b…第2
のテーパ面、8…ストッパ部、8a…同ストッパ面、9…
掛り爪、10…シール部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタシリンダにブレーキ液を供給するリ
    ザーバタンクと、このリザーバタンクに螺合してリザー
    バタンクのブレーキ液注入口を閉塞するリザーバキャッ
    プとを備え、前記リザーバキャップを前記リザーバタン
    クに螺合させた時に前記リザーバタンクの側面に対向す
    るように延び、かつ半径方向外側に弾性変形可能な掛り
    爪を前記リザーバキャップに連設するとともに、前記リ
    ザーバキャップを前記リザーバタンクに螺合させて締付
    け方向に所定角度だけ回転させた時に前記掛り爪に当接
    して前記リザーバキャップの締付け方向の回転を規制す
    る、前記リザーバタンクの前記側面に対して垂直に立ち
    上がるストッパ面を有するストッパ部と、このストッパ
    部と共に前記掛り爪を円周方向に挟持して前記リザーバ
    キャップの取外し方向の回転を規制する、前記掛り爪の
    幅だけ前記ストッパ部から円周方向に離間するガイド部
    とを、前記リザーバタンクに形成されたねじ部を補強す
    るフランジを兼ねるように前記リザーバタンクの前記側
    面にそれぞれ突設し、かつ前記ガイド部に、前記リザー
    バキャップを締付け方向に回転させる時に前記掛り爪を
    半径方向外側に弾性変形させて前記ガイド部を乗り越え
    させる第1のテーパ面と、前記リザーバキャップを取外
    し方向に回転させる時に前記掛り爪を半径方向外側に弾
    性変形させて前記ガイド部を乗り越えさせる、前記第1
    のテーパ面よりも急な傾斜を有する第2のテーパ面とを
    設けたことを特徴とするマスタシリンダにおけるリザー
    バキャップの取付け構造。
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JPS5851651U (ja) * 1981-10-06 1983-04-07 株式会社富士通ゼネラル 電動機の取付装置

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