JP2527890B2 - マスク、その製造方法及びタ―ゲット基板をレ―ザ処理する方法 - Google Patents

マスク、その製造方法及びタ―ゲット基板をレ―ザ処理する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面のレーザ処理のた
め使用される形式の透過マスクに関し、特に非パターン
化領域に所定の断熱パターンおよびレーザ・エネルギ反
射コーティングを提供する円錐状にアンダーカットされ
た貫通穴を用いて厚い膜材から作られたレーザ断熱プロ
セスにおいて使用される非接触シャドー・マスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロエレクトロニックス材料処理の
分野においては、基板材料、金属フィルムおよびポリイ
ミドの如き他の材料層の選択エッチングあるいはミクロ
機械加工を行う高出力レーザの使用が、ますます重要に
なりつつある。この技術にとって特に重要であるのは、
微小構造のパターンを加工される材料上に投影するシャ
ドー・マスク即ち投影マスクである。当技術において
は、イオン・エッチング、イオン注入、および光、X
線、イオンおよび電子ビーム・リソグラフィのためのマ
スクを提供することは周知である。これらの種類のマス
クは、比較的低電力の用途に使用され、典型的にはエキ
シマ・レーザ・アブレーション(ablation)の
如き高出力レーザ用途には適さない。
【0003】レーザ・エッチング用途に用いられる従来
技術のマスクは、典型的には、投影すべき所定のエッチ
ング・パターンを画成するためクリヤな即ち透明な領域
と不透明な領域とを有する適当な基板を含む。ますます
大きな出力のレーザが使用され、更に正確で小さな素子
サイズが具現されるに伴い、例えば大きさが数マイクロ
メータ(μm)の透明および不透明の両領域における欠
陥の低減の如きマスクの要件は厳しくなっている。
【0004】高エネルギ・レーザ・エッチング、ミクロ
機構加工、材料のデポジション(被着)あるいは材料の
他の表面処理における光学的性能を提供する理想的なマ
スクに対する下記の基準が確認されている。
【0005】1.マスクの対物面は、例えば材料面に深
い構造部をエッチングする能力を提供するため像面にお
ける完全焦点深度と共に、よく画成された像面を提供す
るため非常に薄くなければならない。
【0006】2.マスクの対物面は、全ての方向に安定
していること、即ち、例えばマスクの熱膨張あるいは機
械的応力あるいは振動の結果生じるマスクの対物面の曲
がりあるいは歪みがあってはならない。
【0007】3.マスクのクリヤ即ち透明な領域は欠陥
があってはならない。
【0008】4.マスクの不透明領域は欠陥があっては
ならない。
【0009】5.マスクは、多岐にわたる整合能力を持
たねばならない、例えば、マスクの整合ターゲットは、
例えばヘリウム・ネオン・レーザのプロセス・レーザ波
長および都合のよい整合レーザ波長で検出可能でなけれ
ばならない。
【0010】6.マスクは、実際の検査方式と共用でき
ねばならない、即ち、マスクのパターンは、例えば光学
顕微鏡を使用する検査を可能にする可視光線により明瞭
に検出可能でなければならない。
【0011】7.マスク材料、即ち基板および重合層の
双方は、高いパルス繰返し数、エキシマ・レーザ・アブ
レーションあるいは他の高出力レーザ・プロセスの間典
型的に遭遇する高出力放射の下で安定でなければならな
い。
【0012】例えば、ICチップの製造における光リソ
グラフィに対して使用される如き図1に示す従来技術A
の「クローム・オン・ガラス」マスクは、非構造的透明
ガラスまたは水晶の基板上に不透明パターンを画成する
クロームの薄層(数百オングストローム)からなってい
る。典型的には、これらの形式のマスクは、基板の透明
領域における粒子あるいは微小クラック、および不透明
なクローム層の結果として生じる欠陥を呈することにな
る。
【0013】全て本願の譲受人に譲渡されたChen等
の米国特許第4,490,210号、同第4,490,
211号および同第4,478,677号は、中間ステ
ップを含むメタライズド基板およびガラス材料のレーザ
・エッチングを開示しており、この中間ステップにおい
てエッチングされる材料が選択されたガスへの露出の結
果生じる反応生成物を形成し、この生成物が次に適当な
波長の放射ビームにより蒸着される。多くの材料が、反
