JP2527905Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JP2527905Y2
JP2527905Y2 JP1990046165U JP4616590U JP2527905Y2 JP 2527905 Y2 JP2527905 Y2 JP 2527905Y2 JP 1990046165 U JP1990046165 U JP 1990046165U JP 4616590 U JP4616590 U JP 4616590U JP 2527905 Y2 JP2527905 Y2 JP 2527905Y2
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卓也 工藤
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば電磁弁等に用いられるソレノイド
に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のソレノイドとしては、たとえば第5図
に示すような構成となっている。すなわち、100は筒状
に成形したコイル101に樹脂102を被覆したモールドコイ
ルであり、このモールドコイル100が筐体103内に収納さ
れている。筐体103は、有底筒状のケース104と、このケ
ース104の開口端部を閉塞するプレート105とから構成さ
れ、モールドコイル100の両端面107,108が筐体103の両
端面となるプレート105とケース底壁106に当接してい
る。そして、モールドコイル100の両端面107,108に設け
た環状の装着溝109,110にOリング111を装着して、モー
ルドコイル100とケース底壁106およびプレート105との
当接面間をシールしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、ケース底
壁106からプレート105までのケース深さA、モールドコ
イル100の両端面107,108に形成される装着溝109,110の
底面間の間隔であるコイル長さC、両装着溝109,110の
溝深さB,Dの寸法公差等により、モールドコイル100とプ
レート105の間に、第6図に示すようにすきま112が生じ
る。そのため、Oリング111の内圧や外圧が加わると、
Oリング111が低圧側のすきまにはみ出すはみ出し現象
を起し、気密性を損ないやすいという欠点があった。は
み出しを防止するためには、すきま112が生じないよう
にすればよいが、すきま112をゼロにすることは困難で
ある。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、モールドコイ
ルと筐体の当接面間にすきまが生じても当接面間をシー
ルするスクィーズパッキンのはみ出しを防止し得るソレ
ノイドを提供し、もってシール性の向上を図ることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあっては、筒状
に成形されたコイルに樹脂を被覆してモールドコイルと
し、該モールドコイルを内部中空の筐体に収納して該筐
体の端面にモールドコイルの端面を当接させ、モールド
コイルの端面に設けた環状の装着溝にスクィーズパッキ
ンを装着して筐体とモールドコイルの当接面間をシール
する電磁弁用ソレノイドにおいて、 前記装着溝の内径側および外径側の溝開口縁のうち少
なくともいずれか一方の溝開口縁に、対向する前記筐体
の端面に向けて延びる、変形可能な凸部を、環状に連続
して設け、該凸部の高さを前記筐体と前記モールドコイ
ルとの寸法公差によって生じる、前記筐体と前記モール
ドコイルの端面間のすきまの最大値に設定し、前記スク
ィーズパッキンの高さを前記筐体と前記モールドコイル
との寸法公差によって生じる、前記装着溝の底面と対向
する前記筐体の端面間の距離の最大値よりも大きく設定
したことを特徴とする。
(作用) 上記構成のソレノイドにあっては、凸部はモールドコ
イルを組込んだ際に、モールドコイルと筐体との間で圧
縮されて変形し、寸法公差によりモールドコイルと筐体
間に生じるすきまを吸収する。
そして、スクィーズパッキンの内径側から圧力が作用
する場合には装着溝の外径側の溝開口縁に凸部を設けて
スクィーズパッキンをバックアップする。一方、スクィ
ーズパッキンの外径側から圧力が作用する場合には、装
着溝の内径側の溝開口縁に凸部を設けてスクィーズパッ
キンをバックアップする。
また、装着溝の内径側と外径側の両方に凸部を設けて
おけば、スクィーズパッキンの内径側と外径側のいずれ
の方から圧力が作用した場合でも対応できる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。本
考案の一実施例に係るソレノイドを示す第1図乃至第4
図において、1はソレノイド全体を示しており、概略コ
イル21を樹脂22で被覆したモールドコイル2と、このモ
ールドコイル2を収納する筐体3と、モールドコイル2
内周に挿入固定される固定鉄心4と、往復動自在に挿入
される可動鉄心5とから構成されている。
モールドコイル2は筒状に成形されており、筐体3は
有底筒状のケース31と、このケース31の開口端部を閉塞
するプレート32とから構成されている。そして、モール
ドコイル2の一方の第1端面6をケース底壁33に当接さ
せ、他方の第2端面7にプレート32を当接させて、プレ
ート32とケース底壁33とによってモールドコイル2を挟
み、軸方向に動かないようにしてプレート32をケース31
の開口端部にかしめ固定している。
固定鉄心4はケース底壁33と一体的に設けられ、モー
ルドコイル2の中空穴23内周に嵌合固定されている。一
方、可動鉄心5は中空穴23内周に摺動自在に挿入され、
その一端に、固定鉄心4に設けられた貫通孔41を通して
外部に延びるロッド51が固定されている。
プレート32はワッシャ状部材で、その内径端部に中空
穴23を塞ぐキャップ8が被着されている。
