JP2527873B2 - 光伝送システムの故障切分け装置 - Google Patents

光伝送システムの故障切分け装置

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JP2527873B2
JP2527873B2 JP799092A JP799092A JP2527873B2 JP 2527873 B2 JP2527873 B2 JP 2527873B2 JP 799092 A JP799092 A JP 799092A JP 799092 A JP799092 A JP 799092A JP 2527873 B2 JP2527873 B2 JP 2527873B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光伝送システムにお
いて、電気通信設備が故障か、ユーザ設備が故障かを簡
便に検知し、故障箇所を詳細に検知し得る故障切分け装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光パルス試験装置、光合分岐器および光
パルス反射器を用いて、光伝送路と局外側伝送装置との
故障切分けを行なう方法として、従来、特願平2−23
2734号に記載されている方法がある。
【0003】図10は特願平2−232734号に記載
されている方法を説明するための図であり、符号1は局
内側伝送装置、1aは局内側伝送装置の電気回路部、1
bは発光素子、電気信号を光信号へ変換する電気回路お
よび光ファイバと発光素子結合部からなる局内側伝送装
置の光源部、1cは受光素子、光信号を電気信号へ変換
する電気回路および光ファイバと受光素子結合部からな
る局内側伝送装置の受光部、2は送信側局内光ファイ
バ、3は送信側局外光ファイバである。
【0004】また、同図において、4は局外側伝送装
置、4aは局外側伝送装置の電気回路部、4bは発光素
子、電気信号を光信号へ変換する電気回路および光ファ
イバと発光素子結合部からなる局外側伝送装置の光源
部、4cは受光素子、光信号を電気信号へ変換する電気
回路および光ファイバと受光素子結合部からなる局外側
伝送装置の受光部、5は端末機器、6aは光パルスを遮
断し、かつ光パルスを進行方向に対して反対方向へ反射
する光フィルタ型切分け器、6bは通信光を透過して試
験光を遮断し、かつ光パルスを反射しない光フィルタで
ある。
【0005】また、同図において、7は受信側局外光フ
ァイバ、8は受信側局内光ファイバ、9は光合分岐器、
10は光スイッチ、11は光パルス試験装置、12はC
PU(中央処理装置)、13はデータベース、14はL
I点(電気通信設備・ユーザ設備分界点)、15はT点
(ユーザ・網分界点)、16はV点(交換機・伝送装置
分界点)である。
【0006】光パルス試験装置11は光スイッチ10お
よび光合分岐器9を介して通信光と異なる波長の光パル
スを送信側局外光ファイバ3または受信側局外光ファイ
バ7内に挿入し、光フィルタ型切分け器6aの反射光パ
ルス量(光レベル)と位置を検知する。そして、正常な
状態時の上記送信側局外光ファイバまたは受信側局外光
ファイバについて予め測定していた上記反射光パルスの
光レベルまたは位置をデータベース13からCPU12
に読み込み、これらと上記検知した光レベルおよび位置
とを比較の結果、光レベルまたは位置に変動が生じてい
る場合には、上記光ファイバに故障ありと判定し、かつ
故障位置を決定し、他方、変動が生じていない場合には
上記光ファイバに故障なしと判定することにより、光伝
送路と局外側伝送装置との故障切分けを行なう。
【0007】一方、局内側伝送装置1および局外側伝送
装置4の試験を行なう方法としては、回線レベルのルー
プバック試験が提供されており、図11はこの方法を説
明するための図である。この図において、従来の光伝送
路と局外側伝送装置の故障切分け(図10)の各部に対
応する部分には、同一符号を付して、これらの説明を省
略する。図11において、符号18はディジタル交換
機、19はループ1折り返し点、20は送信側光ファイ
バ、21は受信側光ファイバ、22は送信側光ファイバ
20内に送信されている送信側警報、23は受信側光フ
ァイバ21内に送信されている受信側警報、24はルー
プ1、25はループ2である。ループ1(24)は局内
側伝送装置1のループバック試験である。
【0008】しかしながら、現状では光源部1bおよび
受光部1cを含めた光レベルでのループバック試験が困
難なため、電気回路部1aでのループバック試験が実施
されている。ループ2(25)はT点15でのループバ
ック試験である。送信側警報22には局内側伝送装置の
電気回路部1aで検出した符号誤り検出信号、符号誤り
率劣化信号および同期外れおよび受光部1cで検出した
受信不能信号に示される受信側回線の異常内容が転送さ
れている。受信側警報23には局外側伝送装置の電気回
路部4aで検出した符号誤り検出信号、符号誤り率劣化
信号および同期外れおよび受光部4cで検出した受信不
能信号に示される送信側回線の異常内容が転送されてお
り、これらの信号の他、T点15の状態を示す警報が転
送されている。したがって、受光部1cおよび電気回路
部1aにおいて受信した受信側警報23の内容により、
送信側回線の故障であるか、受信側回線の故障であるか
の区別が可能である。
【0009】次に、従来技術である光パルス試験装置、
光合分岐器および光パルス反射器を用いて、光伝送路と