応生成物材料を生じる中間ステップの必要なしにレーザ
・エネルギにより直接エッチング可能である。Chen
等の特許は、パターンのクローム・フィルムを載せたU
Vグレード水晶の透明基板/体部を有する如き非接触マ
スクについて記載している。しかし、このようなクロー
ム・マスクは、多くのエッチングまたはアブレーション
のため必要な強さを有するエキシマ・レーザまたは他の
レーザで加工する際に生じる次元のレーザ・エネルギ密
度に耐えることができない。先に定義したマスク要件の
幾つかは満足するが、クロームは選択した波長における
入射レーザ・エネルギの半分も吸収する。このため、1
つのエキシマ・レーザ・パルスがクロームを容易にアブ
レーションして不透明パターンを破壊するおそれがあ
る。
【0014】本願の譲受人に譲渡され参考として本文に
記載されるKirch等の米国特許第4,923,77
2号は、パターン化されたレーザ反射金属を持ちあるい
はその上に被着された誘電コーティングを持つ透明基板
からなる高エネルギ・レーザ・マスクを開示している。
典型的に「誘電体マスク」と呼ばれる、反射率が大きく
耐摩耗性の誘電体コーティングの幾つかの層からなる不
透明パターンを有する透明基板/体部を含む図1に示す
従来技術Bのマスクは、レーザ・エッチング・プロセス
で遭遇するレーザの強さの全範囲に耐えることが可能な
マスクを提供する。例えば、Kirch等は、入射レー
ザ・エネルギの99.9%以上のの反射率を達成するU
Vグレードの合成融解シリカの基板上に被着されたこの
ような誘電体コーティングの多数の層を含む誘電体マス
クを開示している。このような誘電体パターン・マスク
は、約6J/cm2 以下のエネルギ密度に耐えることが
できる。しかし、基板材料中の粒子、または誘電体層の
微小クラックおよびピンホールの結果として生じる欠陥
が存在し得る。Kirch等により論述されたように、
マスクの透明領域における不純物または介在物によるレ
ーザの吸収を避けるためには、UVグレード合成融解シ
リカの如き比較的純度の高い基板材料が要求される。し
かし、高出力のUV線による長期の照射は、ソラリゼー
ション効果によりマスクの透明領域における吸収を誘起
し得る。更に、誘電体は典型的にプロセス・レーザの波
長付近の小さなスペクトル域でのみ放射線を反射するた
め、可視光線で透明であるのが典型的であり、このため
例えば光学顕微鏡を用いる従来の光学系の整合あるいは
検査に対して問題を生じる。
【0015】図1の従来技術Cに示される如き、透明即
ちクリヤな領域を生じる金属シートを貫通状に形成され
た物理的な貫通穴を持つモリブデンまたは鋼鉄の如き材
料から作られる薄い金属シートもまた、エキシマ・レー
ザ・マスクとして広く使用されてきた。しかし、高いエ
ネルギ密度および高いパルス繰返し数では、エネルギの
吸収はマスク材料の過度の発熱を結果として生じ、マス
クの対物面における歪みおよびマスクの早い劣化をもた
らす結果となる。更に、金属のステンシル・マスクは5
0μm以上と比較的厚いため、貫通穴の垂直壁部からの
レーザ・ビームの散乱がビームの収束および像の品質を
低下させる。
【0016】本願の譲受人に譲渡されたBohlen等
の米国特許第4,417,946号は、イオン・エッチ
ング、イオン注入およびX線、イオンおよび電子ビーム
・リソグラフィに適するマスクを開示する。このような
マスクは、マスク・パターンを画成する貫通穴を持つ高
度にドープされた半導体基板上に被着された1つ以上の
金属層を含む。マスク・パターンの開口の領域において
は、基板材料は比較的薄く、これにより入射ビームの散
乱効果を最小限に抑える。高度にドープされた基板材料
は、機械的な安定度を提供する。しかし、先に述べたよ
うに、金属層は、エキシマ・レーザ・アブレーション・
プロセスにおいて一般に遭遇する高いエネルギ密度には
耐え得ない。
【0017】「エキシマ・レーザ・アブレーション用マ
スクおよびマスクを製造する方法(Mask for
Excimer Laser Ablation an
dMethod of Producing Sam
e)」(IBM Technical Disclos
ure Bulletin、第33巻、第1A号、19
90年6月、388〜390頁)において、A.C.T
am等は、膜材を貫通する適当寸法の開口により具現さ
れた透明領域を有するシリコンの薄膜ステンシル・マス
