JP2528134Y2 - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒

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JP2528134Y2
JP2528134Y2 JP7961590U JP7961590U JP2528134Y2 JP 2528134 Y2 JP2528134 Y2 JP 2528134Y2 JP 7961590 U JP7961590 U JP 7961590U JP 7961590 U JP7961590 U JP 7961590U JP 2528134 Y2 JP2528134 Y2 JP 2528134Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、少なくとも前後2群のレンズ群を備えたズ
ームレンズ鏡筒に関する。
「従来技術およびその問題点」 本出願人は、新規な構造のズームレンズとして、回転
駆動されるカム環に、インナカム溝とヘリコイド(多条
ねじ)を設け、ヘリコイドには、直進案内された前群レ
ンズ筒のヘリコイドを螺合させるとともに、カム溝に
は、同じく直進案内された後群レンズ枠のカムローラを
嵌合させたズームレンズを提案した(特願平2-133124
号)。これによれば、少ない部品点数でありながら、前
群に衝撃が加わった場合の耐衝撃性に優れたズームレン
ズが得られる。
そしてこのズームレンズでは、インナカム溝の一端部
がカム環の端面に開放されており、後群レンズ枠のカム
ローラをカム溝に嵌めるのと一緒に、前群レンズ筒をカ
ム環に螺合させることが可能であり、組立性を著しく改
善することができる。ところが組立が簡単であるという
ことは、分解も簡単であることを意味し、このため、予
期せぬ原因で、カム環が暴走した場合、インナカム溝か
らカムローラ、つまり後群レンズ枠が外れてしまうおそ
れがあった。
「考案の目的」 本考案は、以上のようなカム環、前群レンズ筒、およ
び後群レンズ枠を有するズームレンズ鏡筒において、後
群レンズ枠のカムローラがカム環のインナカム溝から外
れるのを機械的に簡単に防止できる構造を得ることを目
的とする。
「考案の概要」 本考案は、カム環、前群レンズ筒、および後群レンズ
枠以外の第三の部材として、カム環のインナカム溝開放
側端面内に挿入係止される環状部材を設け、この環状部
材により、インナカム溝の開放端部を閉塞するようにし
たことを特徴としている。
すなわち本考案は、一端部が端面に開放したインナカ
ム溝と雌ヘリコイドとを備えたカム環;このカム環の雌
ヘリコイドに螺合する雄ヘリコイドを有し、前群レンズ
を支持した前群レンズ筒;およびカム環のインナカム溝
に嵌まるカムローラを有し、後群レンズを支持した後群
レンズ枠を有するズームレンズ鏡筒において、さらにカ
ム環のインナカム溝開放側端部に挿入係止される環状部
材を設け、この環状部材に、インナカム溝の開放端を閉
塞してカムローラの一方の移動端を規制するストッパ面
を設けたことを特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。このズー
ムレンズ鏡筒の全体構造は、上記特願平2-281116号で本
出願人が提案したものである。
カメラボディに一体化される固定鏡筒11には、ヘリコ
イド環12が固定され、このヘリコイド環12の雌ヘリコイ
ド12aに、カム環10の外周面に形成した雄ヘリコイド10a
が螺合している。このカム環10の内側には、雌ヘリコイ
ド10bとインナカム溝10cが形成されていて、雌ヘリコイ
ド10bには、前群レンズ筒13の雄ヘリコイド13aが螺合し
ている。インナカム溝10cは、その前端部がカム環10の
端面に開放されている。カム環10の後端部には、直進案
内板14が位置していて、この直進案内板14の径方向突起
14aは、固定鏡筒11に形成した直進案内溝11aに嵌まって
いる。直進案内板14には、直進案内環15が固定されてい
て、カム環10はこの直進案内環15に対して回転自在であ
る。