局外側伝送装置との故障切分けを行なう方法とパルス試
験装置、回線レベルのループバック試験および警報転送
の提供により、故障切分けを実施した場合のフローを図
12および図13に示して説明する。局内側伝送装置か
らのアラームまたは通信サービスユーザからの通知によ
り、光伝送システムに異常が発生したことを検知すると
(ステップSA1)、検査者は故障回線に対してループ
2(25)試験を実施し(ステップSA2)、該試験結
果が正常であるか否かを判断する(ステップSA3)。
【0010】上記ステップSA3の判定において、「Y
ES」の結果が得られたとき、交換機18からT点(1
5)までの設備が正常、すなわち端末機器5が故障と判
定する(ステップSA4)。一方、ステップSA3にお
ける判定において、「NO」の結果が得られた時、すな
わち、交換機18からT点(15)までの設備に異常が
あると判定した場合には、ステップSA5へ進み、故障
回線に対してループ1(24)の試験を実施した後、該
試験結果が正常であるか否かを判定する(ステップSA
6)。
【0011】上記ステップSA6の判定において、「N
O」の結果が得られたとき、ディジタル交換機18から
ループ1(24)折り返し点19までの設備が故障、す
なわち、ループ1折り返し点19からT点15が正常と
判定する(ステップSA7)。一方、ステップSA6の
判定において、「YES」の結果が得られたときには、
ステップSA8へ進み、局内側伝送装置1の電気回路部
1aおよび受光部1cにおいて受信側警報23を検知し
た後、光伝送システムの異常が送信側回線にあるか受信
側回線にあるかを判定する(ステップSA9)。
【0012】上記ステップSA9の判定において、「Y
ES」の結果が得られた時、すなわち、異常が送信側回
線にあると判定した時、パルス試験装置11により、送
信側局外光ファイバ3の試験を実施する(ステップSA
10)。次に、ステップSA11において、上記試験の
結果、送信側局外光ファイバ3が故障か否かを判定す
る。ステップSA11において、「YES」の結果が得
られたときには、上記送信側局外光ファイバ3が故障と
判定する(ステップSA12)。
【0013】一方、ステップSA11において、「N
O」の結果が得られたときには、局内側伝送装置の光源
部1b、送信側局内光ファイバ2、局外側伝送装置の受
光部4c、または電気回路部4aのいずれかが故障であ
ると判定する(ステップSA13)。
【0014】一方、ステップSA9において、「NO」
の結果が得られたとき、すなわち、局内側伝送装置の受
光部1cが光信号を受信できないか、あるいは符号誤り
劣化の発生による受信側回線の故障であることを認識し
た場合には、図13に示すステップSA14へ進み、検
査者はパルス試験装置11により、受信側局外光ファイ
バ7の試験を実施する。
【0015】次に、ステップSA15において、上記試
験の結果に基づいて、受信側局外光ファイバ7が故障で
あるか否かを判定する。該ステップSA15において、
「YES」の結果が得られたときには、上記受信側局外
光ファイバ7が故障と判定する(ステップSA16)。
一方、ステップSA15において、「NO」の結果が得
られたときには、局内側伝送装置の受信部1c、受信側
局内光ファイバ8、局外側伝送装置の光源部4b、また
は電気回路部4aのいずれかが故障であると判定する
(ステップSA17)。
【0016】したがって、従来の技術を用いた方法によ
れば、故障の原因がループ1折り返し点19より交換機
側か、局外光ファイバ区間か、端末機器のいずれかにあ
る場合には故障切分けが可能である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、ループ1折り返し点19から光合分岐
器9までの区間または局外側伝送装置4に故障がある場
合には、自動故障切分けができない。また、局内側伝送
装置の光源部1bおよび受光部1cの自動故障切分けも
できない。この結果、図11に示すように、光伝送シス
テム系の中で、局内側伝送装置の光源部1bおよび送信
側局内光ファイバ2と、局内側伝送装置の受光部1cお
よび受信側局内光ファイバ8と、局外側伝送装置4の3
ヵ所のうち、いずれかが故障した場合には、故障が電気
通信設備側であるかユーザ設備側であるかの自動故障切
分けができず、人手に頼らざるを得なかったという問題
を生じた。
【0018】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、光伝送システムにおいて、光伝送路と局外側伝
送装置との故障切分けを迅速に、かつ全ての区間の故障
切り分けを実施できる故障切分け装置を提供することを
目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、局内側伝送装置、
光伝送路、局外側伝送装置、ユーザ端末機器からなる加
入者光伝送システムにおいて、前記局外側伝送装置近傍
の光伝送路に設置した光フィルタ型切分け器と、前記光
伝送路の途中に設けた光合分配器と、パルス光を前記光
合分配器を介して前記光伝送路に挿入し、かつ、該パル
ス光の前記光フィルタ型切分け器による反射光を、前記
光合分配器を介して取り込み、該反射光の位置または量
のいずれか一方を、それに対応する、前記光伝送路の正
常時に測定した前記反射光の位置または量と比較するこ
とにより、前記光伝送路の故障の有無を判定する光パル
ス試験装置と、前記局内側伝送装置または前記局外側伝
送装置から前記光伝送路上に送信されている光信号を、