クについて考察している。このマスクの熱的安定度は、
レーザ源に面したマスクの表面を多層反射系でコーティ
ングし、そして(または)メタリック・ゴールド層でア
ブレート処理される材料に面したマスクの表面をコーテ
ィングすることによって増大する。しかし、エキシマ・
レーザ・アブレーション処理中に遭遇する高出力、高繰
返し数の環境では、薄膜は多層反射系を透過した少量の
レーザ放射により生じる発熱、および多層反射系におけ
る残留応力により膜材料に生じる機械的応力の結果とし
て生じる望ましくない酷い曲がりおよび歪みを呈する。
更に、シリコンの薄膜マスクは、高いパルス繰返し数に
曝される時振動する傾向を呈する。マスクの曲がりおよ
び振動の合成効果の結果として生じる非安定的な対物面
は、焦点深さを著しく減じ、散乱効果を生じるおそれが
あり、透過パターンを歪めて劣った像品質をもたらす結
果となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、高精度、高品質の像形成を提供する充分な機械的安
定性を有する材料表面のレーザ処理、例えばエキシマ・
レーザ・アブレーション・プロセスにおいて使用される
透過マスクの提供にある。上記の薄膜ステンシル・マス
クは、対物面の機械的および熱的安定性を除いた理想的
なマスクに対する全ての要件を有効に満たす。薄膜マス
クの熱的安定性は、多層誘電体コーティングで高エネル
ギ・レーザ放射に曝されるマスク表面を被覆することに
より著しく改善され得る。適当な多層誘電体コーティン
グは、入射放射線の99%以上の反射率を達成すること
ができ、これにより多くのレーザ・アブレーション・プ
ロセスに適するステンシル・マスクを提供する。マスク
の歪みおよび振動は実質的に取除くことができ、このた
めマスクを補強し熱の除去を改善する厚膜基板を提供す
ることにより、対物面の機械的安定性が著しく改善され
る。しかし、厚膜を貫通する垂直壁部を持つ開口により
画成される透明マスク領域は、要求される薄い対物面を
提供せず、これにより入射放射線の散乱効果を生じて透
過パターンを歪める。
【0019】
【課題を解決するための手段】安定した対物面を提供す
るため厚膜を用いながら薄い対物面を提供する問題に対
する解決策は、垂直な貫通穴の縁部を円錐状にアンダー
カットすることにより達成される。このように、高品質
の像形成を達成するため貫通穴の付近に薄いマスクの対
物面を提供しながら、歪みを最小限に抑える充分な機械
的剛性を有する厚膜マスクが得られる。
【0020】従って、本発明の原理により構成された透
過マスクは、円錐状にアンダーカットされた貫通穴によ
り画成される透過即ち透明領域と、多層の高反射率の誘
電体基材により画成される非透過即ち不透明領域とを有
する厚膜を含む。このマスクは、マスク基板面の選択領
域に適当なドーパント、ホウ素で厚く、例えば数マイク
ロメータの厚さにドープされた結晶シリコンの如き適当
な基板材料から作られる。周知の手法を用いて、マスク
の透明領域を提供する垂直壁部を持つ貫通穴を有する厚
い膜、例えば40μmの厚さの膜が形成される。等方性
湿式エッチングの特性を用いて、厚膜がその背面からエ
ッチングされて、マスクの透明領域を提供する貫通穴壁
部に円錐状アンダーカット輪郭を提供し、これにより貫
通穴を囲む中間領域に薄い光学面を持ちながら、増加し
た強度および機械的剛性の比較的厚い膜を提供する。最
終段階で、マスクの前面即ち上面が異なる屈折率を持つ
誘電体の交互の層で被覆される。各対の誘電体層は、与
えられた量の入射線を反射し、多数対の層を被着するこ
とにより、入射放射線の99%以上の反射率が達成でき
る。
【0021】誘電体基材により生じる基板膜に対する機
械的応力は、厚いドーピングにより膜に生じる高い引張
り応力により有効に補償される。更に、厚いドーピング
により生じる高い引張り応力は、マスクの膜の「疑似的
冷却」を生じて、マスクの膜とマスクのフレーム間に例
えば70℃の大きな温度差に対してさえ、マスクの膜の
歪みを最小化し剛性を増す。マスク膜の大きな温度差
は、誘電性コーティング基材の高い反射率と、薄い対物
面領域を囲む厚い膜による有効な熱の除去とによって最
小限に抑えられる。このため、本発明の開示された円錐
状アンダーカット誘電性ステンシル・マスクは、歪みお
よび高い振動振幅を最小限に抑える充分な強さと機械的
剛性の厚い膜を提供すると同時に、高い品質の像形成の