前群レンズ筒13には、環状のシャッタユニット16の後
端部を固定したシャッタ保持枠13bが固定されており、
シャッタユニット16の内周部に一体に設けたヘリコイド
環17には、前群レンズを保持した前群レンズ枠18が螺合
している。シャッタユニット16はその駆動ピン16aを前
群レンズ枠18に一体とした被動ピン18aに係合させてい
る。駆動ピン16aは、周知のように、測距装置からの測
距信号に応じた角度だけ回転駆動され、この回転が被動
ピン18aを介して前群レンズ枠18に伝わり、前群レンズ
枠18(前群レンズL1)が回転しながら、シャッタユニッ
ト16により光軸方向に移動してフォーカシングがなされ
る。またシャッタユニット16は、被写体の輝度信号に応
じて、シャッタブレード16bを開閉する。
後群レンズL2を支持した後群レンズ枠19は、径方向に
突出するカムローラ19aを有し、このカムローラ19aは、
カム環10の内面に形成した前述のカム溝10cに嵌まって
いる。そしてこの後群レンズ枠19とシャッタ保持枠13b
とは、上記直進案内環15に形成した直進案内面によって
直進案内されている。第3図には、互いに係合する、直
進案内環15の直進案内面15aと、後群レンズ枠19の直進
案内面19bが示されている。
後群レンズ枠19のカムローラ19aは、組立時に、前群
レンズ筒13の後端面に形成した凹部13bに嵌合する。こ
れは、前群レンズ筒13の外周の雄ヘリコイド13aをカム
環10の雌ヘリコイド10bに螺合させる際に、同時にカム
ローラ19aをインナカム溝10cの前方開放端から嵌めるた
めの構造である。組立に当たっては、インナカム溝10c
の両側延長液10dと10eによって形成された幅lの拡大溝
10f内にカムローラ19aを挿入し、このカムローラ19aが
壁10dに当接する迄、螺合方向と反対の方向に前群レン
ズ筒13を回転させる(第2A図矢印P)。次に、ヘリコイ
ド10bと13aに従って第2B図矢印Q方向に螺合させると、
組立が完了する。すなわち前群レンズ筒13はカム環10に
ヘリコイド螺合し、後群レンズ枠19のカムローラ19a
は、インナカム溝10c内に嵌まる。組立後は、カム環10
の回動により、前群レンズ筒13はヘリコイド10b、13aに
従い、後群レンズ枠19はカム溝10cに従い、それぞれ独
立して光軸方向に移動する。
そして以上の組立が終了したとき、カム環10のインナ
カム溝10cを開放させた端面には、遮光環20が挿入係止
される。この遮光環20は合成樹脂材料からなるもので、
第1、2C、3図に示すように、カム環10の前端面に密着
する環状部20aと、カム環10の内面に延びるストッパリ
ップ部20bとを備え、このストッパリップ部20bには、係
止孔20cと、ストッパ面20dが形成されている。ストッパ
リップ部20bは、弾性変形可能である。またこの遮光環2
0の環状部20a内面には、植毛21aを有する植毛リング21
が接着されている。この植毛21aは、前群レンズ筒13と
接触して、前群レンズ筒13とカム環10との間の隙間から
有害光が進入するのを防止する。
他方カム環10の内面には、この係止孔20cが嵌入する
ストッパ突起10gが突設されている。このストッパ突起1
0gは、前側の斜面10hと、これに続くストッパ面10iとを
有し、ストッパリップ部20bをカム環10に挿入すると、
ストッパリップ部20bが斜面10hにより内方に弾性変形し
た後、自身の弾性により係止孔20cがストッパ突起10gに
嵌まり、ストッパ面10iにより抜け止めされる。そして
この状態では、ストッパ面20dがインナカム溝10cの開放
端を閉塞し、カムローラ19aの一方の移動端(テレ端)
を規制する。
さらに前群レンズ筒13の雄ヘリコイド13aは、カムロ
ーラ19aがこのストッパ面20dに当接するとき、ストッパ
リップ部20bの内側に位置するように、その位置が定め
られている(第1、4図)。このように雄ヘリコイド13
aの位置を定めると、カムローラ19がストッパ面20dに当
接する際に生じる可能性のある、ストッパリップ部20b
の内方への変形を防止でき、遮光環20の外れをより確実