前記光合分配器を介して取り込み、該光信号に含まれる
警報信号または符号誤り率異常信号の少なくとも一方を
検出する光信号監視装置と、前記光パルス試験装置の故
障判定結果および前記光信号監視装置の信号検出結果に
基づいて、前記加入者光伝送システムを構成する各設備
間における故障発生箇所の判定を行う判定手段とからな
ることを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明によれば、パルス光を光合
分配器を介して光伝送路に挿入し、かつ、該パルス光の
光フィルタ型切分け器による反射光を、光合分配器を介
して取り込み、該反射光の位置または量のいずれか一方
を、それに対応する、光伝送路の正常時に測定した反射
光の位置または量と比較することにより、光伝送路の故
障の有無を判定する。また、局内側伝送装置または局外
側伝送装置から光伝送路上に送信されている光信号を、
光合分配器を介して取り込み、該光信号に含まれる警報
信号または符号誤り率異常信号の少なくとも一方を検出
する。そして、光パルス試験装置の故障判定結果および
光信号監視装置の信号検出結果に基づいて、加入者光伝
送システムを構成する各設備間における故障発生箇所の
判定を行う。
【0021】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。 (第1実施例)図1は、この発明の第1実施例を説明す
る図であって、この図において、従来の光伝送路と局外
側伝送装置の故障切分け(図1)の各部に対応する部分
には、同一符号を付して、これらの説明を省略する。図
1において、符号17はフレームモニタ装置であり、局
内側伝送装置1または局外側伝送装置4から送信される
警報信号または符号誤り通知信号をモニタして、そのモ
ニタ結果を処理する装置である。図2はフレームモニタ
装置17の構成図であり、符号26は受光部、27は警
報検出部、28は警報処理部、29はクロック供給部、
30は光ファイバ、符号10Aは光スイッチ10のヘッ
ド部である。
【0022】次に図1および図2を参照して動作を説明
する。CPU12は、フレームモニタ装置17、光パル
ス試験装置11、光スイッチ10およびデータベース1
3を制御し、かつフレームモニタ装置17および光パル
ス試験装置11からの測定結果と当該のデータベースか
ら読み出したデータとを組み合わせて故障箇所の判定を
実施して表示する。
【0023】局外側伝送装置4からの警報信号をモニタ
する場合は、先ずCPU12により光スイッチ10の入
出力端子Aと入出力端子aとを接続する。これにより、
局外側伝送装置光源部4bからの光信号を光合分岐器
9、および光スイッチ10を介してフレームモニタ装置
の受信部26で受信できる。次に該受信部26は局外側
伝送装置4とフレーム同期をとる。フレーム同期をとる
にあたって必要なクロックはクロック供給部29から供
給される。フレーム同期をとった後に、フレームモニタ
装置17は警報検出部27によりフレーム内に構成され
ている警報信号および符号誤り信号を検出する。
【0024】また、局外側伝送装置4の光源部4bまた
は受信側局外光ファイバ7の故障により、光信号が受信
部26に受信されない場合においても上記警報検出部2
7はその状態を検出する。次に警報検出部27で検出さ
れた結果は警報処理部28へ転送される。該警報処理部
28は検出結果が警報および受信部26の受信不能の状
態の場合、上記転送内容と故障内容を同定してCPU1
2に送信する。
【0025】一方、検出結果が符号誤り信号の場合、す
なわち、故障程度が伝送不能状態ではなく、伝送品質レ
ベルであるとき、警報処理部28は警報検出部27から
送信される符号誤り信号を、一定の時間計測して符号誤
り率を計測した後、該計測結果が所要の伝送品質を満足
している場合「正常」の結果をCPU12へ送信して、
該結果が満足していない場合は「故障」の結果をCPU
12へ送信する。
【0026】CPU12はフレームモニタ装置17から
送信された試験結果を基に、次の動作指示または故障切
分け結果の表示を行う。該次の動作が局内側伝送装置1
の警報または符号誤り通知信号のモニタの場合は、CP
U12は光スイッチ10に入出力端子Aとの接続を指示
し、フレームモニタ装置17に試験指示を行う。この場
合、フレームモニタの動作は前述した局外伝送装置4の
モニタ動作と同様である。
【0027】次に光伝送システムに故障が発生した場合
にフレームモニタ装置17でモニタしている信号につい
て説明する。フレームモニタ装置17が局外側伝送装置
の光源部4bからの警報をモニタするとき、警報には局
外側伝送装置の受光部4cの状態、およびT点15の状
態を示す信号が含まれる。局外側伝送装置の受光部4c
の状態はさらに受信不能、符号誤り故障レベルに区分さ
れ、局内側伝送装置1bから局外側伝送装置の受光部4
cおよび電気回路部4aの一部までの設備に故障がある
場合に警報を送信する。
【0028】一方、局外側伝送装置の電気回路部の一部
および光源部4bから受信側局外光ファイバまでの設備
に故障が発生した場合は、フレームモニタ装置17は受
信不能または符号誤り率の劣化状態を把握する。上述か
ら明らかなように、フレームモニタ装置17によれば局
内側伝送装置1と局外側伝送装置4間で通信中に伝送品
質までの状態をモニタでき、かつ光伝送システムが故障
の場合には、故障が送信側か受信側かを切分けることが
できる。さらにユーザ・網分界点15での故障を検知で
きる。