ための所定の薄い対物面を提供する。
【0022】
【実施例】まず図2において、本発明の原理により構成
された薄膜ステンシル・マスク1の一部が示される。適
当な材料、望ましくは結晶シリコンの如き結晶ウエーハ
の基板から作られたマスク1は、底部即ち背面に形成さ
れた1つ以上のたらい状の凹部6を有し、このマスクま
たは一連のマスク1を用いて形成される構造部即ち回路
の相対的寸法に対応する横方向寸法を持つ薄膜3を形成
するウエーハの比較的薄い領域を提供するする比較的厚
い基板2を含む。基板の縁部即ち基板におけるマスク領
域を分離するリブを画成する基板2の残りの更に厚い部
分9は、薄膜3を支持するマスクのフレーム部材を形成
する。所要のマスク・パターンは、垂直壁部を持ち薄膜
3を貫通して延長する一連の開口即ち穴5により画成さ
れる。マスクの上面即ち前面は、対をなす誘電体の多層
7で被覆されてマスク・パターンの不透明領域4を画成
する高反射率面を提供する。
【0023】以下において更に詳細に述べるように、望
ましい一実施態様では、マスク10は、周知のフォトリ
トグラフ・エッチング法を用いて結晶シリコン・ウエー
ハから作られる。第1のステップにおいて、シリコン・
ウエーハ2の頂面は、2乃至3μmの深さまで適当なド
ーパントでドープされて、薄膜3の厚さを画成して、誘
電体コーティング7により生じる機械的応力を補償する
薄膜3における高い引張り応力を誘起するエッチング・
ストップとして働く厚くドープされた層8を形成する。
凹部6は、シリコン・ウエーハ2の裏側を湿式エッチン
グを行うため等方性エッチング法を用いて形成される。
シリコン・ウエーハの湿式エッチングは、ドープ層8の
境界で終り約2〜3μmの厚さを持つ薄膜3を形成す
る。等方性乾式エッチング法により二酸化ケイ素マスク
層(図示せず)を用いて、シリコン薄膜3が前面からエ
ッチングされてこの薄膜を貫通して凹部6まで延長する
開口5を形成する。最後のシーケンスで、薄膜3の前面
は対をなす誘電体の多層で被覆されて薄膜3の残りの表
面領域を覆う1〜2μmの厚さを持つ反射コーティング
を形成し、これにより所要のマスク・パターンの不透明
領域4を画成する。
【0024】上記の膜のステンシル・マスクは、約3〜
5μmの厚さの剛性のある対物面を有する高解像度のレ
ーザ・エッチング・マスクを提供する。高反射率の誘電
体コーティングは、薄膜による入射レーザ放射線の吸収
を最小化することにより薄膜の発熱を最小限に抑える。
しかし、高出力、高パルス繰返し数の環境においては、
誘電体コーティングにより透過されるマスク面に入射す
る放射線の小さな部分でも薄膜の望ましくない発熱を生
じるには充分である。更に、シリコン薄膜は、高いパル
ス繰返し数に曝されると振動を生じる傾向を呈する。
【0025】先に述べたように、パターン化された誘電
体マスクを有する薄膜ステンシル・マスクは多くの用途
に適する優れた熱的および機械的な特性を提供するが、
高出力、高繰返し数の環境においては、熱的および機械
的な両特性は低下する。あるいはまた、高出力、高い繰
返し数の環境での使用に適する望ましいマスクは、所要
のマスク・パターンが厚膜を貫通して延長する複数の開
口により画成され、厚膜の熱的および機械的特性と共に
開口にすぐ接するマスク領域における薄膜の光学的特性
を提供する円錐状のアンダーカットされた壁部を持つ厚
膜を含む。
【0026】次に図3において、本発明の原理に従って
構成された厚膜の円錐状アンダーカットされたステンシ
ル・マスク10の一部が示される。適当な材料、望まし
くは結晶シリコンの如き結晶ウエーハから作られたマス
ク10は、底部即ち背面に形成された1つ以上のたらい
状の凹部16を持つ比較的厚い基板11を含み、このよ
うなマスクまたは一連のマスク10を用いて作られる構
造部即ちチップの相対的寸法と対応する横方向寸法を持
つ厚膜13を形成する比較的薄いシリコン部分を提供す
る。基板11の比較的厚い部分は、厚膜部分13を支持
するマスクのフレーム部材を形成する。この厚い支持マ
スク・フレームの厚さは200乃至1,000μmの程
度でよいが、厚膜部13は35乃至40μm程度の厚さ
を有することが望ましい。厚膜部13を貫通して延長す
る複数の開口21は、マスク10を用いて生じる所要の
エッチング・パターンの側面形状を画成する。開口21
は、厚膜部を短い長さ貫通して延長する垂直側壁部22