一方、モールドコイル2の第1端面6とケース底壁33
との当接面間、およびモールドコイル2の第2端面7と
プレート32との当接面間が、スクィーズパッキンとして
の第1および第2Oリング9,10によって気密にシールされ
ている。
第1端面6および第2端面7には、それぞれ第1,第2O
リング9,10を装着するための環状の第1,第2装着溝11,1
2が設けられている。
第1装着溝11はモールドコイル2の内径端部に形成さ
れるもので、モールドコイル2の内径端縁角部を断面L
字状に切欠き、溝の内径側壁面を固定鉄心4の外周面に
よって構成している。
一方、第2装着溝12は断面略矩形状で、モールドコイ
ル2の第2端面7の内径端から外側に距離を隔てた位置
に形成されている。そして、この第2装着溝12の外径側
および内径側の少なくともいずれか一方、この実施例で
は外径側の溝開口縁に凸部13が全周的に突出形成されて
いる。この凸部13は樹脂22によって一体成形されており
変形可能である。凸部13の位置は、第2Oリング10に対し
て内径側から圧力が作用する場合には外径側の溝開口縁
に設けられ、Oリング10に対して外径側から圧力が作用
する場合には内径側の溝開口縁に設けられる。もっとも
内径側および外径側の両側の溝開口縁に設けてもよい。
凸部13の形状としては、第3図に示すように断面三角
形状に成形しておくことが好ましい。すなわち凸部13の
一側面4が第2装着溝12の溝壁面12Aから連続的に延び
ていて、他側面15がR形状になっている。凸部13の一側
面14は溝壁面12Aに対して外開き方向に角度α分だけテ
ーパになっている。また凸部13の先端の厚みtは、0.5
[mm]程度に設定してある。尚、凸部13の高さHはすき
ま最大のときの高さである。
上記構成のソレノイドにあっては、モールドコイル2
をケース31内に収納してプレート32を固定した際に、モ
ールドコイル2の第2装着溝12に形成された凸部13がプ
レート32によって圧縮されて変形し、ケース31やプレー
ト32、第2装着溝12等の寸法公差によって、プレート32
とモールドコイル2の第2端面7間に生じるすきまが吸
収される。
そして、図示例では第2Oリング10の内径側から圧力が
作用し、外径側の凸部13によって第2Oリング10がバック
アップされ、はみ出しが防止される。外径側から圧力が
作用する場合には、凸部13を内径側に設けておくことに
よりはみ出しを防止することができる。さらに、第2装
着溝12の内・外径側の両側縁に凸部を設けておけば、内
圧,外圧のいずれの方向からの圧力に対しても、はみ出
しを防止することができる。
また、図示例ではプレート32と当接するモールドコイ
ル2の第2端面7側の第2装着溝12に凸部13を形成した
が、第1端面6側の第1装着溝11に凸部を形成してもよ
く、また、両方の装着溝11,12に形成してもよい。
尚、上記実施例ではスクィーズパッキンとしてOリン
グを例示したが、DリングやTリングその他種々のスク
ィーズパッキンを適用できることはもちろんである。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用を有するもので、モー
ルドコイルの装着溝の溝開口縁に、対向する筐体の端面
に向けて延びる、変形可能な凸部を環状に連続して設
け、凸部の高さを筐体とモールドコイルとの寸法公差に
よって生じる、筐体とモールドコイルの端面間のすきま
の最大値に設定し、スクィーズパッキンの高さを筐体と
モールドコイルとの寸法公差によって生じる、装着溝の
底面と対向する筐体の端面間の距離の最大値よりも大き
く設定したので、モールドコイルと筐体間の寸法公差を
吸収してモールドコイルと筐体の当接面間のすきまを無
くすことができ、この凸部によってスクィーズパッキン
のはみ出し現象を防止してシール性向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例に係るソレノイド
を示しており、第1図は装着溝の部分断面図、第2図は
Oリング装着状態の装着溝近傍の部分断面図、第3図は
装着溝に形成される凸部の好ましい形状を示す部分断面
図、第4図は全体構成を示す縦断面図、第5図は従来の
ソレノイドの縦断面図、第6図は第5図のOリング近傍
の部分拡大断面図である。 符号の説明 1…ソレノイド、2…モールドコイル 21…コイル、22…樹脂 23…中空穴、3…筐体 31…ケース、32…プレート 33…ケース底壁、4…固定鉄心 41…貫通孔、5…可動鉄心 51…ロッド、6…第1端面 7…第2端面、8…キャップ 9…第1Oリング、10…第2Oリング 11…第1装着溝、12…第2装着溝 12A…溝壁面、13…凸部 14…一側面、15…他側面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状に成型されたコイルに樹脂を被覆して
    モールドコイルとし、該モールドコイルを内部中空の筐
    体に収納して該筐体の端面にモールドコイルの端面を当
    接させ、モールドコイルの端面に設けた環状の装着溝に
    スクィーズパッキンを装着して筐体とモールドコイルの
    当接面間をシールする電磁弁用ソレノイドにおいて、 前記装着溝の内径側および外径側の溝開口縁のうち少な
    くともいずれか一方の溝開口縁に、対向する前記筐体の
    端面に向けて延びる、変形可能な凸部を、環状に連続し
    て設け、 該凸部の高さを前記筐体と前記モールドコイルとの寸法
    公差によって生じる、前記筐体と前記モールドコイルの
    端面間のすきまの最大値に設定し、 前記スクィーズパッキンの高さを前記筐体と前記モール
    ドコイルとの寸法公差によって生じる、前記装着溝の底
    面と対向する前記筐体の端面間の距離の最大値よりも大
    きく設定したことを特徴とする電磁弁用ソレノイド。
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