【0029】次に、本発明の故障切分け方法について、
図3および図4のフローチャートを参照して説明する。
局内側伝送装置1からのアラームまたは通信サービスユ
ーザからの通知により、光伝送システムに異常が発生し
たことを検知すると(ステップSB1)、検査者は故障
回線に対してループ2(25)試験を実施し(ステップ
SB2)、該試験結果が正常であるか否かを判定する
(ステップSB3)。該判定において、「YES」の結
果が得られたとき、ディジタル交換機18からT点15
までの設備が正常、すなわち端末機器5およびT点15
が故障(ステップSB4)と判定する。
【0030】一方、上記ステップSB3の判定におい
て、「NO」の結果が得られたとき、すなわち、交換機
18からT点15までの設備に異常があると判定した場
合には、ステップSB5へ進み、故障回線に対してルー
プ1(24)試験を実施し、該試験結果が正常であるか
否かを判定する(ステップSB6)。該判定において、
「NO」の結果が得られたとき、ループ1折り返し点1
9からディジタル交換機18側が故障と判定する(ステ
ップSB7)。
【0031】一方、上記ステップSB6の判定におい
て、「YES」の結果が得られたとき、ディジタル交換
機18からループ1折り返し点までの設備が正常、すな
わちループ1折り返し点19からT点15が故障(ステ
ップSB6)と判定してステップSB8へ進む。ステッ
プSB8ではフレームモニタ装置17を起動して、局外
側伝送装置4からの警報または符号誤りのモニタを開始
する(ステップSB9)。
【0032】警報処理の結果、「正常」と判断した時、
局内側伝送装置の電気回路部1aから局外側伝送装置4
までの区間と局外側伝送装置4から受信側局外光ファイ
バ7までの区間が正常であると判断できる。従って、ス
テップSB10における判定が「YES」の場合には、
故障箇所として考えられる設備は受信側局内光ファイバ
8と局内側伝送装置の受光部1Cであり、フレームモニ
タ装置17により、局内側伝送装置の光源部1bからの
警報をモニタする(ステップSB11)。
【0033】ステップSB11におけるモニタの結果、
正常である場合、すなわち「YES」と判定した場合
(ステップSB12)は光伝送システムには異常がない
と判断できる(ステップSB13)。一方、ステップS
B12において「NO」と判定した場合は局内側伝送装
置の受光部1bまたは受信側局内光ファイバ8が故障と
判定できる(ステップSB14)。
【0034】ところで、ステップSB10において「N
O」と判定したときには、図4に示すステップSB15
へ進み、局外側伝送装置4からの故障内容を解析する。
その解析の結果、「YES」と判定したとき、すなわち
フレームモニタ装置17が受信不能か符号誤り率劣化の
状態を検知したときには、故障箇所として、局外側伝送
装置の電気回路部4a、光源部4bおよび受信側局外光
ファイバ7からなる受信側回線が考えられる。
【0035】従って、光パルス試験装置により受信側局
外光ファイバ7に設置した光フィルタ型切分け器の試験
を開始する(ステップSB16)。その結果、受信側局
外光ファイバ7が正常である場合はステップSB17に
おいて「YES」と判定し、局外側伝送装置の光源部4
bまたは電気回路部4aが故障と判定する(ステップS
B18)。一方、ステップSB17において、「NO」
と判定したとき、受信側局外光ファイバ7が故障(ステ
ップSB19)と切分けられる。
【0036】ところで、前述のステップSB15におい
て「NO」と判定したとき、警報または符号誤りは局外
側伝送装置の光源部1b、送信側局内光ファイバ2、送
信側局外光ファイバ3、局外側伝送装置の受光部4cお
よび回路部4aからなる送信側回線のいずれかの設備が
故障しており(ステップSB20)、先ず故障が局内側
か局外側か切分けるために、フレームモニタ装置17に
より、局内側伝送装置光源部1bからの警報または符号
誤りモニタを開始する(ステップSB21)。該モニタ
の結果、ステップSB22において「NO」と判定した
場合、局内側伝送装置の光源部1bまたは送信側局内光
ファイバ2の故障と切分けできる(ステップSB2
7)。
【0037】一方、ステップSB22において「YE
S」と判定したとき、すなわち、局外側設備が故障と判
定したとき、故障が送信側局外光ファイバ3であるか局
外側伝送装置の受光部4cまたは電気回路部4aである
か切分けるために送信側局外光ファイバに設置した光フ
ィルタ型切分け器6aの光パルス試験を開始する(ステ
ップSB23)。該光パルス試験の結果、「NO」と判
定した場合(ステップSB24)は送信側局外光ファイ
バ3が故障と切分けることができる(ステップSB2
6)。一方、ステップSB24において「YES」と判
定したとき、局外側伝送装置の受光部4cまたは電気回
路部4aが故障と切分けることができる(ステップSB
25)。
【0038】以上の故障切分けフローの説明から明らか
なように、LI点14での故障切分けにおいて、ステッ
プSB4、SB18、SB25はユーザ側設備が故障で
あり、ステップSB7、SB14、SB19、SB2
6、SB27は電気通信設備側の故障であることを示し
ている。ここで、光伝送システムにおいて、従来技術お
よび本発明の第1実施例による故障切分けの可能な領域
の比較を表1に示す。
【表1】 この結果、表1に示すように、本実施例によれば、光伝
送システムの各部における故障切分けができるため、自
動故障切分けができ、従来の技術に比べて確実かつで迅