を持ち厚膜部13を残りの長さだけ貫通して延長する円
錐状側壁部23と交差するように厚膜部13に形成され
る。円錐状側壁部23は、垂直側壁部22により画成さ
れる薄い光学面を提供しながら厚膜マスクを使用するこ
とを可能にする。マスク10の頂面即ち前面は、多層の
誘電体で被覆されてエッチング・パターンの不透明領域
19を画成する高反射率の面を提供する。誘電体コーテ
ィング19は、入射放射線の99%以上の反射を生じ得
る。誘電体コーティング19の厚さを含む垂直側壁部2
2は、使用される放射線波長に対する焦点深さ以内の望
ましくは3乃至4μmの長さだけ厚膜部13ないに延在
する。基板11の表面に形成された高度にドープされた
層17は、疑似的冷却を生じて誘電体コーティング19
により生じる機械的応力を補償し、垂直側壁部22を画
成するエッチング・ストップとして働くように、厚膜部
13に高い引張り応力を生じる。多くの種類の動作に適
するが、本発明の厚膜ステンシル・マスクはエキシマ・
レーザ・アブレーション・プロセスのための投影系に使
用されることが望ましい。
【0027】次に図4乃至図11に関して、本発明によ
るステンシル・マスクを製造する望ましい方法について
述べる。ステンシル・マスク10の製造方法で使用され
る種々のステップについては、フォトリトグラフ・マス
キング技術において周知であるため、詳細には記述しな
い。このステンシル・マスクの製造に容易に適合し得る
別の方法は、本願の譲受人に譲渡された米国特許第4,
256,532号および前掲の同第4,417,946
号で詳細に提示されている。
【0028】図4に示されるように、200乃至1,0
00μmの厚さを持つ(100)結晶学的面にカットさ
れた初期シリコン・ウエーハ31が、前および裏の両面
37、39でそれぞれ約1乃至3μmの深さに厚くホウ
素ドープされる。このホウ素ドーピングは、ブランケッ
ト・ホウ素カプセル拡散法の如き周知の方法であり、界
面35に例えば1×1020原子/cm3 のドーピング・
レベルを提供する。ウエーハの前面37および後面39
はそれぞれ高度に研磨されるのが典型的である。
【0029】次に、図5に示される厚さが約2μmの二
酸化ケイ素層41が、シリコン・ウエーハ31の前およ
び後の両面37、39上にそれぞれ形成される。二酸化
ケイ素層41は、シリコン・ウエーハ31に生じる歪み
および応力を最小化するため、従来のスパッタ・デポジ
ションあるいは化学気相成長の如き非熱的成長法により
被着されることが望ましい。次に、従来のフォトリトグ
ラフ・エッチング法を用いて、フォトレジスト層43が
生成され、片縁エッチング・ツールを用いる二酸化ケイ
素層41の湿式エッチングが行われて、基板31の後面
39上にマスクを形成する。このように形成された二酸
化ケイ素マスクの開口は、基板31の後面に形成される
べきたらい状の凹部16のパターンを画成するように働
く。
【0030】凹部16は、シリコン・ウエーハの後面に
湿式エッチングを施す等方性エッチング手法を用いて基
板31に形成される。シリコン・ウエーハの湿式エッチ
ングは、シリコン・ウエーハの後面39から例えば約4
0μmで止められて、厚膜部13とマスク・フレーム部
15とを形成する。等方性エッチングは、凹部16が形
成される間シリコンの望ましくない側方エッチングを最
小限に抑える。
【0031】図6および図7に示されるように、シリコ
ン・ウエーハの前面37上の二酸化ケイ素層41はフォ
トレジスト層45で被覆される。先に述べたように、同
様な方法でフォトレジスト層45が生成されて、二酸化
ケイ素層41が片縁エッチング・ツールにおいて湿式エ
ッチングが施され、二酸化ケイ素層41中にマスクを形
成する。二酸化ケイ素マスクにおける開口47は、厚膜
部13に形成される所要のマスク・パターンを画成する
よう働く。反応性イオン・エッチング(RIE)の如き
等方性乾式エッチング法を用いて、シリコンが前面37
からエッチングされて、厚膜部13を経てパターン領域
47における凹部16に延長する開口49を形成する。
このRIE乾式エッチング・プロセスは、垂直な側壁の
輪郭をもつ貫通穴49を結果として生じる。
【0032】図8、図9および図10に示されるよう
に、次に等方性湿式エッチング法を用いて貫通穴49に
対して円錐状にアンダーカットされた側壁部輪郭を形成
する。結晶シリコンの等方性は、例えば62℃の10−