に防止することができる。
なお上記構成のズームレンズ鏡筒のズーミング動作は
次の通りである。カム環10を回転駆動すると、雄ヘリコ
イド10aと雌ヘリコイド12aの関係に従ってカム環10自体
が光軸方向に移動する。同時に、雌ヘリコイド10bと雄
ヘリコイド13aの螺合関係、およびシャッタ保持枠13bと
直進案内環15の直進ガイド機構により、前群レンズ筒13
(前群レンズL1)が光軸方向に直進移動する。またカム
環10が回転すると、その内面のカム溝10cと後群レンズ
枠19に設けたカムローラ19aとの関係、および後群レン
ズ枠19と直進案内環15の直進ガイド機構により、該後群
レンズ枠19(後群レンズL2)が光軸方向に移動し、ズー
ミングがなされる。
「考案の効果」 以上のように本考案によれば、カム環に一端部を開放
したインナカム溝と雌ヘリコイドを設け、インナカム溝
に後群レンズ枠に設けたカムローラを嵌め、雌ヘリコイ
ドに前群レンズを支持した前群レンズ筒を螺合させたズ
ームレンズ鏡筒において、インナカム溝に後群レンズ枠
のカムローラを嵌めた後、カム環端面に環状部材を挿入
係止することにより、カムローラの機械的な抜け止めを
図ることができる。また請求項2によれば、カムローラ
が環状部材のストッパ面に当接する際に、環状部材のス
トッパリップ部が変形して脱落するのを確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のズームレンズ鏡筒の実施例を示す要部
の拡大断面図、第2A、2B、2C図は本考案によるレンズ鏡
筒の組立工程を示す、カム環と前群レンズ筒の噛合前と
噛合後、および遮光環の装着前の展開図、第3図は要部
の分解斜視図、第4図はレンズ鏡筒全体の縦断面図であ
って、上半分はレンズ収納状態、下半分はレンズ突出状
態(テレ状態)を示している。第5図は第4図のレンズ
鏡筒の要部の拡大断面図である。 10……カム環(ヘリコイド体)、10a……雄ヘリコイ
ド、10b……雌ヘリコイド、10c……インナカム溝、10f
……カムローラ進入溝、10g……ストッパ突起、10h……
斜面、10i……ストッパ面、11……固定鏡筒、11a……直
進案内溝、12……ヘリコイド環、12a……雌ヘリコイ
ド、13……前群レンズ筒、13a……雄ヘリコイド、14…
…直進案内板、15……直進案内環、16……シャッタユニ
ット、17……ヘリコイド環、18……前群レンズ枠、19…
…後群レンズ枠、19a……カムローラ、20……遮光環
(環状部材)、20a……環状部、20b……ストッパリップ
部、20c……係止孔、20d……ストッパ面。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部が端面に開放したインナカム溝と雌
    ヘリコイドとを備えたカム環; このカム環の雌ヘリコイドに螺合する雄ヘリコイドを有
    し、前群レンズを支持した前群レンズ筒; 上記カム環のインナカム溝に嵌まるカムローラを有し、
    後群レンズを支持した後群レンズ枠; 上記カム環のインナカム溝開放側端部に挿入係止される
    環状部材;および この環状部材に形成された、上記インナカム溝の開放端
    を閉塞し、カムローラの一方の移動端を規制するストッ
    パ面を備えたことを特徴とするズームレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】請求項1において、環状部材は、カム環の
    内側に嵌合するストッパリップ部を備え、このストッパ
    リップ部には上記ストッパ面と係止孔とが形成されてお
    り、カム環内面には、このストッパリップ部の係止孔に
    嵌まるストッパ突起が形成されており、上記前群レンズ
    筒の雄ヘリコイドは、カムローラが上記ストッパ面に当
    接するとき、環状部材のストッパリップ部の内側に位置
    するように位置設定されているズームレンズ鏡筒。
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