速な故障切分けができる。このように、第1実施例は、
本発明の故障切分け方法並びに装置構成を示すものであ
って、これにより、電気通信・ユーザ設備分解点におい
て自動的に全ての故障切分けが実現でき、かつ故障箇所
を詳細に判定できる効果がある。
【0039】(第2実施例)図5および図6はこの発明
の第2実施例の動作を説明する図であって、故障切分け
の方法において、フレームモニタ装置17によりT点1
5の状態を試験して、ループ2試験を省略した点が第1
実施例と異なる。故障切分け方法の第2実施例につい
て、図5および図6のフローチャートを参照して説明す
る。
【0040】局内側伝送装置1からのアラームまたは通
信サービスユーザからの通知により、光伝送システムに
異常が発生したことを検知すると(ステップSC1)、
検査者は故障回線に対してループ1(24)試験を実施
し(ステップSC2)、該試験結果が正常であるか否か
を判定する(ステップSC3)。該判定の結果、「N
O」の結果が得られたとき、ループ1折り返し点19か
らディジタル交換機18側が故障と判定する(ステップ
SC4)。
【0041】一方、ステップSC3における判定の結
果、「YES」の結論が得られたとき、ディジタル交換
機18からループ1折り返し点までの設備が正常、すな
わちループ1折り返し点19から端末機器5が故障と判
定してステップSC5へ進む。ステップSC5ではフレ
ームモニタ装置17を起動し、その後、局外側伝送装置
4からの警報または符号誤りのモニタを開始する(ステ
ップSC6)。警報処理の結果、「正常」と判断したと
き(ステップSC7)、局内側伝送装置の電気回路部1
aから局外側伝送装置4までの区間と局外側伝送装置4
から受信側局外光ファイバ7とが正常であると判断でき
る。
【0042】従って、故障箇所として考えられる設備は
受信側局内光ファイバ8と局内側伝送装置の受光部1C
であり、フレームモニタ装置17により、局内側伝送装
置の光源部1bからの警報および符号誤りのモニタを開
始する(ステップSC8)。該モニタの結果(ステップ
SC9)、正常である場合、すなわち「YES」と判定
した場合は光伝送システムには異常がないと判断できる
(ステップSC10)。一方、ステップSC9におい
て、「NO」と判定した場合は局内側伝送装置の受光部
1bまたは受信側局内光ファイバ8が故障と判定できる
(ステップSC11)。
【0043】ところで、ステップSC7において「N
O」と判定したときには、図6に示すステップSC12
へ進み、局外側伝送装置4からの警報および符号誤りの
内容を解析して、その解析の結果、「YES」と判定し
たとき、すなわちフレームモニタ装置17が受信不能か
符号誤り率の劣化状態を検知したときには、故障箇所と
して、局外側伝送装置の電気回路部4a、光源部4bお
よび受信側局外光ファイバ7からなる受信側回線が考え
られる。
【0044】従って、光パルス試験装置11により受信
側局外光ファイバ7に設置した光フィルタ型切分け器6
aの試験を開始して(ステップSC13)、その結果、
受信側局外光ファイバ7が正常である場合はステップS
C14において「YES」と判定し、局外側伝送装置の
光源部4bまたは電気回路部4aが故障と判定する(ス
テップSC15)。一方、ステップSC14において
「NO」と判定したときには、受信側局外光ファイバ7
が故障(ステップSC16)と切分けられる。
【0045】ところで、前述のステップSC12におい
て「NO」と判定したとき、警報または符号誤りは局外
側伝送装置4の光源部4b、送信側局内光ファイバ2、
送信側局外光ファイバ3、局外側伝送装置4の受光部4
c、回路部4aおよび端末機器5のいずれかの設備が故
障しており、先ず端末機器5および局外側伝送装置4が
故障であるか否かを切分けるために、T点15の状態を
示す警報を検知しているか否かを判断する(ステップS
C17)。ステップSC17において「YES」と判定
したときには、すなわち、T点15を挟む電気回路部4
aまたは端末機器5が故障である(ステップSC1
8)。
【0046】一方、ステップSC17において「NO」
と判定したときには、警報または符号誤りは局外側伝送
装置の光源部1b、送信側局内光ファイバ2、送信側局
外光ファイバ3、局外側伝送装置の受光部4cおよび回
路部4aからなる送信側回線のいずれかの設備が故障し
ており(ステップSC19)、次に、故障が局内側か局
外側か切分けるために、フレームモニタ装置17によ
り、局内側伝送装置光源部1bからの警報または符号誤
りモニタを開始する(ステップSC20)。該モニタの
結果(ステップSC21)、「NO」と判定した場合、
局内側伝送装置1の光源部1bまたは送信側局内光ファ
イバ2の故障を切分けできる(ステップSC26)。
【0047】一方、ステップSC21において「YE
S」と判定したとき、すなわち、局外側設備が故障と判
定したときには、故障が送信側局外光ファイバ3である
か局外側伝送装置の光源部4bまたは電気回路部4aで
あるか切分けるために、送信側局外光ファイバに設置し
た光フィルタ型切分け器6aの光パルス試験を開始する
(ステップSC22)。該光パルス試験の結果、「N
O」と判定した場合(ステップSC23)は送信側局外
光ファイバ3が故障と切分けることができる(ステップ
SC25)。一方、ステップSC23において「YE
S」と判定したとき、局外側伝送装置の受光部4cまた
は電気回路部4aが故障と切分けることができる(ステ
ップSC24)。