モルKOH溶液中で種々に表示される結晶面に対して、
ER(110)が約0.6μm/分として下式の如き一
般的なエッチング速度(ER)を提供する。即ち、ER
(110)=2×ER(100)=120×ER(11
1)。
【0033】エッチング溶液に浸漬される時、(図7に
示される如き)垂直壁部52即ち(110)面は最も速
く腐食するが、厚膜の後面51即ち(100)面は僅か
に半分の速さで腐食し、これにより厚膜13が更に薄く
なることを防止する。(110)および(100)面の
エッチング速度は、(111)面の実質的にゼロのエッ
チング速度との組合わせで、(111)面に平行な所要
の円錐状側壁部55の形成をもたらす。シリコン・ウエ
ーハの前面37からの湿式エッチングは、二酸化ケイ素
層41により防止される。厚くドープされたシリコンは
湿式エッチング溶液ではエッチングされないため、貫通
穴49は厚膜の前面37に垂直リップ53を維持し、こ
のため本文で先に述べたリソグラフィおよびRIE処理
ステップの間画成される如き所要のマスク・パターンを
保持する。厚くドープされた前面37は、マスクの対物
面を呈し、シリコン基板におけるホウ素ドーピング深さ
と略々等しい厚さを有する。
【0034】斜めの面即ち(111)面の非常に遅いエ
ッチングの結果生じる側方のアンダーエッチング即ちア
ンダーカットは、比較的小さなアンダーカット長さ57
をもたらす結果となり薄い対物面を提供し、各貫通穴4
9に対する所要の円錐状のアンダーカット・エッチング
輪郭を提供する。図10に示されるように、等方性湿式
エッチング法は、(111)面の配向により定まるアン
ダーエッチング・パターンを生じる。特に、結晶シリコ
ンの場合は、略々矩形状のアンダーエッチング・パター
ンが円形開口を含むマスク開口の周囲に結果として生じ
る。本例では、アンダーカット57は約0.4μmであ
る。L<2×D×TAN(θ)である隣接する貫通穴4
9間の水平長さLをもつマスク・パターン構造では、隣
接する貫通穴を分離する膜の厚さはDより小さくなる
(但し、Dは厚膜部13の厚さ、θは垂直からの円錐状
側壁部55の角度である)。膜の厚さにおけるこのよう
な局部的な変化は、その相対面積が非常に小さいため一
般に問題とならない。シリコン基板13は、シリコンが
(100)結晶学的配向を呈する時、円錐状壁部55が
垂直に対して35.26°の角度θをなすように腐食す
る。
【0035】最終ステップにおいて、図10に示される
ように、円錐状壁部55を含む厚膜13の後面51が前
面37と同じ濃度にホウ素ドープされて、厚膜13の前
および後の両面に対称的なドーピングを提供する。次
に、二酸化ケイ素層41が周知の方法で厚膜13の前面
37、後面39から剥ぎ取られ、前面37が誘電材61
で被覆されて厚膜13の表面域を覆う反射コーティング
を形成し、これによりマスク・パターンの不透明領域を
画成する。
【0036】誘電材61は、異なる屈折率を持つ材料の
隣接層からなる高い反射率の耐摩耗性誘電体コーティン
グである。膜の4分の1波長の屈折率が下の層のそれよ
り大きければ、これらの層に入射する光の実質量が反射
されることになる。このため、各対の誘電体層が与えら
れた量の入射放射線を反射することになる。このよう
に、多くの層を被着させることにより、所要の反射率が
得られる。被着される層数は、意図される用途に依存す
る。例えば、2μm程度の合計厚さとなる約20層の二
酸化ケイ素と酸化ハフニウムの交互層の誘電材は、24
8nmの波長の入射放射線の99%以上の反射率を提供
する。高い屈折率の材料は、酸化ハフニウム、酸化スカ
ンヂウム、酸化アルミニウムまたはフッ化タリウムであ
る。低い屈折率の材料は、二酸化ケイ素およびフッ化マ
グネシウムである。これらの材料は、事例として引用さ
れ、リストは網羅的なものは意図しない。
【0037】次に図12において、先に述べた如き円錐
状にアンダーカットされたステンシル・マスク63が、
基板65の表面の直接エッチングのための投影システム
において使用される状態で示される。入射放射線69
は、開口71を経てレンズ系67に進むことができ、こ
れにより基板65の表面上に開口71により画成される
所要のパターンで像形成される。マスクの不透明領域7
3に入射する放射線69は、誘電体コーティングにより
反射されてエネルギ吸収を最小化し、その結果の厚膜7
5の発熱を最小化する。開口71のアンダーカット・エ
ッチング輪郭は、開口71の付近に薄い対物面を有効に
提供する一方、角度を付した円錐状側壁部77は開口7
1を透過した放射線の散乱を最小限に抑える。
【0038】誘電体を被覆したマスクは、6J/cm2
程度の入射エネルギ密度に耐えることができ、このため
レーザ投射目的のために理想的なマスクを提供する。こ
のようなレーザ投射システムにおいては、本発明のマス
クは1μm以下の小さな寸法を持つ構造を提供すること
ができる。例えば、5対1の縮小投射システムにおいて
は、最大寸法が5μmの開口71が、最大寸法で1μm
の基板65の表面に構造部を生じる。化学的破壊に対し
て耐えかつこれを浸透させないため、誘電体被覆マスク
は、レーザ照射により誘起されるデポジションおよびエ
ッチングの如き他の用途にも使用することができる。更
に、誘電体層の組成および配置は、所要の反射率レベル
および意図される目的に対する化学的安定度を提供する
ように選定することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、歪みおよび高い振動振幅を最
小限に抑える充分な強さと機械的剛性の厚い膜を提供す
ると同時に、高い品質の像形成のための所定の薄い対物
面を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々の従来技術のマスク構造を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の原理による薄膜マスクの一部を示す断
面図である。
【図3】本発明の原理による円錐状アンダーカット薄膜
マスクの一部を示す断面図である。
【図4】本発明の望ましい実施態様による製造中のマス
ク構造の一部を示す断面図である。
【図5】本発明の望ましい実施態様による製造中のマス
ク構造の一部を示す断面図である。
【図6】本発明の望ましい実施態様による製造中のマス
ク構造の一部を示す断面図である。
【図7】本発明の望ましい実施態様による製造中のマス
ク構造の一部を示す断面図である。
【図8】本発明の望ましい実施態様による製造中のマス
ク構造の一部を示す断面図である。
【図9】本発明の望ましい実施態様による製造中のマス
ク構造の一部を示す断面図である。
【図10】本発明の望ましい実施態様による製造中のマ
スク構造の一部を示す断面図である。
【図11】本発明の望ましい実施態様による製造中のマ
スク構造の一部を示す断面図である。
【図12】投影システムに使用される図2に示されるマ
スクを示す断面図である。
【符号の説明】
1 マスク 2 シリコン・ウエーハ(比較的厚い基板) 3 薄膜 4 不透明領域 5 開口 6 凹部 7 誘電体コーティング 8 ドープ層 10 ステンシル・マスク 11 比較的厚い基板 13 厚膜部 15 マスク・フレーム部 16 たらい状の凹部 19 誘電体コーティング(不透明領域) 21 開口 22 垂直側壁部 23 円錐状側壁部 31 初期シリコン・ウエーハ 35 界面 37 前面 39 後面 41 二酸化ケイ素層 43 フォトレジスト層 45 フォトレジスト層 47 パターン領域 49 貫通穴 51 後面 52 垂直壁部 53 垂直リップ 55 円錐状側壁部 57 アンダーカット 61 誘電材 63 ステンシル・マスク 65 基板 67 レンズ系 69 入射放射線 71 開口 73 不透明領域 75 厚膜 77 円錐状側壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハード・エリッヒ・ヴォルボルド ドイツ国ディー−7037 マグシュタッ ト、ヴァルドシュトラッセ 38 (72)発明者 ヴェルナー・ザプカ ドイツ国、ガートリンゲン7034 リッテ ルシュトラッセ 29 (56)参考文献 特開 昭62−106625(JP,A) 特開 昭55−161242(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高エネルギ放射線と共に使用されるマスク
    において、 第1の表面及び第2の表面を有し、マスク全体を支持す
    るに十分な厚さの半導体基板であって、前記第2の表面
    のマスクの開口があけられる部分において凹部が形成さ
    れて前記厚さより薄い開口形成部を与える半導体基板
    と、 前記基板の第1の面上に形成された高反射性の少なくと
    も1対の誘電性層であって、互いに異なる屈折率の誘電