【0048】以上に述べた故障切分けフローの説明から
明らかなように、第2の実施例は、故障切分けにおい
て、局外側伝送装置4と端末機器5の故障切分けは不能
であるが、LI点14により、ユーザ設備側に故障があ
るか、電気通信設備側に故障があるかの切分けについて
は全ての切分けが可能であり、第1実施例に比べて、ル
ープ2(25)の折り返し試験手順が省略できる効果が
ある。このように、第2の実施例は、ループ2試験を省
略しても電気通信・ユーザ設備分解点において自動的に
全ての故障切分けが実現でき、かつ故障切分けフローを
簡略化することによって切分け時間を短縮できる効果が
ある。
【0049】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
について説明する。図7はこの発明の第3実施例を説明
する図であって、図2の各部に対応する部分には、同一
符号を付してこれらの説明を省略する。図7において、
符号31は光ファイバであり、32は第2受信部、33
は第2警報検出部、10Bは光スイッチ10のヘッド部
Bであり、この第3実施例が上記第1実施例と異なると
ころは、受信部26、警報検出部27で警報をモニタ出
来ない伝送方式については、第2受光部32および第2
警報検出部33によりモニタする点および光スイッチの
ヘッド部を増設している点である。
【0050】この場合、警報処理部28はCPU12か
らの動作指示により、モニタする伝送方式に対応した受
信部および警報検出部からの信号を受信して警報処理を
実施する。また、クロック供給部29は第2の受信部3
2および第2の警報検出部33に対して必要なクロック
を供給する。第3実施例の効果は第1実施例に比べて通
信方式に異なる複数の光伝送システムに対して自動故障
切分けを可能とする点で、他は同じである。
【0051】このように、第3実施例は、本発明の装置
に関するもので、2種類の受信部と警報検出部をフレー
ムモニタ装置に収容することによって、他種類の通信サ
ービスの故障切分けに対応できる効果がある。
【0052】(第4実施例)次に、本発明の第4実施例
について説明する。図8はこの発明の第4実施例を説明
する図であって、図7の各部に対応する部分には、同一
符号を付してこれらの説明を省略する。図8において、
符号34、35、36、37は増設用受信部、38、3
9、40、41は、増設用警報検出部、42は切替光ス
イッチ、43はデータベース用素子パッケージ、10C
は光スイッチのヘッドCであり、この第4実施例が上記
第3実施例と異なるところは、フレームモニタ装置17
に受信部および警報検出部が増設できる構成にした点で
ある。
【0053】上記増設にあたって、技術的には、光スイ
ッチ10のヘッド部(10A、10B、10C)のポー
トに限界があり、それぞれの受信部および警報検出部の
増設にあたって、警報検出部からの信号と警報内容とを
同定するためのデータベースを変更しなければならない
という問題がある。この第4実施例では、上述の問題を
解決するために、光スイッチ10のポートに対してフレ
ームモニタ装置内に切替光スイッチ42を設置して複数
の増設用受信部に光通信路を確保し、光受信部および警
報検出部の増設に対応できるようにし、かつ、警報処理
部28内のデータベースを容易に変更できるように、デ
ータベース用素子パッケージを設置している。特に、警
報処理部28においては、切替光スイッチ42を制御す
る機能を付加した点が異なる。また、クロック供給部2
9は第3、4、5、6の受信部34、35、36、37
および第3、4、5、6の警報検出部38、39、4
0、41に対して必要なクロックを供給する。
【0054】第4実施例の効果は第3実施例に比べて、
新たに通信方式の異なる複数の光伝送システムが適用さ
れた場合に、それらの光伝送システム自動故障切分けを
可能とする受信部および警報検出部を増設できる点で効
果があり、他は同じである。このように、第4の実施例
は、本発明の装置に関するもので、多種類の受信部と警
報検出部をフレームモニタ装置に容易に増設できる効果
がある。
【0055】(第5実施例)次に、本発明の第5実施例
について説明する。図9はこの発明の第5実施例を説明
する図であって、光スイッチ10を多心光コネクタによ
り複数の光ファイバを同時に接続する光スイッチと、接
続された多心コネクタの光ファイバの中から任意の1心
の光ファイバと複数の試験装置から任意の試験装置とを
接続する光スイッチにより構成した点が第1実施例と異
なる。図9において、図1および図7の各部に対応する
部分には、同一符号を付してこれらの説明を省略する。
【0056】図9において、符号44は1×N光スイッ
チ(Nは自然数)、45はL×M光スイッチ(L.Mは
自然数)、46はL×M光スイッチヘッド駆動部、47
Aはヘッド部コネクタA、47Bはヘッド部コネクタ
B、47Cはヘッド部コネクタC、47aはマトリック
ス部コネクタa、47bはマトリックス部コネクタb、
47cはマトリックス部コネクタc、48は1×N光ス
イッチヘッド駆動部でる。
【0057】また、49Aはヘッド部コネクタ、49a
はマトリックス部コネクタa、49bはマトリックス部
コネクタb、50はガイドピン、51はガイド穴、52
aは光ファイバa、52bは光ファイバb、52cは光
ファイバc、53aは光ファイバa、53bは光ファイ
バb、53cは光ファイバc、54は光ファイバケーブ
ル、55は通信光を遮断し、通信光と異なる波長の試験
光を透過する通信光遮断フィルタ、56はCPU12に
より、1×N光スイッチ44、L×M光スイッチ45、
光パルス試験装置11、およびフレームモニタ装置17
を制御する制御線である。
【0058】次に、第5実施例の動作について図9を参
照して説明する。図において、送信側光ファイバ3と受
信側光ファイバ7を伝送路として使用している光伝送シ
ステムが故障した場合、局外側伝送装置の光源部4bか
らの光信号をフレームモニタ装置17の受信部26で受
信する場合は、L×M光スイッチヘッド駆動部46をヘ
ッド部コネクタ47Bとマトリックス部コネクタ47b
が接続できる位置に移動して接続する。また、1×N光
スイッチヘッド駆動部48をヘッド部コネクタ49Aと
マトリックス部コネクタ49aが接続出来る位置に移動
して接続する。
【0059】上記接続にあたって、最終的な位置合せは
ヘッド部コネクタ49Aに装着したガイドピン50とマ
トリックス部コネクタのガイド穴51によって調節され
る。これにより、局外側伝送装置の光源部4bからの光
信号は受信側局外光ファイバ7および光合分岐器9を伝
達して、光合分岐器9において一部の光信号が光ファイ
バb(53b)へ分岐され、1×N光スイッチ44のマ
トリックス部コネクタ49aとヘッド部コネクタ49
A、およびL×M光スイッチのヘッド部マトリックス部
コネクタ47bとコネクタ47B、光ファイバ30を通
過してフレームモニタ17の受信部26で受信できる。
【0060】また、フレームモニタ装置17の第2受信
部で受信する場合には、L×M光スイッチ45におい
て、L×M光スイッチヘッド駆動部46を駆動してヘッ
ド部コネクタ47Cとマトリックス部コネクタ47bを
接続することによって、局外側伝送装置4の光源部4b
からの光信号をフレームモニタ装置17の第2受信部3
2で受信できる。
【0061】一方、局内側伝送装置の光源部1bからの
光信号をフレームモニタ装置17の受信部26で受信す
る場合は、L×M光スイッチヘッド駆動部46をヘッド
部コネクタ47Bとマトリックス部コネクタ47aが接
続できる位置に移動して接続する。次に1×N光スイッ
チヘッド駆動部48をヘッド部コネクタ49Aとマトリ
ックス部コネクタ49aが接続出来る位置に移動して接
続する。
【0062】これにより、局内側伝送装置の光源部1b
からの光信号は送信側局内光ファイバ2および光合分岐
器9を伝達して、光合分岐器9において一部の光信号が
光ファイバa(53a)へ分岐され、1×N光スイッチ
44のマトリックス部コネクタ49aとヘッド部コネク
タ49A、およびL×M光スイッチのヘッド部マトリッ
クス部コネクタ47aとコネクタ47Bを通過して、光
ファイバ30を介してフレームモニタ17の受信部26
で受信できる。
【0063】次に、光パルス試験装置11により、受信
側局外光ファイバ7の故障の有無を確認する場合につい
て、1×N光スイッチ44およびL×M光スイッチ45
の動作を図9を参照して説明する。先ず、L×M光スイ
ッチ45において、L×M光スイッチヘッド駆動部46
を駆動してヘッド部コネクタ47Aとマトリックス部コ
ネクタ47bを接続して、さらに1×N光スイッチ44
のマトリックス部コネクタ49aとヘッド部コネクタ4
9Aを接続する。
【0064】これにより、光パルス試験装置11から送
出した光パルスはL×M光スイッチ45、光ファイバb
(52b)、1×N光スイッチ44、光ファイバb(5
3b)、光合分岐器9を介して受信側局外光ファイバ7
へ挿入される。受信側局外光ファイバ7へ挿入された該
光パルスは、局外側伝送装置4の光源部4bの直近の受
信側局外光ファイバ7上に設置した光フィルタ型切分け
器6aに到達する。ここで該光パルスは光フィルタ型切
分け器6aによって反射され、反射光信号として、前述
の光パルスの進行経路を逆戻りする。
【0065】上記状態において、局外側伝送装置の光源
部4bからの光信号は上記反射光信号と同様に光合分岐
器9、1×N光スイッチ44およびL×M光スイッチ4
5を介して、通信光遮断フィルタ55点まで伝達する。
通信光遮断フィルタ55点において、局外側伝送装置4
の光源部4bからの光信号は遮断されて、上記反射光信
号は通過する。これにより、上記反射光信号のみが光パ
ルス試験装置11に到達して信号解析されて、受信側局
外光ファイバ7の故障の有無が試験できる。
【0066】以上に述べた1×N光スイッチ44および
L×M光スイッチ45の動作から明らかなように、1×
N光スイッチのヘッド部コネクタ49AがX心の多心光
コネクタで構成されるとき、1×N光スイッチ44およ
びL×M光スイッチ45の構成によって、L対M・N/
X(整数分)光スイッチができる。
【0067】このため、第5実施例の効果は、第1実施
例に比べて、大量の伝送路および光伝送システムの故障
切分け試験ができ、かつL×M光スイッチ45のヘッド
部コネクタを増設することによって、複数のフレームモ
ニタ装置17の受信部および警報検出部を増設できる点
で効果があり、他は同じである。このように、第5の実
施例は、本発明の光スイッチ10部に関するもので、大
量の伝送路および光伝送システムの故障切分け試験がで
き、かつL×M光スイッチ45のヘッド部コネクタを増
設することによって、複数のフレームモニタ装置17の
受信部および警報検出部を増設できる点で効果がある。
【0068】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、光伝送システムにおいて、局内側伝送装置から端末