    性層より成るものと、 前記誘電性層を貫いて開口形成部に形成された少なくと
    も1つの開口と、 より成り、 前記開口は前記開口形成部を貫通して延在し、該開口
    は、前記第1の面に隣接する実質的に垂直の側壁部及び
    これに続いて前記凹部に向かって開く円錐状側壁部を有
    し、前記開口の垂直側壁部がマスク対物面の開口を与
    え、前記円錐状側壁部が前記垂直側壁部を透過した放射
    線の散乱を制限することを特徴とするマスク。
  2. 【請求項2】前記垂直側壁部が、前記誘電性層および前
    記第1の面を貫通して前記基板における第1の予め定め
    た深さまで延長することを特徴とする請求項1記載のマ
    スク。
  3. 【請求項3】前記基板が、前記第1の面にドープされた
    層を含み、該ドープ層は、ドープ層下方の基板よりも高
    いドーパント不純物濃度を前記基板における前記第1の
    予め定めた深さまで有することを特徴とする請求項2記
    載のマスク。
  4. 【請求項4】前記誘電性層が1対の誘電体を含み、該層
    が第1の材料のコーティングと該第1の材料と重合する
    第2の材料のコーティングとを含み、該第2の材料の屈
    折率が前記第1の材料の屈折率より大きいことを特徴と
    する請求項1記載のマスク。
  5. 【請求項5】高エネルギ放射線と共に使用されるマスク
    を製造する方法において、 平坦な半導体基板の第1の面にドープ層を形成し、該ド
    ープ層は、ドープ層下方の基板より高い濃度のドーパン
    ト不純物を第1の予め定めた深さまで有し、 前記第1の面上に第1のマスキング層を、また前記基板
    の該第1の面と反対側の第2の面上に第2のマスキング
    層を形成し、該第1のマスキング層は所要のマスク・パ
    ターンを画成し、 前記第2のマスキング層を貫通して少なくとも1つの開
    口を形成して前記第2の面の選択された部分を露出しか
    つ該選択部分をエッチングして、前記基板に少なくとも
    1つの凹部を第2の予め定めた深さに形成し、前記凹部
    と前記第1の面間に残る基板材料が隔膜を形成し、 前記隔膜を前記第1のマスキング層を貫通してエッチン
    グを施して前記所要のマスク・パターンで複数の開口を
    形成し、該開口は前記隔膜を貫通して前記凹部まで延長
    し、 前記隔膜を等方性エッチングを施して前記厚くドープさ
    れた層をアンダーカットし、前記アンダーカット層から
    前記凹部まで延長する外側に傾斜する開口側壁部を形成
    して、前記隔膜を貫通する前記開口に対する略々円錐状
    の側壁部を画成し、 前記第1および第2のマスキング層を除去し、 互いに異なる屈折率の誘電性層より成る少なくとも1対
    の高反射性誘電性層を前記第1の面に付着させるステッ
    プを含むことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】ターゲット基板をレーザ処理する方法にお
    いて、 高エネルギ放射ビームを生成し、 前記ターゲット基板の手前に所要の処理パターンを画成
    する透過マスクを位置決めし、前記高エネルギ放射ビー
    ムは前記透過マスクに入射し、該マスクは、 第1の表面及び第2の表面を有し、マスク全体を支持す
    るに十分な厚さの半導体基板であって、前記第2の表面
    のマスクの開口があけられる部分において凹部が形成さ
    れて前記厚さより薄い開口形成部を与える半導体基板
    と、 前記基板の第1の面上に形成された高反射性の少なくと
    も1対の誘電性層であって、互いに異なる屈折率の誘電
    性層より成るものと、 前記誘電性層を貫いて開口形成部に形成された少なくと
    も1つの開口と、 より成り、 前記開口は前記開口形成部を貫通して延在し、該開口
    は、前記第1の面に隣接する実質的に垂直の側壁部及び
    これに続いて前記凹部に向かって開く円錐状側壁部を有
    し、前記開口の垂直側壁部がマスク対物面の開口を与
    え、前記円錐状側壁部が前記垂直側壁部を透過した放射
    線の散乱を制限するものであることを特徴とする方法。
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