機器までの全ての区間で故障判定ができ、切分け精度を
向上させることができ、電気通信・ユーザ設備分界点に
おいて自動的に全ての区間の故障切分けが実現できると
いう利点が得られる。また、この発明によれば、通信中
の回線から光合分岐器および光スイッチを介しての警報
内容の収集、符号誤り率の試験による伝送品質試験方法
と、光パルス試験器および光フィルタによる局外側光伝
送路の故障の有無の確認とを組合せることによって光通
信に使用する設備の故障切分けを行うため、従来に比べ
て一段と精度よく、かつ詳細な故障情報を提供すること
ができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す故障切分け装置の一
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すフレームモニタ装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す故障切分け手順を示
すフローチャートである。
【図4】同第1実施例を示す故障切分け手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第2実施例を示す故障切分け手順を示
すフローチャートである。
【図6】同第2実施例を示す故障切分け手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第3実施例を示すフレームモニタ装置
の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例を示すフレームモニタ装置
の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す故障切分け装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】従来の光伝送路故障切分け装置の一構成を示
すブロック図である。
【図11】光伝送システムにおいて、従来の回線レベル
での折り返し試験の折り返し点と警報信号の流れを示す
説明図である。
【図12】光伝送システムにおいて従来技術による故障
切分け手順を示すフローチャートである。
【図13】同従来技術による故障切分け手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 局内側伝送装置 2 送信側局内光ファイバ 3 送信側局外光ファイバ 4 局外側伝送装置 6a 光フィルタ型切分け器 6b 光フィルタ 7 受信側局外光ファイバ 8 受信側局内光ファイバ 11 光パルス試験装置 12 CPU 13 データベース 17 フレームモニタ装置(表示手段) 18 ディジタル交換機 20 送信側光ファイバ 21 受信側光ファイバ 30,31 光ファイバ 34,35,36,37 増設用受信部 38,39,40,41 増設用警報検出部 43 ROMパッケージ 44 1×N光スイッチ 45 L×M光スイッチ 46 L×M光スイッチヘッド駆動部 48 1×N光スイッチヘッド駆動部 50 ガイドピン 51 ガイド穴 52a 光ファイバa、52b 光ファイバb、52c
光ファイバc 53a 光ファイバa、53b 光ファイバb、53c
光ファイバc 54 光ファイバケーブル 55 通信光遮断フィルタ 56 制御線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金澤 傑 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 田中 郁昭 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 鈴木 秀喜 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−290031(JP,A) 特開 平3−249828(JP,A) 特開 平3−72724(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局内側伝送装置、光伝送路、局外側伝送
    装置、ユーザ端末機器等からなる加入者光伝送システム
    において、 前記局外側伝送装置近傍の光伝送路に設置した光フィル
    タ型切分け器と、 前記光伝送路の途中に設けた光合分配器と、 パルス光を前記光合分配器を介して前記光伝送路に挿入
    し、かつ、該パルス光の前記光フィルタ型切分け器によ
    る反射光を、前記光合分配器を介して取り込み、該反射
    光の位置または量のいずれか一方を、それに対応する、
    前記光伝送路の正常時に測定した前記反射光の位置また
    は量と比較することにより、前記光伝送路の故障の有無
    を判定する光パルス試験装置と、 前記局内側伝送装置または前記局外側伝送装置から前記
    光伝送路上に送信されている光信号を、前記光合分配器
    を介して取り込み、該光信号に含まれる警報信号または
    符号誤り率異常信号の少なくとも一方を検出する光信号
    監視装置と、 前記光パルス試験装置の故障判定結果および前記光信号
    監視装置の信号検出結果に基づいて、前記加入者光伝送
    システムを構成する各設備間における故障発生箇所の判
    定を行う判定手段と からなることを特徴とする光伝送シ
    ステムの故障切分け装置。
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